集中力の持続時間の法則!集中しやすい時間帯&集中力を高めるコツ
集中して物事に取り組もうと思っても、思うように集中できないことってありますよね。 人間の集中力には、時間が大きく関係しています。 長時間集中できないと悩んでいる人は、集中力が高くなる時間を理解していないのかもしれません。 集中力の持続時間の法則を知って、物事をスムーズに進めましょう。
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人間の集中力が続く時間には限りがある!
「さあ、やるぞ」と何かに打ち込むとき、集中力を切らさないことを意識してしまいますが、人間が気をそらさずに物事を取り組める時間には限界があります。
学生に多い、朝まで勉強するという行為は、集中力が続かないばかりか、頭の中に勉強した内容が入ってこない効率の悪い作業になります。
そもそも人間の集中力の限界がどのくらいなのかをご存知ですか?
人間がものすごく集中力を高めていられる時間は、たったの15分なのです。
そのため、ダラダラと徹夜で勉強するという行為は、そのときは理解しているつもりでもはっきりとは頭にインプットされにくい状態になっているといえます。
また、物事に集中して取り組めるのには時間帯も大きく関係しています。
人間の集中力が高まるのは、主に空腹を感じている時間帯のため、午前中なら目覚めて朝食が消化され、やや空腹を感じ始める10時~12時頃。
午後なら夕食前の16時~18時頃になります。
この時間帯については、生活リズムでも異なってくるので、食後3時間以上経った頃を目安にすると良いでしょう。
集中力が持続する時間の法則
集中力がすぐになくなってしまうという悩みは、法則を理解していないことから起こります。
さきほども述べたように、集中力が高い状態で持続する時間は、たったの15分です。
この15分という時間を理解できれば、物事をスムーズに進めるための段取りを組めるようになります。
学校の授業時間が何分か覚えていますか?
学校の授業時間は、基本的に45分となっています。
これは、15分×3を組み合わせている時間で、子供でも集中力が途切れないという理由のためです。
また、大学の講義ともなると時間は90分と倍になります。
「15分しか集中力は持続できないのに、なぜ90分なのか」と思われるかもしれませんが、人間の体は90分サイクルで活動するようにできています。
眠っている間のレム睡眠・ノンレム睡眠も90分サイクルです。
もちろん集中力の高い時間は15分であることには変わりないので、15分経ったら深呼吸など、軽く息を抜くことで90分間集中力を持続させることは可能なのです。
集中力を高める方法
時間を無駄にしないための、上手に集中力を高める方法を紹介します。
- 事前準備をしっかり行う
- 取り組む内容を1つに絞る
- 取り組む内容に必要ないことは気にしない
- 最長でも90分で休憩する
方法①:事前準備をしっかり行う
効率のよい作業が集中力を高めるポイントになります。
そのためにも、取り組む内容に必要なものを事前にしっかりと準備しておきましょう。
準備を怠って探しものが必要になると集中の糸は切れてしまいますよ。
方法②:取り組む内容を1つに絞る
あれもこれもと欲張って行うのは、気持ちが散漫になってしまって集中することすらできません。
高い集中力が続く時間はたったの15分であることを考えて、やるべきことを1つに絞って、効率良く進めましょう。
方法③:取り組む内容に必要ないことは気にしない
学校や会社といった1人ではない空間では、作業中に声をかけられることがあります。
集中して作業している最中に声をかけられると、手を止めることとなり同時に集中力も切れてしまいます。
できるだけ、取り組んでいる内容に必要ないことは気にしないですむ環境を作りましょう。
方法④:最長でも90分で休憩する
さきほども述べましたが、人間の体は90分サイクルになっています。
そのため、90分を過ぎてもダラダラと作業を続けるのは、集中力がどんどん低下してしまい、効率が悪くなります。
90分経ったら、軽くストレッチをするなど、リフレッシュをしましょう。
長時間集中力を続かせるコツ
15分しか高い集中力は続かないとしても、できるだけ長時間高い集中力を持続させたいと思いますよね。
ちょっとしたコツを知るだけで、集中できる時間を変化させることができますよ。
- 睡眠リズムを整える
- 仮眠を取る
- 瞑想をする
- 適度な運動をする
- バランスの良い食事を取る
- タスクは細分化する
- タイマーをセットする
- 気が散るものが目に入らないようにする
コツ①:睡眠リズムを整える
「15分だけでは作業に支障が出る」と感じるなら、まずは生活習慣の見直しをしてみましょう。
生活習慣の中でも睡眠リズムを整えることが重要なポイントになります。
人間の体は90分サイクルでレム睡眠・ノンレム睡眠を繰り返しているので、このリズムに合うようにベストな睡眠リズムを見つけてみましょう。
人によって眠りの深さのタイミングは異なるので、誰かのマネではなく、自分の睡眠リズムを探してみてくださいね。
就寝時の時間と起床した時間を少しずつずらしていくと、すっきりと起きることができる時間を見つけることができますよ。
コツ②:仮眠を取る
日中眠くなってしまうことはありませんか?
脳が休息を欲しているときは、できるだけ逆らわずに仮眠を取るようにしましょう。
仮眠はしっかり横になるのではなく、椅子により掛かるような姿勢で10分ほど目を閉じます。
短すぎると感じかもしれませんが、短時間の仮眠で案外一時的な疲れは取れてしまうものなのです。
コツ③:瞑想をする
朝起きたときや夜寝る前など、頭がうまく働かないと感じるときは、少し目を閉じて瞑想をしてみましょう。
頭の中をすっきりとさせることで、余計な考え事が消え去り、集中力を持続させることができます。
瞑想は眠ってしまうのとは違います。
目を閉じて深呼吸するようなイメージで行うものなので、眠ってしまわないように注意してくださいね。
コツ④:適度な運動をする
体を動かすことと集中力を持続させることには大きな関係があります。
体を動かしながらその日の会議の結果を振り返ることはできますか?
おそらく多くの人はできないでしょう。
体を動かすことは、気分をリフレッシュさせるだけでなく、体の中に溜まっている老廃物を排出させる効果もあります。
そのため、質の高い睡眠が取れるようになり、睡眠リズムが整いやすくなるのです。
コツ⑤:バランスの良い食事を取る
食事と集中力にどのような関係があるのか不思議に思う人もいるでしょう。
集中力を持続させるためには、体が元気である必要があります。
そのため、睡眠でしっかり休息を取り、食事で体に良い栄養素を補うことが重要になるのです。
忙しいと抜いてしまうこともある食事ですが、ヨーグルトに果物をプラスしたり、手軽に食べられるおにぎりに具だくさんのお味噌汁をプラスするなどして、手早く食べられて、かつ、バランスの良い食事の摂取を意識してみましょう。
コツ⑥:タスクは細分化する
業務タスクを細分化することも集中力を持続させるコツになります。
タスクをおおまかに仕分けしてしまうと、作業が多くなりすぎてしまい、集中力が途切れる原因にもなります。
できる限りタスクは細分化するようにして、一つ一つの作業が15分×3以内で終わるようにしましょう。
15分で終わるのがベストですが、そこまで細分化することは難しいので、最大でも45分以内を目安にすると、集中力が途切れることなく次の作業に移ることができます。
コツ⑦:タイマーをセットする
時間を意識することも集中力を持続させるコツになります。
この時間内で終わらせるという意識を持って作業するので、無駄なことを省いた作業を行うことができるのです。
できるだけ見えやすい位置にタイマーを置いて、時間を意識する習慣を付けてみましょう。
コツ⑧:気が散るものが目に入らないようにする
スマホが目の前にあると、ついSNSを見るという行為が習慣化されている人は注意が必要です。
作業に集中したくても、スマホが気になってしまい、作業に集中できなくなってしまいます。
また、周囲の人の会話が気になってしまう場合も集中力が途切れる原因になります。
できるだけ気が散るものは目に入らない位置に置くようにして、雑音をシャットアウトできるように音楽を聞くなど工夫しましょう。
集中力が落ちたときの対処法
集中力が落ちたときは休むのが一番ですが、それが難しいときもありますよね。
そのようなときにおすすめの対処法を紹介します。
- 深呼吸をする
- 冷水と温水を交互に手に当てる
- タスクを変える
対処法①:深呼吸をする
集中力が落ちてしまう要因として脳の酸素不足の可能性があります。
どうしても眠くなってしまうけれど、眠るわけにはいかない状況のようなときには、一度深呼吸をしてみましょう。
酸素を思い切り体内に取り込むことで脳が覚醒されやすくなります。
対処法②:冷水と温水を交互に手に当てる
少し席を離れる余裕があるのなら、冷水と温水を手や顔に交互に当てる外部刺激を試してみましょう。
冷水と温水を交互に当てる適度な刺激で、脳が活性化されやすくなります。
少し疲れを感じてきたときにもおすすめです。
対処法③:タスクを変える
今やっている作業に集中できないのであれば、いっそタスクを変えてみましょう。
作業内容が変えて、ほかのタスクをサクサク終わらせてしまうことで、つまづいていた作業に向き合う時間を確保することができます。
集中力の持続時間を伸ばせる努力をしてみよう
集中力が途切れやすいという人は、作業内容に無理があるか、ただただダラダラと続けてしまっているからのどちらかになります。
人間の集中力は想像以上に短いけれど伸ばすことはできます。
生活習慣の見直しやリフレッシュの仕方を工夫して、集中力が続く時間を伸ばす努力をしてみましょう。
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