美容師が髪をセルフカットするときのコツを伝授!すきバサミの使い方とは?
「前髪が気になる…」などセルフカットをしたいときは、多いのではないでしょうか。 今回は、髪を上手にセルフカットする方法やコツを紹介します。 さらに現役美容師に失敗しないセルフカットのコツをお聞きしました! 前髪を少し切りたいも、後ろ髪を切りたい方も、すきバサミを使いこなしたい方も、必見です。
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髪をセルフカットするメリット・デメリット
メリット
「前髪を揃えたい!」、「毛先だけ揃えたい!」と思うと、なんだか美容院代が勿体なく感じてしまいます。
セルフカットの1番のメリットは美容院代がゼロになることですね。
また、時間を節約できるのもメリットです。
美容院は予約が必要で、また行きたい日時が空いていないこともあるでしょう。
セルフカットはその時間の煩わしさもカットできます。
デメリット
髪のセルフカットは、慣れるまで失敗する可能性があります。
ロングからショートへのカットは難易度も高く、相当な技術が必要で、大胆なイメージチェンジは難しいでしょう。
また美容院で使うようないいヘアカット用のはさみを使用しないと多少のダメージも出てしまいます…!
髪をセルフカットするときに必要な物
必要な物①:ハサミ
髪のセルフカットに欠かせないのが髪の毛をカットするためのハサミです。
ハサミといっても様々な種類があります。
ヘアスタイルにもよりますが、通常、ヘアカット用のハサミとすきバサミを準備しましょう。
ヘアカット用のハサミは長めの髪をカットするのに必要です。
切れ味のよいハサミにすれば失敗も少なくなりますよ。
必要な物②:すきバサミ
すきバサミとは毛量調節用のハサミのことです。
これがあればセルフカットでもばれることはありません。
また直線的なはさみではないので、多少の失敗も隠せます。
特に前髪のセルフカットはすきバサミがおすすめ◎
必要な物③:コーム
コームは毛先を整えながらカットするのに必要です。
髪の毛にそのままハサミを入れてしまうと、歪んだり、斜めになったりする危険性があるからです。
平らなタイプのコームを定規のように使う事で、まっすぐと髪の毛を切ることが出来るでしょう。
必要な物④:ヘアクリップ
髪の毛をカットするときに、部分的にカットするのがポイント。
そのため、髪の毛を留めておくヘアクリップが便利です。
例えば、前髪を切るときに両サイドの髪の毛をヘアクリップで留めておけば、余計な髪の部分を切らなくて安心でしょう。
必要な物⑤:霧吹き
セルフカットするときには、霧吹きも準備しましょう。
髪の毛が乾いているとハサミをあてたときに髪の毛が逃げて行ってしまいます。
しかし濡れてると乾いたときに思ったよりも短くなってしまうため、前髪は乾かして切った方がいいですよ。
必要な物⑥:三面鏡
セルフカットするときは、全体がよく見える鏡がおすすめです。
手鏡を片手で持つ方法もありますが、一面の鏡では見えない方向もあるでしょう。
そのため、三面鏡を使います。
そうすると、見える範囲が広がって全体の髪の毛のイメージもしやすくなります。
必要な物⑦:ゴム
セルフカットするとき髪の毛をブロックに分けますが、ピンで留める方法もありますしゴムで留める方法もあります。
ロングヘアでへセルフカットするときに、ゴムで縛るという方も多いのではないでしょうか。
必要な物⑧:新聞紙
セルフカットするときは、部屋の中でやります。
髪の毛が落ちても片付けやすいように新聞紙を用意しておきましょう。
必要な物⑨:カットクロス
髪の毛を全体的にセルフカットするとき、カットクロスが便利です。
そのまま床に落ちるクロスもあれば、クロスの裾部分がおり曲がっていて、髪の毛をキャッチしてくれるクロスもあるので、自分が使いやすいクロスを選びましょう。
必要な物⑩:ヘアブラシ
ヘアブラシはセルカットする前に必要です。
髪の毛を切る前にきちんとブラッシングすれば髪の毛先も揃いやすくなります。
特に、スタイリングする前の髪の毛であれば、寝癖で浮いていることもあるので、髪の毛をまっすぐ下ろすようにブラッシングしましょう。
必要な物⑪:ドライヤー
髪の毛をセルフカットした後にはドライヤーで乾かして、仕上がりイメージを確認しましょう。
髪の毛は濡れた状態で見るのと、乾かした状態で見るのとでは印象が違います。
ドライヤーで乾かし仕上がりを見て、修正箇所があればそこを再びセルフカットしましょう。
必要な物⑫:バリカン
男性がセルフカットする場合はバリカンが便利です。
お母さんが子供のヘアカットする場合にも使えますよ。
ツーブロックのセルフカットを自分でしてしまう人も多いでしょう。
髪をセルフカットするときのコツ
セルフカットは難しいイメージがありますよね。
現役美容師・chiemiさんにコツをお聞きしたので、うまくセルフカットをしたい方必見です!
コツ①:仕上がりスタイルを明確にする
セルフカットする前に、どのようなスタイルにするのかをイメージしておくことが大切です。
どの部分をどのくらいカットすればいいのかを把握できます。
自分の顔の骨格も把握できればよりいいでしょう。
丸顔、面長など、自分の輪郭に合ったヘアスタイルを見つることが大切です。
コツ②:ブロッキングは細かくする
ブロッキングとは髪の毛を少しずつ束ねて分けて置く作業です。
この作業を細かくしながらセルフカットをすると失敗が少なくなります。
面倒だからと、ばっさり一気に切ってしまうとバランスが取りづらくなってしまいます。
細かくブロッキングすることで、髪の毛は切りやすくなり、全体のバランスも取れますよ。
\ POINT /
コツ③:すきバサミを使うときは内側から
セルフカットに重宝するすきバサミ。
すきバサミを使うときには、髪の内側からすくのがポイントです。
全体的にすきバサミを入れてしまうと、バサバサとまとまりのない印象になってしまいます。
そのため、内側の髪の毛をすくようにすれば、長めの髪でも重たい印象になりません。
\ POINT /
切りっぱなしボブのようなカットラインが揃った髪型よりも、レイヤーの入った動きのある髪型の方がごまかしが効きますよ。
コツは、根元付近にセニングを入れないことです。
根元付近にセニングを入れてしまうと取り返しのつかないミスをしてしまうので注意…!
髪をセルフカットするときのすきバサミの持ち方と使い方
持ち方
すきバサミの指を入れる部分には、親指と薬指を入れます。
大きい穴の方が親指です。薬指に突起がついているのでそこに小指をのせるようにしましょう。
一般的には、親指、薬指、小指のこの3つの指ですきバサミを支えて安定感を保っています。
使い方
すきバサミの基本的な使い方は、髪の毛を少しずつとってしっかりねじることです。
髪の毛をまっすぐにしたとき、バラバラにするためです。
すきバサミを入れるときには、横にして使うのではなくて縦に入れるようにしましょう。
すきバサミには凹凸の歯がついているので、その刃を上向きにして切れば髪の毛の内側をすくようにできるので仕上がりがよくなります。
全体的に使う
すきバサミを使うときは、髪の毛を全体的にボリュームダウンしたいときです。
髪の毛を細かくブロッキングして、少量ずつすいていきましょう。
ブロッキングしたら、髪の毛の半分よりも毛先側をすきバサミで切ります。
続いて切った場所から毛先側をまた半分から3分の1あたりをもう一度切りましょう。
すきバサミの種類によってスキ率も違うので、ハサミに合わせてカットしていくことで自然な感じでボリュームダウンしてきます。
部分的に使う
部分的に使うときも、必ず髪の毛をブロッキングしましょう。
続いて、切りたい部分に縦にすきバサミを入れていきます。
根元が短すぎると髪の毛がまとまらなくなるので、半分より下あたりを切るように意識しましょう。
前髪に使う
まずはカットしたい前髪を残して、サイドをヘアピンで留めます。
切りたい前髪はそのまま下ろすようにしましょう。
前髪をすく場合は、少しずつ縦にすきバサミを入れていきます。
前髪はハサミを持つ反対の手でしっかりと持ち、中央辺りからさみを入れます。
前髪を揃えるときは、髪の毛を強く引っ張らずに縦にはさみを入れましょう。
切りたい長さより心持ち下の辺りを切るのがコツです。
すきバサミを使った前髪セルフカットの方法
「とりあえず前髪だけ切りたい!」というときは多いですよね。
ぱっつん前髪と斜め前髪のカット方法をご紹介します。
さらに現役美容師・chiemiさんに前髪カットのコツをお聞きしたので、「前髪カットにいつも失敗してしまう!」という方、必見です!
ぱっつん前髪
頭の頂上から髪の毛をつまんで逆三角形になるように前髪を取りましょう。
またセンターの前髪1cmほど幅を残して左右にヘアピンで留めておきます。
長さは長めを意識して揃えて切ります。
切り終えたらサイドの左右の髪の毛を少しだけ取って同じように切りそろえましょう。
これを繰り返し、最後前髪の端にコームをあてて切りそろえれば完成です。
斜め前髪
まずは前髪以外の髪の毛をサイドにヘアクリップで留めましょう。
次に前髪の流す位置を決め、髪を取り分けます。
続いて斜めにしたい側の前髪で眉毛にかかる髪を斜めに取り、コームでとかしましょう。
とかし終えたら、指と毛先の三角のところをカットします。
最後に縦に髪の毛を取り、下にひねり、カットで整えます。
こうすることで、なじむ斜め前髪ができますよ。
Q. 前髪カットのコツは?
A. 普段のスタイリングに近い感じで切ること!
やり方は、まず黒目と黒目の間くらいの髪を切るイメージで分けとります。
その後ハサミを縦に入れて少しづつ切ると◎
ロングヘアの後ろ髪をセルフカットするときのポイントと注意点
ポイント・注意点①:ブロッキングする
ロングヘアでもブロッキングはしておきましょう。
ロングヘアやミディアムヘアの場合は、上部分、中部分、下部分の3つに分けましょう。
そしてカットするときは、下のブロックから切るようにします。
上のブロックは最終的には表面に出てくる部分なので、下から切ることで全体が馴染んで整ったスタイルになるでしょう。
上のブロックは下のブロックに合わせるようにしていまきす。
ポイント・注意点②:ある程度の長さまで切る
ロングヘアからミディアムにしたい場合は、少しずつ切らないで一気に肩辺りまでセルフカットしてしまいます。
長い髪の毛切るのは難易度が高いので切りたい個所より長めに残して、要らない髪の毛をカットしてしまった方が全体のイメージも掴みやすくなり、その後も整えやすくなります。
ポイント・注意点③:すきバサミで整える
ロングを短くセットするときは、普通のカット用バサミを使うでしょう。
しかし、仕上げはスキバサミを使うようにするのがポイントです。
普通のカットバサミだけでセルフカットに慣れていない人がカットすると不自然なヘアスタイルになってしまうからです。
毛先をすきバサミで仕上げるとナチュラルな仕上がりになるでしょう。
髪をセルフカットするときにおすすめのすきバサミ
おすすめ①:ステンレス製スキはさみ
ステンレス刃物鋼なので、高硬度で切れ味も抜群。
そして、その切れ味も長続きするのでコスパも良いでしょう。
ハンドル部分も持ちやすいデザインなので、扱いやすいすきバサミです。
おすすめ②:LICEL 高級ステンレス製 カットシザー
ステンレス製で切れ味が良いのでセルフカット初心者でも使いやすいハサミです。
人体工学に基づいたデザインなので持ちやすく滑りにくいハサミです。
また、すきバサミは引っかかりがないので思うようなスタイルに仕上がるでしょう。
おすすめ③:GBヘアセルフカット セット
通常タイプのはさみとすきバサミとのセットなので、これさえあればいつでもセルフカットが可能です。
また、リーズナブルな値段も嬉しいでしょう。
前髪をカット、気になるところをカットするならば2種類のハサミが入ったものがおすすめです。
セルフカットに挑戦してみましょう
何となく難しいイメージがあるセルフカット。
しかし、これを習得できればお金も節約もできて無駄な時間も節約できます。
セルフカットはいくつかのポイントを抑えれば難しいものではありません。
まずは、前髪など小さな部分から挑戦して、段階的にセルフカットの腕をあげていきましょう。
出典:Beauty navi
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
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続いて、後ろの髪です。
後ろは毛量が多いので3段くらいに分け、サイドの長さに合わせるようにカットするのが◎