アウターとは?アウター22種類の特徴一覧&選ぶときのポイント
アウターとは、防寒着はもちろん雨や風を避けるアイテムとしてもオールシーズン欠かせません。 コートやジャケットなどの種類も豊富なアウターは、春夏と秋冬でも着る種類が変わってきます。 メンズもレディースも共にファッションにも欠かせないアウターの種類を1つずつチェックしていきましょう。 季節ごとの選ぶポイントや、アウターとトップスの違いについてもご紹介します!
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アウターとは?
アウターとは、洋服の一番上に着る防寒着のことを指します。
英語で「外側の服」という意味がある「アウターウェア」という言葉から取って作られた和製英語なので、海外で「アウター」と言ってもあまり理解してもらえないでしょう。
英語では「jacket(ジャケット)」が同様の意味で使われているので、ぜひ覚えておきたいですね。
寒い季節に冷たい風から身を守るために羽織るのはもちろん、雨や雪から体を守ってくれる効果もあります。
保温効果もあり、暖かさをキープしてくれるのもアウターのおかげ。
また暑い季節の厳しい紫外線から肌を守ることができるようにUVカット加工がされたものや、キャンプや登山などのアウトドア向けに撥水加工が施されたものもあります。
そのときの用途に合わせて使い分けることが必要ですね。
アウターの種類【コート編】
コートとは、丈の長いアウターを指しています。
お尻の下まで隠れるデザインがほとんどで、最近ではくるぶしのところまであるロング丈も人気ですね。
コートのアウターの種類を1つずつ見ていきましょう。
種類①:トレンチコート
トレンチコートとは、春に着られることの多い薄手のアウターです。
もちろん丈の長さや程よい生地の厚みで、秋や冬の終わりのアウターとしても活躍してくれますよね。
ボタンはダブルで、トラッドな雰囲気が漂うのがポイント。
特徴的な肩のデザインは「雨避け」を意味しており、腰元をベルトでキュッと締めるのが特徴です。
種類②:ノーカラーコート
ノーカラーコートとは、襟のないアウターのこと。
最近ではトレンドのアウターとしても大人気で注目されているデザインです。
襟がないおかげで首回しがすっきりしており、ボリュームのあるタートルネックを着てもごわつかないという利点があります。
重ね着もしやすく、スタイリッシュに着こなせる着膨れのしないデザインが特徴です。
種類③:ダッフルコート
ダッフルコートといえば、ボタンではなく留め具で止めるのが印象的なアウター。
横長の木製の留め具で、ダッフルコートの象徴的なアイテムとして印象が強いですよね。
生地が厚手で、秋冬のアウターとしてはもはや定番。
フードが付いており可愛らしくカジュアルな印象、防寒対策もバッチリです。
種類④:Pコート
Pコートとはお尻までの短めの丈で学生にも愛用されることの多いスタイリッシュな印象のあるアウター。
シンプルながらもおしゃれな印象が得られるので、年代や性別問わず人気のある万能デザインです。
両サイドにポケットが付いているため、機能性も抜群。
スタイリッシュな印象はもちろんカジュアルな印象もあるので、いろいろなシーンで活躍してくれます。
種類⑤:モッズコート
モッズコートとはミリタリーな雰囲気が人気のアウター。
たっぷりのファーがついた大きめのフードと長い丈が特徴です。
もともとモッズコートとは、アメリカ軍の防寒着として着用されていたもの。
外に長くいても耐えられるほど機能性に優れており、風を通さないので寒さの厳しい季節も大活躍してくれます。
種類⑥:ステンカラーコート
ステンカラーコートは、コンパクトな襟が特徴的なアウターのこと。
袖はゆったりとしたラグラン袖で、肩がストンと落ちたように見えるのが特徴です。
ビジネス用のアウターとして着られることも多く、就活生のアウターといえばステンカラーコートと言ってもいいくらい定番。
ゆったりとした着心地とは裏腹に、着るとスタイリッシュに見えるきれいめ感が人気の理由です。
種類⑦:チェスターコート
チェスターコートとは丈が長めのコートで、フォーマルシーンはもちろんカジュアルシーンでも活躍するアウター。
きれいめな雰囲気が伝わってくるので、メンズ・レディースともに大人気です。
最近では色も豊富でおしゃれの必須アイテムとなりつつあります。
ストンと縦に落ちるデザインも印象的で、体全体のシルエットがスマートに見えますよね。
種類⑧:ムートンコート
アウターの中でも風を通さない防寒力はもちろん、保温性にも優れているムートンコート。
丈夫な作りで長く使い続けることもできます。
丈の長いタイプもあれば、少し短めでライダースのようなデザインになっているものもあるなど種類が豊富。
特にムートンの柔らかい雰囲気から、レディースの人気が高いのも特徴です。。
アウターの種類【ジャケット編】
ジャケットとコートの違いは、その丈感です。
ジャケットは腰より上のショート丈アウターを指しています。
お尻まで隠れるコートとは違った印象で、コンパクトな雰囲気ですよね。
ジャケットのアウターの種類を見ていきましょう。
種類①:ダウンジャケット
ダウンジャケットとは、生地の中にフェザーをたっぷり詰め込んでキルティング加工しているのが特徴のアウター。
たっぷりふわふわのフェザーのおかげで保温性も保湿性も抜群。
特に撥水性も高いことから雪国では必須のアウターです。
無地や柄入りなどデザインも豊富で年代問わず支持されています。
種類②:フリースジャケット
フリースジャケットとはふわふわとした毛並みが特徴の風を通さないアウター。
キャンプなどのアウトドアでも活躍し、今ではファッションのトレンドとしても多く活用されています。
コンパクトな毛並みのおかげで薄手でごわつかず、上から他のアウターを重ね着して着ることもできます。
長時間外にいる際に欠かせないアウターです。
種類③:キルティングジャケット
キルティングジャケットとは、その名の通りキルティング生地を使用したアウターのこと。
同じくキルティング生地を使っているダウンジャケットよりもボリュームや厚さは控えめで、柔らかい雰囲気。
秋に活躍するアウターで、シンプルなコーデやカジュアルスタイルとの相性が抜群。
キルティング生地なので保温性も高く暖かさもしっかりあります。
種類④:ライダースジャケット
バイクに乗るライダーたちのアウターとして定番のライダースジャケット。
ジッパーが多めでレザーの光沢感が特徴的、ロックやパンクといった印象に仕上がります。
春や秋のアウターとして定番になっており、高級感もあるのが魅力的。
レザー素材のおかげで風を通さず、冷たい風から身を守ることもできます。
種類⑤:テーラードジャケット
テーラードジャケットは、ジャケットの中の定番デザイン。
男性がスーツの上に着ているジャケットを、誰もが普段使いしやすいようなアウターとして作ったことから多くファッションに取り入れられるようになりました。
カジュアルなデニムとの相性も良く、フォーマルシーンでも大活躍。
レディースでは入学式などの行事に着る女性のフォーマルスーツにも取り入れられていますね。
種類⑥:ダブルジャケット
テーラードジャケットと同じ種類で、ダブルジャケットの方はダブルボタンになっているのが特徴。
ブリティッシュなファッションと相性が良く、きちんと感を出したい時にぴったり。
清潔感もあるため、デートなどに着ていく人も多いアウターです。
マリンテイストなコーデと相性抜群です。
種類⑦:ミリタリージャケット
ミリタリージャケットとは軍人の着ているアウターを指しているアウターのこと。
どこかミリタリーでワークウェアのような雰囲気が漂います。
モッズコートよりも薄手で、春や秋に活躍しやすいです。
アースカラーを取り入れたものが多く、カジュアルなアウターとしてよく利用されています。
種類⑧:Gジャン
Gジャンは、ジーンズ生地を使用したジャケットで、春や秋のアウターとしては定番です。
デニムジャケットと言うこともありますよね。
パンツにもスカートにも合わせやすく、ファッションをカジュアルでおしゃれにまとめてくれます。
最近では上下ジーンズ生地で揃えるファッションもトレンドですよね。
種類⑨:ブルゾン
ブルゾンとはウエストや袖口にゴムが入っているのが特徴のアウター。
最近ではゴムが入っていないデザインやノーカラーのものも出るなど種類が豊富です。
どんなファッションにも合わせやすく、風を通しにくいのも特徴。
ジャンパーと呼ばれることもありますね。
アウターの種類【その他】
コートやジャケットだけでなくその他にもアウターには様々な種類があります。
オールシーズン着こなせるアウターから、重ね着しやすいものまで豊富です。
1つずつ見ていきましょう。
種類①:カーディガン
オールシーズン着こなせるアウターといえばカーディガンですよね。
秋冬は保温性も高くざっくり編んだ太めの毛糸が特徴で、春夏はUVカットを特に意識した薄手で涼しげなサマーニットが特徴。
ボタンを締めて着るのもよし、羽織るだけでもよし、肩にかけるファッションもきれいめで人気です。
丈も短いものから長いものまで種類が豊富なので、年代を問わず幅広く着こなすことができます。
種類②:ベスト
ベストとは、袖のないアウターのこと。
ニットベストやダウンベストはもちろん、デニムベストや薄手のベストなど生地によって種類も豊富。
コートやジャケットの下に重ね着することもできてごわつかないのが人気の秘密です。
ダウンベストに長袖Tシャツ一枚と言うファッションが最も定番の着こなしですね。
種類③:ポンチョ
ポンチョとは、頭からすっぽりかぶって着こなすアウターのこと。
最近では前にボタンが付いていてカーディガンのように着こなせるデザインもあります。
女性らしい可愛さがゲットできるアウターで大人気です。
ベビー服のアウターとしても人気が高く、可愛さはどのアウターの中でもずば抜けていますね。
種類④:ウィンドブレーカー
雨や風に強いウィンドブレーカーは、マウンテンパーカーと呼ばれることもあります。
キャンプや自転車などのアウトドア用のアウターとして作られているため、その機能性は抜群。
メンズやレディースとも人気で、カジュアルな雰囲気を出したい時には欠かせないアウターとなっています。
ストリート系ファッションに取り入れられることが特に多いです。
種類⑤:パーカー
パーカーとは、とにかくカジュアルで誰でも馴染みのあるアウター。
前にジッパーが付いているため開けたり閉めたりといった着こなしも自由自在、カーディガンと同様にオールシーズン着こなしができます。
メンズレディースともに人気があって、フードが付いているのも特徴。
薄手で洗濯もしやすく色合いも豊富、安価で買えるのも魅力的です。
年代を問わず多くの人に親しまれていますよね。
アウターを選ぶときのポイント
季節によって最適なアウターは異なってきます。
秋冬や春夏で、気温にあったぴったりのアウターを選ぶことが大切ですよね。
覚えておきたいアウター選びのポイントを紹介していきます。
秋冬のアウター
寒さが厳しくなる秋冬には、冷たい風をしっかり防げるアウターを選ぶのがポイント。
厚手の生地が特徴的なダッフルコートはもちろん、まだ暖かさも残る時期ならライダースジャケットもぴったりです。
雨や雪が多くなる季節なので、撥水効果もあるとなおさらいいですよね。
モッズコートやダウンジャケットは暖かさもあり撥水効果もあるので秋冬には最適です。
特にダウンジャケットは中のフェザーのおかげで保温性や保湿性も抜群。
体が芯から冷えるのを守ってくれるため、特に冬は欠かせないアウターです。
春夏のアウター
ポカポカと暖かい春夏には、汗を逃しやすく通気性のいいアウターを選ぶのがポイントです。
まだ寒さの残る春の初めにはトレンチコートやテーラードジャケットがおすすめ。
梅雨の時期は雨から体を守れるウィンドブレーカーもぴったりですね。
夏は冷房の効いた屋内と暑い屋外との寒暖差を体が直に受けるのを防ぐため、持ち歩きのしやすいカーディガンやパーカーがあると便利です。
着脱がしやすいように軽くて折りたたみがしやすいデザインを選ぶのも、アウター選びのポイントです。
「アウター」と「トップス」の違い
トップスとは、体の上半身に着る服のことを指しています。
そのためアウターも実はトップスということになるんです。
一方でアウターは、前述した通り洋服の一番上に着る服のこと。
例えばベストは、ダウンジャケットの中に着るなら「トップス」ですが洋服の一番外側に着るのなら「アウター」と分けることができます。
ちなみにダウンジャケットの中に着たベストは確かに「トップス」なのですが、厳密にカテゴリーとして分けると「インナー」になります。
「アウター」の逆で、服の中に着ている服が「インナー」なんですね。
つまりトップスは体の上半身に着る服を全てまとめたカテゴリーのことで、アウターはそのトップスの中の1つということ。
そのためトレンチコートやライダースジャケットなど「絶対外側にしか着れないよね?」と思われるようなものも、全て「トップス」というカテゴリーに含まれるんですよ。
アウターとはオールシーズン欠かせないマストアイテム!
コートやジャケットはもちろん、カーディガンやパーカーなども含めるとアウターはかなり種類が豊富。
アウターの印象次第でファッション全体の印象も変わります。
アウターは季節に応じた機能性も備わっているため、オールシーズン欠かせないアイテムです。
ぜひそれぞれの特徴をつかんで、ファッションをもっと楽しくおしゃれに楽しみましょう!
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