当て馬の意味とは?当て馬キャラにされやすい人の10の特徴
当て馬という言葉の意味はどのようなことを言うのか良く分からないという方もいるかもしれません。 当て馬にされるのはつまらないですし、恋愛系の漫画では当て馬のキャラは本命と一緒になることは少ないです。 当て馬の意味や当て馬キャラにされやすい特徴、回避する方法、当て馬と間違えやすい言葉などを紹介します。
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当て馬の意味とは?
他の生き物のことを指すと思っている方も多いですが、当て馬は人間のことをあざけって使われる場合もあります。
元々はメスが発情するかどうか、試しにあてがわれるオスの馬のことです。
人間に使う場合は、弱い存在の人を本命の人にあえて当てて競わせ、本命の人の能力を見極めるために使われる人のことを言います。
もしくは、相手の勢力を弱くするために、同じ派閥の人をそそのかして袂を分かつように仕向ける意味で使うこともあります。
恋愛や選挙、スポーツ、職場などあらゆる場面で使われるでしょう。
当て馬として利用されやすい人の特徴【性格編】
様子見に使われやすいのはどのような特徴を持った方か例を挙げます。
- 控えめ
- 利害関係がある
- 弱気な人
- 我慢強い
- 口が固い
利用されやすい人の特徴をそれぞれの例を詳しく説明します。
特徴①:控えめ
最も便利な駒のように使われやすいのは、普段から遠慮がちで表に出ない人です。
身近な人を選ぶと人を利用してのし上がろうとする嫌な奴というイメージを与えます。
目立たないので、周囲の人に当て馬として使ったことがばれにくいでしょう。
職場などの仕事関係で、利用されることが多いです。
特徴②:利害関係がある
相手と利益を共有できる場合に、様子見として利用されるのを買って出てくれる場合があります。
恋愛で当て馬を使う場合、相手が自分に気があるか試すことがあります。
利害関係が一致する異性の人に惹かれているふりをして、自分に恋愛感情があるか見てみることもあるでしょう。
選挙戦などでも、相手候補者の勢力を弱くするために、同じ派閥や政党の関係者から、利害関係が一致する人を当て馬として候補者を出すこともあります。
特徴③:弱気な人
普段からの他人の動向を気にして、顔色をうかがいながら人付き合いする人は、気が弱いことが多いです。
頼みを断れない性格を利用して、当て馬にされる場合があるでしょう。
本人は様子を見るために使われていることに気づいていますが、今後の付き合いを考えて断れない場合があります。
特徴④:我慢強い
普段から辛抱しがちな人も、相手が図に乗って利用されやすい面があります。
余程のことをされても、利用されたことに気づいたとしても、我慢をして言わない場合があります。
安心して当て馬にしようと考える、ずるがしこい人もいるでしょう。
仕事などで、上司や同僚に利用されてしまう場合が考えられます。
特徴⑤:口が固い
無口というわけではなく、あまり人に秘密を漏らさない人も当て馬にされやすいです。
信頼できて、他の人に企んだ人がいるとはばれにくいので、安心して頼めます。
仕事や恋愛に限らず、あらゆる場面で利用されやすいです。
当て馬として利用されやすい人の特徴【言動編】
様子を見るような使われる方について、どのような口ぶりが見られるか例を挙げます。
- 媚びる
- イエスマン
- 自分を過小評価する
- 自己主張が少ない
- 軽薄な感じの言動
それぞれを項目ごとに詳しく説明します。
特徴①:媚びる
太鼓持ちのような、へつらってお世辞を言ったり、こびを売ったりするような口ぶりの人が、当て馬として使われやすいでしょう。
見返りや目的があって、対象の人に媚びるようなそぶりがみられます。
頼めば当て馬としての役割を果たしてくれるでしょう。
その代わりしっかりとお返しをしないと、後からやったことをばらされたり、相手に寝返ることがあるので注意が必要です。
特徴②:イエスマン
すっかりと人に心を奪われていて、その人の言うことなら何でも肯定的に見てしまう人もいます。
頼まれると喜んで当て馬になる場合もあるでしょう。
絶対服従で、何でも「はい」とか「そうだね」と肯定してしまう言動をしています。
特に、片思いでも恋愛感情を持っていたり、恩義に感じて尊敬していたりするのであれば、進んで役割を果たしてくれるでしょう。
ただ、裏切られたと感じた場合、所詮便利屋として使われたに過ぎないと分かった場合に、かわいさ余って憎さ百倍となり仕返しをされることもあります。
特徴③:自分を過小評価する
卑屈になっていて、「どうせ私なんて~」という言動が多い場合も利用されやすいです。
自分を否定して過小評価する気持ちが強いので、当て馬に使われてもあまりショックを受けないこともあります。
プライドも低いので、別に利用されても仕方がないと感じているところもあるでしょう。
他の人に立場上負けて悔しいという気持ちが少ないので、特にスポーツや恋愛で、便利に相手の様子見で使われることが多いです。
ただ、恨みが積もり積もった場合は、後から爆発して手ひどい仕返しを受けることも考えられるので、相手を軽く見ないように注意が必要です。
特徴④:自己主張が少ない
「自分が、自分が」と前に出る人とは反対で、あまり主張をしない寡黙な人も当て馬にされます。
主張するタイプは、利用されると怒りますし、それ以前に頼もうとするとはっきりと拒絶されます。
嫌みを言うこともあるでしょう。
反して、寡黙で自己主張をしない人は、利用されることは分かってもはっきりと嫌だと意思表示をしませんし、黙って使われることもあります。
ただ、注意しなくてはいけないのは黙っていて扱いやすいからと言っても、心の内は分かりません。
後々に何かのために反対に利用してやろうと考えている場合もあるでしょう。
特徴⑤:軽薄な感じの言動
あまり深く考えていないタイプの言い方をする人や、軽い感じの人が言葉巧みに当て馬に使われることがあります。
人に担がれやすく目立つことが好きなため、様子をみるために使われたのではなくて能力を見込まれて頼まれたと感じます。
人の反応を見るのが面白くて引き受けることもあるでしょう。
お調子者の人が多いので、歯の浮くようなお世辞や前向きな言葉に載せられて行動してしまいます。
口が軽い人も多いので、実行する前に簡単に他の人にばれてしまうこともあるでしょう。
当て馬というワードが使われるシチュエーション
恋愛
本命の男性がいる場合、相手が自分に気があるかどうか分からないことがあります。
恋愛で使う場合は、あえて自分に気がある他の男性の誘いに乗るふりをし、本命の彼の気持ちを確かめようとすることを、当て馬にすると言います。
キープの人や気があると騙した人が本気にした場合や、本命が失恋したと勘違いをして身を引いてしまうリスクがあるので注意が必要です。
買い物
ネットショッピングで欲しい物があったときに、買おうと考えてもレビューや評価、口コミがなく不安な場合があります。
福袋の場合でも中身が分からずに購入して良いかどうか迷うこともあるでしょう。
買い物で当て馬を使うという場合は、同じ物を探している友達にさりげなく、「○○ってすっごく良いんだって!」と勧めて買わせることです。
後から使った感想を聞いて、買うかどうか判断ができるでしょう。
非常にちゃっかりとしたずるい方法です。
スポーツ
野球であれば、FAやトレードなどで他チームから移籍させた選手を当て馬に例えることがあります。
すでにポジションがかぶるレギュラー選手がいるところでも、あえて選手を入団させ競わせて力量を見極めます。
資金に余裕があるチームが行う手法です。
移籍してきた選手が劣る場合は、元からいる選手が十分な力を付けていると分かります。
元の選手の能力がないことが分かる場合は、控えに回ったり、他のポジションに回ったりしてチーム力を整えることも可能でしょう。
営業
営業の場合は二通りのシチュエーションが予想されます。
自社が顧客の当て馬にされる場合は、購入や業務を依頼するつもりもないのに見積もりを要求されて、ライバル会社の商品やサービスの値引き交渉に使われることがあります。
自社側が使う場合は、実際に購入する顧客かどうか判断が付きかねる場合に、経験の浅い営業を担当者にして、顧客の様子見に当て馬として使うこともあるでしょう。
相手が真剣に利用の検討をしていることが分かれば、熟練した営業担当に交代をさせて、細かい所まで条件を詰められるようにします。
企画会議
企画会議で当て馬を利用する場合は、企画案を通すことになっている本命の人がいる場合、建前として用意することがあります。
1人だけ案を出して通すとえこひいきだと言われそうな場合、当たり障りのない人を選んで企画を出させ、競わせるふりをします。
後で利用した人にばれた場合、本命の人や依頼をした人は恨まれる可能性が高いです。
社内事情
主に人事異動の時期のシチュエーションで使われます。
所属している部署で人事異動が予想される場合があるでしょう。
自分が異動になるかどうかとか、やりやすい上司か同僚が来るのかとか心配になることもあります。
把握していそうな人に当て馬になってもらい、誰が異動になりそうか人事の担当者に代わりに聞いてもらう場合に使えます。
選挙戦
地区の候補者に絶対当選しそうな人がいる場合、相手の勢力を割く目的で使う場合があります。
強い候補者と同じ政党にいる人がいて、候補者に選ばれなかったことで強い不満を持っていることがうかがえるでしょう。
候補者に選ばれなかった人に立候補を持ち掛けてそそのかし当て馬にさせ、その政党の勢力を二分します。
自分や自分が応援する候補者が、ちゃっかりと当選するように仕向けられる悪賢いやり方です。
BL
恋愛の漫画などで使うシチュエーションもあります。
BLでは主人公を好きになる当て馬のキャラがいます。
他に本命の人が現れて、そのまま身を引くことが多いです。
しかし、そのキャラクターの奥ゆかしさやひたむきさ、主人公を思う一途さが人気を呼び、スピンオフなどの番外編で主人公になることがあります。
当て馬にされないための対処法
便利に使われて終わりにされないように、自分の身を守るやり方を紹介します。
- きっぱりと断る
- 持ち掛けた相手と距離を置く
- 自分で行動した方が得だと説く
それぞれの方法について詳しく説明します。
対処法①:きっぱりと断る
相手から依頼があった場合は、返事を曖昧にせずにその場で「お断りします」と返事をしましょう。
持ち掛けてきた相手は、断れない性格であること、反論しないこと、おとなしく口を割らないことを見越していることがあり、こちらの存在を軽く見ていることがあります。
当て馬にされると、頼んだ本人だけでなく回りの人に馬鹿にされる恐れがあります。
それでも無理強いされることがあっても「引き受けられない」、「難しい」と「絶対無理」と、強い口調で引かないようにしましょう。
対処法②:持ち掛けた相手と距離を置く
当て馬を依頼した人は、一度断っても再度しつこく言ってくることがあります。
「あなたでないとだめ」と言われ、無理矢理押しつけることもあるでしょう。
持ち掛けてきた相手とはできるだけ距離を置いた方が良いです。
仲間はずれになった場合は、寂しいですがそれだけの関係であったと割り切りましょう。
もう付き合いをしないつもりであれば、頼まれても何もしない、自分には難しかったからと言って、あえて動かないようにしても良いでしょう。
打算での人間関係は、自分の心を消耗させるだけです。
対処法③:自分で行動した方が得だと説く
相手が軽い気持ちで頼んでいる場合には、「あなた自身でやってみた方が良いんじゃない?」とのせて、自分で行動するように仕向ける方法もおすすめです。
当て馬を仕向けても、その人が予想したようには上手く行かないこともあります。
相手をおだてて「○○さんじゃないとできないことだから」、「自分で動くと相手から感謝されるかもよ」と声をかけて上げると良いでしょう。
相手がお調子者であるほど、その気にさせられます。
「当て馬」と「かませ犬」「種馬」の違い
かませ犬との違い
噛ませ犬は、対戦した相手が自信を持てるように強くするための存在を指しています。
期待をしている人が大きく成長できるように、一線を引いた存在と競わせて自信が持てるようにした存在です。
当て馬には、相手を強くさせるという意味がありません。
正当な力があるか、その人の能力を見極めるために会わせる当て馬とは大きく違います。
種馬との違い
繁殖や種の改良の為に飼っている優秀な遺伝子を持ったオスの馬のことを種馬といいます。
現役を引退したオスの優秀なサラブレッドを指すことが多く、人間で言えば子供ができた場合の相手の男性を指すことがあります。
優秀な種馬をメスに合わせる前に、メスが発情するかどうか様子を見て、メスを見極めるために使われるが当て馬です。
当て馬にされるオスは、別に優秀な馬でなくても構いません。
当て馬には絶対ならないようにしよう
馬の世界でも人間の世界でも、当てつけや様子を見るために使われることに変わりはないため、当て馬のキャラにはならないように注意しましょう。
依頼する相手からすると、絶対に断らないとかしゃべらないと思われて軽く見ていることがあるため、話にのらないように注意が必要です。
あまりにも失礼で何度も頼まれることがあれば、きっぱりと断り、関係を切ってしまうことも大事です。
人間関係を損得で見ていることもあるため、かえってすっきりするでしょう。
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