自己愛が強い人の特徴7個!原因&自己愛の強さを自覚した時にすべきこと
自分を愛することはとても大切な事ですが、自己愛も強くなり過ぎると周囲に迷惑をかけることも。 この記事では、男女200人を対象に「自己愛の強い人の特徴」「自己愛の強い人とうまく関わるためのポイント」などをアンケート! 自己愛が強いのは人によって違いますがその原因は何か、自己愛が強いと言われてしまう人とかどのような人のか。 また、自己愛が強いなと感じた時にすべきことも見ていきましょう。
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「自己愛が強い」とは?
自分自身を愛する気持ちを自己愛といいます。
また、その感情が強い傾向のある人はナルシストと呼ばれています。
自分を愛する気持ちが強過ぎると様々な問題が生じてきます。
なぜなら、自分が一番、自分は特別と考えているので、実際の自分とのギャップが生じて不具合が出てくるからです。
そして、酷い場合は自己愛性パーソナリティ障害を疑う必要性も出てきます。
自己愛性パーソナリティ障害とはありのままの自分を愛することが出来ず、誰よりも優れていて、誰よりも特別な人でいなければならないと思いこんでしまう病気です。
男女200人に調査!自己愛が強い自覚のある男女は4割!
あなたは自己愛が強い方ですか?
実際どのくらいの男女が、自己愛が強いと自覚しているのでしょうか。
男女200人にアンケートをとりました!
Q. あなたは自己愛が強い?
なんと男女ともに約4割が「はい」と回答しました!
意外にも自己愛が強いと自覚している男女は多くいましたね。
しかし自己愛が強いと自覚をしていない方もいます。
そうなると自己愛が強い方は、さらにいるのでしょう。
男女200人に調査!自己愛の強い人の特徴
自己愛が強いと言われると、どんな特徴を思い浮かべますか。
男女200人に自己愛が強い人の特徴を聞きました!
Q. 自己愛の強い人の特徴を教えて
男性のコメント
自分中心で物事が進むと思っている人、私がいないと~みたいな感じ。(35歳)
インスタグラムなどでやたら自撮り写真等をアップしている人。(31歳)
相手のことより自分を優先して、自己への罪悪感もない人。(29歳)
プライドの高い人。喋り方ですぐにバレます。 (34歳)
自分が一番だと思っていたり自己評価が高いひと。(25歳)
女性のコメント
自分自身がとにかく好きでたまらない。何事も自分が1番だと思っている。(30歳)
人の話をきくより自分の話をすることの方が多い。(34歳)
自分のことばかり考えて周りの人たちのことを考えないこと。(35歳)
自分が1番正しいと思っていて、絶対に他人を認めず、自分の非を認めない。(31歳)
何でも自分が一番でありたいがゆえに相手を蹴落としてまで自分のプライドを保とうとする。(34歳)
自己愛が強い人は、基本的に自分が1番で行動しているようです。
自分のプライドのためなら他人を犠牲にするとの意見も!
また、自撮りをSNSによく載せるような方も、自己愛が強い特徴なのでしょう。
自己愛が強すぎ周りに迷惑をかけるほどになると、あまり良い印象ではないですね。
では、さらに自己愛が強い人の特徴をみていきましょう。
自己愛が強い人の特徴
自己愛が強い人特徴を見ていきます。
- 自分が一番だと思っている
- 自己評価が高い
- 根拠のない自信を持っている
- 他人に興味がない
- 勝てる勝負しかしない
- 周りを見下す
- 恥をかくのが何よりも苦手
具体的に見ていきましょう。
特徴①:自分が一番だと思っている
自分に自信があり、自分が誰よりも優れていると思っています。
そのため、自分が正しいと思っていて、誰かが反論しても耳を貸すことはないでしょう。
また、自分を愛するあまり、自分の事を批判するような人とは付き合うことはしません。
逆に、自分の事を褒めてもちあげてくれる相手といると心地よいので、そういう人達ばかり付き合うでしょう。
特徴②:自己評価が高い
自己愛が強い人は自分への評価が甘いところがあります。
自分は他の人よりもできる、他の人よりも才能があると思っていますが、実際のところはそうではないでしょう。
そのため、仕事で自分よりも同僚が実績をあげたりすると言い訳して自分の事を守ろうとします。
「上司に好かれているから」「たまたま運が良かっただけ」など評価が間違っていることを主張するでしょう。
特徴③:根拠のない自信を持っている
自己愛が強い人は自分に自信のある人。
自分は完璧だと思っているので自信を持つのは当然でしょう。
しかし、周囲から見るとその自信はどこからきているのか理解できないことがしばしば。
でも、周りの評価は気にしませんし、自己愛が強い人は絶対的な自信を持っていますし、それを疑う事もないでしょう。
特徴④:他人に興味がない
自分が大好きなので他人に興味がありません。
話をしていても主語は私。話の内容もいかに自分が凄いかという自慢話も多いでしょう。
そして、会話をしていてもキャッチボールができません。
なぜなら、自分の事しか話さないからです。
普通の人は「昨日の休みなにしていたの?」と聞けばとりあえずその質問に答えて、「あなたは?」と聞くでしょう。
しかし、自己愛が強いほど話を他人に振ることはありません。
特徴⑤:勝てる勝負しかしない
自己愛が強い人は人に負けることが大嫌い。
そのため、勝負をする時には勝てる相手しか勝負を挑みません。
そのため、負けた時には「わざと負けてあげた」と言ったり、勝つまで辞めなかったりと面倒くさい展開になるでしょう。
そして、自分が困った時に素直に人に頼めないのも自己愛が強い人。
なぜなら、誰かに弱みを見せることになってしまうからです。
そういう姿を見せるくらいなら自分で何とかしようとするでしょう。
特徴⑥:周りを見下す
自分が一番なので周囲の人を見下しているでしょう。
周りの人は自分よりも劣っていると思っているので、態度や言動からそういう所が見受けられます。
また、自分に甘く優劣をつけたとしても自分の物差しだけで測っているところがあり正しい評価とは言えないでしょう。
そして、どう見ても相手が優秀とわかれば関わりを持たないようにします。
その上、その優秀な人を周囲が褒めているのを聞くと自己愛の強い人は不機嫌になるでしょう。
特徴⑦:恥をかくのが何よりも苦手
自己愛が強い人は恥をかくことを一番恐れています。
とにかく、格好悪い姿を見られたくない、誰かに負けた所を見られたくないと思っています。
そのため、自虐的な話で人を笑わせたり、自分の失敗談で笑わせたりするようなことはないでしょう。
万が一、恥ずかしい思いをしたとしたら全力でそれを隠そうとします。
男女200人に調査!自己愛の強い人の「恋愛」の特徴
自己愛が強い方は、恋愛においてどのような特徴があるのでしょうか。
男女200人に自己愛が強い恋愛の特徴を教えてもらいました!
Q. 自己愛が強い人の恋愛の特徴を教えて
男性のコメント
自分のことを過大評価しているため、相手に求めすぎる。(25歳)
基本自分が可愛いと思っている人が多いと思うので、付き合った彼氏などに対して自分が優位に立ちたいと思う人が多い。自分を大切にしてくれて当たり前。お酒を飲んだ時も迎えにきてくれて当たり前など。。 (31歳)
自分の相手に対する気持ちを全面に押しつけて、相手からの愛情をその見返りとしか考えられない。(29歳)
プライドが高く、なにをするにしても俺に任せろ、私に任せろのように頼りになる人か多い。(25歳)
約束などをする際に自分のスケジュールを中心にする。(32歳)
女性のコメント
常に相手が自分のことを考えてくれていないと嫌で、他の女の子と話しただけで怒っている。(27歳)
言い訳が先にきて非を認めない人が多い気がする。(25歳)
相手の事が好きというより恋愛している自分が好きなところ。それゆえ相手から別れを切り出されても自分に落ち度がないと思い、相手を悪く言う。 (27歳)
彼氏と連絡が取れなかったり、友人たちと遊びに出かけるだけでヒステリックになりがち。私は愛されるべきというスタンスが、自己愛が強い人の恋愛特徴です。(29歳)
愛を無限に欲しがる。愛されることだけがすべてで、ステータスのように感じている。(26歳)
自己愛が強い方の恋愛は、自分が優位に立つ恋愛なのでしょう。
パートナーが自分を愛してくれることは当たり前で、感謝が少ないのが特徴なのではないでしょうか。
また、自分の理想をパートナーに押し付け思い通りにいかないと、機嫌が悪くなるなんてことも。
自己愛が強い恋人をうまくコントロールするのは至難の業かも……。
では、自己愛が強い人の恋愛の特徴をさらに紐解いていましょう。
自己愛が強い人の恋愛の特徴
自己愛が強い人の恋愛傾向を見ていきます。
- 自分が優位に立つ
- 理想を押し付ける
- 自分本位の恋愛
- 恋人はアクセサリーの一部
特徴①:自分が優位に立つ
恋人と付き合った時には常に自分が優位に立つ関係であろうとします。
そのため、付き合うと言うよりも付き合ってあげているという認識でしょう。
そのため、恋愛は自分の意のままになると思っています。
そういう認識でいるので恋人が自分に不満を言う事があると途端に機嫌が悪くなるでしょう。
また、そういう意識が態度に出てしまい上から目線だったりします。
特徴②:理想を押し付ける
自己愛が強い人はこのような恋人と付き合いたいという自分の理想を押し付けてくるでしょう。
そのため、服装に文句をつける、髪型を変えるように強要するなど、その人自身の個性を認めようとしません。
とにかく、自分の理想に近づけることしか考えておらず恋人のことはどうでも良いのでしょう。
特徴③:自分本位の恋愛
自分の理想を押し付ける自己愛が強い人なので、恋愛の仕方も自分本位です。
恋人との付き合い方はもちろん、デートの仕方など自分が考えているものを実現しようとするでしょう。
そのため、それに反対するような恋人ならば喧嘩が絶えません。
そして、それに飽きてしまうとすぐに別れを切り出すことも。
すなわち、自分の思い通りにならない恋愛には興味がないのです。
特徴④:恋人はアクセサリーの一部
恋人は自己愛が強い人にとってアクセサリーと同じです。
自分が格好良く見える、周囲から羨ましがられるなど、自分本位の考えをしています。
時には自分を引き立てるために恋人を選ぶこともあるでしょう。
また、自分の事が一方的に好きでいてくれれば、それは自己愛の強い人の自尊心を満たしてくれるので、相手の事を好きでなくても付き合う場合があります。
自己愛が強い人が恋愛で起こすトラブル
トラブル①:モラハラやDV
時にはモラルハラスメントや暴力的なことに発展するケースもあります。
これは、自分が好き過ぎて恋人は自分よりもレベルが下と思っていることから発生します。
その気持ちが強くなれば恋人に対して高圧的な態度になり、思い通りにならないと癇癪を起こすでしょう。
そして、反抗するような態度を取られると手を上げることになるのです。
トラブル②:束縛する
束縛が強くなるのが自己愛が強い人。
なぜなら、自己愛が強い人が大切にしているのは自分で恥をかくのが許せません。
そうなると、それを避けるために恋人を縛りつけようとします。
なぜなら、浮気しているかどうかを把握できて、それが安心材料となるからです。
また、束縛しておかないとせっかく自分の理想に近い恋人に仕立てたのに、他人の意見やアドバイスで変化してしまうかも知れないと思うからです。
男女200人に聞いた対処法!自己愛の強い人とうまく関わるために
周りに自己愛が強すぎる人がいると、困ってしまうことがありますよね。
そんなとき、どんな対処をすればいいのでしょうか。
男女200人に、自己愛の強い人とうまく関わるためのポイントを聞きました!
Q. 自己愛の強い人とうまく関わるためのポイントを教えて
男性のコメント
歯向かっていくのではなく、受け入れてそのうえでどうしてほしいかをちゃんと伝える。(25歳)
いかに自分の感情を殺して付き合えるか。感情移入種るとイライラするので、客観視して見ることが大切だと思う。(31歳)
その人の自己愛を傷つけない事が大前提だと思います。(35歳)
絶対に相手を否定しないようにうまく肯定することを心がける。(31歳)
ある程度は話を聞き流す事。ストレスを感じてしまう前にある程度は投げましょう。(34歳)
女性のコメント
その人の言うことをすべて真に受けないこと。(35歳)
相手をあまり否定しないようにしながらも、過度に褒めたりして依存されないように少し距離をおいて関わる。(25歳)
聞き手に徹する。自分から話を振らない。(29歳)
ほめてあげる。自己愛が強い人は自慢も多くなりがちなので、話を聞いて、適度にほめてあげることが大切。(26歳)
その人の話を聞く、否定しない。(25歳)
基本的には聞き手に回ることがいいのでしょう。
否定的な意見を言ってしまうと仲がこじれてしまうこともあります。
話をよく聞き適度に褒めてあげることをオススメします。
しかし構い過ぎてると依存されてしまうことも!
ちょうどいい距離感を保ちながら接すると、うまくいくのではないでしょうか。
では、さらに対象方法を解説します!
自己愛が強い人への対処法
自己愛が強い人との関わり方を見ていきます。
- 同じ土俵に上がらない
- 認めるべきところは認める
- 個性として扱う
- 褒めながら注意を促す
- 関わらない
では、具体的に見ていきましょう。
対処法①:同じ土俵に上がらない
自己愛が強い人と対抗することはやめておきましょう。
例えば、自分のことを凄いと思っている人に対して、私の方が優れていると競うようなことです。
それでは自己愛の強い人と衝突するだけ。
なぜなら、どのような説明をしても自己愛の強い人は自分が一番だと思い込んでいるから。
そのため、比較する、競うなど同じ土俵に立たないことがポイントです。
対処法②:認めるべきところは認める
自己愛の強い人でもどこか認めるべき点はあるはずです。
誰しも長所があるのでその部分まで否定せず、良い部分は褒めるようにしましょう。
自己愛が強い人は誰よりも自信を持っています。
しかし、自信がなくていつもおどおどしている人もいるでしょう。
だからこそ、自信のある所は自己愛の強い人の長所だと捉えれば良いのです。
自信があればいつも堂々としていられますし、ストレスも溜まりません。
そういう点は認めてあげましょう。
対処法③:個性として扱う
人を変えるのは難しいでしょう。
まして、性格的なものはなかなか変えられるものではありません。
それならば、自己愛が強い人もその人の個性だと考えれば楽になります。
すなわち、自己愛が強い人の振る舞いを見て腹を立てるのではなく「ああいう人だから」と諦めてしまうのです。
そうしていれば最終的には「自己愛が強い人がやりそうなこと」と気にならなくなるでしょう。
対処法④:褒めながら注意を促す
自己愛が強い人は褒められるのが大好きです。
そのため、言いたいことがある時には褒めながらさり気なく注意するのが良いでしょう。
例えば、高い洋服を着てきて自慢していたら「凄く素敵で似合っているけど、値段を言うと良さも半減しちゃうよ」と言ってあげれば自己愛が強い人でも少しは学習するかも知れません。
対処法⑤:関わらない
究極の方法として自己愛が強い人と関わらないことです。
一緒にしてストレスを感じてまで仲良くする必要がないでしょう。
しかし、仕事上、関わらなくてはならない時には、最低限のやり取りにしてプライベートは付き合わなければ良いでしょう。
その上、自己愛が強い人は自分の事しか考えていないので、人として付き合っていても何かあった時に手助けしてくれないとわかっているので関係を断っても問題ありません。
自己愛が強い原因
自己愛が強い原因は何かを見ていきます。
- 親の教育
- 発達時のトラウマ
- 本来の資質
- 過度な期待
- 過剰な甘やかし
- 優れた容姿や能力を持っている
- 幼少期の心理的虐待
ではそれぞれ、具体的に見ていきましょう。
原因①:親の教育
親も自己愛が強いことで子供も自己愛が強い傾向に。
それは、親が自分の満足の為に子供を高評価し、その評価を鵜呑みにしてしまったのです。
例えば、ピアノを習わせて他の人と比べてそれほど才能があるわけではないのに、子供を褒めちぎってもちあげてしまうようなことです。
そうなると、子供は純粋なので自分はピアノが上手いと思いこんでしまうでしょう。
原因②:発達時のトラウマ
子供の頃に充分な愛情が与えてもらえなかったことから自己愛が強い人なります。
子供は幼いころに褒められて育ちます。
そういったことが全くないと通常の自己愛でさえ満たされない状態になります。
子供は絵を描くと褒めてもらおうと親に見せに行こうとするでしょう。
それを見た親は「凄いね、上手ね」と言って褒めます。
そこで自己愛が満たされます。
しかし、そういう経験がないと自己愛が満たされず、自分自身でその満たされない部分を満たそうとするのです。
原因③:本来の資質
生まれ持ってのパーソナリティや資質が要因になっています。
中には脳の神経伝達物質の不足ではないかという見解もあります。
つまり、育った環境や親のしつけではなく、何らかの身体的要因により自己愛が強い人になってしまったのでしょう。
また、先天的に自己愛が強く、それが大人になるにつれエスカレートしていく場合もあります。
原因④:過度な期待
子供の時に親や祖父、祖母などから過度な期待を持たれることで自己愛が強い人になります。
「この子はきっと大物になる」「この子は出来る子」と期待されていると、そのプレッシャーで押しつぶされる人もいます。
しかし、中にはそのプレッシャーから逃れるために自己愛が強くなることもあります。
なぜなら、自分はできると思いこまないと現実の自分とのバランスが取れないからです。
原因⑤:過剰な甘やかし
幼少期に周囲の大人が甘やかしすぎたのが原因です。
甘やかすと自分の優位性を感じてしまい、それが当たり前と思ってしまうでしょう。
そして、失敗したとしても周囲は慰めるだけで原因を探ろうとしません。
そうなると、自分に非があっても悪いことだと思わなくなります。
つまり、挫折感が育たなくなるのです。
それが原因で失敗やミスを過剰に恐れるようになってしまいます。
恐れる原因は自己愛が強いため、それらを経験していないからです。
原因⑥:優れた容姿や能力を持っている
自己愛が強い人の中には、人よりもルックスが良い、優れた能力を持っている人がいます。
そういう人は周りから羨ましがられて褒められて生きてきました。
しかし、同じ状況になってもその言葉に踊らされずに謙虚でいる人もいるでしょう。
そうではない自己愛が強い人はその長所を褒められたことで傲慢になってしまいます。
つまり、調子に乗ってしまい度を超えてしまうのでしょう。
原因⑦:幼少期の心理的虐待
幼いころに虐待のようなものを受けた人は自己愛が強くなります。
なぜなら、いつもやることなすことを否定され、頭ごなしに怒鳴られたり、理由がないのに怒られたりなど心理的な虐待があると自分自信に劣等感を抱くからです。
そして、自分はいてはいけない、人を怒らせてしまう存在と刷り込まれてしまいます。
そのため、褒めてあげられるのは自分だけと考え、人よりも自己愛が強いことになってしまうのです。
自己愛が強い人が増えている理由
一昔前は子供を叱ることが普通でした。
しかし、色々な教育法が出てきて、その中には褒めて伸ばす、叱るのはいけないというものもあるでしょう。
また、教育現場でも怒鳴ることはパワハラ、モラハラと言われてしまうので、怒られて育つ子供は減ってきました。
それとは逆に子供に過干渉で親でも友達のような関係を築く人が増えています。
そうなると、子供は我儘を聞いてくれる、余程の事をしても怒られないと考え、その結果自己愛が強い人になるのでしょう。
そういう人が大人になると自分の我儘が通らない社会に不満を持ち、クレーマーやモンスターペアレントになっていくのです。
自己愛が強い人のデメリット
自己愛が強いことによって生じる問題を見ていきます。
- 失敗から学べない
- 努力しない
- 思いやりがなくなる
- 裸の王様になってしまう
- 周囲に嫌われる
具体的に見ていきましょう。
デメリット①:失敗から学べない
自己愛が強いと恥や失敗を避ける傾向があります。
そのため、失敗した時にもどのように対応すれば良いのかがわかりません。
また、子供の頃から親が子供の失敗を認めてこなかったので、大人になっても失敗に関して免疫がないのでしょう。
その上、失敗をしたとしても自分で非を認めないので、それをカバーする方法も知らないのです。
デメリット②:努力しない
自己愛が強い人は自分に甘い評価を下しています。
そのため、自分は完璧と考えているので成長しようとしません。
そうなると次の目標もないですし、こうなりたいという理想もないでしょう。
そして、今の状況があまり良くなくても自信があるのでいつか何とかなると考える人も。
また、現実を素直に認めることが出来ずどうにかしようという気持ちも出てこないのでしょう。
デメリット③:思いやりがなくなる
自分が一番という考えなので他人に対して気遣いや思いやりがなくなります。
その上、自己愛が強いと他人は自分より下と思っているのでそういう気持ちが薄れてしまうのでしょう。
また、幼いころから親が褒めて甘やかしてきているので、逆に自分が誰かの為に何かをするという機会もなかったのです。
何かしようとすると親が手を出して阻んできたのでしょう。
そうするとしなくて良いと理解してしまいます。
デメリット④:裸の王様になってしまう
裸の王様の話の主人公はまさに自己愛が強い人でしょう。
裸の王様とは自分が裸なのに周囲は指摘しない、言えない状況で、それどころか皆に称賛されていて、本人だけが裸だと気付いていないというストーリーです。
自己愛が強い人は自分がどのような立場に置かれているか全く気付いていません。
また、日ごろの態度から苦言を呈しても何も変わらないだろうと思われているのでしょう。
デメリット⑤:周囲に嫌われる
自己愛が強い人はそのまま気付かず振る舞っていると、最終的には誰からも相手されないようになるでしょう。
なぜなら、優しさがなく、思いやりもない、気遣いもできない人と誰も付き合いたくないからです。
かといって、良かれと思い指摘してもきっと自己愛の強い人は聞く耳を持ちません。
そうなると周囲の人は離れていってしまうでしょう。
自己愛が強いことを自覚したときにすべきこと
改善方法を見ていきます。
- 原因を探る
- 自制する
- メリットを生かす
- カウンセリングを受ける
具体的に見ていきましょう。
すべきこと①:原因を探る
何が原因で自己愛が強い人になったのかを考えてみます。
親の教育、トラウマ、環境など何か心当たりのあるものを探ってみます。
そして、その原因がわかれば対処の仕方も見えてくるでしょう。
もしも、親が全く叱らずに育ったことが原因ならば、叱られるという体験をイメージしてみましょう。
怖い、辛い、情けないなど自分が経験してこなかった感情が何なのかが理解できます。
一番大切なのは自己愛が強い原因が病気かどうか確かめること。
病気でなければ他の改善方法を試してみましょう。
すべきこと②:自制する
自己愛が強いということは、強いだけであって自己愛は普通の人でも持ち合わせているものです。
そこで、制限すれば問題ないということになるでしょう。
そのためには、いつも自分、自分と考えていることを少しだけ他人に当てはめて考えるようにします。
初めは3回のうち1回は人の為に考え、その後はその回数を少しずつ増やしていきましょう。
具体的には、話をする時に自分のことばかり話さないで相手の話を聞くなど、自制心を持つようにしましょう。
すべきこと③:メリットを生かす
自己愛が強い人にも長所はあります。
その長所をいかせばよいのです。
自分に自信があるのなら人前に出る仕事に挑戦してみる、人に使われるのが嫌ならば起業してみるなど、そのパーソナリティをうまく生かせるようにしましょう。
適材適所という言葉があるように、自分を活かせる場があれば無理に直す必要もなくなります。
すべきこと④:カウンセリングを受ける
もしも、原因が見つからない場合は、自己愛性パーソナリティ障害の疑いもあるので専門家に相談してみましょう。
自己愛が強い部分を自分で対処しきれないと人間関係も上手く築けず、社会生活に影響が出てしまいます。
診察を受けるのは敷居が高いと思う人は相談という形を取っても良いでしょう。
「自己愛」と「自尊心」の違い
自己愛とは等身大の自分よりも過大評価した自分を愛してしまう事です。
つまり、欠点を認められずに自分は優れている思い込み、自己陶酔する人。
自尊心とはありのままの自分を受け入れて愛することが出来る人です。
すなわち、欠点も弱さも認識したうえで、自分というものを信じて愛することが出来る人です。
そのため、自己愛が強い人は他人よりも優れている、自分は特別だと思っていますが、自尊心がある人は、自分にも欠点があり人にも欠点があると理解しているので、他人を思いやる気持ちが持てるのでしょう。
つまり、自己愛よりも自尊心を持つことが大切です。
自己愛が強いのもほどほどに
自分を大切する気持ちは大切です。
しかし、自己愛が強いと他人への思いやりがなくなって周囲に迷惑をかけてしまう事も。
そうなってしまうと、せっかくの愛した自分も周囲から否定されてしまいます。
そのため、自分を愛しながら周囲の人にも愛を向けることで、自分も愛されるようになれるでしょう。
つまり、自己愛が強い度合いをほどほどにして、その分他人を愛することが出来れば自分も周りも幸せになれます。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
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