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「トリートメント」とは?

毎日使うトリートメントの効果について考える女性

効果や役割

トリートメントには髪の毛の内部まで届いてダメージ補修する役割があります。
髪の毛は3層構造でできており、内側にあるものから順番にメデュラ・コルテックス・キューティクルという3つからなります。

髪の毛の芯の部分であるメデュラを守るようにコルテックスがあり、さらにその盾となるようにキューティクルが存在しますが、何らかの原因でキューティクルがダメージを受けて隙間ができると、内側にあるコルテックスの中にある栄養が流れ出てしまいます。
トリートメントはその内部のコルテックスに栄養を補給することで、髪の毛のパサつきを元から抑えたり切れ毛を防ぐ効果をもたらしてくれるんです。

リンスとの違い

トリートメントとリンスの違いは、髪の毛の内部を補修してくれるかどうかです。
トリートメントは内側まで栄養を届けてくれますが、リンスは髪の毛表面をコーティングする役割しかありません。

どちらが悪いというわけではなく、違いを知って使い分けたり併用することが重要です。
併用する場合は、トリートメントで内部にまで栄養を与えてからリンスで表面をコーティングしてあげると良いでしょう。

コンディショナーとの違い

コンディショナーは、髪の毛表面のコーティングだけでなく内部補修もしてくれるものもあります。
リンスとトリートメントの中間の役割がコンディショナーと考えてもいいでしょう。

ただしコンディショナーはどちらかと言えば表面保護の役割のほうが強いので、内部補修までするのであればやはりトリートメントが必要になります。

トリートメントは毎日すべきでない?

毎日しなくてもよい種類のトリートメント

トリートメントが髪の毛の内部のダメージ補修をしてくれるのであれば、毎日でもしたほうが良いのでは?と思うでしょう。
こたえはYESでもあり、NOでもあります。

まずトリートメントにはいくつか種類があり、毎日するべきものと週に1、2回にしたほうがいいものがあります。
お風呂上がりにつけるような洗い流さないタイプのものは毎日ドライヤーやアイロンなどを使う前に使用します。

そしてお風呂で使うトリートメントは基本的に週に1、2回で良いとされています。
ただしダメージがかなり進んでいる人は、毎日使用しても問題はないようです。

正しいトリートメントのやり方

正しいトリートメントで美髪になった女性

どんなに自分に合った良いトリートメントを毎日使っても、間違ったやり方だと効果は出てくれません。
正しいトリートメントのやり方を覚えて、しっかりと効果を実感しましょう。

  1. シャンプーで汚れを落としておく
  2. 髪の毛のからみをとかしておく
  3. 水分を拭きとっておく
  4. 記載量を守る
  5. 放置時間を守る
  6. すすぎすぎない

ステップ①: シャンプーで汚れを落としておく

トリートメント前のシャンプーはとても重要な役割があります。
お肌のスキンケアと同じように、汚れを落としたきれいな状態でこそトリートメントも浸透しやすくなります。

まずはたっぷりのお湯で髪の毛を十分に濡らしてから、泡立てたシャンプー剤を頭皮に馴染ませます。
しっかり洗えたら、すすぎ残しがないように流します。

もしも整髪料をつけていて泡立ちにくい場合は、シャンプーを2回すると汚れもきれいに落とせます。
毎日するシャンプーだからこそ、正しく洗いましょう。

ステップ②: 髪の毛のからみをとかしておく

シャンプーがおわってトリートメントをつける前に注意したいのは、ぐちゃぐちゃの髪の毛にトリートメントをつけないことです。
あなたは大丈夫ですか?

からまった髪の毛だとトリートメントの浸透具合が悪くなってしまいます。
シャンプーをしたら軽くくしを通しておきましょう。

最悪手ぐしでもかまいません。
この一手間でトリートメントの効果が大幅に変わります。

ステップ③: 水分を拭きとっておく

トリートメントをつける前に髪の毛の水分を拭きとっておくことも大切です。
これは洗い流さないトリートメントと洗い流すトリートメントのどちらにも言えることです。

水分を拭きとらずにつけてしまうと、せっかくのトリートメントが流れてしまいます。
特にロングヘアの人はシャンプー後にしっかり髪の毛を絞り、水を切ってから塗布することをおすすめします。

ステップ④: 記載量を守る

トリートメントをつけるときには記載量を守りましょう。
たくさんつけたからといって効果が高まるわけではなく、むしろ量が多すぎて流し残しがあればベタつくばかりかかえって痛む原因になってしまいます。

髪の毛の長さにもよりますが、ミディアムヘアであれば100円硬貨ぐらいでも十分毛先に伸ばせます。
頭皮にはつけないように気をつけましょう。

ステップ⑤: 放置時間を守る

洗い流すタイプのトリートメントは量と同じく放置時間も守りましょう。
長く置けばより浸透すると思いがちですが、乾燥して固まり、髪の毛がごわついてしまう恐れがあります。

目安は5分程度なので、放置中に体や顏を洗ったり湯船に浸かって温めるのも良いでしょう。

ステップ⑥: すすぎすぎない

こちらも洗い流すタイプのトリートメントの注意点ですが、流し残しがないようにとすすぎすぎてもいけません。
せっかくの栄養成分まで流れ落ちてしまいます。

髪の毛がキュッとした手触りになっていれば流しすぎかもしれません。
流してみて少ししっとりしているぐらいがベストです。

美髪を育てるおすすめのトリートメント

毎日の美髪ケアにおすすめのトリートメント

おすすめ①: イオ クリーム シルキーリペア ヘアトリートメント

ルベル イオ クリーム シルキーリペア ヘアトリートメント 200ml
966円

こちらのトリートメントは非常に人気が高く、ヘアサロンでも使われているところが多いようです。
毎日使うタイプのトリートメントですがさらっとした仕上がりになるので、べたつきがニガテな人や初めてトリートメントを選ぶ人でも使いやすい商品です。

比較的お値段もお手頃で、ミディアムヘアだと1ヶ月ほどは持つのでコスパ的にも毎日のお手入れに取り入れやすいトリートメントと言えます。

おすすめ②: コタセラ スパトリートメントα

コタ コタセラ スパトリートメントα 200g
3326円

こちらのトリートメントも毎日のデイリーケアにおすすめです。
トリートメントといえば毛先につけるものが基本ですが、この商品は頭皮ケアもしてくれるので、地肌につけてマッサージをしてあげると効果的です。

さらっとした質感なのでべたべたせず、健康的な美髪に導いてくれます。
シャンプーとセットで毎日のケアに取り入れるとより効果を実感できます。

おすすめ③: ルファルデ CPパック

【X5個セット】 ナンバースリー ルファルデ CPパック 12g×4包
1650円

こちらのトリートメントは週に1、2回の集中ケアトリートメントです。
かなりの低コストですが、内部補修成分が入っており保湿力が高めです。

またキューティクルケアもしてくれるので、指どおりがつるつるなめらかになります。
個別包装なので、使用量がわかりやすいのもうれしいポイントです。

毎日のヘアケアと合わせて使いたいトリートメントです。

おすすめ④: ディーセス エルジューダMO

ミルボン ディーセス エルジューダMO 120ml
1800円

毎日のドライヤー前のトリートメントでおすすめしたいのはこのシリーズです。
特にこちらの商品は髪の毛にまとまりがほしい方向けの商品で、このトリートメントを使うと髪の毛の乾燥が防げて扱いやすくなります。

こちらも美容室でも使われているのをよく見かけるので、効果は高いでしょう。

おすすめ⑤: イオ ピュアブースター

ルベル イオ ピュアブースター(ヘアトリートメント) 50ml
1010円

こちらはとてもおもしろい商品で、手持ちのトリートメントの前に使うことで後に使うトリートメントの浸透力をより高める効果があります。

毎日の洗い流さないタイプのトリートメント前につけるだけですが、毛先の手触りが断然良くなります。

そもそもなぜ髪は痛むの?

間違った美髪ケアを毎日している女性

毎日トリートメントをすればある程度はダメージは回復しますが、その前に痛まないようにすることが1番ですよね。
なぜ髪の毛が痛んでしまうのかを知り、それを避ける習慣を身につけましょう。

原因①: ドライヤーなどの熱によるダメージ

わたしたちはほぼ毎日髪の毛を洗って乾かしていますが、そのときのドライヤーの熱が髪の毛を痛めているんです。
お肌と同じく、髪の毛も熱で水分が飛び乾燥すると痛んでしまいます。

コテやアイロンの熱はドライヤー以上のダメージの原因です。
直接与えられる高熱で、一瞬にして水分が飛んでしまいます。

かと言って、髪の毛を洗ったあと濡れたまま放置するのも良くないですし、おしゃれのためには毎日でもコテやアイロンを使いたい女性がほとんどでしょう。
このようにわたしたちの生活は、髪の毛のダメージと隣り合わせなのです。

原因②: 摩擦によるダメージ

摩擦も髪の毛が痛む原因のひとつです。
この摩擦ですが、気をつけなければ毎日の生活の中でかなりたくさんおこっています。

シャンプーなどの直接的な摩擦だけでなく、服の着替えでおこる摩擦・イスに座ったときに背もたれに髪の毛が挟まっておこる摩擦・肩からカバンをかけたときに髪の毛が挟まっておこる摩擦なども挙げられます。
髪の毛を伸ばしたことのある女性ならば思い当たることもあるでしょう。

美髪のためには、日頃から毎日髪の毛を大切に扱う心がけが必要です。

トリートメント以外にも!毎日できるセルフ美髪ケア

正しい美髪ケアを毎日している女性

実はトリートメント以外にも、毎日できる美髪ケアはたくさんあるんです。
意外と知られていないケア方法もご紹介していきます。

  1. シャンプー前にはブラッシングをする
  2. 長時間外にいるときは帽子をかぶる
  3. コテやアイロンは高温注意
  4. 寝るときに髪の毛をまとめる
  5. 栄養バランスの取れた食生活
  6. 頭皮のマッサージをする

ケア①: シャンプー前にはブラッシングをする

毎日のシャンプー前に髪の毛をブラシでとかしておくことは、今すぐ簡単にできるセルフケアの基本です。
髪の毛は摩擦によってどんどんダメージが進行します。

髪の毛が絡まったままなのに無理矢理シャンプーをしようとすると、無駄な摩擦が増えてしまいます。
特に濡れている髪の毛はキューティクルが開いている状態で、少しの摩擦でも痛みやすいんです。

必ずお風呂に入る前の乾いた状態でブラッシングしましょう。
これなら毎日でもつづけられそうですね。

ケア②: 長時間外にいるときは帽子をかぶる

特に夏場など長時間外にいるときは帽子をかぶるというのも、毎日できるケアのひとつです。
髪の毛が紫外線を浴びると、摩擦や乾燥を受けたときと同じくキューティクルが剥がれやすくなってしまいます。

そうすると剥がれたキューティクルの隙間から髪の毛の内部の栄養が流れ出てしまい、パサつきや切れ毛といったダメージに繋がるんです。
そうならないために、帽子をかぶったり日傘をさして髪の毛も毎日紫外線対策をしてあげましょう。

また今は髪の毛につけるタイプの紫外線防止スプレーといった便利なものもあるので、帽子がニガテな人は探してみてください。

ケア③: コテやアイロンは高温注意

ヘアアレンジをするときのコテやアイロンの温度を高く設定しないことも重要です。
高温で巻くとキレイに仕上がり持続力は上がりますが、髪の毛に直接熱が当たるので一瞬にして水分が出ていってしまいます。

毎日高温でコテやアイロンを使用した髪の毛は、固くなりパサパサになるんです。
そうならないためにも、温度設定は100℃から高くても140℃までにしておきましょう。

コテやアイロンを使う前にヘアオイルなどのケア用品を使うのも良いでしょう。

ケア④: 寝るときに髪の毛をまとめる

ロングヘアの人で気をつけたいのは、寝ているときの摩擦です。
枕やシーツと擦れたり、体で髪の毛を敷いてしまったり、毎日のことだとかなりの負担がかかっています。

なので寝るときには毎日でも髪の毛をまとめてあげるのが良いんです。

ケア⑤: 栄養バランスの取れた食生活

毎日の食事も美髪ケアのために気をつけたいポイントです。
荒れた食生活を送っていると、体調を崩しやすくなったりお肌にあらわれる人は多いでしょう。

お肌と同じように、食事からの栄養が足りていないと髪の毛にも抜け毛やツヤが出ないといった影響が出てきます。
昔から髪の毛にはワカメや海藻類が良いと言いますが、あながち間違いではありません。

美髪のために必要なのはタンパク質とミネラルです。
海藻にはミネラルが豊富に含まれているので毎日取り入れたいところですが、食事から取り入れるのが難しければサプリなどを併用するという方法もあります。

健康な体と髪の毛のために、不摂生はしないように毎日の食生活に気をつけましょう。

ケア⑥: 頭皮のマッサージをする

毎日できる美髪ケアのひとつとして、頭皮のマッサージも有効です。
健康な髪の毛は健康な地肌から生まれます。

頭皮の状態が乾燥していたり皮脂が溜まっていると、細くてパサついた髪の毛が生えてきてしまいます。
毎日のシャンプーのときに地肌もほぐしてあげると血行が促進され、汚れも落ちやすくなります。

たたいたり、髪の毛を引っぱって痛みが伴うほどの強さだと頭皮を痛めて逆効果なので、ゆっくりと適度な強さでマッサージしてあげましょう。
マッサージ用の頭皮オイルや専用のシャンプーもあり、そういったものを取り入れるとよりマッサージがしやすくなります。

毎日のケアで美髪を取り戻しましょう!

毎日のトリートメントで美髪になった女性

わたしたちの体は年齢とともに輝きを失っていってしまうので、毎日のケアが必要になってきます。
髪の毛は特に気をつけなければダメージが進行しやすいですが、正しいお手入れを毎日すれば効果を実感しやすい場所でもあります。

髪の毛がキレイだと、自分に自信が持てますよね。
毎日のケアを習慣にして、子供の頃のような美しい髪の毛を取り戻しましょう。

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ライター
noel編集部

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