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男性の「ちゃん付け」に期待してもいい?

男性のちゃん付けに期待する女性

周囲を観察してみると、ちゃん付けをされやすい女性と、あまりされない女性がいます。
ちゃん付けされる人は年下や可愛らしい雰囲気を持っているなど、親しみを感じやすいタイプが多いです。

逆にちゃん付けをされないのは、年上の女性上司や「馴れ馴れしくするな」オーラを出しているなど、距離感がある人です。
友好的な気持ちからのちゃん付けですが、それ以上の期待はどうでしょうか。

親しみ深く感じていても、恋愛感情があるとは限りません。
ちゃん付けだろうとさん付けだろうと、恋愛感情とは無関係です。

女性を「ちゃん付け」で呼ぶ男性心理

女性をちゃん付けで呼ぶ男性

男性はどのような心理で、女性を「ちゃん付け」するのでしょうか?
女性を「ちゃん付け」で呼ぶ男性心理を見ていきましょう。

  1. 仲良くなりたい
  2. 好意を寄せている
  3. 誰にでもちゃん付けする
  4. かわいいと思っている
  5. 周囲にアピールしたい
  6. ギョーカイ人
  7. 人間関係を円滑にするための手段
  8. ちゃん付けに憧れていた
  9. 小バカにしている
  10. 単に馴れ馴れしい

心理①:仲良くなりたい

ちゃん付けをする人の過半数が、相手を身近な存在だと感じています。
もっと仲良くなりたい、距離を縮めたいという気持ちから、親しみをこめてちゃん付けで呼びます。

好意をさりげなく呼び方に乗せる男性は、何人もの「お気に入り」の女性をちゃん付けで呼んでいて、特別な恋愛感情を持っているわけではないようです。
ただし「嫌いな人は絶対にちゃん付けで呼ばない」と男性たちは口をそろえます。

特別な感情はなくても、好意があることは確実です。

心理②:好意を寄せている

恋愛感情やそれに近い感情を抱いている相手にだけ、ちゃん付けで呼ぶ男性もいます。
他の女性は苗字にさん付けが基本で、好意を持っている人に対してだけちゃん付けして差別化を図ります。

「あなただけは特別」の意味を込めて、相手にも気づいて欲しいと期待しています。
あからさまなので、ちゃん付けで呼ばれている女性にも周囲の人にも、好意と特別感が丸わかりです。

職場でこの場面に遭遇すると「ほほえましい」と思う人と「イラつく」と感じる人に分かれます。

心理③:誰にでもちゃん付けする

「女性は全員ちゃん付けで呼ぶもの」という自分の常識で生きている、ちゃん付け一択男もいます。
若くても若くなくても、上司でも部下でもアルバイトでも、平等にちゃん付けです。

年配の女性に対しても「○○ちゃん」と呼んでいるのを見ると、「いい年して…」と思う反面、なんだかほっこりした気持ちになります。
損得勘定がなく、ちゃん付けで呼びたいからそうしているんだな、と自由な価値観が感じられます。

心理④:かわいいと思っている

恋愛とは関係なく、相手の女性を娘のようにかわいいと思ってちゃん付けで呼ぶ男性もいます。
若い女性に対しての場合が多く、自分の娘のように接してきます。

実際、自分の娘に「○○ちゃんって呼ぶの、もうやめて!」と言われたお父さんがいます。
幼い娘をちゃん付けで呼んでいた時代が終わって、寂しい気持ちになっていたところに、娘と変わらない年代の新入社員女子が入社。

ちゃん付けで呼んでしまう気持ちもわかります。
他意のない寂しいお年頃の初老男性ですので、ちゃん付けを許してあげるのも女の心意気です。

心理⑤:周囲にアピールしたい

「自分たちは親しい」「自分はこの人を好き」ということを相手や周囲の人にわかって欲しいアピールのために、ちゃん付けで呼ぶ男性がいます。
「自分は女性とフランクに接することができるんだ」(周囲に対してドヤ顔)「自分は特定の女性をちゃん付けで呼んでいるんだ」(だから他の男は手を出すな)の意味を込めています。

自己アピールと同時に、外堀から埋めていく作戦です。
「○○ちゃん、一緒に行こう」「○○ちゃん、今日あいてる?」など、お誘いもあからさまなので、つき合っていると勘違いされることもあります。

心理⑥:ギョーカイ人

苗字にちゃん付けの、いわゆるギョーカイ人です。
ギョーカイ人とはTV局や広告会社のマスコミ業界に従事する人を指し、年齢やステータス不祥な見た目の人が多いので、お互い「佐藤ちゃん」「山下ちゃん」と呼び合う習慣があります。

80年代のバブル期に流行ったギョーカイ人のチャラい言動や雰囲気は今や廃れてしまいましたが、未だにそのノリを捨てきれないおじさんたちは、苗字にちゃん付けで呼び合っています。

心理⑦:人間関係を円滑にするための手段

職場のリーダーが「人間関係を円滑にするために」と考えて、手段のひとつとしてちゃん付けを実行する場合があります。
真面目にチームマネジメントを行い、チームの生産性を向上させるためにちゃん付けを考案したのです。

業務をスムーズに動かすには、普段のコミュニケーションが大切です。
何でも気軽に話し合える関係性を作っておくために、部下一人一人と親しみをもって向き合おうと捻り出した策が、ちゃん付けです。

真面目な上司が突然ちゃん付け?と混乱したときは、チームマネジメントの一環と考えて間違いないでしょう。

心理⑧:ちゃん付けに憧れていた

女性を気軽にちゃん付けで呼ぶことに憧れていた、という男性もいます。
ずっと地味な人生を送ってきて、女性との接点がほとんどなかった男性に多いパターンです。

学生時代も周囲に女性が少ない環境で過ごし、女性と気軽に話す機会に恵まれませんでした。
そんな男性のささやかな願いは、職場の「○○ちゃん」とたわいない話をしてみたかったのです。

他意はなく、好意も損得勘定もありません。
ちゃん付けによる被害はないので、呼ばせておいても問題ありません。

心理⑨:小バカにしている

「女の子だから」と明らかにナメた様子で、ちゃん付けにしてくる男性も一定数います。
子供扱いしたり、男尊女卑の匂いがプンプンします。

「ちゃん付けされるのが非常に苦手」という女性のほとんどが、このタイプと関わって不快な経験をしています。
昭和世代のサラリーマンは男性社会で、働くのは男性、女性は「職場の花」と決まっていました。

その時代を引きずって「女の子だから」と見下した態度でちゃん付けで呼ぶのが、女性の癇に障るのです。

心理⑩:単に馴れ馴れしい

ちゃん付けで呼ぶ理由が、ただ馴れ馴れしいだけという人もいます。
親しさと馴れ馴れしさを混同して、相手の気持ちを考えずに距離を縮めてきます。

「親しき仲にも礼儀あり」のことわざ通り、親しい間柄でも礼儀を失うと不和のもとです。
職場であることや社外の人の目はもちろん、ちゃん付けで呼ばれている女性の反応を理解しているかどうかがキーポイントです。

ちゃん付けされたくない女性への配慮がなく、ぶしつけで馴れ馴れしい人は自分のことしか考えていません
節度をわきまえることが重要です。

男性に「ちゃん付け」をやめてもらう方法

ちゃん付けをやめてもらう女性

どうしても「ちゃん付け」で呼ばれることに我慢できない女性、いますよね。
男性に「ちゃん付け」をやめてもらう方法をご紹介します。

  1. 「苗字で呼ばれるのが好きなんです」と伝える
  2. 「○○と呼んでください」と言う
  3. 「ちゃん付けをやめてください」ときっぱり断る
  4. 「どうでもいいわ」と考え直す

方法①:「苗字で呼ばれるのが好きなんです」と伝える

まずは「苗字で呼ばれるのが好きなんです」明るく笑顔で伝えましょう。
ちゃん付けで呼んでいた人たちも、本人の希望を叶えてあげたいと考えて、今後は苗字にさん付けで呼んでくれます。

注意点は、最初から「ちゃん付けされたくない!」と感情に振り回されるままに吐き出さないことです。
好意からちゃん付で呼んでいた人は、自分の気持ちも否定されたように感じてしまいます。

問題は呼び方だけで、職場環境や人間関係は良好に保つのが得策です。

方法②:「○○と呼んでください」と言う

それでもちゃん付けをやめてくれない場合は、呼び慣れた名前を変更したくないか、呼びづらい苗字なのかのどちらかです。
例えば「綾小路(あやのこうじ)」という苗字が呼びづらいのかな、と考えられる場合は「あやのさんと呼んでください」と提案してみましょう。

呼び捨てOKなら「あやのと呼んでください」でもいいですね。
「学生時代からずっと呼ばれてきたので、しっくりくるんです」と付け加えると完璧です。

方法③:「ちゃん付けをやめてください」ときっぱり断る

さん付けを推奨しても、別の呼び方を提案してもちゃん付けで呼ばれてしまう人は「ちゃん付けをやめてください」ときっぱり断るしかありません。
その場合「ちゃん付けを取引先でからかわれて、業務に支障をきたした」「○○ちゃんと呼ばれると仕事に集中できなくなる」等、明確な理由が必要です。

「キャラじゃないんで」「なんか嫌」と曖昧な理由だと、周囲も聞き流してしまいます。

方法④:「どうでもいいわ」と考え直す

どう足掻いてもちゃん付けを免れない人は、きっとあなたのイメージにぴったりの素敵なファーストネームなのでしょう。
さらにその名前にちゃん付けで呼びたくなるくらい魅力的な女性なのでしょう。

ちゃん付けが嫌だという気持ちはわかりますが、ここはひとつ考え方を変えて「自分の名前は自分に似合っている」「ちゃん付けで呼ばれるのは愛されている証拠」と捉えてみてはどうでしょうか?
「職場ではさん付けが決まり」「ちゃん付け禁止」という社内規則はありません。

呼び方は自由なので、余程不愉快なニックネームを除いて「どうでもいいわ」と考え直すのが最後の手段です。

ちゃん付けでもさん付けでも自分は自分、価値は変わらない!

ちゃん付けにこだわらない女性のマグカップ

「職場が馴れ合いの場になりそうで嫌」「ちゃん付けされるほど仲良くない」という理由から、ちゃん付けで呼ばれるのに抵抗がある女性が多くいます。
また、男性が「ちゃん付けで呼ぶ女性」「さん付けで呼ぶ女性」を区別するのがとても気になります。

男性側は多分無意識に区別しているのでしょうけれど、呼び方に顕著にあらわれているのが怖いですよね。
ちゃん付で呼ばれてもさん付けで呼ばれても、あなたの価値は変わりません

好きなように呼ばせて、その代わりこっちも好きな呼び方で呼ぶ!スタンスでいきましょう。

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ライター
noel編集部

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