BMI17の体型とは？BMIの計算方法や痩せすぎによるデメリット

BMI17の体型とは？BMIの基本と計算方法

BMIの値が17の人はスラっとした体型で、痩せて見えることから世間ではモデル体型と言われています。
そのため、スタイルを気にする女性たちの間では、BMIが17は憧れの数値となっていることがあります。

しかし、あまりにも痩せすぎると健康を害したり辛いデメリットがあり、あなたの魅力を半減させます。
そうならないためにもまずは、BMIの意味を正しく理解することが大切です。

BMIの意味

BMIとは、体重と身長から導き出される体型による肥満度を示す数値のことで、体脂肪とは違います。
自分の体格に対して、太っているどうか？の目安にすることができ、スタイル維持に役立つ数値です。

昨今の健康ブームのおかげで、BMIは世界で認識されています。
しかし、過度なダイエットや不規則な生活で健康を損なわないよう基準値が設定されています。

そして基準値は、国や妊婦、子供などによって違います。
理想のスタイルを手にいれるならまずは自分の基準値を知ることが大切です。

BMIの計算方法

BMIを知るには「体重㎏÷身長ⅿ×身長ｍ」という計算式で数値を求めます。
出た数値によって痩せすぎ体型か肥満体型か、普通体型なのか知ることができます。

下記のサイトは、身長や体重を入力するだけで簡単に知ることができておすすめですよ。
健康で魅力的でいるためにも、自分のBMIはチェックしておきましょう。

ＢＭＩと適正体重

BMIの基準値

BMIの数値で肥満かそうじゃないかを判断する基準は国により違ってきますと先程紹介しました。
ここでは日本の一般的な基準値を紹介します。

日本肥満学会では、BMI：22の場合を標準体重としており、25以上の場合を肥満、18.5未満である場合を低体重としている。

これを参考にしてみると、BMIの基準は18.5以上25.0未満の数値となります。
この数値に当てはまる人は「普通体型」25を越してしまうと「肥満体型」となります。

BMI値による痩せすぎの基準

ではBMIの数値が17の人は？というと、18.5という標準を下回っているので痩せすぎとなります。
さらにBMIが17まで落ちてくると過度な食事制限もあり、体脂肪が減っています。

年齢によって違ってきますが体脂肪は約20％以上が理想で、BMIが17、体脂肪が20を下回るようであれば、痩せすぎとなります。

BMI値が低すぎ・痩せすぎなことによるデメリット

BMIの数値が17を含め痩せすぎで起こるデメリットを見ていきましょう。
ここでは5つの体の不調を紹介します。

1. 貧血になる
2. 生理不順・妊娠しづらくなる
3. 免疫力が落ちる
4. 体が冷える
5. 肌がかさつく

デメリット①：貧血になる

BMIの数値が17を含め痩せすぎな人は、貧血を起こしてしまう可能性があります。
貧血は体内の鉄分が不足することで、酸素が上手く体に行きわたらないことでおこる症状です。

鉄分は、血液を作る成分の一つで月経がある女性にとって大切な栄養素です。
BMIの数値を17まで落とそうと思って、極端な食事制限をすると本来必要な栄養と鉄分を摂れないばかりか、体内に蓄積している鉄分まで失います。

そうなると、めまいや頭痛、疲れがぬけない、最悪の場合は失神で倒れてしまうことがあります。
BMIを17まで落としたい！痩せたい！と思っても、きちんと食事を摂ることはとても大切です。

デメリット②：生理不順・妊娠しづらくなる

BMIの数値が17を含め痩せすぎな人は、生理が止まるなどのデメリットがあります。
生理の周期が狂うことは、妊娠しづらくなることと同じです。

そもそも、BMIは体型を基準にした肥満度を示す数値！体脂肪とは違います。
体型的には肥満ではないのに、BMI17という数値に憧れるあまり極端な食事制限をして体脂肪を落とそうとする人が多くいます。

あまりにも少ないと体は冷え女性ホルモンの分泌も減り、生理不順から妊娠しづらい体となります。
体脂肪は適正であれば女性の体を守る大切な脂肪、BMIも体脂肪も基準値を心がけましょう。

デメリット③：免疫力が落ちる

BMIの数値が17を含め痩せすぎな人は、上記でも紹介したように体脂肪が少ないです。
体脂肪はいざという時のために栄養を蓄えているのですが、少ないと慢性的に栄養不足の状態です。

加えて食事制限などをして栄養バランスが崩れると、免疫力はさらに落ちていきます。
BMIが17の人を含めて痩せすぎな人は風邪をひきやすい、感染症など色々な病気のリスクがあります。

デメリット④：体が冷える

BMIの数値が17の人や瘦せすぎな人の中には、冷え性という人も多くいます。
憧れの数値を目指して過度な食事制限をすると、筋肉量が減りエネルギー代謝が悪くなります。

そして、無理な食事制限は体の隅々まで栄養が行きわたらず、血行不良も誘発します。
冷え性は貧血や免疫の低下、女性ホルモンの乱れなどすべての引き金となっています。

デメリット⑤：肌がかさつく

BMIの数値が17を含め痩せすぎな人は、お肌の調子も悪くなるというデメリットもあります。
これは貧血が引き金となっていて、肌が黄色くなったり栄養不足のため肌がカサカサになるのです。

肌の不調は女性にとって年齢より老けて見えるなど、痩せることよりもショックなことです。
毎日の食事で良質な油や栄養はきちんと摂るようにしましょう。

BMI17から標準のBMIに戻す為にやるべきこと

BMIが17という数値まで落ちてくると痩せすぎで、体の不調を感じると紹介してきました。
ここでは健康でいる為にも、標準の数値に戻す方法を紹介しています。

1. 自分の体重と基礎代謝量を知ろう
2. 食事を抜かない
3. お肉は赤身を食べる
4. ゆっくり噛んで味わう
5. 筋力をつける

やるべきこと①：自分の体重と基礎代謝量を知ろう

BMIの数値が17まで落ちると痩せすぎなので、健康的で魅力的とされる標準値に戻す必要があります。
まず自分のBMIを知り最適な体重とエネルギーを消費してくれる基礎代謝を知ることが大切です。

基礎代謝が低いままだと、見た目は細くても脂肪は体内に蓄積されいわゆる隠れ肥満の状態となります。
数値が17を下回らないよう、これ以上痩せてはだめだというボーダーラインを確認しておきましょう。

やるべきこと②：食事を抜かない

BMIを17から標準の数値まで戻そうと思ったら、食事を抜かないことも大切です。
栄養バランスが崩れると上記のページで紹介したようなさまざまな健康リスクが高まるからです。

だからと言ってやみくもに食べてしまうと17を上回り、肥満となってしまうのでは？と不安になります。
でも、自分の基礎代謝がわかればカロリーを調整できるようになります。

BMIを17から標準に戻すにはきちんと食事をとり、基礎代謝を上げることが一番です。
基礎代謝が上がれば、おのずと食べても太らない体を手に入れることができます。

やるべきこと③：お肉は赤身を食べる

BMIを17から標準に戻そうと思ったとき、やみくもに食べては逆に肥満体型となってしまいます。
お肉はラム肉などの赤身を食べ、余分な脂はとらずタンパク質はしっかり摂れる食事が理想です。

またバランスよくさまざまな栄養素を摂ることも大切です。
サラダや海藻などの食物繊維や主食となる米など食事全体のバランスを意識しましょう。

やるべきこと④： ゆっくり噛んで味わう

BMIが17の人や痩せすぎの人の中には既に、たくさんの食事が食べられないという人もいるでしょう。
そういう時は、ゆっくり噛んで食事を味わいましょう。

少しずつ少しずつ、胃に負担がかからないように食事をしてください。
また、ゆっくり噛んでたべると満腹感も得られますから、食べ過ぎ防止いもなります。

太りたくないからと食事を抜いていては、健康リスクが高まります。
ゆっくりと食べることを癖づけることでまずは標準の数値を目指しましょう。

やるべきこと⑤：筋力をつける

BMIが17まで落ちてしまっている人は、食事制限などが理由で筋肉量も減っています。
筋肉は基礎代謝をあげるのに必要不可欠、体脂肪と同じで適正な量であれば健康維持に役立ちます。

17から標準の数値まで戻すには、食事制限をせず運動や筋トレなどをして基礎代謝を上げましょう。
ヨガやティラピスなどはしなやかな筋肉をつけることができるので女性にはおすすめです。

BMIを17から標準に戻しても魅力的な女性になろう！

モデルのような美しい体型は女性の憧れです。
しかし、人には自分に合った体型というものがありそれを知ることができるのがBMIです。

BMIが低いことは健康リスクを高めるだけではなく、女性としての魅力を半減させてしまいます。
理想の体型に近づきたいと思ったら、無理なダイエットをするのではなく、運動や筋トレなどをして健康的に美しくを目指しましょう。