咬筋をほくす方法7つ!咬筋のコリが引き起こす悪循環&ほぐす効果
咬筋は私たちが食事を咀嚼するために欠かせない筋肉であり、毎日使用している筋肉でもあります。 そして、咬筋が凝り固まってしまうと顔のむくみやエイジングサインなど、見た目にも影響を及ぼすんだとか。 さらに、咬筋が及ぼす悪影響は様々なところに及び、違和感を感じている人は意識して咬筋をほぐす必要があります。 今回は咬筋のコリが与える影響と、効果的なほぐし方について調べてみたので、参考にしてみてください。
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「咬筋」とは?
咬筋は「こうきん」と読み、咀嚼筋の一つです。
下顎を引き上げるときに使う筋肉で、私たちは物をうまく咀嚼することができるのです。
まず、上下の歯を軽く開き、唇を閉じた状態からフェイスラインに4本手を添えます。
そこから歯をぐっとかみしめたときに盛り上がった部分が咬筋です。
筋肉の中でも非常に力の強い筋肉で、何十キロもの重さを引き上げることが可能なんだとか。
そして、凝ってしまうと顔が大きく見えてしまったり、たるみやシワなどのエイジングサインが現れやすくなるかも。
反対に上手にほぐしていけば理想の小顔を手に入れることができるでしょう。
咬筋がこるとどうなるの?
では、咬筋がこると起こることにはどんなものがあるのでしょうか?
- 頬骨が前に出て目立つ
- エラが張って顔が四角くなる
- エイジングサインが出やすい
- 肩や首が凝りやすくなる
- スムーズに口が動かない
- 表情がうまく作れない
次に、咬筋がこるとどうなるのか詳しく見ていきましょう。
①:頬骨が前に出て目立つ
咬筋は顔周りの頬やあごの骨ともつながっています。
そのため、凝り固まってしまうと、それらの骨も引っ張られて顔の形が変化してしまうんだとか。
顎や頬の骨が引っ張られると、頬骨が前に突出するような形になりより目立ってしまいます。
②:エラが張って顔が四角くなる
咬筋が凝り、どんどん発達して大きくなると、えらの部分も大きく見えてしまいます。
同時に顎の骨も引っ張られてしまうので、骨格から変化を感じる場合もあるかも。
コリを解消せずにそのまま過ごしてしまうと、エラの張りを解消することができず、顔が四角く見えてしまうこともあります。
エラが張って見えることで顔も大きく見えてしまうかも。
③:エイジングサインが出やすい
咬筋によって顔の骨や顔周りの筋肉が引っ張られることで、顔には様々な変化が起こります。
頬骨が引っ張られて下がることで、全体的に老けた印象に変わってしまうでしょう。
また、筋肉や皮膚も下に引っ張られるので、ほうれい線やしわも出やすくなってしまいます。
目の下の筋肉もうまく皮膚や脂肪を支えることができなくなって、たるみの原因にもなる可能性も。
目の周りはさらにクマやくぼみなども現れて、一層老けて見えてしまうこともあります。
④:肩や首が凝りやすくなる
コリによって咬筋がうまく動かなくなってしまうと、肩や首の筋肉がそれを補おうと力を出し始めます。
普段使用しない力を発揮することで、肩や首も凝りやすくなってしまうんだとか。
首の筋肉も引っ張られてしまうので、首が短くなってしまったと感じる場合もあります。
ひどい場合は頭痛を感じたり、疲れがなかなかとれなくて日常生活に支障が出てしまうこともあるみたい。
⑤:スムーズに口が動かない
咬筋は咀嚼するときに必要な筋肉ですが、凝り固まってしまうと本来の働きを果たせなくなってしまいます。
口を開け続けることが難しくなり、すぐに疲れを感じてしまうかも。
また左右対称に動かすことができなくなったり、口の内側をよく噛んでしまうこともあるかもしれません。
食事が楽しくなくなってしまったり、固いものを食べるのに抵抗を感じてしまうこともあるでしょう。
⑥:表情がうまく作れない
筋肉が凝り固まってしまうと、自分が思った時に思ったような表情を作れなくなってしまいます。
また、自分では笑っているつもりでも、思うように顔の表情を変化させることができずに、周りから無表情にみられてしまうこともあるかも。
暗い人に見られてしまったり、体調が悪そうに感じられる場合もあります。
咬筋をほぐして得られる効果
では、咬筋をほぐして得られる効果にはどんなものがあるでしょうか?
- 小顔で若々しい顔立ちになる
- 肩こりや頭痛の改善
- 健康的な毎日を送ることができる
次に、咬筋をほぐして得られる効果を詳しく見ていきましょう。
効果①:小顔で若々しい顔立ちになる
まず挙げられる一番うれしい効果は、小顔効果です。
咬筋をほぐせばエラの張りを解消し、顔はすっきり小さく見えるでしょう。
また、骨の位置も正しい位置に戻るので、頬骨のでっぱりや、横に広がってしまった顔もキュッと引き締めることができます。
さらに、引っ張られていた皮膚や筋肉も元の位置に収まって、リフトアップ効果を実感できるはず。
目の周りのたるみや、気になるしわも改善されて若々しさを取り戻すことができるかも。
効果②:肩こりや頭痛の改善
今まで咀嚼のたびに肩や首に余計な力がかかっていた場合も、余計なストレスから解放されます。
咬筋のコリによって引っ張られていた首の筋肉もすっきり伸びて、すらっと美しい首に戻るはず。
肩や首に負担がかからないことで姿勢もよくなり、立ち姿も美しく見えますよ。
原因不明の頭痛や肩こりに悩んでいた人は、咬筋のコリをほぐすことを実践してみましょう。
効果③:健康的な毎日を送ることができる
咬筋がうまく動くようになると咀嚼がしやすくなり、食事も今まで以上に楽しくなります。
どんな食べ物や飲み物もおいしく感じられるかも。
さらに、つぶれてしまっていた肋骨も広がり、呼吸もしやすい状態になります。
自律神経の乱れも改善されて、常にリラックスした状態を維持できるはず。
イライラや落ち込みやすさが減り、快適な睡眠もとりやすくなるでしょう。
咬筋をほぐす方法
では、咬筋をほぐす方法にはどんなものがあるでしょうか?
- 肩や首をほぐす
- 胸鎖乳突筋をほぐす
- 耳回し
- 顎スライド
- 口を開け閉めストレッチ
- こぶしを使ってほぐす
- 側頭筋ほぐし
次に、咬筋をほぐす方法を詳しく見ていきましょう。
方法①:肩や首をほぐす
まずは肩や首のコリをほぐしておきましょう。
最初にコリをほぐしておけば、ほぐれた後にリンパも流れやすくなるでしょう。
リラックスした状態で首や肩を左右に軽く回します。
次に首を後ろから肩に撫でるようにマッサージしましょう。
マッサージをするときはボディオイルやクリームを使用することで滑りがよくなります。
方法②:胸鎖乳突筋をほぐす
胸鎖乳突筋も咬筋とつながっている筋肉の一つです。
この筋肉もあらかじめほぐしておくことでコリをほぐしやすくなります。
首をひねったときに、膨らむ部分が胸鎖乳突筋です。
手のひらで包み込むようにして外側から内側にマッサージしていきます。
胸鎖乳突筋をほぐすことで首が太く短くなるのを防ぎ、すらっと美しい首筋を作ることができます。
方法③:耳回し
耳も咬筋とつながっていると言われています。
耳たぶをつまんで、後ろむきに回していきましょう。
耳から伝わる振動で、咬筋をほぐしていくことができるんだとか。
あまり強く引っ張る必要はありません。
小さな揺れでもきちんと効果を実感できるでしょう。
方法④:顎スライド
顎周りに手を添えて、口を軽く開けます。
そこから顎を左右に10回ずつスライドさせましょう。
次に前後にも10回スライドさせます。
首を動かさないように、顎を意識して動かすことがポイントです。
方法⑤:口を開け閉めストレッチ
顎を出すようにして口をゆっくり開けていきましょう。
無理のないくらいに大きく口を開けたら、そのまま1~2秒キープします。
再び口を閉じて、同じ動きを繰り返します。
普段動かさない筋肉も動かすことができ、あご周りのストレッチにつながります。
時間をとらずに行うことができるので、実践してみましょう。
方法⑥:こぶしを使ってほぐす
まずは握りこぶしを作ります。
人差し指から小指までの第3関節を使ってほぐしていきましょう。
滑りをよくするために、この部分にクリームやオイルを塗ることがおすすめです。
まずは、2分ほど咬筋を上から下にこぶしを滑らせながらほぐします。
コリがひどいところは円を描くように入念に行いましょう。
次に、頬骨の下から骨を持ち上げるようにして、小鼻から耳に向かって3往復スライドさせます。
筋肉の位置を意識してマッサージを続けましょう。
方法⑦:側頭筋ほぐし
奥歯をかみしめないように、力を抜いた状態で行います。
頭の横、耳の上に手の付け根を置いて、円を描くようにコリをほぐします。
シャンプーのついでなどにも行って、習慣にしていきましょう。
咬筋のコリを防ぐ対策
では、咬筋のコリを防ぐ対策にはどんなものがあるでしょうか?
- 歯の食いしばりを減らす
- 固い食べ物は避ける
- いい姿勢を保つ
次に、咬筋のコリを防ぐ対策を詳しくいていきましょう。
対策①:歯の食いしばりを減らす
歯を食いしばることが癖になっている人は、その分あご周りにもに負担がかかってしまいます。
普段から歯の隙間を開けて過ごすように意識しておきましょう。
特に、寝ている間に歯を食いしばったり、歯ぎしりをする人は枕を変えて改善していくことがおすすめです。
タオル丸めて首の後ろに置き、高さを調節するだけでも効果的。
また、マウスピースを使って、食いしばりを防ぐのもおすすめです。
対策②:固い食べ物は避ける
せんべいやするめ、ガムなど咀嚼回数が多くなるものは、その分咬筋も疲れやすく、凝りやすくなります。
もし、固いものが食べたくなったときは、奥歯だけで噛まずに前歯も使っていきましょう。
力を入れる部分を分散させることで、負担を減らすことができるはず。
対策③:いい姿勢を保つ
首が前に倒れていたり、猫背になっていると口元に力が入って、歯も食いしばりやすくなってしまいます。
首や肩にも余計な力が入り、常に緊張状態が続きます。
意識をして良い姿勢を保つことで、首や肩への負担を減らすだけでなく、咬筋のコリを防ぐこともできます。
見た目にも小顔に見えたり、スタイルがよく見えるのですぐにでも姿勢改善していきましょう。
咬筋が痛いと感じたら?
原因
痛みを感じるときは咬筋に負担がかかり過ぎて、筋肉痛のような状態になっているのかもしれません。
普段なかなか使用していない筋肉に負担がかかると、炎症状態になり痛みを感じることがあります。
最初は鋭い痛みを感じるものの、徐々に回復してくるでしょう。
また、コリが原因で筋肉が固くなり、リンパがたまって痛みを処している場合もあります。
対処法
痛みが強い場合にはシップや冷たいタオルなどで患部を冷やすことで痛みを緩和することができます。
特にお風呂上りは血行が促進されて、痛みが出やすいので患部を冷やしてみましょう。
また、慢性的に痛みを伴うときはコリをほぐすためのマッサージを取り入れることが効果的。
筋肉を柔らかくして、緊張もほぐしていきましょう。
痛みが伴ううちは無理をして口を動かすことは避け、柔らかい物を食べることで痛みを抑えることもできますよ。
ただし、長く痛みが続くようであれば思わぬ病気が潜んでいる可能性もあります。
症状が改善されない場合は医師に相談し、詳しい検査を受けましょう。
咬筋のコリをほぐして、理想の小顔を手に入れよう
口を開け閉めするのがつらく感じたり、思うように動かしづらいと感じたときは咬筋のコリが原因かもしれません。
そのままにしておくと、エラが張ってしまったり、肩こりや頭痛を引き起こしたりと様々な影響を及ぼしてしまいます。
一見、美容とは何の関係もなさそうな筋肉ですが、きちんとマッサージしてほぐしていくことで、顔を小さく、若々しく見せることもできるんだとか。
そして、マッサージは継続していくことで正しい効果を発揮します。
毎日の習慣にして、コツコツケアを続ければ、健康面にも美容面にもうれしい効果が発揮されるはずですよ。
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