人たらしとは？人たらしの特徴と人に好かれる術を紹介

「人たらし」とは？

人たらしの意味

「たらす」は漢字で「誑す」と書き、「誑す」は「たぶらかす」とも読みます。
つまり人たらしは「人をだますこと（人）」という意味です。

「女たらし」「男たらし」は「うまいことを言ったり、色仕掛けで異性を誘惑してまるめこむこと」を言います。
同様に人たらしは元来「八方美人」や「詐欺師」に近い、悪人の要素がありました。

現在人たらしは「人に好かれる人、魅力ある人」など、良い意味で使われています。

人たらしが良い意味になったきっかけ

人たらしが良い意味になったのは、司馬遼太郎の歴史小説「新史太閤記（しんしたいこうき）」の中で、豊臣秀吉の成功の理由が「人蕩し（ひとたらし）の天才」だと記されたからです。
貧農出身で体も小さい秀吉は人の心をつかむのが上手く、その才覚で天下統一を成し遂げました。

人の心に入るのが得意、特に部下の扱いが巧妙で、部下が進んで秀吉の役に立ちたいと思わせる魅力がありました。
このことから人たらしは「誰とでも上手につき合う人」と解釈されるようになったのです。

人たらしの特徴

1. 明るい笑顔
2. コミュニケーション能力がある
3. 言葉づかいが丁寧
4. 裏表がない
5. 人が好き
6. ポジティブ
7. 距離のとり方が上手
8. 押しつけない
9. 目上の人にかわいがられる
10. 争わない
11. 感謝と謝罪を忘れない
12. 許容範囲が広い

特徴①：明るい笑顔

人たらしの特徴は明るい笑顔で、基本いつも笑顔です。
例えば人に道を尋ねたいとき、笑顔の人と不機嫌そうな人がいた場合、笑顔の人に聞きますよね。

通りすがりの人ですら人を引き寄せる効果がありますから、学校や職場、家庭でも笑顔は高感度アップです。
さらに笑顔を作る（口角を上げる）と顔の筋肉がほぐれ副交感神経が活発になり、リラックスします。

人たらしに人が寄ってくるのは、この緩さが心地良いのです。

特徴②：コミュニケーション能力が高い

人たらしにはたくさんの人が集まるので、交流しているうちにコミュニケーションスキルが高くなります。
誰とでもどんな話題でも対応できる技は、素直に尊敬できます。

特別な話術があって話し上手ではなくても、他愛のない話をしながら笑っています。
「良い天気ですね」「暖かくなりましたね」「お花見に行きましたか?」など、誰でもできそうな会話です。

誰とでも笑顔で接するのが、人たらしのコミュニケーション能力の基本です。

特徴③：言葉づかいが丁寧

丁寧な言葉づかいは、人たらしの特徴のひとつです。
デヴィ夫人は人をディスったり目茶苦茶なことを言うことがありますが、言葉づかいが丁寧なので毒が70%オフになっています。

相手に敬意と思いやりをもって接していることが如実に表れるのが、言葉づかいです。
丁寧な言葉づかいをされた人は「自分は大切にされている」と感じます。

人たらしは、堅苦しくなく自然体で丁寧な言葉づかいができます。

特徴④：裏表がない

人気者の人たらしは、裏表がない人です。
他者評価を気にしないので自分に正直で「嬉しい!」「楽しい」「それは嫌い」と思ったことをそのまま口にします。

正直で空気を読まない発言で反感を買っても、まったく気にしません。
「何も考えていないんだな」「こういう人なんだ」と分かりやすいのが人たらしの特徴です。

「親切なことを言うけれど、裏で何を考えているか分からない人」「裏がありそうな人」と比較すると、断然良いでしょう。

特徴⑤：人が好き

人たらしは、人が大好きで人懐っこい人が多いです。
初対面の人でも自分から話しかけて、すぐに仲良くなります。

人が好きで他人に興味があるので、その人と気が合うかどうかは「話してみて考えよう」と行動します。
気軽に話しかけるので、相手も身構えずにリラックスして話すことができて、親しくなります。

気になった異性に気軽に話しかけ、仲良くなるのが早いので恋愛も成就しやすいです。

特徴⑥：ポジティブ

人たらしと言えばポジティブ、と言われるくらい世渡り上手の基本です。
よく例えに出されるのが「コップの水」で、コップに半分の水が入っていて「半分しかない」と思うのがネガティブ思考、「半分もある」と考えるのがポジティブ思考です。

つまり「物事を前向きに捉える」のがポジティブで、人たらしの得意技です。
「水が半分もある!」と喜ぶ人は、小さなことでも「嬉しい!」と喜んでくれるので、周囲の人も「ポジティブな人と一緒にいたい」と集まって来ます。

特徴⑦：距離のとり方が上手

人たらしは人との距離の取り方が絶妙です。
どうしても親しくなれない「距離感がある人」、土足で踏み込んできてウザい「距離を縮めすぎる人」に困っている人の側で、人たらしは悠々と人に好かれます。

人との距離の悩みは「もっと仲良くなりたい」「離れたい」など、人間関係の中でもどかしく感じるときに起こります。
人たらしが上手な距離感を保っているのは、自分が心地良く感じるスタンスを貫いているだけなのです。

決して無理をせず、相手が望む距離感に囚われず、自分が我慢をしないのがポイントです。

特徴⑧：押しつけない

人たらしは自分の価値観を人に押しつけることは絶対にしません。
人のメイクやファッションを「あの年齢でピンクの口紅はどうかと思う」「その服可愛すぎない?」と、自分のセンスに余程自信があるのかいちいちジャッジする人、嫌ですよね。

いくら仲が良くても人の考えと自分の考えは違うものだと、人たらしは分かっています。
「それは違う」「こうしたほうがいい」と余計なアドバイスの押しつけをしません。

特徴⑨：目上の人にかわいがられる

人たらしは、上司など目上の人にかわいがられます。
礼儀正しく謙虚な姿勢と愛嬌が、年配者のハートを掴みます。

礼儀正しくすることで相手への敬意を示し、謙虚な姿勢を見せることで素直に受け入れるとアピールします。
これに「憎めない」と思わせる愛嬌が加われば、完璧な「年配者たらし」です。

目上の人に好かれる人は、後輩や部下からも慕われることが多くまさに人たらしです。

特徴⑩：争わない

人たらしは、もめ事やケンカが嫌いです。
人間関係の中で対立したり攻撃し合ったりするのが苦手なので、争いません。

学校や職場には必ず好戦的な人や、言い返さずにはいられない人が一定数います。
こういう人たちの無駄な争いごとには首を突っ込まず、重苦しい空気になると話題を変えてトラブルを回避したり、サッとその場を離れます。

場の空気を乱さない人たらしは、社会平和を支えています。

特徴⑪：感謝と謝罪を忘れない

人たらしは「ありがとう」と「ごめんなさい」を素直に伝えます。
小さなことひとつひとつに対して「ありがとう」「ごめんなさい」を言い続けると、感謝と謝罪がきちんとできる人になり、人たらしの出来上がりです。

言葉に言霊（ことだま）が宿っているのは周知の事実で、「ありがとう」と言い続けると「この人のおかげだ」と相手のことが好きになれます。
また「ごめんなさい」を言い続けると「次からは気をつけよう」と向上心が芽生え、人として成長できます。

特徴⑫：許容範囲が広い

人たらしはいろんな意味で許容範囲が広いのが特徴です。
年齢や性別で人を判断せず、どんな人とでもフラットに接して、価値観の違いも大抵のことを納得して受け入れます。

人たらしは「自分も完璧ではない」ことをよく知っています。
「自分も間違えることがあるから、他の人も失敗することくらいあるだろう」と思っているので、自然に許容できるのです。

男性100人に聞く！人たらしな女性に恋した割合

人たらしな人は愛嬌があり、友達に好かれやすいです。
そんな人たらしはやはり恋愛でも有利なのでしょうか？

男性100人に「人たらしな女性に恋したことがあるか」をお聞きしました。

Q.人たらしな女性に恋したことはある？

人たらしな女性に恋をしたことがあると回答した男性は約3人に2人！
かなりモテていることが明らかですね。

では、実際に人たらしに恋した男性たちに人たらしな女性に惚れたエピソードをお聞きしました。

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男性100人が激白！人たらしな女性との体験談

人たらしな女性はかなりモテますね。
男性たちは彼女たちのどこに惹かれたのでしょうか？

ここでは男性たちに自らの体験談を告白してもらいました！

Q.人たらしな女性とのエピソードを教えて

男性のコメント

人たらしな女性は、【誰に対しても平等】なところがモテる秘訣。
そんなみんなに優しく明るいところに惚れてしまう男性が多いのです。

そして、男性の「あの笑顔を俺だけのものにしたい」という気持ちを駆り立てるみたい。
人たらしな女性は男性を惹きつける魅力がいっぱいですね。

では、モテる理由を詳しく見ていきましょう。

人たらしがモテる理由

人たらしは男女に関係なく人気があるので、当然モテます。
人たらしがモテる理由は、以下です。

1. 気配り上手
2. とにかくマメ
3. 甘え上手
4. 面倒見がいい
5. 相手によって態度を変えない

理由①：気配り上手

人のことを自分の身に置き換えて考えられる人は人たらし要素があり、気配り上手です。
気配り上手な人はとにかくモテます。

職場でホールケーキの差し入れをもらった場合、その場にいない人の分も平等に切り分けておき、さらにフォークの代用品（爪楊枝や使い捨てマドラーなど）を添えてくれる人は、気配りができていて素敵です。
「もらったから切って出しましたよ」だけでは自分の仕事（ノルマ）をこなしただけで、食べる人のことは考えられていません。

理由②：とにかくマメ

人たらしはとにかくマメで、異性にもモテます。
職場でも他の人が嫌がるゴミ捨てなどを、気づいたときにさりげなくしています。

飲み会でもオーダーをしたり料理を取り分けたり、空いたお皿を重ねたり、労を惜しむことなく行動します。
またメールやSNSの返信が速いのも特徴です。

マメにチェックしてマメに返信するので「この人とつき合うと幸せそうだ」と思われ、モテるのです。

理由③：甘え上手

人たらしは、相手の懐に入るのが上手です。
懐に飛び込むのはリスクも大きいけれど、いざ入ってしまうと守ってもらえるし、得ることも多いのです。

懐に入るのが上手い人は甘え上手で、自分の弱みを認めてさらけ出す勇気を持っています。
「じつは電話が苦手なのでお願いしていいですか?その代わり書類作成は全部引き受けます」と、率直に打ち明けて交渉します。

甘えられると「頼られている」嬉しさを感じ、また弱点告白の素直さも加わって、人たらしに惹かれます。

理由④：面倒見がいい

困っている人を放っておけないのが人たらしの特徴です。
気配りができて手助けしたりお世話をしたり面倒見が良いので、友人や同僚の間では頼りにされ、ひそかにモテています。

体調が悪そうな人、券売機の前で思案に暮れているお年寄り、両手が荷物でふさがって落とし物を拾えない人など、困っている人を見て見ぬふりができないのです。
すぐに駆けつけて自分にできることをしてあげる、モテないはずがありません。

理由⑤：相手によって態度を変えない

相手が男性でも女性でも、お金持ちでも貧乏でも、美人でもそうじゃなくても態度を変えないのが、人たらしのモテる理由です。
見える部分でしか判断できないのはわかるけど、人たらしは「人は外見だけでは分からない」ことを認識しています

何ひとつ不自由ないと思っていた人がじつは苦労人だったり、お金持ちだと思っていたけどただの貧乏な浪費家だったとか、そういう人も多いのです。
誰も分かってくれない自分があるように、どの人にも分からない部分があります。

人たらしはジャッジをせずに誰とでも平等に接するので、モテます。

男女200人にアンケート！人たらしになる方法

モテること間違いなしの「人たらし」。
そろそろ「人たらし」になる方法が気になってきますね。

今回は、人たらしになるにはどうしたらいいのかを調査してみました！

Q.人たらしになる方法を教えて

男性のコメント

女性のコメント

「人たらし」になる鉄則として「この子と一緒にいると楽しい・心地が良い」と思わせること！
相手をもてなすくらいの気持ちで、誰に対しても明るく笑顔で真剣に接してみましょう。

また、どんなに優しくても見た目の清潔感がないと幻滅されてしまうかも。
身だしなみも心も綺麗にして、相手を思いやる素敵な人を目指してみてください。

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人に好かれる人たらし術

人たらしと言われるくらい、人に好かれたいですね。
人に好かれる人たらし術をご紹介します。

1. 身ぎれいにする
2. 悪口を言わない
3. 否定しない
4. 人の話をよく聞く
5. 褒める
6. お誘いを断らない
7. 相手のことを好きになる
8. 思いやりを持つ

人たらし術①：身ぎれいにする

人たらしになるには、まず身ぎれいにしましょう。
人は内面が最重要ですが、内面を変えるのは困難で何年もかかることがあります。（変えられないかもしれません）

その点、外見はすぐに変えられます。
なりたい自分をイメージして、イメージ通りのメイクやファッションにすればいいのです。

下着もヨレヨレだったら買い替えて、髪や肌もお手入れしてツヤツヤに保ちます。
外見に自信がつくと、堂々と振るまうことができて人を魅了できます。

人たらし術②：悪口を言わない

人たらしは、悪口や愚痴を言いません。
「ここだけの話だけど」と人の悪口を言う人は、いろんな人に「ここだけの話」をしているので「自分のことも何か言ってるかもしれない」と信用されません。

人たらしは人から嫌なことをされても、いちいちネタにして発散したり、告げ口をしません。
自分の正しさは自分でよく分かっているので、他人に共感してもらったり承認されなくても大丈夫なのです。

人たらし術③：否定しない

人たらしになりたかったら、「でも」「そうじゃなくて」と否定から話し始めることはやめましょう。
言っていることを遮られたり否定されると、人は「認められていない」と感じてイラつきます。

価値観の違いを認めていれば、嫌なことを言われても「この人はそういう考え方なんだね」で済みます。
迎合しなくてもいいけど、否定するほどでもありません。

まずは「そうなんだ」「そういうふうに思ってるんだね」と相手の発言を受け入れてください。

人たらし術④：人の話をよく聞く

人たらしを目指すなら、人の話をよく聞きます。
人たらしはとにかく聞き上手です。

聞かないと話の内容が理解出来なくて、自分の言いたいことも話せません。
コミュニケーション力はうまく話すことではなく、いかに相手の話をきいてあげられるかで決まります。

聞いている時は「聞いてるの?」と思わせる態度やノーリアクションはNGです。
たとえ嫌いな人でも、しっかり聞くと貴重な情報が得られます。

人たらし術⑤：褒める

人を褒めるのが上手な人たらしをお手本にしましょう。
「褒め効果」は今や常識ですが、頑張ることが美徳である日本では「まだまだ」「もっと努力を」となかなか実践されないのが現状です。

学生時代に「今回の作文、とても良く書けていたね」と言ってくれる先生と「作文コンクールで優勝を狙わないとダメだ」と言う先生、どっちが好きでしたか?
そしてどっちが「頑張ろう」と思えましたか?

褒める人には、人が集まります。
人たらしと言われる理由はここにあります。

人たらし術⑥：お誘いを断らない

人たらしに憧れるなら、お誘いは基本断らない方針にします。
歓迎会や親睦会、飲み会も遊びも、基本参加します。

どうしても参加できない事情がある場合はもちろん欠席ですが、「あまり気が進まない」レベルだったら途中抜けすれば良いのです。
参加してみると、途中抜けが惜しいくらい楽しいかもしれません。

いつもお誘いが多くて忙しくても楽しそうな人たらしは、断らないからこそ人たらしなのです。

人たらし術⑦：相手のことを好きになる

人から好かれるには、まず相手のことを好きになることです。
これぞ人たらしの極意です。

相手のことを好きになる方法は、相手の良いところを見つけることから始めます。
常に「この人の良いところはどこかな」という目で相手を観察します。

嫌いな上司でも「残業で遅くなるとLINEしていた。家族には優しいんだな」と分かると、ちょっとなごみませんか?
今日から「人の良いところ探し」を始めて、人たらしへの道に進みましょう。

人たらし術⑧：思いやりを持つ

人たらしを志すなら、関わる人に対して思いやりを持つことです。
相手の気持ちを考える、相手の立場に立って考えられるのが人たらし術です。

相手の気持ちは想像するしかないので、つい「自分だったら」を前提にしてしまい、独りよがりな思いやりになりがちです。
どうしても分からないときは「どうして欲しい?」と相手に聞くのが一番です。

自分が思う相手の幸せではなく、相手が思う相手の幸せに寄り添うことが人たらし流の思いやりです。

ビジネスで活用できる人たらし術

人たらし術はプライベートだけではなく、仕事にも役立ちます。
ビジネスで活用できる人たらし術は、以下のものがあります。

1. 礼儀正しく
2. チャンスを逃さない
3. 上手に頼る
4. 軽快なフットワーク
5. 事実をフラットに受け入れる

人たらし術①：礼儀正しく

ビジネスに成功する人たらしになるには、まず礼儀正しいことが肝心です。
社会の秩序を保ち人間関係を円滑にするためには、欠かせません。

挨拶ができる、正しい敬語が使える、謙虚な姿勢などの基本的なことで、これが出来ていれば「仕事ができる人」とみなされます。
たったそれだけのことで周囲からの信頼が得られるのです。

人たらし術②：チャンスを逃さない

「チャンスの神様は前髪しかない」と言われ、チャンスは一番のタイミングで掴まないと、二度と掴むことが出来ません。
人たらしは、チャンスを掴むのが抜群に上手です。

チャンスを掴むのは運もありますが、タイミングを見計らう判断力や自らの行動力です。
依頼の電話をするときは、相手が忙しい時間帯を避けるなど、相手の立場になってタイミングを計ります。

小さな気づかいが大きなチャンスを掴む結果になるのは、人たらしマジックです。

人たらし術③：上手に頼る

人たらしの天才・豊臣秀吉が発揮したダントツの才覚が「上手に頼る」でした。
部下たちは死地に赴くときでさえ、秀吉のために喜んで行ったと言われています。

お金や権力で人を動かすことはできても、力を失ったら誰もいなくなってしまいます。
人たらしは「その人自身の魅力で」人に頼り、力になってもらいます。

頼られると「自分は頼りにされる存在だ」と嬉しくなり、助けたいと思うものです。

人たらし術④：軽快なフットワーク

人たらしはフットワークが命です。
フットワークが軽い人は行動力があり、気持ちの切り替えも早いので、仕事では心強い存在です。

行きたいところに行き、会いたい人に会い、したいことを片っ端からします。
物怖じせずに「とにかく行動する」が基本姿勢なので、失敗もありますが学びも多いのです。

失敗しても、切り替えが早いので引きずることなく「次はこうしよう」とケロッとしています。
魅力満載で人たらしを凝縮したようなこのタイプ、ぜひ一緒に仕事をしたくなります!

人たらし術⑤：事実をフラットに受け入れる

事実をフラットに捉えるのは簡単そうでなかなかできない、人たらしの上級テクです。
例えば子供が食事中にコップの水をこぼしてしまったとき「忙しいのに余計な仕事を増やして!」と怒る人がいます。

この場合、事実は「子供がコップの水をこぼした」だけです。
お母さんは「拭かなくちゃ」「ごはんも水浸し」「子供の服も濡れたから着替えさせないと」「時間がない」と連想して怒りに薪をくべています。

人たらしは事実をフラットに感情と切り離して捉えることができるので、感情を暴走させることがありません。

人たらし診断！あなたは素質アリ？それともナシ？

診断①：年齢や性別を問わず友達が多い

性別や年齢を超えて幅広く友達が多い人は、間違いなく人たらしです。
相手をステータスで判断せず、誰でも分け隔てなく受け入れるので多くの人に好かれます。

誰に対しても同じ態度で接するのはとてもハードルが高く、ちょっとやそっとで出来ることではありません。
上司にも部下にも態度を変えることなく自分のスタンスを貫くメンタルの強さは、周囲の人の尊敬を集めます。

診断②：自分から挨拶をする

いつも自分から明るく挨拶をする人は、人たらしの才能があります。
世の中にはいろんな人がいて「挨拶をしないのが自分ルールなの?」と思うくらい挨拶をしない人もいます。

人たらしはそんな「絶対に挨拶をしない人」にもにこやかに挨拶をします。
「挨拶されても無視されて嫌じゃない?」と聞くと「今日はしたくない気分なのかな?」と、気にしていません。

人たらしが人たらしたる所以です。

診断③：メールやLINEの返信が速い

メールやSNSの返信が速い人は、人たらしの素質があります。
誰でも問い合わせや打診、告知に対して、早めに回答や承認をもらうと助かります。

また自分に関心を持って接している、後回しにされていないと思えて、好感が持てます。
プライベートで返信が速いと「大切にされている」と感じられるのと同じです。

逆に返信が遅いと、仕事の効率が悪いと思われたりルーズな印象を持たれてしまいます。

診断④：人に相談することがある

大切なことを人に相談できる人は、有望な人たらしです。
人たらしの特技に「相手の懐に入るのが上手」なことがあり、悩みを打ち明けるのはまさに相手の懐に入る最適な手段です。

悩みという自分の弱点をさらすことでプライドを捨てて、相手に教えを乞うのです。
頼りにされた人は、喜んで役に立とうとしてくれるでしょう。

距離を近づけるのにも有効で、人たらしは意識せずに自然に行います。

診断⑤：約束を守る

どんなに小さな約束でも守る人は、人たらしスキルが高いです。
相手が小さな子供でも「お土産を持って行くね」と言ったら、必ず何かプレゼントを携えて会いに行きます。

どうしても約束が守れなかった場合も、言い訳したり正当化せず、素直に謝ります。
人たらしは人を大切に思っている誠実な人です。

診断⑥：人見知りをしない

人見知りをしない人は、潜在能力の高い人たらしです。
人見知りとは、主に初対面の人に対して「上手く話せない」と打ち解けるのが苦手なことです。

「自分は人見知りだから」と言う人が多いけれど、本当にそうでしょうか?
初対面の人と話すのが面倒だったり、自分を大きく見せたい（本当の自分がバレるのが怖い）のが理由で、人見知りを言い訳にしていませんか?

ありのままの自分で大丈夫!と信じて、人見知りの言い訳をやめ、人たらしを目指しましょう。

診断⑦：共感力がある

共感力がある人は、天性の人たらしです。
人は誰でも承認欲求があり「そうだよね」「わかるわかる」と共感してもらうと満たされます。

人たらしは共感力があるので「自分のことをよく分かってくれる」と思われて、多くの人に慕われています。
他人が嬉しいと自分も嬉しい、他人の痛みに自分の心を痛める、人の心に寄り添う人たらしは良い人間関係を築きます。

診断⑧：お誘いが多い

お誘いが多い人は、すでに才気あふれる人たらしです。
誰でも一緒にいたい人、一緒にいると楽しい人を誘うので、よく誘われるのはそれだけ人に好かれている証拠です。

逆に誘われない人だって魅力がないわけではありません。
誘わない理由ナンバーワンは「誘ってもどうせ来ない」なのです。

誘われたらとりあえず行く!と決めて行動して、お誘いの多い人たらしになりましょう。

診断⑨：プラス思考

プラス思考の人は、天賦の才がある人たらしです。
「人生なんとでもなる」と心から思っています。

生きているとどうしても辛いことがありますが、それに囚われているとストレスがたまって心身を壊します。
「今日は辛いことを棚に上げて、ショッピングを楽しもう」と、くよくよ悩むのを一旦中止にしましょう。

人たらしはいつも楽しそうです。
毎日楽しく過ごすことが人たらしの必須条件かもしれません。

診断⑩：誰とでも話せる

誰とでも話せる人は、人たらしのセンスがあります。
年上年下、男性女性、英語が話せなくても外国人とも笑って盛り上がれます。

人が好きで、人との関りが好きなので、誰とでも友達になります。
人たらしは自分に素直なので、自分が話したいから話します。

好きだからという理由で好きを極めた結果、誰とでも話せる特技を身につけたのです。
話題が豊富ではなくても、人たらしは人間的魅力で引き寄せます。

人たらしに関するおすすめの本

おすすめ①：「人たらしのブラック心理術」

「ブラック心理術」のタイトルに緊張しますが、内容はいわゆる「人心掌握術（じんしんしょうあくじゅつ）」が具体的に丁寧に解説されています。
人心掌握術とは「人の心を掴んで、意図した方向に上手く向かわせること」で、まさに人たらしになる方法です。

カリスマ心理学者・内藤誼人氏による、人たらしになるテクニックが満載です。
多くの人に好かれたい、ビジネスで成功したい人におすすめです。

おすすめ②：「嵐　二宮和也の人たらし術」

芸能界きっての人たらしとして名を馳せる、嵐の二宮くん。
歌もダンスも役者としても才能があり、共演者だけではなくスタッフにも絶大な信頼を得ています。

そんな人たらしの二宮くんが誰からも愛される理由が、この一冊に書かれています。
日常のちょっとした気遣い、自分の短所を熟知して活かしていること、目標を設定して今できることに専念していること。

二宮くんファンはもちろん、そうでない人も人たらしの参考書としてどうぞ。

おすすめ③：「人たらしの流儀」

元外務省主任分析官の作家・佐藤優氏の「人たらし」流儀なので、具体的で実践的、しかも経験済みです。
インテリジェンスの世界で通用する人たらし術は、日常生活でも応用可能なことがたくさんあります。

例えば「嘘をつかないこと」「良い小説とノンフィクションを大量に読むこと」。
普段の生活で出来ることが、国を動かすことに繋がるのだとしみじみと感じさせられます。

いかに相手と関係を築くかを重要視した一冊です。

人たらしになるには努力が必要、少しずつ積み重ねよう

「人たらし」は良い意味で使われる、褒め言葉です。
人に好かれて、誰とでも上手につき合うなんて、人たらしになりたい!と思いますね。

でも人たらしは聞き上手だったり約束を絶対に守ったり、お誘いを断らなかったり、本人の努力も必要です。
人たらしを目指すよりも、人たらしとお友達になったほうが良いかも…?

無理をせずに少しずつ人たらし術を実践して、いつか人たらしと呼ばれてみたいですね。