自我が強いの意味とは?自我が強い人の特徴10個&性格の改善法
「自我が強い」という言葉をきいたことはありませんか。 具体的に、自我が強い人に見られる特徴や、上手なつきあい方を見てみましょう。 自我が強い人の特徴や心理を知れば、より自我が強い人のことが理解しやすくなるでしょう。
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「自我が強い」の意味とは?

自我という言葉について考えてみましょう。
私たちは常に自分と他者、外側の世界を分けて考えています。
そのときに意識される「自分」が自我と言い換えられるでしょう。
自己とそれ以外を区別して認識される自分であり、「これこそが私である」という認識と言えます。
一般的には、もう少しわかりやすい感覚でとらえられることが多く、自分の意見や生きざま、ポリシーのようなものとして手折ら得られることが多いでしょう。
自我が強いということは、他人に対して、より強く「私」を主張する人のことと考えられるでしょう。
自我が強い人の特徴【行動】

自我が強い人に見られる特徴をご紹介します。
- 意見を曲げない
- 謝らない
- 自分の扱われ方を気にする
- 融通がきかず、こだわりが強い
- 場をしきりたがる
行動①:意見を曲げない
まず、目立った特徴には自分の意見を曲げないという点があります。
自我が強い人は、自分の意見が正しいと信じていて、他の人の意見に従うのを嫌がります。
さらに、自分の意見よりも他人の意見が取り入れられることは、自分を否定されたような気持ちになり、自分を低く見られたと感じるでしょう。
話し合いの場でも、常に自分の意見を強く主張します。
行動②:謝らない
自分の非を認めず、謝らないのも特徴です。
自分の失敗を認める事が苦手で、自分の正当性に目が行きがちです。
そのため、ミスや間違いがあっても、あやまらない人が多いでしょう。
行動③:自分の扱われ方を気にする
普段から自分の扱われ方を気にするところも、自我が強い人に見られる特徴です。
他者の目を気にして、集団のなかの立ち位置に敏感です。
自我が強いと、自分の存在をより印象的に刻みつけようという気持ちが働きます。
ちょっとでも人の後ろに置かれるのを嫌がる人に心当たりはありませんか。
自我が強い人は、自分がs集団のなかで尊重され、よい立ち位置にいるかを気にする場合が多いでしょう。
行動④:融通がきかず、こだわりが強い
いろいろなことを柔軟に考えるのが苦手で、融通がきかないのも、よく見られる特徴です。
自分の意見や、感情を絶対視する傾向が強く、他の意見や、想定外の環境をくみとれません。
自分の思う通りの筋書きや予定に執着が強くなるでしょう。
そのため、融通がききにくく、こだわりが強い人が多いはずです。
行動⑤:場をしきりたがる
よく言われる特徴には、場をしきりたがるというのもあります。
複数人が集まったときにその場の中心になりたがる人が多いでしょう。
クラスで一人や二人、声も主張も大きい、仕切りたがりがいるものですね。
物事を自分中心で進めたい気持ちが強く、自我が強い人と言えるでしょう。
自我が強い人の特徴【言動】

自我が強い人の言動から、その特徴を考えてみましょう。
- 「でも」が多い
- 自分の話に寄せていく
- 余計なアドバイスでお節介をやく
- 自分の気持ちをはっきり言う
- 自分の弱いところは話さない
言動①:「でも」が多い
会話のなかで「でも」が多いのは分かりやすい特徴のひとつです。
基本的に人の意見いり、自分の意見を通したい気持ちが強く、否定的な言葉が多くなるでしょう。
また、同意するときでも、素直に「そうですね」ということは少ないでしょう。
同じ意見であっても、他者を否定し、自分の優位性を印象づける言い方をする人が多くなります。
お喋りしていても、相づちがわりにでもを繰り返す人は、自我が強い人と言えるのではないでしょうか。
言動②:自分の話に寄せていく
お喋りをしていても、すぐに自分の話に持っていくのもよく見られる特徴です。
相談事など、明らかに別の人が主役の会話も、いつのまにか自我が強い人の話になってしまいます。
自我が強い人は、こうした会話がうまく自然に自分が主役の話に持っていくことがあります。
言動③:余計なアドバイスでお節介をやく
自我が強い人は、どんなことにでも関わりたがる傾向が強いです。
何ごとにも一枚噛みたい人に心当たりはありませんか。
自分が知らない間に話が進むのを嫌がったり、つま弾きにされることに敏感です。
そのため、つい余計なおせっかい心を出して、余計なアドバイスをしてしまいがち。
心配からというよりは、自分も関わりたいという野次馬に近い感情が透けて見えるため、ときにはうざいと思われてしまうことも...。
言動④:自分の気持ちをはっきり言う
自分の意見を遠慮なく言うところも、よく見られる特徴です。
自我が強い人は、自分の意見の正当性を信じていて、主張することに気後れしません。
どんなときでも、意見をはっきり言い、主張できるので男らしくうつることも珍しくありません。
言動⑤:自分の弱いところは話さない
お喋り上手で社交的な印象もある自我が強い人ですが、一面、自分のプライベートなところや弱い部分を話さない傾向があります。
よりよい自分を誇りたいという気持ちが強く、自分の弱いところや認めにくい面を表には出しません。
そのため、人のプライベートな話には参加していても、自分のプライベートは明かさない人が多いでしょう。
口数も多く、いろんな話をしていても、実はプライベートが見えてこない人は自我が強い人に多くなります。
自我が強い人の心理

続いて、自我が強い人の心理についてみてみましょう。
- 自分が中心でいたい
- 自分が正しいと思う
- 自覚がない
- 失敗を認めない
- 否定されることに弱い
心理①:自分が中心でいたい
いろいろな場面で、自分が中心にいたいというのが、自我の強い人に見られる心理です。
もっと言えば、自分がリーダーでありたいという気持ちを強く持っているでしょう。
それはカリスマ性があるとか、人を導く試案があるというよりも、誰よりも注目を浴び自分を強く打ち出したいという気持ちからきています。
そのため、見当違いに目立ってしまい、集団の中で浮いた存在になってしまう場合も…。
しかし、こうした自我の強さと、資質がうまく組み合わされば、よりよいリーダーシップを発揮するケースも珍しくないでしょう。
心理②:自分が正しいと思う
常に自分が正しく正当であるという感覚を強く持っているでしょう。
人は、いろいろなタイミングで自分を疑ったり、振り返ったりするものです。
しかし、自我が強い人の場合、そうした機会は少なくなります。
それは、もともと自分に対して絶対的な正当性を持っているからです。
これはいろいろな見識から生み出されるものではありません。
そのため、他人を受け入れられず、排他的な考えと裏表になりやすいでしょう。
自分を正当化するために他人を否定する気持ちにつながりやすいところはポイントです。
心理③:自覚がない
これまで見てきた特徴や、心理について、自我が強い人自身は自覚していないことが多いでしょう。
自分の正当性を信じ、自分が基準になっているため、これらの特徴は当たり前だと感じています。
自分の行動原理は、一般常識と同じだと感じている人が多いので、指摘してもあまりピンとこない人のほうが多くなります。
心理④:失敗を認めない
失敗を認めないことも、よく見られる心理でしょう。
他社とは違う自分を強く信じているため、自分の方に間違いや非があるという発想はありません。
むしろ、自分以外の他者や環境に問題があると考えがちで、何かミスがあっても認めない人が多くなります。
自我が強い人にとって、間違えているのは自分ではなく周囲の方だと感じてしまうため、理不尽な扱いを受けているように思ってしまう人も珍しくありません。
結果的にぶぜんとした態度や、反省のない様子に、周囲から信頼を失ってしまうことも…。
心理⑤:否定されることに弱い
実は否定されることに弱いところも特徴です。
自分をしっかり持っているように見えますが、一度否定されると受け入れがたくショックが大きいでしょう。
これまで正しいと信じてきた自分を否定されると、これまでの生きざま自体が揺らいでしまいます。
自分を守る本能的な気持ちも働き、自分が否定されることを極端に嫌う傾向があります。
自我が強い性格になる理由

自我が強い人の特徴について、いろいろな側面から見てきました。
ここで、自我が強くなる理由について考えてみましょう。
- 感情的になりやすい
- 視野が狭く、想像力に欠ける
- 自信がない
- 好き嫌いがはっきりしている
- 自己主張することがよいと信じている
理由①:感情的になりやすい
自我は、誰でも持っている感覚です。
それがより表に強く現れたり、強く影響してしまうのが、自我が強い人ということになります。
ここで、もともと感情的になりやすく、感情のコントロールが難しいとどうなるでしょうか。
自分の意見や行動を主張するときでも、感情の起伏が激しい人ほど、強い主張になってしまいます。
冷静に考えることが得意で、感情をコントロールできる人は、自分を出すときでも抑制された主張ができるでしょう。
理由②:視野が狭く、想像力に欠ける
自我が強いのは、視野の狭さや想像力の欠如も関係しています。
視野が狭く他人の価値観を認められなかったり、自分以外の人のことを想像できないと、結果的に自分の考えが強くなってしまいがちです。
自分以外の物事に考えが及ばず、自分の主張を通そうとしたり、自分の正しさを過信するようになるでしょう。
これまでの経験で、いろいろな価値観に触れたり、想像力を育ててこなかった人ほど、自分が強くなってしまい自我が強い人になってしまいます。
理由③:自信がない
自分に自信がないことも理由として挙げられるでしょう。
実は自分に自信がないことで、かえって自我が強くなる場合があります。
自信のなさがコンプレックスで、より自分のことを認められたいという気持ちが浮き出てきます。
自分で自分を認めたり、信頼できないからこそ、かえって周囲の認められたいと感じて主張が激しくなってしまいます。
こういったタイプの人は同じ自我が強い人の中でも、感情の起伏が激しくなったり、精神的に不安定になりがちです。
理由④:好き嫌いがはっきりしている
物事の好き嫌いがはっきりしている人も、自我が強くなってしまいがちです。
あいまいさよりも、白黒つけたい性格や、好き嫌いがはっきりしている人は、物事への寛容さがなくなります。
自分の正しさを主張する際にも、妥協点を見つけたり融通を聞かせるのが苦手で、自我が強い行動をとってしまいがち。
考え方やモノの見方に柔軟性がないと、自我が強い人になる場合が多いでしょう。
理由⑤:自己主張することがよいと信じている
これまでの経験から、自己主張をすることはよいことがと信じていると、自我が強い人になります。
自分の意見や、自分の立場を強く主張することに対して、どのような考えを持っているかがカギになります。
人は誰でも自分の考えや、自分を主張しようとする気持ちを持っています。
そこで、より自分を強く出すほうが良いことだと信じている人は、当然自我が強い人だと受け止められます。
自分を信じ、自分の意見にこだわる気持ちがあるのはもちろんですが、それをしっかり周囲に主張することが大切だと考えている人は、より自我が強い人と受け止められます。
自我が強い性格の改善法
自分は自我が強い人かも?
そんな性格を改善したい人におすすめの、改善法をご紹介します。

- 人の話を最後まで聞く
- 視野を広げる
- 色んな価値観があることを学ぶ
- 深呼吸する
- 感情的にならないように心がける
- 自分の意見を押しつけない
改善法①:人の話を最後まで聞く
まずおすすめしたい方法は、意識して人の話を最後まで聞くことです。
自我が強い人がとってしまいがちな行動に、他人の話を遮り、自分の話にしてしまうというものがあります。
ほかにも、相手の話を聞かず、認識不足のまま自分の主張を通そうとしたり、相手の立場を理解せずに行動してしまいます。
こうした短所を減らすためには、まず人の話を最後まで聞くように心がけるとよいでしょう。
自我が強い人は、自分の話がしたくてうずうずしています。
しかし、そこはぐっとこらえてまずは相手の話をしかり最後まで聞きましょう。
そのうえで、自分の意見を伝えられるようにすれば、良いコミュニケーションが生まれるのではないでしょうか。
改善法②:視野を広げる
普段から視野を広げることもおすすめの改善法です。
自分とは違った、いろいろな物事の見方を学びましょう。
そのためには価値観が違う人と触れ合い、話をするほか、本を読むこともよい方法です。
狭い自分だけの世界を飛び出し、世界を広げるように意識してみましょう。
改善法③:色んな価値観があることを学ぶ
視野を広げるとともに、いろいろな価値観があることを学ぶことも大切です。
これまで信じてきた自分主体の価値観以外にも、いろいろな価値観があり、どれもが共存して社会が動いていることを実感しましょう。
いろんな人と積極的に出会ったり、本を読むのもおすすめです。
また、海外旅行などで、違う価値観を体感してもよいでしょう。
違う価値観に出会うことは、ときに自分の失敗を認めることにつながります。
こだわりを捨て、素直な目線で新しい価値観に触れてみましょう。
改善法④:深呼吸する
普段の生活に深呼吸を取りいれるのもおすすめです。
自我が強い人は自分の正しさを強く主張するため、感情的になりやすい傾向があります。
それを改善するためには、感情をコントロールし、相手を尊重できるようになることが大切です。
普段から深呼吸で感情の起伏を整えておくと、強い主張も落ち着いてできるようになるでしょう。
冷静に相手と対話し、自分の意見が言えれば、良いコミュニケーションが生まれるはずです。
改善法⑤:感情的にならないように心がける
おすすめの改善方法はほかにもあります。
深呼吸を取り入れるのとあわせて、普段から感情的にならないように心がけることも、よい結果につながります。
自我が強い人は、どうしても自己主張が強くなりすぎて、感情的になってしまいます。
そのため、必要以上に攻撃的になったり、排他的で物事を落ち着いて判断できなくなるでしょう。
感情的にならないよう、意識しておくだけでも、気持ちの暴走を止めるストッパーになるはずです。
また、感情的になりやすい人は鎮静作用のあるアロマを取り入れたり、自分の気持ちをまず書き出すなどの工夫をするとよいでしょう。
改善法⑥:自分の意見を押しつけない
自分の正当性を信じて突き進む自我が強い人は、意見の強要に気をつけましょう。
よかれと思って、自分がよいと思うことを人にすすめるのはよいですが、押し付けてしまっては台無しです。
相手の気持ちや立場、こちらには見えない事情にも配慮して、相手を尊重する姿勢を崩さないことが大切です。
自我が強い人が忘れがちな、他者を尊重する気持ちを胸に刻むようにしましょう。
自我が強い人への対処法

周囲にいる自我が強い人の対処法を見てみましょう。
- 相手を否定しない
- 会話を楽しむ
- 見せ場をつくってあげる
対処法①:相手を否定しない
自我が強い人は自分を否定されることに強い反発を感じてしまいます。
相手を否定するような言い方をせずに、肯定的なコミュニケーションを心がけると信頼を得やすくなるはずです。
対処法②:会話を楽しむ
自我が強い人は、とってもお喋り上手。
一緒にいるときは会話を楽しんでみましょう。
人を引き込む話術に、楽しいひとときを過ごせるのではないでしょうか。
対処法③:見せ場をつくってあげる
自分に注目を集めたい、自我が強い人には見せ場をつくってあげましょう。
集団の主役になれずとも、特別感が得られる見せ場があれば、満足できる人も多いはず。
常に中心にできなくても、存在を受け止めてあげることが大切です。
自我が強いことも魅力のひとつに

自己主張ばかりが強い、マイナスイメージもある自我が強い人ですが、短所だけでなく長所もたくさんあることにお気づきですか。
特に日本社会では、あまり自分の意見を言わず、周囲とうまくやることが求められがちです。
しかし、本当によい関係を築くには、本音の主張も大事です。
自我が強い人の、ぶれない意見や姿勢は大きな魅力になるでしょう。
他人への配慮や広い視野を身につけて、より魅力的な自分を目指してみませんか。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
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