心の機微とは?機微がわかる人の特徴や機微を感じ取れるようになる4の方法
心の機微を感じ取れる人、感じ取れない人いますよね。この記事では男女200人に「心の機微には気づけるか」「心の機微に気づかれず悩んだエピソード」などをアンケート!また、心の機微を感じ取れる人の特徴や感じ取れる人になる方法も解説していきます。
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「心の機微」の意味とは?
心の機微とは表には表れない、隠れた心の動きのことです。
例えば毎日笑顔を浮かべている職場の同僚が、ある日うつで仕事を辞めてしまうなど、心の中と表に出ている感情は違うことが多いです。
普段は気づかない裏側を見てみようとすることで、人の気持ちに寄り添ってあげることができます。
毎日笑顔を浮かべていても、ふとした瞬間に真顔になったり、ちょっとした仕草で違うと感じられるようになると、敏感に気付ける人となれます。
心の機微に気づける人は6割!男女200人にアンケート
心の機微は表に現れないため、気づける方もそう多くはありません。
しかし、周りの人を常に気にかけていれば心の機微に気づけるのです。
そこで今回は男女200人に「周りの人の心の機微には気づけるか」を調査してみました。
Q.周りの人の心の機微には気づける方?
「はい」と回答したのは男女ともに6割強となりました!
多くの人間と関わるにつれて、心の機微には気づけるようになるものなのかも。
では、逆に心の機微に気づかれずに悩んだ経験についても見ていきましょう。
男女に聞いた!心の機微に気づかれずに悩んだ経験
心の機微に気づいてくれる友達がいたら、一気に信用度が増しますよね。
逆に心の機微に気づかれないと、1人で抱えることになり辛いもの。
今回は心の機微に気づかれずに悩んだ経験をアンケートしました。
Q.心の機微に気づかれず悩んだエピソードを教えて
男性のコメント
気持ちが落ちている時に、追い討ちをかけるように自分の弱い点を言われた時。(27歳)
元カノの一人で、自分が落ち込んでる時の事です。その子からは労いの言葉がなかったです。他の元カノからは普通にあったのに。(32歳)
会社の先輩。気にかけてくれる先輩で、仕事で失敗して落ち込んでたところを飲みに誘ってくれたが、まぁ飲めよとしか言わない。(28歳)
悲しいことがあっていつもより口を閉ざしていたのに、彼女がいつも通り「どっかいこうよー」と言ってきたとき、察してと思った。(26歳)
デート中に彼女が他の男の人とLINEするのを見てしまい、自分が不機嫌な返事をしているにもかかわらず気付いてもらえない。(23歳)
女性のコメント
以前付き合っていた彼氏が鈍感な人だったので、こちらの気持ちや機嫌を全然わかってくれず、困りました。(33歳)
相談事をしても論点をすり替えられ、関係の無い話をされた時。(33歳)
会社の人は皆、体調不良明けの出勤の時 大丈夫?と声をかけてくれるが、もう迷惑かけないね?大丈夫だね?という意味に聞こえる。(29歳)
旦那は全く気がつかない人です。言ってくれないと分からないといつも言われますが言いづらいこともあるのに…と思います。(29歳)
父親が心の機微に気づかない人でした。あまり子供に興味がなくて、今日学校で何があったかとか聞かれたことがない。(35歳)
意外にも多かったのが「恋人が心の機微に気づかない」というケース。
辛いことがあって口数が少なくても全然気にしてくれない……というとき、その恋人で本当にいいのかなと悩んでしまいますよね。
特に男性からしたら、「言ってくれないとわからない」という意見もあるため、問題は深そうです。
心の機微を感じるようにするために、大切な人のことは常に気にかけるべきですね。
心の機微を感じ取れる人の特徴
心の機微を感じ取れる人の6つの特徴をご紹介します。
- 相手中心の会話をしている
- 相手の表情の変化を見ている
- ふとした仕草を見ている
- 周りを見ている
- 言葉にしないことが多い
- 想像力がある
以上6つの心の機微を感じ取れる人の特徴について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
特徴①:相手中心の会話をしている
感じ取れる人の特徴としては、話をする時に相手中心で話すことが多いです。
人は誰もが自分のことを話したいものです。
しかし自分の話ばかりをしていると、自分に精一杯になってしまい相手のことが見えなくなってしまいがちです。
相手の話を聞く、相手中心に会話ができる人というのは、相手の変化を見ているものです。
例えば今声が大きくなったから、この話題は嬉しいことなんだ、今ちょっと答えにつまったらからこれはあまり聞かれたくないんだ、というような変化です。
相手中心にすることで自然と見えているのです。
特徴②:相手の表情の変化を見ている
心の機微を感じ取れる人は、人のちょっとした表情の変化を見ています。
一見笑顔で会話をしているように見えても、ふとした瞬間に真顔に戻ったり、実は目が笑っていなかったりすると、本当は楽しくないかもしれません。
そういったちょっとした変化を見ていると、今の変化って?と気づけるようになるので、自然とわかるようになるのです。
話す時に相手の顔を見ているというよりかは、相手の表情の変化を見て話している人もいます。
そういう人は自然と、まるで相手が言葉にしたかのように理解できる人もいます。
特徴③:ふとした仕草を見ている
心の機微を感じ取れる人というのは、相手の表情など誰もが見るところでは見ていません。
普通ならば気にしないようなちょっとした仕草だったり、ちょっとした違いを見ています。
人はふとした時に本音が見えるものです。
どれだけ笑顔で話していたとしても、手元がそわそわしているとつまらないと感じているかもしれません。
実は体がのけぞっていたり、相手から離れようとしている場合は相手が嫌いかもしれません。
そういった仕草を見ています。
特徴④:周りを見ている
心の機微を当たり前のように感じ取れる人は、周りを見ることを自然と行っている人が多いです。
周りが見れる人というのは、人の動きや人の心を感じられる人です。
人間観察をしていると、普段は気づかないようなことに気づけるものです。
自分のことでいっぱいの人は、他の人間のことがわからなくなり、視野が狭くなりがちです。
周りを見ることで、その人の普段の行動と、感情が動いた時の行動と違いが理解できるようになります。
周りを見ているからこそ気づけるのです。
特徴⑤:言葉にしないことが多い
感じられる人というのは、どちらかというと自分自身もあまり言葉にしないことが多いです。
なんでも口をついて言いたいことを言ってしまう人というのは、言葉にしたことから情報をとろうとする傾向にあります。
その点自分が言葉にしないことが多いと、空気で察してほしいという気持ちが強まるために、他人のことも察しようとできるのです。
特徴⑥:想像力がある
心の機微を感じ取れる人の最大の特徴は、想像力があることです。
今こういう表情をしたのって、もしかしてこういうことかな?この人もしかして、こんな事思っていないかな?というように、ちょっとした変化から想像する力を持っています。
想像力があるからこそ、心の機微に気づくことができるのです。
これはこうだろう、と決めつけることなく、こうかもしれないという視点で見るからこそ様々な答えを出すことができるのです。
心の機微を感じ取れない人の特徴
心の機微を感じ取れない人の6つの特徴をご紹介します。
- 自分が話したい
- 自分の考えで話してしまう
- 相手の立場にたてない
- 自分優先
- 人に無関心
- 想像力がない
以上6つの心の機微を感じ取れない人の特徴について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
感じ取れない人①:自分が話したい
心の機微を感じ取れない人に多いのが、会話をする時に自分が話したいことが優先してしまう人です。
自分が話したい人の場合は、相手の話を聞いていても自然と自分の話を途中からしてしまいます。
「彼氏と喧嘩して」という相手の話を聞いている場合に、最初は喧嘩の内容を聞いていても内容を聞いている途中で「私だったら、彼氏と喧嘩した時はー」と自分の話をはじめてしまいます。
悪気があるわけではなく、話したいが勝ってしまうために相手のことを見ていないのです。
感じ取れない人②:自分の考えで話してしまう
心の機微を感じ取れない人は、客観的に考えることが苦手です。
そのためどんな出来事も、自分の考えで話してしまいます。
「どうして、そんなことするの?私だったら考えられない」と考えてしまうために、そこで自分の思考と当てはめてありかなしかを決めて終わってしまうのです。
そのため他の人の意見を受け入れることができないために、相手の気持ちを見れなくなっています。
相談相手にはなりやすいかもしれませんが、共感をすることなく決めつけてしまいがちなので、人を遠ざけてしまう傾向にもあります。
感じ取れない人③:相手の立場にたてない
感じ取れない人というのは、相手の立場にたって物事を考えることができません。
相手の気持ちを考えろ、相手の立場にたてと言われても、自分の立場でしか物事が考えられません。
この人が悪いというよりかは、今まで考えたことがないために人の心を考えることが苦手なのです。
感じ取れない人④:自分優先
心の機微を感じ取れない人は、自分優先となっています。
自分がしてほしいこと、自分が話したいこと、自分がやりたいことしか考えていません。
そうなると、話している相手が辛かったとしても、自分が楽しければ自分の楽しい話をして満足をしてしまいます。
相手のことを見ていないために、気づくどころかそもそも感じようとしていないのです。
感じ取れない人⑤:人に無関心
心の機微を感じ取れない人は、そもそも人に無関心だったりします。
感じ取れない人は、相手を知ろうとする気持ちがありません。
今相手はどんなことを考えているんだろうか?今相手は楽しんでくれているのだろうか?つらそうにしていないだろうか?と相手のことを考えなければ気づけません。
そもそも人に関心がないと、寄り添おうとしないためにわかりやすいことであっても気づくことができないのです。
感じ取れない人⑥:想像力がない
心の機微を感じ取れない人は想像力が欠けている人が多いです。
決めつけてしまったり、気づかないことが多いです。
例えば表面的に笑顔を浮かべているから相手は楽しんでくれている、涙を流さないと悲しんではいない、というように目に見えるものだけを見ようとします。
想像しようとしないために、相手に気づくことができないのです。
心の機微を感じ取れない人との接し方
心の機微を感じ取れない人との6つの接し方をご紹介します。
- 言葉で伝える
- 今思っている気持ちを伝える
- どうしてほしいかを伝える
- 行動で伝える
- 嫌な発言をしたらどう思うかを伝える
- 諦める
以上6つの心の機微を感じ取れない人との接し方について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
接し方①:言葉で伝える
心の機微を感じ取れない人には、はっきりと言葉にして伝えることが大切です。
なんとなく察してほしいという気持ちが働きますが、相手は気づけません。
してほしいことがあったり、してほしくないことがある場合は言葉で伝えましょう。
心の機微がわからない人も、さすがに言葉で伝えられればわかるものです。
いちいち言わないといけないと思うかもしれませんが、言わないとわからない人もいます。
接し方②:今思っている気持ちを伝える
例えば今は人と関わりたくないと思っていたり、悲しいことがあってそっとしておいてほしい時もありますよね。
心の機微がわかる人だったら、相手の状況を見て察してくれます。
わからない人はいつもの調子で話しかけてきます。
その時は今は辛いからそっとしておいてほしい、「今悲しいことがあって元気になったら話すから、ちょっと待って」というように今思っていることを伝えましょう。
感情を伝えることで、自分の状況を相手に伝えることができます。
接し方③:どうしてほしいかを伝える
心の機微がわからない人は、自分のことばかりを考える傾向にあります。
そのため人に何をしたら喜ぶか、ということを知りません。
今してほしいことがあれば、どうしてほしいかを言葉で伝えましょう。
「どうして気づいてくれないの?」という態度ではお互いが困ってしまうだけです。
心の機微がわからない人だって、「言ってくれればいいのに」と思います。
言葉で伝えればわかります。
接し方④:行動で伝える
今は話したくないな、この人と話していても面白くないな、と思った時に言葉で伝えるのは難しければ行動で教えてあげましょう。
物理的に離れるのが一番です。
わからない人には、相手がムスッとするくらいに態度を悪くしてみるのありです。
自分が悪役になってしまいますが、それくらいしないと気づけません。
男性の場合だったら言葉で言われるよりも、行動の方が理解できるという人も多いです。
相手に合わせて変えてみるのがいいですよ。
接し方⑤:嫌な発言をしたらどう思うかを伝える
無神経に言ってほしくないことを言ってくる人もいます。
聞かれたくないのに、それに気づかずに強引に話してくる人には、言われた時に「今のは嫌です」とはっきりと伝えましょう。
「そういうことを言われるのは不快、他の話がしたい」というように相手にはっきりと言ってあげましょう。
心の機微を感じ取れない人には、その場ではっきりと言ってあげないとわかりません。
あなたが言ってあげることで、その人の学びにもなり、他の人が迷惑を被ることもなくなります。
接し方⑥:諦める
心の機微がわからない人に対して、どうしてわかってくれないの?と思うのは傲慢です。
世の中にはできる人もいれば、できない人もいます。
この人は心の機微が感じ取れない人なんだ、と諦めることが大切です。
期待をしないことで、この人だから仕方ないと許す気持ちが出てきます。
相手に期待しすぎてしまうと自分が疲れるだけです。
相手のタイプに合わせて対応を変えられるようにしてみましょう。
心の機微を感じ取れるようになる方法
心の機微を感じ取れるようになる4つの方法をご紹介します。
- 決めつけをやめる
- 聞き役に徹してみる
- 感情の動きに注目してみる
- 人を観察してみる
以上4つの心の機微を感じ取れるようになる方法について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
方法①:決めつけをやめる
心の機微を感じ取るためには、「こうに違いない!」という考えを捨てることが大切です。
何でも決めつけてしまうと、他の選択肢が見えなくなってしまいます。
これはこういうことだ!という答えが出たら、もしそれが違ったらどうだろう?というように、他の考え方もしてみましょう。
そうすることで視野が広がって、あらゆることに気づけるようになります。
方法②:聞き役に徹してみる
心の機微を感じ取れない人は、いつも人と話す時は「聞いて聞いて」のスタイルになっている可能性があります。
自分がどう思われるか、自分が何を話すかに集中している人は自分しか見えていません。
一度自分が話したい気持ちを抑えて、相手の話を聞くことだけに徹してみましょう。
聞くことに集中するだけで、今まで見ていなかった相手の表情の変化や、相手の声の変化を感じられるようになります。
最初は今変わったな、と気づくだけで大丈夫です。
気づく数を増やすことで、この前こうなった時はこういう話をした時だ、というデータが増えるので、相手の感情と結び付けられるようになっていきます。
方法③:感情の動きに注目してみる
相手の感情の動きに着目してみましょう。
今悲しそうにしている、今つらそうにしている、というように相手の話ではなく感情の動きに着目してみるのもいいですよ。
やりすぎると二人で話しているのに、何も聞いてくれていないと怒らせることになるので、複数で話している時など客観的に見て問題ない時にしましょう。
感情の動きを見ることで、人ってわかりやすいなと思えるようになります。
方法④:人を観察してみる
例えばカフェに行った時など、自分のことに集中する前に他の席に座っている人を観察してみましょう。
一人でコーヒーを飲みに来ている人や、誰かと話している人もいるでしょう。
その人たちを観察することで、先入観なく人の仕草を見ることができます。
今顔をしかめた、なんか幸せそう、というような変化を見ることで自分の周りにいる人と話した時に感情がわかるようになります。
まずは知らない人を観察する癖をつけてみましょう。
心の機微がわかる人になって、寄り添える人になろう
心の機微がわかる人と、わからない人の特徴を見てきました。
一言でいうと自分中心か、相手中心かの違いでしたね。
自己主張が強い人ほど、周りのことが見えていないことが多いです。
人気者になったり人の中心にいることは多いですが、相談に乗ったり人の気持ちに気づくことは苦手です。
反対にちょっと人から離れたところで観察をしている人の方が、心の機微に敏感になれます。
今からでも心の機微を感じ取れる人になることはできます。
慌てる必要はありません。
一つ一つ挑戦してみるのが大切です。
まずは意識してみるだけでも変わりますよ。
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