【プロ監修】セルフインナーカラーのやり方とは?初心者でも失敗しない方法とおすすめカラー剤
インナーカラーは、個性的な色でも落ち着いた色でもかわいいおしゃれヘア。 一見するとインナーカラーには高度なテクニックが必要に見えますが、実はセルフでできるんです。 ここでは、セルフインナーカラーの方法をご紹介します。 さらに失敗知らずのコツを、インナーカラーを得意とする美容師にお聞きしました!
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インナーカラーとは?
インナーカラーとは、髪の内側の一部だけカラーリングしたヘアスタイルです。
髪色は、ローライト、ハイライト、グラデーションカラーなど様々。
ヘアスタイルを立体的に見せてくれるのが特徴です。
髪をまとめたり、巻いたりしたときに見えるようになり、髪型のアクセントになります。
職場や学校で派手なカラーが禁止されている人でも、トーンを工夫すればさりげないおしゃれを楽しむことができます。
平日は目立たないようにして、休日にヘアアレンジを楽しむのもおすすめ。
また、職場や学校が厳しくない方は、ピンクやグリーンなど、ビビッドな色を入れてみるとかわいいヘアスタイルになります。
個性的な色合いもインナーカラーなら派手過ぎず、おしゃれな印象になりますよ。
Q. インナーカラーはブリーチなしでもキレイに染められる?
A. ブリーチなしでも染められる!
セルフインナーカラーがおすすめな人
それでは、セルフインナーカラーがおすすめなのはどのような人なのでしょうか?
- 全体的に明るくしたいけどヘアカラーの傷みが気になる方
- セルフカラーリング初心者の方
- 自分好みの色にこだわりたい方
続いて、セルフインナーカラーがおすすめな人をそれぞれ詳しくみていきます。
おすすめな人①:全体的に明るくしたいけどヘアカラーの傷みが気になる方
明るい色にすると髪が傷んでしまうと心配になる人はセルフインナーカラーがおすすめです。
染めるのは一部だけなので全体が傷むことはありません。
また、セルフならばカラーバターを使うと傷みを抑えることができます。
カラーバターはトリートメントの役割があるので、髪のダメージを補修することができます。
おすすめな人②:セルフカラーリング初心者の方
セルフインナーカラーは、セルフカラーリング初心者の方にもおすすめです。
インナーカラーは髪の内側を染めるので、少しムラができても目立ちません。
セルフカラーリングに慣れていない方は、インナーカラーから始めてみるのがいいでしょう。
おすすめな人③:自分好みの色にこだわりたい方
セルフインナーカラーは、髪色にこだわりたい方にもおすすめです。
カラーバターを混ぜて使えば自分だけの色味を作ることができます。
個性的な髪色にしたい方は、セルフで自分だけのオリジナルの色を作ってみてください。
Q. 赤や青などの奇抜なカラーをキレイに入れる方法は?
A. ブリーチは必須です!
セルフインナーカラーを行う方法
セルフインナーカラーには2つの方法があります。
- ブリーチ剤を使う方法
- カラーバターを使う方法
それでは詳しくみていきましょう。
方法①:ブリーチ剤を使う
まず、ブリーチ剤を使う方法をご紹介します。
ブリーチ剤で明るくしてからカラーを入れるので、きれいな色を出すことができます。
ブリーチ剤を使わないと色がはっきりと出ないことがあるので、はっきりときれいな色にしたい方はブリーチ剤を使う方法がおすすめ。
それでは手順を確認していきましょう。
- ブロッキングする
- ブリーチ剤を塗る
- 放置してブリーチ剤をなじませる
- シャンプーして乾かす
- カラーリングする
続いてブリーチ剤を使う方法を詳しくみていきます。
手順①:ブロッキングする
クリップなどを使って、髪の毛をブロッキングします。
仕上がりを左右するので、ブロッキングは丁寧にするようにしてください。
手順②:ブリーチ剤を塗る
次にブリーチ剤を塗ります。
髪の毛をいくつかの毛束に分け、ブリーチ剤をなじませるように縦に塗っていきます。
根元から2~3cmを残し、毛先に向かって塗ります。
ブリーチ剤は、根元の部分に薄めになじませ、毛先にしっかりつけると、自然なグラデーションになります。
手順③:放置してブリーチ剤をなじませる
ブリーチ剤を髪になじませていきます。
ブリーチ剤を塗った部分にラップを巻き、放置してください。
放置時間は説明書を守り、タイマーで計るようにしてください。
手順④:シャンプーして乾かす
時間が経ったら染めた部分をシャンプーします。
この時、ブロッキングを外さず洗い流すようにしましょう。
ドライヤーで乾かしたら、ブリーチ剤を付けた部分が脱色されて色が薄くなっているので、この時点でおしゃれなヘアになっています。
金髪のインナーカラーにしたい場合はここで終了です。
他のカラーを入れたい場合はまだ続きます。
手順⑤:カラーリングする
ブリーチした部分に色を入れる場合は、ヘアカラーでカラーリングをしていきます。
カラー剤を塗り、時間通りになじませたら乳化させ、そのあとカラー剤を洗い流してください。
トリートメントでケアして乾かせば完成です。
方法②:カラーバターを使う
続いてはカラーバターを使う方法をご紹介します。
カラーバターとは、染髪料の役割をするトリートメントです。
カラーバターは、カラーリングをしながらダメージを抑えてくれる優れもの。
ムラ無く染めることができ、セルフカラー初心者にも使いやすいという特徴があります。
色がはっきり出にくい、短期間で落ちてしまうというデメリットがありますが、髪の傷みが気になる方にはカラーバターがおすすめです。
それでは手順を確認していきましょう。
- ブロッキングする
- インナーカラーを入れたい部分を濡らす
- カラーバターを髪に塗る
- ラップを巻き時間を置く。
- カラーバターを洗い流す
続いてカラーバターを使う方法を詳しくみていきます。
手順①:ブロッキングする
クリップを使ってブロッキングします。
丁寧にブロッキングしてください。
手順②:インナーカラーを入れたい部分を濡らす
インナーカラーを入れたい部分を濡らしていきます。
髪が乾いた状態でカラーバターを塗っても大丈夫ですが、塗れているとバターが伸びやすくなりムラなく塗ることができます。
手順③:カラーバターを髪に塗る
次にカラーバターを塗っていきます。
カラーバターはそのまま使ってもいいですが、何色かを混ぜて自分好みの色を作ることも出来ます。
カラーを入れたいところにカラーバターを塗ってください。
つけすぎても発色が変わることはないのでたっぷり使いましょう。
手順④:放置して色をつける
カラーバターを塗ったらラップを巻いて放置します。
大体15分~20分ほどが目安です。
時間を置きすぎても問題ないので、色が入ったかどうを確認しながら時間を調節しましょう。
揮発しないのでそのまま放置しても大丈夫ですが、周りにつかないようにラップを巻いたりシャンプーハットをかぶったりすると安心です。
手順⑤:カラーバターを洗い流して完成
色が入ったことを確認したら、洗い流して完成です。
カラーバターはトリートメントなのでシャンプーしなくても大丈夫です。
セルフインナーカラーの失敗しないやり方
次に、セルフインナーカラーの失敗を防ぐコツをご紹介します。
- カラー剤などは余裕をもって購入
- 道具を揃える
- 温度に注意
- タイマーできちんと時間を計る
- ブロッキングをきれいに
- 目立たない部分の髪の毛で色合いをチェック
- カラー剤やカラーバターはたっぷり使う
- 根元をぼかす
続いて、セルフインナーカラーの失敗を防ぐコツをそれぞれ詳しくみていきます。
やり方①:カラー剤などは余裕をもって購入
まず、ブリーチ剤、カラー剤、カラーバターなどは十分な量を用意しておくことが必要です。
特にロングの方は足りなくなることがあります。
市販の商品は商品ごとに量が異なるので、事前に確認しておきましょう。
やり方②:道具を揃える
セルフカラーはきちんと道具を揃えてから始めましょう。
特にブリーチ剤は手に触れると手が荒れてしまいます。
そして作業を始めてから必要なものが手元にないと焦ってしまって失敗しやすくなってしまいます。
きちんとチェックしてからはじめるのがポイントです。
必要な物をリストアップしました。
- ブリーチ剤とカラー剤あるいはカラーバター
- シャンプー
- ゴム手袋
- クリップなど髪をまとめるもの
- ヘアキャップかラップ
- ケープ
- 鏡
- 汚れてもいいタオル
やり方③:温度に注意
温度もカラーの出来に関わってきます。
寒い場所でカラーをすると染まりにくいことがあるので、室温20~30℃の場所で染めるのがいいでしょう。
また、カラー剤を流すときのお湯も色持ちに影響します。
38度前後のぬるま湯を使うことを心がけてください。
やり方④:タイマーできちんと時間を計る
ブリーチやカラーは時間をきちんと計ることが大切です。
原則的には説明書を守りましょう。
自分の髪質に合わせて調整する場合でも、こまめに時間を計って確認することが大切です。
髪へのダメージを減らし、肌トラブルを防ぐために、丁寧なケアをするようにしましょう。
やり方⑤:ブロッキングをきれいに
インナーカラーの仕上がりを左右するのがブロッキングです。
ブロッキングは染める髪の毛の量を調節する役割があります。
インナーカラーを目立たせたい場合は、染める毛の量を多くするといいでしょう。
反対に控えめにしたい場合は、染める毛量は少なめがおすすめです。
また、しっかりブロッキングされているとカラーリングがやりやすく、失敗しにくくなります。
髪の毛がパラパラ落ちてこないよう、しっかり固定しておきましょう。
やり方⑥:目立たない部分の髪の毛で色合いをチェック
全体のカラーリングをする前に、目立たない部分だけ塗ってみて、理想通りの色が出るかチェックしてみましょう。
確認してから染めるようにすると、失敗が少なくなります。
やり方⑦:カラー剤やカラーバターはたっぷり使う
セルフでカラーリングする際、ブリーチ剤、カラー剤やカラーバターはたっぷり塗りましょう。
ケチってしまうとムラができてしまい、仕上がりが悪くなることがあります。
やり方⑧:根元をぼかす
インナーカラーを自然な印象に仕上げるには、根元部分をぼかすようにするといいでしょう。
根元から2~3cmほど残してブリーチ剤、カラー剤、カラーバターを付け、指でぼかすようにして髪になじませてください。
そして毛先に向かって徐々に量が多くなるように塗っていくと、自然なグラデーションになります。
Q. セルフでインナーカラーを入れるときのコツは?
A. ブリーチをするなら毛先の薬剤を多めにすると◎
レングス別!セルフインナーカラーを行うときの入れる場所
セルフインナーカラーは入れる場所によって印象が変わります。
レングスごとにインナーカラーを入れるおすすめの場所をみていきましょう。
- ショート
- ボブ
- ミディアム
- ロング
それではレングスごとに、セルフインナーカラーを入れるおすすめの場所を詳しくみていきます。
ショート
ショートにおすすめのインナーカラーを入れる場所はもみあげの部分です。
セルフカラーリングをしやすい上、個性的な髪型になります。
髪を耳にかけるだけでキマるおしゃれヘアです。
ボブ
ボブスタイルの人のインナーカラーはサイドに入れるのがおすすめ。
髪を耳にかけた時にチラッと見えるのがおしゃれです。
画像はアッシュとベージュのインナーカラーを入れています。
色味を抑えると大人っぽい印象になります。
ミディアム
ミディアムヘアは大人の女性に多い髪型なので、オフィスでも出来るインナーカラーがおすすめ。
インナーカラーをサイドから後ろの内側にかけて入れると自然な仕上がりになります。
綺麗なベージュを入れたインナーカラーは、大人っぽい落ち着いた印象です。
ロング
ロングの方におすすめのインナーカラーの場所は、後ろの内側です。
ロングヘアの場合、インナーカラーを大きく入れると立体的に見えます。
ロングの人は髪を巻いたり編み込んだりと様々なアレンジができ、インナーカラーをアクセントにしたヘアアレンジを楽しめます。
Q. セルフインナーカラーを入れて失敗しにくい場所は?
A. 顔まわりのインナーカラーで失敗知らず!
セルフインナーカラーにおすすめのカラーとスタイル
セルフインナーカラーにおすすめのカラーとスタイルをご紹介します。
- サイドをピンクに染めたショート
- イエローに染めたボブのハーフアップ
- グリーンに染めたミディアムの巻き髪
- パープルに染めたロングの編み込み
続いて、セルフインナーカラーにおすすめのカラーとスタイルをそれぞれ詳しくみていきます。
おすすめ①:サイドをピンクに染めたショート
サイド部分をピンクに染めたショートカットはインナーカラーの存在感抜群です。
もみあげ部分を染めるだけなのでセルフカラー初心者の人でも失敗しづらいおしゃれヘア。
ビビッドなピンクも、インナーカラーなら派手過ぎずキュートな印象になります。
おすすめ②:イエローに染めたボブのハーフアップ
内側全体をベージュからイエローに染めたボブスタイルは、ハーフアップにするとそのグラデーションが見えておしゃれです。
インナーカラーはヘアアレンジをした時に存在感が出ます。
おすすめ③:グリーンに染めたミディアムの巻き髪
グリーンに染めたミディアムヘアはゆるい巻き髪にするのがおすすめ。
チラッと見えるインナーカラーがアクセントになり、おしゃれの幅が広がります。
おすすめ④:パープルに染めたロングの編み込み
パープルに染めたロングのインナーカラーは、編み込みヘアがおすすめです。
インナーカラーの髪を編み込みにすると、ところどころに色が見えてとてもかわいいです。
セルフインナーカラーにおすすめのカラー剤
それではセルフインナーカラーにおすすめのカラー剤を紹介していきます。
おすすめ①:フレッシュライト メガメガブリーチ
ブリーチ剤は、フレッシュライト メガメガブリーチがおすすめです。
キレイに脱色することができるので、その後のカラーリングの仕上がりがよくなります。
おすすめ②:フェリア3Dカラー
ブリーチした後に染めるカラー剤は、フェリア3Dカラーシリーズがおすすめ。
髪がパサつかずきれいに染まると評判です。
スタイリスト・井上雄太さんおすすめの「カラーバター」
エンシェールズカラーバター
90%以上がトリートメントでできたヘアカラーバター。
「アッシュミルクティー」や「プラチナシルバー」、「ベイビーピンク」など20色以上からなりたいカラーを選べ、調合して好きなカラーをつくることも。
セルフインナーカラーで個性的なおしゃれを楽しんで!
インナーカラーは髪の一部の色を変えるだけなので、さりげないおしゃれが楽しめます。
まとめ髪や巻き髪で違った表情を見せられるのもインナーカラーの魅力。
インナーカラーにすると髪型を変えるのが楽しくなりそうですね!
また、セルフで染めれば自分の好みの色にできますし経済的です。
おしゃれなセルフインナーカラーで周りに差をつけてみてはいかがでしょうか?
出典:Beauty navi
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。
ブリーチを使わない場合は、カラー剤で一番明るくなる「ライトナー」で明るくすると色にもよりますがキレイに染めることは可能です!