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濡れ感がかわいい「水滴ネイル」とは?

水滴ネイルって?

「水滴ネイル」って聞いたことがありますか?
「水滴ネイル」「しずくネイル」とも言われますね。

2018年頃から流行り出した、爪の上に水滴のように立体的な模様をアートしていくネイルです。
まるで爪に水滴が乗っているように見える涼しげなデザインで、なかなか凝ったデザインができないお仕事の人にとってはシンプルなネイルにちょっとしたアクセントにもなります。

逆に水滴の量や色を調整したり、何か他のアートの中に水滴を取り入れることでさらに凝ったネイルを作ることもできます。
水滴の作り方さえ覚えてしまえば、セルフネイルでも取り入れやすいオススメのデザインです。

水滴ネイルのやり方

水滴ネイルのやり方って?

では、自分でも手軽にできてアレンジ自在の可愛い水滴ネイルのやり方をご紹介していきましょう。
ジェルネイルだけでなく、実はマニキュアでも簡単にできるのでそちらも合わせてお伝えしていきます。

イメージしやすいように、まず動画で流れを確認した後、手順に沿って詳しくお伝えしていきます。

\ジェルの場合/

\マニキュアの場合/

  1. ベースジェルを塗って硬化させる
  2. クリアジェルを塗って硬化させる
  3. カラージェルを塗って硬化させる
  4. マットコートを塗って硬化させる
  5. クリアジェルで水滴を作って乗せる

手順①:ベースジェルを塗って硬化させる

最初の工程はいつものネイルと一緒です。
ベースのジェルで爪の表面を整えていきましょう。

この時に爪表面のでこぼこをしっかりと埋めてフラットな表面を作っておくことがポイントです。
選ぶデザインにもよりますが、水滴ネイルは水滴を爪に垂らしただけですので、水滴の出来具合や見え方が仕上がりを左右しますので、下準備はしっかりしておきましょう。

マニキュアの場合は、同様の理由でベースコートを塗っておくことをオススメします。

手順②:クリアジェルを塗って硬化させる

この工程はカラージェルが爪に色移りしないように、という意味で入れている工程なので、あまり気にならない方は省いてしまってもかまいません。
ただ、地爪の保護とカラージェルの発色を良くさせるためには、手間と時間が問題ない方は入れておいてください。

ベースジェル、クリアジェルと塗って硬化させている段階ですので、この時点ではまだ爪の色は透明のままです。
そして、マニキュアで水滴ネイルをする場合は、この工程はありません。

手順③:カラージェルを塗って硬化させる

さていよいよ、色味を作っていきます。
この工程はいつものジェルネイルでカラーを乗せていく時と同じ工程*になります。

マニキュアの場合は人によっては最初のステップになるかもしれません。
もし水滴ネイルをデザインパーツとして使いたい場合や、ベタ塗りではなくベースにデザインをしたい場合はこの段階でデザインしておきましょう。

ベースの色に何を選ぶかで、雰囲気が変わってきますのでカラー選びを楽しみましょう。

Q.ネイルをはみ出さないように塗るコツは?

A. 1度にたっぷり塗らず、2度塗りで仕上げる!

岡本瑠美さんのコメント
コツは一気にたっぷりと塗らないこと!
はみ出しがちな人は一度にたくさんの量を塗っている可能性が高いです。

ネイルは少なめに筆にとり、しっかり乾いたのを確認してから2度塗りして仕上げるようにすると◎
時間は少々かかりますが、その分綺麗に仕上げられますよ。

手順④:マットコートを塗って硬化させる

もしマットな色合いが欲しくなければこの工程は必要ありませんが、水滴ネイルだからこそマット加工にチャレンジしてみることをオススメします。
水滴ネイルは、次の工程で説明しますが、クリアジェルで水滴を作って乗せたデザインですので、あくまで透明なパーツを使うことになります。

なので、できれば水滴を乗せるベースはマットでツヤを消しておいた方が水滴がより華やかに目立つデザインに仕上がりますので、マットコートでツヤ消しをしておくことをオススメします。

手順⑤:クリアジェルで水滴を作って乗せる

いよいよ本題、水滴の乗せ方です。
最初水滴ネイルを見た時に、どうやって水滴を作っているんだろう?と思った方も多いと思いますが、実はそんな難しいことをしているわけでもなく、特別な技術が必要なわけでもありません。

いつもベースや最後の加工に使っているクリアジェルを筆やドット棒、つまようじ等で水滴に見立てて乗せるだけなんです。
この時使うジェルはなるべく硬いジェルをオススメします。

マニキュアで水滴ネイルをする方も同様で、なるべく硬めのトップコートを選んでください。
柔らかいものでもできないことはないのですが、ものによっては水滴が流れ出してしまう感じになる可能性があるので、できれば硬めの爪に乗せた時にその位置で固定してくれるような粘度や硬度を持ったジェルをオススメします。

もし水滴に光沢や色味をつけたければ、ラメやミラーパウダーを少し混ぜてみるとまた違った水滴を作ることができます。

ネイリスト・岡本瑠美さんおすすめ!ネイルを長持ちさせるコツ

たくさんのネイル

せっかくネイルを塗ってもすぐに剥がれてしまったり、欠けてしまったらガッカリしてしまいますよね。
今回はネイリスト・岡本瑠美さんに、マニキュア・ジェルのそれぞれの場合で長持ちさせるコツを教えてもらいました!

早速チェックしていきましょう。

マニキュアの場合

コツはベースを必ず塗ること!
セルフネイルではトップコートはきちんと塗ってもベースは省略してしまう方もいますよね。
ベースネイルはネイルの持ちを良くするだけでなく、濃いめのカラーが爪に色素沈着してしまうのを防ぐ効果もあるんです。

ベースネイルを塗った上でカラーマニキュアを2度塗りし、トップコートをきちんと塗ることでセルフでも1〜2週間くらいは長持ちさせることができますよ。

ジェルの場合

コツは適切な量を塗ること!
ジェルネイルが長持ちしない人はネイルを塗る量が少なすぎることが主な原因です。

2度塗りして仕上げることでネイルに厚みがでて、長持ちしやすくなりますよ。
甘皮ケアもきちんと行うことも大切なポイントです。

Q.セルフネイルをやるときにおすすめのアイテムは?

SHINY GEL セラミックプッシャー
972円

\A. セラミックプッシャーがおすすめ!/

岡本瑠美さんのコメント
ネイルが取れやすくなる原因の一つに甘皮処理がきちんとできていないことがあげられます。
「セラミックプッシャー」でくるくるとなでると甘皮などの余分なものがとれますよ◎

白いものがでてくるまでくるくるするとくっついている甘皮がきれいにはがれたサイン!

水滴ネイルデザイン集

水滴ネイルデザイン集

実際に水滴ネイルってどんなデザインがあるのでしょうか?
オーソドックスなものから、個性的なデザインまでチェックしていきましょう。

ネイル①:オーソドックスな水滴ネイル

まずはオーソドックスなシンプル水滴ネイルからご紹介していきます。
デザインを見ていただければわかる通り、カラーやラメ、つや消し等ほとんど加工していないような地爪に見える指に水滴を落としたシンプルなデザインです。

パッとみたら、本当にただ濡れているだけに見えるリアルさはベースを何もいじっていないからこそ出せる雰囲気なのかもしれません。
オーソドックスなデザインの水滴ネイルが、一番純粋に水滴感を感じることができますよ。

ネイル②:色を濃くするだけで

デザインとしてはご紹介したオーソドックスなデザインと同じですが、選ぶ色やツヤ加工とマット加工を取り入れることで、かなり印象が変わります。
ご紹介したこちらの水滴ネイルは、同じ赤でツヤありとマット加工を楽しめるデザインですが、同じ色でもかなり印象が変わるのを感じることができると思います。

赤のツヤありだと、大人なセクシーな印象でまるで口紅を塗った唇のような大人の色気を感じませんか?
対してマット加工の赤だと、色味のもつ華やかさはそのままにちょっと控えめな個性派おしゃれさんな印象を与えることができますよ。

ネイル③:水滴×オーロラ

ブルーのオーロラがまず目を引く個性的な水滴デザインです。
オーロラをベースにした水滴ネイルなので、みずみずしさがさらに増したワンランク上の水滴ネイルですよ。

普段使いはもちろんのこと、ブライダルネイルとしても使えそうな華やかなデザインです。

ネイル④:指まで流れ落ちそう

普通の水滴を乗せた水滴ネイルと、水たまりのような大きな水滴を合わせたニュアンス水滴ネイルです。
大きさも高さもいろいろな水滴を合わせたことでより、水に濡れて水滴がついた、という感じが出ているリアルなデザインになっています。

チョコレートのような色を選べば、このデザインだったらチョコレートが溶けてしまったようなデザインも作れそうですね。

ネイル⑤:今まさに濡れた!変形水滴ネイル

これも乗せる水滴をいろいろな形に変形させた水滴ネイルのデザインです。
画像を見ていただければわかる通り、全ての指に大きな水滴、流れているような動きを感じる水滴を乗せていることで、今まさに水に触れたかのような濡れ感のある水滴ネイルになっています。

また画像の色はグレーでデザインされているので、ちょっと壁やコンクリートを伝っている水滴にも見える、色味と水滴の形、量の組み合わせが絶妙な技アリの水滴ネイルに仕上がっています。

ネイル⑥:水滴ネイルの応用編

パステルカラーのマットネイルに水滴ネイルの技術でデザインを施したデザインです。
水滴ネイルの技術で円を描いたり、ストライプっぽくデザインしたり、水滴ネイルを個性的&かわいらしくアレンジしていて◎

水滴ネイルの技術で描く模様は3Dネイルで描く立体的なデザインとはまた違ったプルプルとしたみずみずしさを感じさせてくれます。

ネイル⑦:フットの水滴

水滴ネイルが可愛いのは手の指だけではありません。
もちろん足の指にデザインしても可愛いのが水滴ネイルの強みです。

夏のサンダルの足に水滴ネイルをすれば、海に行ってきたの?というようなさわやかさや涼しさを感じることができるデザインです。
手の水滴ネイルをしている人は多くなってきましたが、来年の夏はフットの水滴ネイルにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

ネイル⑧:ショートネイルの大粒水滴ネイル

ショートネイルとも相性がいいのが水滴ネイルです。
元気なビタミンカラーやわりと主張の強い黒やシルバー等の色を選ぶことで水滴ネイルの存在感を楽しくことができますよ。

ネイル⑨:枠で囲ってみる

こちらのネイルは水滴に加えて、ホロやゴールドパーツ、シェル等いろいろなものを盛り込むことで、華やか&上品にまとまっている水滴ネイルです。
水滴を全面に出した水滴ネイルというよりは、水滴をデザインパーツの1つとして活用しています。

水滴がパーツの枠で囲われていることで、水滴感を感じつつもより立体感を楽しめる水滴ネイルです。

ネイル⑩:水滴×水滴ペイント

立体的な透明の水滴を乗せた指と、カラフルに描いた水滴を組み合わせたデザインです。
色とデザインから、すぐに「雨」の水滴だ!とイメージできるデザインが◎

カラフルな水滴を加えて全体的にポップな雑貨みたいな雰囲気に仕上がっています。

ネイル⑪:もりもり華やか

華やかなネイルデザインの中に水滴をデザインの1つとして盛り込んだデザインです。
水滴ネイルは水滴ネイルメインですることが多いですが、このように色々なデザインの中に要素として盛り込むとアクセントとして有効に働いてくれます。

ベースの色も黒などの濃色やラメ、メタリックを使い、加えてストーンや派手めのレオパード柄を盛り込む等、ハードになる要素がたくさん盛り込まれたデザインですが、何本か水滴ネイルを入れておけば、全体のトーンを少し抑えることができます。

ネイル⑫:ポップに可愛く

こちらのデザインも、1つ前にご紹介したデザインと同様に要素盛りだくさんのネイルですが、全体的に淡いトーンなのでマット加工していなくてもそんなに主張しすぎない可愛い個性派デザインです。
こちらのデザインは、いろいろなものと組み合わせるのではなくシンプルに水滴だけを見せるデザインなので、1本ずつの指それぞれに世界観がありながらも全体でバランスの取れた印象を与えます。

たくさんの要素があっても色選びやそれぞれの指で完結させればトータルバランスが整う良いデザインです。

ネイル⑬:食べ物との組み合わせでシズル感を

こちらのデザインも水滴ネイルを上手に活用している例です。
水滴といえば雨粒と思ってしまいがちですが、こちらは水滴をオレンジやレモンを切った時、食べた時の果汁と見立てたような独創性あふれる創造性あるデザインです。

5本とも全てデザインが違うのですが、オレンジやレモンから飛び散る果汁やその葉っぱ、黄色のグラデーションが全体のバランスを取っています。
美味しそうで、夏にぴったりな夏ネイルです。

ネイル⑭:天然石×塗りかけ×水滴=上質

流行っているネイルデザインをもりもりに盛り込んだ水滴ネイルのデザインです。
選ぶ色味で何の天然石をイメージさせるかこちらもバリエーションが広がりますが、選ぶ色のセンスが問われます。

塗りかけネイルに水滴を合わせることで、塗りかけの足りない部分を補うようなデザイン性を加えてくれています。

ネイル⑮:フラワーデザインと相性ばっちり

もちろん水滴ですから、フラワーモチーフのデザインと水滴ネイルの相性はばっちりです。
フラワーデザインと組み合わせることで、お花の瑞々しさを際立たせると同時に水滴それ自体もデザイン以上の意味を感じさせることができて、全体の雰囲気とデザインを水滴が完成させている、小技の効いた水滴ネイルです。

選ぶ花で印象を変えることができるので通年使えるデザインかもしれませんね。
ひまわりを選べば夏デザインですし、紫陽花を選べば梅雨の雨に打たれた紫陽花の情緒を表現できそうですね。

ネイル⑯:巨大水滴の宇宙ネイル

こちらは水滴ネイルの上級アレンジです。
水滴を爪からはみ出しそうな大きさにすれば、水滴ネイルからもはや3Dネイルへ一気に変化しますよ。

ベースの色やデザインを工夫すればその水滴を何に見立てるのか、というバリエーションがまだまだ楽しめそうなデザインです。
画像のデザインだと水滴が惑星のような、全体が宇宙のような感じがする個性的なネイルに仕上がっています。

ネイル⑰:ダーク×マットで大人顔

パッと見、オーソドックスな水滴ネイルですが、ベースに濃いめの色を選んでマット加工をしたことによって、より水滴が目立ちます。
更に、水滴にミラーパウダーを混ぜ込めば、水滴に光沢がついてより水滴が目立つみずみずしいデザインに変化させることができます。

ネイル⑱:アイシャドーで色付け

ジェルやマニキュアではなかなか出せないニュアンスの色があれば、手元にある化粧品を活用するのも方法の1つです。
こちらの水滴ネイルはベースの色をアイシャドーで色を付けていることによって、自分で濃さや量を調節して、これ!という色を作っています。

アイシャドーの他にもピンクやオレンジ系ならチークを使うのもいいでしょうし、口紅やグロスとジェルを混ぜて好きな色を作り出してもバリエーションが広がるでしょう。

ネイル⑲:フルーツシロップネイル

お菓子のようなポップさでみんなが異論なく「かわいい!」と言える水滴ネイルです。
クリア×シロップカラー×水滴の組み合わせで柔らかそうな美味しそうな印象を与えてくれます。

色々とカラフルな色が入っていますが、グラデーションの効いた柔らかい色味ですので、オフィスネイルとしても可能なデザインです。

ネイル⑳:目玉焼き

オレンジやレモンと合わせて水滴を果汁に見立てたネイルに続き、デザインした人の想像力と創造性を感じることができるびっくり水滴ネイルです。
まさか水滴に色を付けて卵の黄身に見立てるなんて思いもつきません。

左右アシンメトリーになっていて、片方はオーソドックスな一色塗り×普通の水滴とすることで全体のバランスが取れています。

Q. 水滴ネイルが子供っぽくならないようにするポイントは?

A.水滴をランダムな大きさに描く!

岡本瑠美さんのコメント
水滴の大きさが均一にならないようにすること!
水滴の大きさが均一になるとドットのように見え、幼いイメージになってしまいます。

すべて同じ大きさで水滴を描かず、大小ランダムにすると◎
ネイルカラーを落ち着いたものにするのも効果的ですよ。

いろいろな水滴ネイルにチャレンジしてみよう!

水滴ネイルにチャレンジ

ご紹介してきた通り、水滴ネイルと一口に言っても水滴そのものをデザインとして楽しむネイルから、水滴の特徴をいかしてデザインパーツの1つとして組み合わせで楽しめるものアレンジが効いた水滴ネイルまで、いろいろ楽しめることがわかっていただけたかと思います。
水滴ネイルにまだチャレンジしていない人、また爪が短いからできるデザインが限られてるしな、とネイルを諦めている人も、きっとあなたにピッタリの水滴ネイルが見つかるはずです。

水滴ネイルはセルフネイルでも簡単にできますので、1度チャレンジしてみては?

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ライター
noel編集部

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