大学生の童貞率はどのくらい？童貞を卒業できない男性の特徴とは?

大学生の童貞率

まず、大学生の童貞率はどのくらいなのでしょうか。
千葉大学が2009年に行った調査を見ていきましょう。

大学1年生まで

大学一年生では、男子学生の性経験者は20%ほどでした。
つまりこの調査では大学一年生の約80％が童貞だったことを示しています。

大学生になったばかりの段階では、ほとんどの男子大学生が童貞です。

大学2年生～大学4年生

そして学年が上がるにつれて徐々に童貞は減っていきます。
童貞率は大学2年生で65%強、大学3年生で55%弱、そして大学4年生では約40％となっています。

大学4年生の性経験者は約60％というデータが出ており、大学生活の内に初体験をする学生が多いようです。

年代別に見た童貞率

では大学生以降の童貞率はどのようになっているのでしょうか。
コンドームの製造会社である相模ゴム工業が2013年に行った調査を見ていきましょう。

この調査は、全国の20代から60代の男女14,100名を対象にwebアンケート形式で行われました。
それでは20代から60代までの男性の童貞率を年代ごとにご紹介します。

20代男性

20代男性での童貞率は40.6%です。
約4割が童貞だという数字が出ており、少数派ではあるものの、童貞は珍しくないと言えます。

30代男性

30代男性の童貞率は9.5%となっています。
約1割の人が童貞だということです。

出会いが少ない職場に勤めていると、童貞を卒業する機会が遠のいてしまう可能性があります。

40代男性

40代になると童貞率はグッと下がります。
40代の童貞率は3.7%です。

50代男性

50代男性の童貞率は1.5%です。
1000人に15人の割合です。

60代男性

60代男性の童貞率は0.5%となっています。
1000人に5人の割合です。

60代で童貞なのはだいぶ少数派だと言えるでしょう。

大学生で童貞を卒業できない男性の特徴

続いて、大学生で童貞を卒業できない・卒業していない男性にはどのような特徴があるのでしょうか。
その傾向をご紹介します。

1. 恋愛や性的なことに興味がない
2. 女性と接点がなかった
3. 女性に苦手意識がある
4. 性役割を意識しすぎて行動に移せない
5. コミュニケーション能力が低い

それでは大学生で童貞のままの男性の特徴を、それぞれ詳しくみていきます。

特徴①：恋愛や性的なことに興味がない

まず、大学生で童貞を卒業していない男性の中には、そもそも恋愛や性的なことに興味がないという人がいます。
他のことに熱中していて時間がない、精神的に落ち込んでいてそんな気になれないなど一過性の理由の場合と、アセクシュアルやノンセクシュアルのような恒常的な理由の場合があります。

アセクシャルとは、無性愛とも呼ばれ、他者に対して恋愛感情や性的欲求を抱かないことです。
一方のノンセクシャルとは、非性愛とも呼ばれ、他者に対して恋愛感情を抱くことはあっても、性的欲求を持たないことです。

このタイプの男性は女性の友人が多い場合もあり、モテるタイプの人もいます。
そのため、周囲から「なぜ童貞なの？」と不思議に思われていることが多いです。

特徴②：女性と接点がなかった

大学生で童貞を卒業できない男性の中には、単純に女性との接点がなかったという人もいます。
高校が男子校で、大学も男子が多い学部だった人や、部活や勉強に打ち込んできた人などがこのケースです。

このケースでは本人に問題があるわけではないので、大学を卒業してすぐにパートナーが見つかることが多いです。

特徴③：女性に苦手意識がある

大学生で童貞を卒業できない人の中には、女性に対して苦手意識があるという人もいます。
例えば、子どものときに女性からからかわれたことがトラウマになっている場合などです。

そういった男性は、女性のイメージが悪いものとして固まりすぎている可能性があります。
女性に対して攻撃的になりやすい人や女性から距離を置きたがる人はこのタイプかもしれません。

特徴④：性役割を意識しすぎて行動に移せない

また、女性相手だと「男らしくしなければ！」と気負いすぎて、行動に移せなくなる男性もいます。
「男はこうでなければ」という思い込みが強すぎて融通がきかないタイプです。

そういう人は、女性にも女らしさを求める傾向があります。
「料理上手」「控えめ」「かわいい」「従順」など、女性への要求も多いのが特徴です。

会話の中に「男は～」「女は～」という言葉が多い人はこのタイプの可能性があります。

特徴⑤：コミュニケーション能力が低い

大学生で童貞を卒業できない人は、コミュニケーション能力が低く、女性と仲良くなることができない人もいます。
親密な関係になるということには、細やかな気配りやコミュニケーション能力が必要です。

会話が続かない、会話をしていても面白くない男性はこのタイプです。
会話が続かないので、女性と付き合うことも、いいムードを作ることもできません。

大学生で童貞だと不幸な理由

大学生で童貞なのは珍しいことではありませんし、悪いことでもありません。
それにもかかわらず、童貞であることが不幸だと感じてしまう男性がいます。

その理由をご紹介します。

1. 劣等感が生まれてしまう
2. 童貞だとモテないと思い込んで卑屈になる
3. 女性に対する理想が高くなる

それでは、大学生で童貞だと不幸になる理由をそれぞれ詳しくみていきます。

理由①：劣等感が生まれてしまう

「童貞は早めに捨てなければかっこ悪い」という価値観を持っていると、周囲の男性と自分を比べて劣等感が生まれてしまうケースがあります。
そういうマイナス思考に陥ってしまう男性は不幸です。

ただ、こういったタイプの男性は女性との親密な関係を望んでいるわけではなく、単純に性行為がしたいだけです。
女性からすると、避けたほうがいいタイプだといえるでしょう。

理由②：童貞だとモテないと思い込んで卑屈になる

「童貞だと女性にモテなくなる」と思い込んで卑屈になってしまう人がいます。
「どうせ自分なんか…」という後ろ向きな考え方になってしまいます。

いわゆる「童貞をこじらせている」と表現されるタイプです。

理由③：女性に対する理想が高くなる

女性と親密な関係を築くことができない男性は、女性に対する理想が高くなってしまう傾向があります。
長いこと童貞のままでいると、童貞が特別なことのように感じてしまい、「ここまで童貞を守ってきたのだから理想通りの女性じゃないと嫌だ」という発想につながるようです。

こういった男性は、自分の理想像を女性に押し付けてくることがあります。
理想が高すぎる男性はモテないので、童貞を卒業する機会を逃しどんどん不幸になってしまう可能性が高いです。

ワケありの大学生童貞を見分ける鍵はコミュニケーション

大学生で童貞のままなのは、男性本人に問題があるケースとそうでないケースがあります。
それを見分けるには、その男性とのコミュニケーションが大切。

会話が成り立たない、理想の押しつけが激しいなど、クセが強い人は童貞の原因が本人にある可能性が高いです。
そういう人とはできるだけ距離を置いたほうがいいでしょう。

反対にコミュニケーションを取ってみたら素敵な人だったという場合もありえます。
どちらのタイプの童貞かを見分ける参考にしてみてくださいね！