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小学生同士で恋愛する子が増えている?

小学生でも恋愛する

恋愛は「青春の証」「思春期の入り口」などと言われることがありましたが、その「思春期の入り口」ともいわれる恋愛を始める年齢が低くなっているようです。
小学生の恋愛は大人世代が小学生だった頃もよくある話として受け止められてきましたが、「大人の恋愛」と同様、単純に小学生の男の子と女の子が一緒に遊ぶ・いつも一緒にいるだけではないようなのです。

話を聞くと、小学生は大人が赤面してしまうようなことも平気でしているようですが、これはテレブドラマや雑誌などメディアの世界だけの虚構ではなく、実際に私たちの身近で起こっているのだとか。
単純に「ませている」「早熟」という言葉だけでは片づけられない恋愛模様のようです。

身の回りに小学生がいる人、または親御さんはどうでしょうか?

小学生同士のカップルが増えている理由

小学生の恋愛とキス

小学生同士のカップルは、大人の皆さんが考えている以上に増えているようです。
では、この理由について考えていきましょう。

  1. 親とフランクに恋愛話ができる環境にある
  2. ドラマやアニメ、漫画など、恋愛を取り扱うものが増えている
  3. ママ友など親同士の付き合いが深くなっている
  4. 小学校で第二次性徴や性について学習する機会が増えている
  5. インターネットで「恋愛」から先のことも知るようになった

続いて、小学生同士のカップルが増えている理由を、それぞれ詳しくみていきます。

理由①:親とフランクに恋愛話ができる環境にある

ひとり親家庭(シングルマザーなど)に育っている子供は、親の恋愛を目の当たりにすることがあります。
「ママの彼氏」と一緒に買い物や食事をするなど、リアルな恋愛を目の前で見せられるため、あこがれも強まります。

同時に「恋愛は悪いことではない、恥ずかしいことではない」という固定観念も備わります。

また、親が子供となんでも話せる環境を作ろうと、フランクに恋愛話を持ち掛けたりすることもあるようです。
「子供と対等な関係」でありたいと、親自身も自分の恋愛事情をオープンにすることもあるようなので、知識だけは深くなっていくことがあるようです。

特に、女子小学生は「恋愛」に関して敏感になっていく傾向にあります。

理由②:ドラマやアニメ、漫画など、恋愛を取り扱うものが増えている

このところの漫画の設定は「中学生や高校生」「学園もの」というような身近な設定が多く、小学生でも容易に想像できる「等身大の女の子と男の子」の世界が描かれるようになりました。

一部の漫画雑誌では「キス」の描写は日常茶飯事であり、例えばセックスというような、それから先の恋愛のプロセスが成立するかどうかが命題であり、コンセプトとなる雑誌も存在します。
「私にもそんな彼氏ができるかな?」というような女子のあこがれが強まることでしょう。

男子小学生もしかりで、お色気系の描写が少年漫画には欠かせなくなりました。
男性の妄想が描写に含まれることがあるため、若干ひずんだ女子へのあこがれが生まれていきます。

理由③:ママ友など親同士の付き合いが深くなっている

小学生カップルの多くは、ママ友同士の子供であるようです。
小さなころから一緒にいたなどという理由からお互いを意識し始めることもあるようです。

またママ友同士の子供の場合、恋愛の意味も深くわからずに「付き合っている」ということにしている小学生カップルもいるようです。
「付き合っている」と位置付けておけば、ママ同士は機嫌がよいし、デートの付き添いと称してママ同士が遊びに行けるというような、ママたちの利益につながっているとも言えます。

ママたちが世間話に興じている中で、子供たちは…ということもよくある話なのです。

理由④:小学校で第二次性徴や性について学習する機会が増えている

子供たちも食生活の幅が広がり、体の成長も早くなりました。
思春期を迎えるころともされる「第二次性徴」も早い子では小学四年生(10歳)ころから見られます。

こういった理由から、小学校でもモラルに関する教育や心と体に関する教育などを重点的に行うようになり、自分たちの体に訪れる第二次性徴や「子供を産める(子供を作れる)体になる」ことについて興味を持つようになります。

小学生同士で興味から致してしまう…ということもあるようです。

最近では、小学校の時点で避妊の方法についての知識を教えることもあるようです。
行き過ぎた感覚と思われることもあるようですが、このところでは大人による子供への「性暴力」「性的虐待」というような事案も増えているため、小学校から「自分の身を守るための知識」を教えているのです。

理由⑤:インターネットで「恋愛」から先のことも知るようになった

親との連絡用にスマホを持つ小学生も増えています。
キーワードを入力すれば、それに見合ったサイトを閲覧できることを知れば、動画やサイトを閲覧するようになります。

フィルターをかけているから大丈夫と思っている親は要注意です。
LINEやSNS、オンラインゲームなどでつながっており、サイトの向こうにいる小学生の友達と恋愛していることもあるようです。

またネット上にはいろいろな情報が氾濫しており、小学生の思考では「ネットの情報はすべて正しいこと」というようにとらえてしまいがちです。それゆえ間違った性の知識などを信じ込んでしまうこともあります。

イマドキ小学生の恋愛事情

小学生の恋愛事情

では、イマドキの小学生の恋愛事情とはどうなのでしょうか。
私たちが子供のころと大きく様変わりしているようなので、詳しく見ていきましょう。

  1. 「ヤラハタ」は古い!6年生で経験する子もいる
  2. 小学生の25%は「すでに恋愛対象のパートナーがいる」
  3. 告白は当たり前、超ゲーム感覚!
  4. LINEでコクっちゃう
  5. 自然消滅はダメダメ!白か黒かはっきり!
  6. 「そそのかし」や「二股」はお友達が成敗します!
  7. 次から次に「男が変わる」小学生!

では、一つずつ詳しく見ていきましょう!

恋愛事情①:「ヤラハタ」は古い!6年生で経験する子もいる

「ヤラずにハタチ」を意味する「ヤラハタ」という言葉は、とうの昔に死語と化しています。
今では、小学生も低学年のうちに恋愛を経験し、6年生までに性体験を経験しているということもあるようです。

これがもし本当だとしたら、驚きの事実!と思われるかもしれませんが早熟な子供たちの恋愛事情は、もうここまで来ているようですね。
イマドキの小学生から見れば、「ヤラハタ」は犯罪に近いレベルなのかもしれません。

恋愛事情②:小学生の25%は「すでに恋愛対象のパートナーがいる」

メディアなどでは、小学生の4人に1人つまり25%は「恋愛対象のパートナー」がおり、恋人同士として付き合っていると報じています。
地域によっては「多すぎる数字」と受け止めることもありますが、学年が高まるにつれて「付き合っている率」が高くなります。

中には、好きな食べものと同列で「あの子が好き」という感覚を持って付き合っている子供もいるようですが、意味がどうであれお互いが「付き合っている」と認識しているのであればパートナーとして認めあっているということなのでしょう。

恋愛事情③:告白は当たり前、超ゲーム感覚!

「あの子、いいな」と思ったら、考える前にまず行動を起こす子供が続出しています。
なぜかというと、漫画やドラマの主人公が「悩むよりまず行動!」などと相手を励ますこともあるからです。

小学生という幼さでは個人の恋愛観や価値観も形成されておらず、情報だけに振り回されるため「告白したもん勝ち」というようなゲーム感覚だけで突き動かされることもあるようです。

そのため、「告白してOKをもらったけれど、そのあとどうすればいいの?」と結局付き合う・付き合わない以前の問題で終わってしまうようです。

恋愛事情④: LINEでコクっちゃう

付き合う以前に「告白」をすることが最大の恋愛イベントと思っている小学生も少なくありません。
これだけなら、とても微笑ましいのですが、告白をするためにLINEを利用することも増えています。

クラスの男子に対して、無節操に「付き合ってください」と送信するためトラブルの火種になることもあります。
「付き合う」の意味が分からない男子は既読スルーをしたり、転送で友達へ送ったりすることで、いじめに発展することも十分ありうる話なのです。

恋愛事情⑤:自然消滅はダメダメ!白か黒かはっきり!

いざ付き合うことになった小学生カップルも、「次はどうすればいいの?」という悩みがあります。
「キスやセックスは大人がするものだし…」というような子供らしい考えも見え隠れします。

特に女子は「告白したその時が山場」ですので、OKをもらえたら「燃え尽き症候群」のような状態に陥ってしまうこともありますが、自然消滅だけは当然嫌がります。
女子は「付き合うことになったら、漫画のように男子がリードしてくれる」と思い込んでいるからです。

そのため、「私たち付き合ってるの?」「こんな形で終わるの嫌だよぉ」というように漫画の1コマをコピペしたかのような展開に持ち込みたがります。

恋愛事情⑥:「そそのかし」や「二股」はお友達が成敗します!

第三者の女の子によるいわゆる「横取り・そそのかし」や、彼氏の二股などの悩みは、なぜか彼女のお友達軍団が正義感たっぷりに成敗します。
小学生の世界でだからこそ、そそのかした女の子はいじめのターゲットになりやすいですし、大親友を泣かせた彼氏には鉄拳制裁が下ります。

もちろん、悲劇のヒロインである彼女は「いじめてほしい」とも「彼を困らせてほしい」ともお願いはしていません。
けれど、お友達軍団は親友を守る観点から、厳しい行動に出てしまいます。

恋愛事情⑦:次から次に「男が変わる」小学生!

先にも触れましたが、「告白したとたんに百年の恋も冷めてしまう」ケースが大半です。
小学生男子はどうエスコートしたらいいのかわかるはずがありません。

女子は、漫画のようなエスコートを期待しますし「小学生ゆえに行動が制限されている」ことにジレンマを感じてしまいます。
こういったことから、一度デートした後に別れるケースがほとんどでしょう。

そして、「ふりだしに戻る」で別の小学生男子に告白をしまくっては、男子のエスコートの悪さを指摘して別れるの繰り返しを続けます。

小学生同士の恋愛で親が注意するべきこと

小学生の恋愛を監視する親

小学生同士の恋愛では親が注意しなければいけない点があります。
どういったことを注意するべきなのでしょうか。

  1. わが子を信頼するな!
  2. SNSは禁止すべき
  3. 二人きりにしないこと
  4. ただし、「ダメダメ」はダメ。
  5. 相手の親とは水面下で連絡を
  6. 相手の気持ちも考えるように伝える
  7. 親離れ・子離れの時期ととらえてみよう

では、詳しく説明してまいります。

注意点①:わが子を信頼するな!

「うちの子は大丈夫!間違いなんて起こさない」「私はあの子を信じているから」と、小学生の子供に全幅の信頼を寄せている親御さん、NGです。

子供は「親が信じてくれている」ことを逆手にとって、親の見えないところでいろいろなことを勉強しています。
特に、共稼ぎ世帯で子供だけが在宅する時間帯がある場合は要注意です。

「ママが帰ってくる時間までは、私が自由でいられる安全な時間」として、彼氏を家に呼び込んでしまうこともあります。
そして、親には「彼氏が来た」ではなく「友達が来た」と平気でうそをつきます。

注意点②:SNSは禁止すべき

できれば、中学校を卒業するまではSNSの利用は禁止しましょう。
使わせたいのであれば、親と練習をした後でデビューさせるべきです。

特に、SNSでは自分だけが見ることができるスマホ画面で彼氏とチャットをすることができます。
もしかしたら、彼氏の心をつなぎとめるために下着姿や、裸の写真を送っているかもしれないのです。

彼が友達にその画面を流していた場合のほか、その写真が彼の親の目に留まってしまったら一大事です。
回収し消去しようにも、時はすでに遅いのです。

注意点③: 二人きりにしないこと

「信じている」と子供に伝えても、子供にとってそれは「圧」にしか感じません。

恋愛関係を公言している場合は、学校への登下校など以外の場面で二人きりにならないよう約束させましょう。
デートをしたい、という場合でも基本は保護者同伴での外出が小学生の常識ですので、引率の保護者が付くことが大切です。

小学生カップルの付き合いに少しだけ親の制約を付加することは大切です。
「中学生になるまでは」というように期間を決めて親が介入するようにすると素直に受け入れてくれるようです。

注意点④:ただし、「ダメダメ」はダメ。

「あれやってダメ」「これもダメ」みなさんも、制限が大きいと隠れてやってみたくなることでしょう。
小学生も然りで、ダメと言われるとアリバイを作ってまでチャレンジしようとします。

先に「信頼するな」とは記述しましたが、すべてにおいてダメダメの制約を押し付けてもいけません。
二人の付き合いを尊重すること、認めることをベースに「小学生の立場」を認識させましょう。

親は、ダメな部分はどうしていけないのかを説明できなければいけませんよ!

注意点⑤: 相手の親とは水面下で連絡を

「付き合っている」「相思相愛の関係」であることが分かった場合は、できるだけ相手の親ともコンタクトをとるようにしたいものです。
モンスターペアレントとしてのそれではなく、「付き合っている事実」を共通認識として受け止め、子育ての共有化を図ろうというような体がよいでしょう。

男子の親は放任ですし「恋愛」に関しては無頓着なことが多いのですが、女子の親としては心配の種ですよね。
「家柄が悪いから付き合わせない」という見方はせず、子供を見守っていくという観点が大切です。

また、小学生カップルにバレないよう、水面下で…ということも大切です。

注意点⑥:相手の気持ちも考えるように伝える

「恋している自分がイケてる」女子としてはそういった認識が強いのが小学生の恋愛の特徴です。
また、漫画の描写にあるような「ああいうこと」はどうしたらできるのかな?というような興味もたっぷりです。

男子としては「女の子のカラダ」に興味が強く、恋愛というよりも「お互いの興味関心がある部分を満足させるため」に付き合っているだけのことかもしれません。
最終的にお互いの経験は、武勇伝として友達へ自慢話として伝えられることでしょう。

お互いに自分のことしか考えられず、自分本位の行為に及んでしまうことも考えられます。
また、二人が付き合うことによって、友達関係がこじれてしまうことだって十分にありうるのです。

「相手の気持ちや周りの友達のことを考えられるようになるのが本当の恋愛」であることを大人から伝えてあげましょう。

注意点⑦:親離れ・子離れの時期ととらえてみよう

小学生だから、ある程度親の介入が必要となる年代ですが、小学5年生~6年生くらいになると、自分の考えもだいぶしっかりとしてきます。
心配な部分も多々ありますが、これをきっかけに「親離れ・子離れの時期」ととらえてみてはいかがでしょうか。

ただし、何度も繰り返すことになりますが、すべてを放任してはダメです。
「小学生だから妊娠しないとは限らない」ということはきちんと伝えましょう。

また、今の恋愛が将来の心の傷・トラウマを呼んでしまうこともあります。
小学生など早期に恋愛や性体験を済ませている子供の場合、デートDVなどにも遭いやすくなります。

親がケアできる環境を整えておくことも大切です。
そして、子供の話にはきちんと耳を傾けていきましょう。

驚きだけど、それが当たり前になりつつあります

小学生の恋愛とママ

「恋愛の低年齢化が顕著だ」と言われるようになって久しいのですが、親世代の事情と比べて3~4年ほど、知識が進んでいるととらえましょう。

ただし、精神的には親世代が小学生だったころとさほど違いはありません。
大人びた服を着ているだけかもしれません。

小学生の恋愛に関しては特に、丁寧に見守っていける環境を作りましょう。

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ライター
noel編集部

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