上手な断り方をマスターしよう！相手を傷付けない断り方とは？

上手な断り方がわからない……！悩む人はどれくらいいるの？

遊びのお誘いやお願い事など、なんとなく断りにくい時ってありますよね。
今回は男女200人を対象に「断るのが苦手ですか」とお聞きしました！

Q.あなたは断るのが下手ですか？

男女ともに6~7割もの方が「はい」と回答しました！
断る機会とはそう少なくはないですが、なかなか慣れないものですよね。

では、断るのが苦手な方はどういうことに気を付ければいいのか詳しく見ていきましょう。

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断るのが苦手な人に知って欲しいこと

断ることは「悪いことではない」

断るのが苦手な人は、「相手からの誘いやお願い事を断るのは悪いことだ」、「相手を傷つけるかもしれない」という考えを持っている人が非常に多いです。
しかし、断るのが苦手な人に知っておいてほしいのですが、断ることは決して悪いことではありません。

最初から断りを入れるよりも、乗り気ではないのに嫌々応じてしまう方が失礼に当たります。
そのため、友達から遊びに誘われたり、上司から仕事をお願いされた時に引き受けられないというのであれば、はじめからきちんと言葉にして伝えておくことが、今後の人間関係を良好に保っていくうえでも大切なことなのです。

断ることで生まれるメリット

断ることで生まれるメリットとしては、自分の時間と相手の時間を大切にできるようになるというメリットがあります。
断ることで相手との関係が悪化してしまうのではないかと思って、相手の要求を全て受け入れてしまうと、それだけ自分のやるべきことが増えてしまうので、常に時間に追われている状態になりますし、精神的にも追い詰められていってしまいます。

また、言葉ではっきりと伝えずに、「時間があったらまた連絡するね」と曖昧な表現で断ってしまうと、中途半端に相手を期待させてしまいます。
そうなると、相手はあなたからの連絡がくるまで待ち続けることになってしまうので、相手の時間を奪っていることと同じことになるのです。

そのため、あいまいな表現で断るよりも、はっきりと意志を示した方が自分にとっても相手にとってもメリットがあると言えるのです。

「上手な断り方」と「下手な断り方」の違いとは？

上手な断り方

上手な断り方というのは、相手からの誘いやお願い事をきちんと断りつつも、相手に不快な気分をさせないような言いまわしで断ることができるということです。
断り方が上手な人は、「〇〇の理由で今はお引き受けすることができません」、「〇〇の理由で遊びに行けないです」と、ハッキリと丁寧な言葉で断りを入れつつも、「誘ってくれてありがとうございます」、「ごめんなさい」と感謝の言葉や謝罪の言葉を伝えることも忘れません。

そうすることで、誘った方も「こういう理由なら仕方ないな」と納得することができますし、不快な気分になることもありません。

下手な断り方

一方、下手な断り方というのは、相手からの誘いやお願い事をきちんと断ることができなかったり、相手を不快な気分にさせるような言いまわしで伝えてしまうということです。
遊びに行けなかったり、今は他のことに手が回らないからといって、「無理です」、「できません」と冷たい言葉で突き放してしまうと、相手からしてみれば、まるで自分を拒絶されたように感じて、その人との間に壁を感じてしまいます。

そうなると、相手を不快な気分をさせてしまうことになりますし、場合によっては人間関係にヒビが入ってしまう恐れもあります。
また、ハッキリと断れないからといって、「う～ん」、「できなくもないんですけど～」と曖昧な言葉で断ろうとしてしまうと、相手からしてれば「どっちなのかハッキリしてよ」とイライラさせてしまう原因になり、あなたに対する印象が悪くなってしまうのです。

アンケートで判明！上手な断り方のために気をつけていること

上手な断り方をマスターするには、相手の立場によって臨機応変に対応することが求められます。
そこで今回は、ビジネス関係での断り方、友達や恋人への断り方に分けて、気を付けることを見ていきましょう。

Q.ビジネス関係での誘いに断るときに気をつけていることはある？

Q.友達や彼氏からの誘いを断るときに気をつけていることはある？

ビジネス関係では特に「礼儀正しさ」「次につなげること」が大切になってきます。
上下関係があるものなので、礼儀正しいことで相手を不快にさせないことがとにかく重要。

友達や恋人とは違って、「家庭の事情」という言葉でも通用しますのであまりに詳しく話す必要はありません。
ただ、次につなげられる断り方を心がけるようにしましょう。

友達や恋人では、「しょうがないと思ってもらえる断り方」がおすすめです。
「お金がなくて……」「熱が出ちゃって……」と、もう相手から詰めようがないような理由だと上手く断れます。

ただし、ここでもしっかり「せっかく誘ってもらえたのに本当に残念」「次〇〇日なら行けると思う」など、感謝と次へつなげる言葉を忘れないでください。

上手な断り方のコツ

では、上手な断り方のコツをみていきましょう。

1. はっきりとした言葉で伝える
2. 理由をはっきりと伝える
3. 残念に思っていると伝える
4. 次の約束に繋がるような提案をする

続いて、上手な断り方のコツを、それぞれ詳しくみていきます。

コツ① はっきりとした言葉で伝える

上手な断り方のコツとして、はっきりとした言葉で伝えるというものがあります。
よく、友達から遊びに誘われたり、仕事を頼まれた時に、「う～ん」、「それは…」、「できなくもないけど…」と歯切れの悪い言葉で断ろうとする人もいますが、このようなどっちつかずな言い方は、逆に相手に対して不快感を与えてしまうことになります。

こういった言い方をしてしまう人は、はっきりと断ることによって、相手を傷つけてしまうのではないか、関係がぎくしゃくしてしまうのではないかと不安に思っているのかもしれません。
しかし、はっきりと言葉を伝えずにいると、「結局どっちなの？」、「はっきりしてよ」と優柔不断なところに相手はイライラしてしまいます。

はっきりと断ったからと言って、その後の関係がギクシャクしてしまうことは滅多にありません。
むしろ、そこで関係が終わってしまうような人とは最初から付き合わない方が良いでしょう。

そのため、できないことは勇気を出して「できません」とはっきりと伝え、その後に「ごめんね」と謝罪の言葉を付け加えれば、相手との関係を悪化させずに済ませることができます。

コツ② 理由をはっきりと伝える

上手な断り方のコツとして、理由をはっきりと伝えるというものもあります。
相手からお誘いを受けたり、お願い事をされた時に、「用事があるから」と曖昧な理由で伝えるのは良くありません。

上手に断るためには、そこからもう一歩踏み込んでどういった用事があるのか、理由をはっきりと伝えることが重要となってくるのです。

「用事があるから」といって断っていたのを、「アルバイトがあるから」、「他の友達と遊ぶ予定があるから」と具体的に伝えれば、相手も「それなら仕方ないか」と納得することができます。
また、特に用事がなくても何となく気分が乗らないという理由であれば、「体調が悪い」、「明日は一人でのんびりしたい」といって理由をきちんと伝えるようにしましょう。

コツ③ 残念に思っていると伝える

3つ目の上手な断り方のコツとしては、「私も残念に思っている」ということを伝えることです。
「自分の仕事が終わっていないからできない」とバッサリと断ってしまうと、相手も「迷惑だったかな」、「嫌われているのかな」と自分が拒否されたように感じて傷ついてしまいます。

そのため、「自分もやってみたいのですが、自分の仕事がまだ終わっていなくてできないです」、「明日友達と遊ぶ予定がなければ行ってみたかったな…ごめんね」というように、自分も残念に思っていることを言葉にして伝えることが大切なのです。
そうすれば、相手も「誘って迷惑じゃなかったんだな」、「自分は嫌われていないんだな」と安心することができるので、相手を傷つけずに済みます。

コツ④ 次の約束に繋がるような提案をする

4つ目の上手な断り方のコツとしては、次の約束に繋がるような提案をするということです。
例えば、友達から遊びに誘われて断らなければならない時に、「明日仕事があるから遊びに行けない」と伝えた後は、「次の日曜日は遊びに行けないかな？」、「また誘ってくれると嬉しいな」と次の約束に繋がるような提案をするようにしましょう。

そうすることで、相手に対して「誘ってくれて嬉しかった」という気持ちを伝えることができますし、相手も「誘って良かったんだな」と安心することができます。

仕事での上手な断り方

では、相手を傷つけない上手な断り方をみていきましょう。

1. 仕事ができる範囲を伝える
2. 他の解決策を提示する
3. 感謝の気持ちを伝える

続いて、相手を傷つけない上手な断り方を、それぞれ詳しくみていきます。

上手な断り方① 仕事ができる範囲を伝える

例えば、自分のやるべき仕事がまだ終わっていないにも関わらず、新たな仕事を上司から与えられた場合、今は仕事を引き受けることができないと上司にきちんと伝える必要があります。
上司の指示だからとして、あれもこれもと仕事を引き受けていると、いざ仕事が終わらなかった時に「仕事ができない人間」という評価を下されてしまう可能性があります。

なお、この場合の上手な伝え方としては、「大変申し訳ございません。せっかくご指示を頂いたのですが、今は〇〇をしているため、とても手が回りそうにありません。〇〇日からであれば問題ありませんが、いかがでしょうか」と、謝罪の言葉と理由を伝えるとともに、「〇〇日からなら～」、「ここまでの仕事であれば…」と仕事ができる範囲をきちんと伝えておくようにしましょう。

上手な断り方② 他の解決策を提示する

職場の人から仕事を頼まれたものの、今の状況では対応することができないという場合、他の解決策を提示する方法も、仕事で使える断り方のひとつです。
なお、この場合の上手な伝え方としては、「ごめんなさい、今は立て込んでいて手を貸すことができないけど、その件なら〇〇さんに聞いてみると良いと思うよ」と、謝罪の言葉や理由を伝えた後に、他の解決策を提示するようにしましょう。

そうすることで、自分は実際に手を貸すことができなくても、相手に協力したという好印象を相手に伝えることができます。

上手な断り方③ 感謝の気持ちを伝える

例えば、勤務時間後に飲み会に誘われたものの、自分のやるべき仕事がまだ終わっていなかったり、既に約束事があって飲みに行けない場合、失礼のないように丁寧に断る必要があります。
なお、この場合の上手な伝え方としては、「お誘いありがとうございます。今日は友人との約束事があるので行けません。ごめんなさい。ぜひまた誘って下さい」と、感謝の言葉をはじめに伝えた上で、理由や次の約束に繋がるような提案を出すことが大切です。

友達に誘われた時の上手な断り方

では、友達に誘われた時の上手な断り方をみていきましょう。

1. ヒンシュクを買わないような理由にする
2. やむを得ず行けないというニュアンスを出す
3. 「都合の良い日に私から誘うね」と伝えておく

続いて、相手を傷つけない上手な断り方を、それぞれ詳しくみていきます。

上手な断り方① ヒンシュクを買わないような理由にする

友達から遊びに誘われた時の上手な断り方として、ヒンシュクを買わないような理由にするという方法があります。
「何となく気が乗らないから」、「その日は一人で過ごしたいから」、「彼氏とデートするから」という理由で友達からの誘いを断りたくても、その理由を正直に話してしまうと、友達から「自分とは遊びに行きたくないのかな」と思われてしまい、友達との関係が悪化してしまう可能性も十分にあります。

そのため、嘘でも良いので「熱が出て体調が悪いから」、「急に仕事が入っちゃったから」、というように、体調不良や仕事などの理由で行けないと伝えるようにしましょう。
そうすれば、友達も「それなら仕方ない」と納得することができますし、友達を傷つけずに済むので友達との関係を悪化させずに誘いを断ることができます。

上手な断り方② やむを得ず行けないというニュアンスを出す

友達から遊びに誘われた時の上手な断り方として、やむを得ず行けないというニュアンスを出すことが必要となります。
行きたくない理由をはっきりと伝えてしまうと、今後は友達から誘われなくなってしまう可能性も十分にあります。

今回は何となく気が乗らなかったとしても、次は一緒に遊びに行きたくなるかもしれません。
そこで、「本当は行きたいんだけれど、〇〇の理由でどうしても行けないんだ」というニュアンスで伝えるようにしましょう。

こうすることで、友達も悪い気はしませんし、また友達から遊びに誘ってもらうことができるのです。

上手な断り方③ 「都合の良い日に私から誘うね」と伝えておく

友達から遊びに誘われた時の上手な断り方として、「都合の良い日に私から誘うね」と伝えておくという方法もあります。
友達から何度も遊びに誘われているのに、何度もそれに応じていない場合、今度はどんな理由にすれば良いのかと迷ってしまうものです。

この場合は何度も誘われて断っているわけですから、あなたはその友達とは遊びたくないと心のどこかで思っているはずです。
そのため、もうこれ以上誘ってこないでほしいという意味も込めて、「いつも誘ってもらっているのに断るのは申し訳ないから、都合の良い日に私から誘うね」と伝えておくと良いでしょう。

そうすれば、友達も自分から遊びに誘うことはなくなりますし、あなたも友達から誘われて「今度はどのように断ろうか」と悩む必要もなくなります。

デートに誘われたときの上手な断り方

では、デートに誘われたときの上手な断り方をみていきましょう。

1. 相手をその気にさせないような断り方をする
2. 彼氏がいることをほのめかす

続いて、デートに誘われたときの上手な断り方を、それぞれ詳しくみていきます。

上手な断り方① 相手をその気にさせないような断り方をする

男性からデートに誘われた時には、相手をその気にさせないような断り方を心掛けるようにしましょう。
男性からデートに誘われて断ろうと思った場合、せっかくデートの誘ってくれたのにと思って、その人を傷つけないようなやんわりとした言い方になってしまいがちです。

しかし、「最近仕事が忙しくて…」といった理由で断り続けてしまうと、相手はじゃあ「いつなら良いの？」と変に期待してしまうものです。
基本的にデートのお誘いというのは、好意のある相手にするものですので、それを断られるというのは多少なりともショックを受けるものです。

ただ、デートに誘った時にバッサリと断られるよりも、その気にさせておいて後でバッサリと断られる方が大きなショックを受けてしまうのです。
そのため、相手からしてみると、付き合う気が全くないのであれば、むしろキツイ言葉で自分のことを突き放してもらいたいと思うのです。

上手な断り方② 彼氏がいることをほのめかす

男性からデートに誘われた時の上手な断り方として、彼氏がいることをほのめかすという方法もあります。
そもそも、その男性がデートに誘ってくるということは、デートをすることであなたとの仲を深めていき、後々あなたと付き合いたいという気持ちを持っている場合がほとんどです。

そのため、「今付き合っている人がいるからデートにはいけません」というように、彼氏がいることをほのめかしておけば、相手がまたデートに誘ってくることはなくなるでしょう。
もちろん、彼氏がいることを知った上でデートに誘ってくる男性もいますが、しつこくデートに誘われても毅然とした態度で「デートには行けない」ということはっきりと伝えるようにしましょう。

上手な断り方をするうえで気をつけたいこと

では、上手な断り方をするうえで気をつけたいことをみていきましょう。

1. 返事は先延ばしにしない
2. きつい言葉遣いで断らない
3. 感謝の言葉と謝罪の言葉を忘れない

続いて、上手な断り方をするうえで気をつけたいことを、それぞれ詳しくみていきます。

注意点① 返事は先延ばしにしない

上手な断り方をするうえでの注意点として、返事は先延ばしにしないというものがあります。
遊びに誘われたり、お願い事をされた時には、返事を先延ばしにせずに早めに伝えるようにしましょう。

その場ですぐに断られるよりも、「後で連絡するね」といって返事を先延ばしにした結果、「やっぱり遊びに行けない」と断ってしまった方が、相手も大きなショックを受けてしまいます。
そのため、始めから理由があるのであれば、返事は早めにしてしまった方がお互いにとっても良い結果となるでしょう。

注意点② きつい言葉遣いで断らない

2つ目の注意点として、きつい言葉遣いで断らないという点も挙げられます。
「無理です」、「できません」、「なんで私が…」と伝えてしまうと、誘った側の人間からすれば、その人から拒絶されたように感じてムッとしてしまうでしょう。

そうなれば、人間関係にも亀裂が入ってしまいますし、相手から「性格が悪い人だな」と思われてしまうかもしれません。

注意点③ 感謝の言葉と謝罪の言葉を忘れない

3つ目の注意点として、感謝の言葉と謝罪の言葉を忘れないというものもあります。
どんな誘いやお願い事であっても、その時には「私を誘ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを持ち、「誘いに乗れなくてごめんなさい」と言ってきちんと謝ることが大切です。

遊びに誘ったり、お願い事をして相手から断られれば誰だって多少なりともショックを受けてしまうものです。
しかし、そこで感謝の言葉や謝罪の言葉をかけてくれると、「誘って迷惑じゃなかったんだな」と相手から拒絶されたような気分にならずに済むのです。

上手な断り方をマスターしよう！相手を傷付けない断り方とは？のまとめ

人からお誘いを受けたり、お願い事をされた時に「理由もないのに断るのは悪いことだ」、「相手を傷つけてしまうのではないか」と思って、はっきりと伝えることができないという人も多いでしょう。
しかし、断るのが苦手な人は、まず「断ることは悪いことではない」ということを肝に銘じておきましょう。

そもそも、はっきりと伝えることは「あなたと相手の関係が終わってしまうこと」を意味するものではありません。
むしろ、気分が乗り気ではないのに引き受けてしまったり、自分の仕事がまだ終わっていないのに新たな仕事を引き受けてしまっては、逆に相手に迷惑をかけてしまい、関係を悪化させてしまうことがあるのです。

そのため、相手を傷つけないように言葉を慎重に選びつつも、はっきりと言葉で伝えることが、人間関係を良好に保っていくためにも必要なことなのです。