
セルフハイライトのやり方!5つの手順&準備するものを紹介
美容室で髪の毛の立体感や透明感を演出するために、ハイライトカラーを入れてもらう方も多いと思います。 そんなテクニックが難しそうなハイライトカラーが、実は自宅でもセルフでできるのをご存知でしょうか。 今回は、市販のブリーチをつかって簡単にできるセルフハイライトのやり方を詳しく紹介していきたいと思います。 必要なアイテムも一緒に紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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「ハイライト」とは?
ハイライトとは、自分がカラーリングしたカラーのベースに合わせて、ベースよりも明るいカラーやブリーチでところどころ明るく染めてあげることです。
髪全体を一色で仕上げるよりも、ハイライトを入れることによって髪に動きをだすことができ、全体的に重たくみえることもなくなります。
いま流行りの外国人風カラーも、髪の毛の表面や顔の周りにハイライトを入れることによって、透明感のある外国人風カラーを表現しています。
アッシュや暗いブラウンに染める方でも、このハイライトを入れることによって全体的に自然な明るさを手に入れることができるので、暗い色でも重たくみせてくれないのが嬉しい点です。
セルフハイライトのやり方【準備編】
では、ハイライトをセルフで入れるときに用意するものをみていきましょう。
- ヘアクリップ(ダッカール)
- アルミホイル
- 市販のブリーチ剤
- タオルもしくは汚れてもいい服装
- ヘアコーム
- 鏡
- 輪ゴム・ヘアゴム
続いて、用意するものをそれぞれ詳しくみていきます。
用意①:ヘアクリップ(ダッカール)
100円ショップにも売っているようなヘアクリップでも大丈夫です。
ハイライトを入れる際に、髪の毛を束ねたりブロッキングをする際に使います。
髪の毛を巻いたりアイロンをかけるときにブロッキングをする方も多いと思いますが、セルフハイライトにもこの工程は大切で、セルフカラーでありがちなムラを防ぐためにとても大事な工程なんです。
必要な本数は約7~10本あれば安心できます。
用意②:アルミホイル
特別なアルミホイルではなく、どこにでも売っている料理用で使うアルミホイルでを用意します。
アルミホイルをどうやって使うかは、後に紹介します。
髪の毛の量によって使うアルミホイルの量も変わるので、新しく1本購入して常備しておきましょう。
アルミホイルがあるかないかで、どれくらい時短になるのか大きく変わるので非常におすすめです。
用意③:市販のブリーチ剤
好みのヘアカラー剤を用意するのもOKですが、ブリーチ剤にすることで発色が良くなるのでセルフでハイライトを入れる場合はブリーチ剤のほうがおすすめです。
ハイライトを強調したい方はブリーチ剤を、ナチュラルなハイライトにしたい方はベースの髪色に合わせたカラー剤を使用するのがいいですよ。
控えめにするか、目立たせたいかの目的に合わせて市販のカラー剤を選んでみてください。
用意④:タオルもしくは汚れてもいい服装
これはハイライトを入れるときに限らずですが、セルフでカラーリングをする場合は、身体や服に付着してしまうため肩にタオルをかけるか汚れてもいい服を着用するのがおすすめです。
特にブリーチとなると、一度付着してからでは落とすのが難しいです。
必ず汚れてもいい服装かタオルで、保護してあげてください。
用意⑤:ヘアコーム
絡まったままの髪の毛でブリーチを入れても、ムラになってしまいます。
ブラシよりも、カラーリングに適しているのはヘアコームなので家に一つ常備しておくのも良いですよ。
ブロッキングをするときにも使えるので、これも準備しておきたいアイテムの一つです。
用意⑥:鏡
髪の毛を染める場合、たいていの方はお風呂場か洗面所で行います。
そこに付属している鏡とは別で、もう一つ鏡を持っておくと便利ですよ。
手持ちの鏡を持って後ろの髪の毛をうつせば、洗面台やお風呂場の鏡に自分の後姿がうつるので塗りムラやバランスをしっかり見極めることができます。
大きめで、手で持ち運びできる鏡が一つあればOKです。
こちらも、100円ショップで手軽に購入することができます。
用意⑦:輪ゴム・ヘアゴム
ハイライトを入れたい髪の毛を束ねるために使います。
こうすることで、迷うことなくブリーチ剤を塗ることができるので、細くハイライトを入れたいか太く入れたいかに合わせて束にして結んであげます。
ヘアゴムに色が着色するのがいやな場合は、使い捨てできる輪ゴムがちょうどいいですよ。
セルフハイライトのやり方【手順編】
では、ハイライトをセルフで入れるときの手順をみていきましょう。
- タオルか、汚れてもいい服装に着替える
- 髪の毛をブラッシングする
- 輪ゴムやヘアゴムで髪の毛を束にしてとめる
- 束にして留めた髪の毛の下に、アルミホイルを敷いてあげる
- ブリーチ剤を塗る
- 20分から30分の間、時間を置いて洗い流す
続いて、手順をそれぞれ詳しくみていきます。
手順①:タオルか、汚れてもいい服装に着替える
当たり前のことですが、まずは汚れてもいい服装になるか、タオルで首や肩の周りをかぶせてあげてください。
ブリーチ剤が付着することで、お気に入りの服が汚れてしまうと最後まで気持ちよくセルフハイライトに挑戦できないですよね。
服が汚れないように・・・と、意識をあちこち使う必要をなくすためにも汚れても良い服やタオルで着色対策をしましょう。
手順②:髪の毛をブラッシングする
これも、見落としがちですが大切な工程です。
髪の毛が絡まってしまうと、色ムラができやすくなってしまうため、一度髪の毛をサラサラにしてあげてリセットしてから始めましょう。
このあとの工程の、髪の毛を束にしてとめやすくするためにもブラッシングを怠ってはなりませんよ。
特に神経質になる必要はなく、軽く整えてあげるくらいで大丈夫です。
手順③:輪ゴムやヘアゴムで髪の毛を束にしてとめる
ハイライトをどこに入れるか、目分量で考えながら塗るのは難しいですよね。
そのためにも、最初にハイライトを入れたい髪の毛だけを束にして輪ゴムで結んであげるのは、この後の作業がグっと楽になる方法なんです。
細く入れたい場合は少しの束で結んであげたり、太めに入れたい場合は少し多めに束にしたりなど、自分の好きな量で調整してみてください。
手順④:束にして留めた髪の毛の下に、アルミホイルを敷いてあげる
せっかく髪の毛を束にして分けたのに、他の結んでない髪の毛にブリーチ剤が付着しては意味がないですよね。
それを防ぐためにも、髪の毛の下にアルミホイルを敷くことで、色移りしてしまうトラブルを防ぐことができます。
実は、手順のなかでもこれが一番大事で綺麗にいく方法なので、必ず行うべき工程になります。
手順⑤:ブリーチ剤を塗る
ここまでの下準備を終えたら、ようやくブリーチ剤に入ることができます。
あとは結んだ髪の毛をとって塗るだけなので、下準備を丁寧に行うか行わないかでこの手順の苦労さに差が出るところです。
セルフで行うからこそ、下準備はよりいっそう丁寧に取り組むべきだといえます。
市販のブリーチ剤には、付属のコームやビニール手袋が入っているので、きちんと利用して手が荒れないようにしましょう。
手順⑥:20分から30分の間、時間を置いて洗い流す
あとは時間を置いて洗い流すだけです。
明るくみせたい場合は長い時間を置き、自然なハイライト派の場合は、あまり長く時間を置きすぎないといいです。
記載されている目安時間を気にしすぎず、自分のなりたい色に合わせて時間をおくといいですよ。
おしゃれなセルフハイライトの入れ方
ハイライトをうまく利用できないと、ギャルっぽさや奇抜さが現れてしまうのが難点です。
次に、本当にセルフなの!?と驚かれるような、ちょっとオシャレなハイライトの入れ方も紹介していきたいと思います。
- 極細なハイライトを入れる
- 根元からブリーチ剤を塗らずに、2センチ程度あけておく
- ハイライトにも、色味をのせる
- ブリーチ剤ではなく、カラーバターを使用する
- アッシュ系のカラー剤を使用する
- 毛先だけにハイライトを塗る
続いて、おしゃれなセルフハイライトの入れ方を、それぞれ詳しくみていきます。
入れ方①:極細なハイライトを入れる
かなり細い髪の束を輪ゴムで結んであげて、極細のハイライトを作ってあげます。
まとまる髪の毛の束が少量になるだけで、後の手順は全く同じです。
ハイライトが極細になることで、メッシュのようなギャルっぽさがなくなり、透明感溢れる動きのいい髪の毛を演出することができます。
あまりハイライトを入れているとバレたくない方にも、セルフで極細のハイライトを入れることはとてもおすすめです。
入れ方②:根元からブリーチ剤を塗らずに、2センチ程度あけておく
以前では美容院でハイライトを入れるときも、根元までブリーチ剤を塗っていました。
しかし、現在では根元をわざと少しだけあけてからブリーチ剤を塗ることで、乾かした後の馴染みがいいことが分かり、あえて根元から数センチあけるように塗られています。
セルフで塗るとなると、根元ギリギリまで塗るのって難しいですよね。
頭皮にブリーチ剤が付着してしまうのも、皮膚が弱い人にとっては心配な問題です。
しかしセルフだからこそ根元をあけながら簡単に塗って、さらにおしゃれに見せることができるならやらない理由はないですね。
入れ方③:ハイライトにも、色味をのせる
時間がある方は、ブリーチ剤を塗ったあとに上から全体的にカラー剤を塗るのもおすすめです。
こうすることで、ベースの髪の毛の色とハイライトカラーが良い具合に同色化しつつ部分的に明るくみせてくれるので、セルフで入れたとは思えないような仕上がりになります。
明るいブラウン系のカラー剤でも、暗めのカラー剤でもいいので最後が全体的にカラー剤を塗ってあげるのも一つのテクニックです。
入れ方④:ブリーチ剤ではなく、カラーバターを使用する
ブリーチ剤ではなく、カラーバターを使用して様々な色を楽しむのもおしゃれです。
カラーバターは色が入りやすいため、セルフでも簡単に綺麗に染め上げることができます。
イベント前や、少し人より変わった髪の毛に挑戦したい方は是非挑戦してみてください。
おすすめは、ピンク系やグリーン系をいれるとセルフに見えないほどグっとおしゃれに感じますよ。
入れ方⑤:アッシュ系のカラー剤を使用する
こちらもカラーバターと同じ要領で、アッシュ系のカラーを使用してセルフハイライトに挑戦するのもとてもかわいいです。
アッシュなので、ガッツリとしたハイライトに見えないのが特徴で、髪の毛に動きを出したい人やオフィスヘアにもできるハイライトです。
日の光のあたり方によって、とても綺麗に見えるので大人女子にはぴったりのおしゃれハイライトです。
入れ方⑥:毛先だけにハイライトを塗る
毛先にハイライトを入れると、簡単に外国人風のグラデーションカラーができます。
毛先だけだと、セルフでも簡単にできそうなので思い切って挑戦しやすいですね。
ブリーチ剤で髪の傷みを心配に思う方も、毛先だけのハイライトがおすすめです。
髪の短い人から長い人まで、毛先ハイライトのグラデーションヘアは映えるのでイメチェンや気分転換にもいいですね。
セルフハイライトのメリット・デメリット
メリット
セルフハイライトの最大のメリットは、美容室よりも格段に安く行うことができることです。
セルフハイライトの場合は、市販のブリーチ剤も1000円以下で買えて必要なアイテムも100円ショップなどで揃えることができるので、トータルでも1500~2500円で行うことができます。
そして美容師さんに自分の理想をオーダーするのが苦手な方は、自分で好みのままにできるのも嬉しい点ですね。
わがまま言うのは少し気が引ける・・・という方は、セルフハイライトが向いていると思います。
デメリット
セルフハイライトのデメリットは、不器用な方は初めのうちは失敗してしまうかもしれないことです。
セルフということでプロの技術ではないので、自分のなりたい髪型の想像と少し違ってしまう可能性も。
そして、トリートメントもブリーチ剤に付属しているものを使用するので、もちろん美容室のトリートメントに劣るため髪の毛が傷みやすいのもセルフハイライトの特徴です。
アフターケアをしっかりしてくれる美容室と比べると、仕上がりのツヤや透明感を最大限に引き出すのは難しいと思われます。
それでもセルフで行う手軽さと美容室よりも大幅に抑えられる値段には、魅力を感じますね。
セルフハイライトの注意点
安全にセルフハイライトを行うためにも注意するべき点はいくつかあります。
では、セルフハイライトの注意点をみていきましょう。
- ベースカラーとの色の差を考える
- 髪の傷みが強い人は要注意
- 2段階に分けながら、ブリーチ剤を塗る
続いて、セルフハイライトの注意点を、それぞれ詳しくみていきます。
注意点①:ベースカラーとの色の差を考える
例えば、自分の髪の毛のベースカラーが明るいブラウンではなく、黒に近い暗めのブラウンだった場合はブリーチ剤の色に負けてしまって不自然なハイライトになってしまいます。
その場合は、ブリーチ剤を塗っても長い時間待たずにすぐ洗い流すか、ブリーチ剤ではなく明るいブラウン系のカラー剤を使うと自然なセルフハイライトができます。
注意点②:髪の傷みが強い人は要注意
セルフでできるブリーチ剤やカラー剤は、セルフでも綺麗に仕上がるように色が入りやすい成分でできています。
その代償として、髪の毛の傷みが美容室よりも強くなってしまうのが特徴です。
髪の毛がひどく傷んでいる人は、ブリーチ剤でさらにダメージを負わせてしまうと切れ毛などの原因になってしまうので要注意です。
傷んだ髪の毛を切ってからセルフハイライトを行うか、ブリーチ剤ではなくカラー剤で行うようにするといいでしょう。
注意点③:2段階に分けながら、ブリーチ剤を塗る
ブリーチを一度塗りしてしまうと、色ムラができやすくなります。
そのため、染めたい髪の毛を束でまとめたうちの、中間から毛先にかけて最初はブリーチ剤を塗ります。
そのあと少し時間を置いてから、頭皮の2センチほどあけた部分から中間にかけて塗ってあげます。
髪の毛は、頭皮から毛先にかけて体温が変わるので明るくなりやすい頭皮の近くは最後に塗ってあげるのがポイントですよ。
次の髪型はセルフハイライトでイメチェンしてみよう
ハイライトと聞くと、美容室じゃなきゃできないような髪型と思われがちですが意外と自宅でセルフハイライトは簡単にできます。
なかなか美容室にいけない人は、思い切ってセルフハイライトに挑戦してみるのも良いですね。
今の髪色に飽きたけど思い切り色を変える勇気をない人は、暗めのハイライトで透明感をプラスするのもおすすめです。
ヘアカラーをもっと楽しむためにも、セルフハイライトに是非挑戦してみてください。
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