劣等感の強い人の特徴と原因!劣等感が強い人への上手な対処法とは
劣等感の強い人は一体どういう人のことを言うのか、特徴を見ていきましょう。 劣等感が強くなってしまうのには、実は様々な原因がありました。 この原因を知り、克服方法を行うことで劣等感の強さをなくすことができますよ。 また劣等感の強い人の対応が困っている人には、会話時の対処法をご紹介しています。
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劣等感の強い人の特徴
劣等感の強い人の8つの特徴をご紹介します。
- 理想が高い
- 人のいいところしか見られない
- 人と比べてしまう
- ネガティブなことばかり考える
- 完璧主義
- 今あるものに目を向けない
- 自分より劣っている人には強い
- 自慢が好き
以上8つの劣等感の強い人の特徴について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
特徴①:理想が高い
劣等感の強い人は理想がとても高いです。
自分はこうあるべき、という考えを持っておりそこに至っていない自分が嫌なのです。
理想が高いために、理想と自分を比べるばかりで今自分ができることに目を向けようとしません。
普通の人は達成できた数を数えますが、劣等感の強い人は達成すると興味がなくなってしまいます。
劣等感が強い人は先のことばかりを見ているのです。
特徴②:人のいいところしか見られない
劣等感の強い人は人の長所を見つけるのが得意です。
それ自体はとてもいいことですが、長所ばかりを見てそこと自分の短所を比べてしまいます。
誰にでも長所があれば短所もあります。
しかし短所の部分は見ようとせず、長所にしか目が向かないようになっているのです。
そのため「この人はこういうところがすごくていいよなー、私なんて」と勝手に落ち込んでしまいます。
特徴③:人と比べてしまう
劣等感の強い人は、自分がどうかではなく人と比べてどうかを基準に考えます。
自分ができているか、できていないか、自分がどうかではなく人と比べて自分はどうかという視点で物を見ようとするのです。
そのため何か自分が今までできていなかったことができたとしても、周りにはもっとすごい人がいっぱいいると言って自分はダメだと思いこんでしまいます。
自分がどうかではなく、人と比べてしまうために、どこまでいっても自分の中のゴールが見つかりません。
劣等感の強い人は常に自分よりできる人と比べて、疲れ果ててしまうのです。
周りからしたら謙虚な人に見えますが、謙虚すぎて周りから嫌な人と思われることもあります。
特徴④:ネガティブなことばかり考える
劣等感の強い人はネガティブなことばかりをピックアップして考えてしまいがちです。
人には誰しもいいこともあれば、悪いこともあります。
劣等感の強い人はその中でも悪かった時の記憶ばかりを並べて、自分はついていない、自分は不幸だと考えてしまいます。
思考がネガティブに癖づいてしまっているのです。
そのため嬉しいことよりも、悪いことの方が数としては多くあげられてしまいます。
思考がネガティブを考えることが多くなればなるほど、人は目を向ける方向もネガティブになってしまうのです。
特徴⑤:完璧主義
劣等感の強い人には完璧主義な人が多いです。
なんでもそつなくこなせるようにならなければ、認めてもらえないという考えが大きいのです。
そのため中途半端なことが許されず、何をするにも完璧を目指そうとしてしんどくなってしまいます。
完璧を目指すと誰でもしんどくなります。
成功する人は「これくらいでいいか」とボーダーラインを6割くらいに決めています。
完璧主義だと一つの物事がいつまでも終わらないこともあります。
また完璧主義な人は人にも完璧を求めて、期待しすぎる傾向にあります。
人は完璧ではないことを覚えておきましょう。
特徴⑥:今あるものに目を向けない
劣等感の強い人は、自分が持っているものを見ようとしません。
そのため環境や、今できている仕事や仲間のありがたみに気づくことができません。
今あるものに目を向けず、今ないものばかりに目を向けます。
そのため環境の愚痴をいったり、自分のやりたいことの将来像ばかりを語ります。
いつまでも地に足がつかない状況になってしまいます。
今あるものに目をむけないと、いつまで経っても自分にとっていい環境やいい場所にめぐりあえても、ここじゃないと思い続けることになります。
特徴⑦:自分より劣っている人には強い
劣等感の強い人は自分よりも上か下かで、自然と人を判断しようとします。
そのため自分より劣っていると判断した人にはとことん強くあたり、急に偉そうになります。
その代わり自分よりも上の人の前では萎縮して、その人には叶わないと考えるようになります。
すべての人を平等に見れず、自然とはかりにかけてしまいます。
それが劣等感を強くすることにも繋がってしまうのです。
特徴⑧:自慢が好き
劣等感の強い人は自慢話がとても好きです。
自分のすごいところや、自分ががんばっているところを人に知ってほしいからです。
そのため自分ではまだまだできていない、と言いながらも自分がどれだけ頑張ってどれだけのことができたかの自慢が止まりません。
自慢話ばかりをしすぎて、人から嫌がられることもあるので気をつけたい特徴ですね。
劣等感の強い人への対処法
劣等感の強い人への4つの対処法をご紹介します。
- 責めた口調で話さない
- 褒めてあげる
- 過度に反応しない
- ネガティブ話は意味がないことを教える
以上4つの劣等感の強い人への対処法について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
対処法①:責めた口調で話さない
劣等感の強い人に対しては、きつい口調で話してしまうだけで責められているように感じてしまいます。
本人は責めているつもりはなくても、劣等感の強い人はそうでない人よりも言葉を気にしやすいです。
責められていると感じてしまうと、その時点で相手から心を閉ざしたり、嫌われていると考えるようになります。
そのため仕事でミスをしたことを諭す際なども、口調には気をつけるようにしましょう。
対処法②:褒めてあげる
劣等感の強い人は、認められたい気持ちが強いです。
そのため適度に褒めてあげることで、自信を持てるようになります。
自信がもてないのは、自分なんて必要とされていない、自分なんてどうせダメだと考えてしまうからです。
ちょっとしたことで褒めてあげることで、劣等感の強い人はそれを糧にできるのです。
対処法③:過度に反応しない
劣等感の強い人は自分のネガティブ話をするのが好きです。
自分ができたことを話すのも好きですが、自分がダメなことを聞いて相手から「そんなことないよ」と言ってほしいのです。
そのため話を聞いてくれる人には、永遠にネガティブな話をしてしまいます。
しかしネガティブな話というのは聞いている方も嫌になってしまいます。
過度に反応をして、相手が話したくなるようにすると自分が困ります。
ネガティブな話をしてきたら話を切るようにしてみましょう。
「大変だったね」と言って別の話題に切り替えてあげるのも一つです。
対処法④:ネガティブな話は意味がないことを教える
会う度にネガティブな話ばかりをされると、聞いている方もしんどくなってしまいますよね。
ネガティブ話が好きな人は何を言っても辞めません。
ネガティブな話をしても解決するわけではないし、意味がないということを伝えてあげましょう。
きっぱりと言ってあげれば、相手もそれ以上ネガティブ話をしようとはしません。
しつこく話してくる時には、はっきりと言ってあげるのも一つです。
劣等感が強くなる原因
劣等感が強くなる4つの原因をご紹介します。
- 褒めてもらえなかったから
- 競うのが当たり前になっている
- コンプレックスがある
- いじめられていた
以上4つの劣等感が強くなる原因について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
原因①:褒めてもらえなかったから
劣等感の強い人は、人から褒められた数が少ない人が多いです。
小さい頃に親に褒められなかったり、子供の時学校で褒められなかったりと、幼い頃から褒められていないと、人は自分を認められません。
褒めてもらえないと人は、認められたい気持ちに溢れてどんどん劣等感の強い人になります。
原因②:競うのが当たり前になっている
この世は競争社会でできています。
何でも人と競い合って、人と比べることが当たり前になっています。
そのため競うことが当たり前になりすぎて、自分がどうかではなく、人と比べてどうかという考え方が癖になってしまっています。
自分ができたとしても、周りの方ができていると、できたうちに入らないと考えるのです。
劣等感の強い人は競争心が定着しているのです。
原因③:コンプレックスがある
身体的なコンプレックスだったり、能力面でのコンプレックスだったり人には色々なコンプレックスがあります。
そのコンプレックスを人に指摘されると、それを人はずっと記憶しています。
コンプレックスは指摘されるほどに、悪いものと思い込んでしまいます。
勿論中にはコンプレックスを気にしない人もいます。
しかし劣等感の強い人はコンプレックスに意識を向けてしまいます。
原因④:いじめられていた
学生時代にいじめられていた人は、劣等感の強い人が多いです。
いじめを受けてしまうと、クラスの中で自分だけがいじめられている状況に、自分は他の人と違うからいじめられるんだという考えになります。
いじめられている時に言われた言葉も原因です。
またいじめられている時というのは、人として周囲の人に認められません。
そのため何かをしていないといじめられてしまう、何か頑張らないと自分は愛されないと思い込んでしまうのです。
いじめられていた経験というのはいつまでもその人の中で消えません。
劣等感の強い人が劣等感を解消する方法
劣等感の強い人が劣等感を解消する7つの方法をご紹介します。
- 欠点を見つける天才と思う
- 自分の長所を書く
- 理想の自分を明確にする
- ネガティブを受け入れる
- 自分を責めない
- 人と自分は違うと考える
- 昔言われた言葉を捨てる
以上7つの劣等感の強い人の解消方法について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
方法①:欠点を見つける天才と思う
劣等感の強い人は自分の欠点を見つけるのがとても上手です。
それを悪いことと捉えがちですが、自分の欠点を見つけられるということは改善できる機会があるということです。
自分の悪いところに気づくのは難しいものです。
欠点を見つけて落ち込むのではなく、また一つ欠点を見つけられてすごい!と思うようにしましょう。
悪いところがわからないと人は成長できません。
自分に特化した能力だと思えば、自信に繋がります。
方法②:自分の長所を書く
自分の長所を見つけると、人は思っていたよりも自分にはできるところがあると考えられます。
まずは自分の長所を書く時間をとってみましょう。
長所を書く時も、あなたの長所なので人と比べる必要はありません。
あなたのできることや、あなたのいいところを書いてみるのです。
最初は中々書けないかもしれないので、一日で書こうとせずに思いついたら付け加える形で書いてみましょう。
方法③:理想の自分を明確にする
劣等感の強い人は理想がありながらも、その理想がたくさんある場合があります。
その中には自分が本当になりたい理想から、羨ましいと思っているだけのものもあります。
自分はどういう方向を目指したいのか、どういう自分になりたいのかを明確に決めましょう。
劣等感の強い人は自分がどうしたいかが決まっていないためにふわふわしていることが多いです。
ふわふわしている時は、人は取捨選択ができなくなりなんでもこなそうとしてしまいます。
何もかもを完璧にするできる人はいません。
方法④:ネガティブを受け入れる
劣等感を解消するためには、ネガティブを受け入れるようにしましょう。
劣等感を強めてしまうのは、落ち込むことがあった時にネガティブになった自分に落ち込んでしまうからです。
人がネガティブになるのは仕方ありません。
ネガティブになったら、今ネガティブになっているなーと自分の状態を客観的に受け入れてあげるようにしましょう。
方法⑤:自分を責めない
劣等感の強い人はすぐに自分を責めてしまいます。
自分のここが悪かった、自分のせいだと思いこんでしまいます。
本当にあなたが悪かったのか?相手が悪かったところはなかったのか考えるようにしましょう。
自分だけを責めてもいいことは何もありません。
自分を責めようとしたら、お互いに悪いと考えましょう。
方法⑥:人と自分は違うと考える
人に羨ましがる時は、人の幸せ話を聞いて「いいなー」と言ってしまいます。
羨ましがるのではなく、その人は幸せそうで「いいね」と口にしてみましょう。
言葉の微妙な違いではありますが、いいねと言うことで、そのこと自体がいいと言っているだけで嫉妬しているわけではないので大丈夫です。
羨ましいと思った時は、自分もそれがしたいかを考えてみましょう。
意外と幸せそうにしている、自分にないものだからいいと思っているだけかもしれません。
方法⑦:昔言われた言葉を捨てる
劣等感の強い人というのは昔人から言われたネガティブな言葉を引きずっています。
例えば目立ちすぎ、と言われた人は目立つ行動を自然と控えるようになります。
しかし昔一度言われた言葉と、今周りにいる人の評価は違います。
不安になるのであれば、いっそのこと自分のことをどう思っているのか周りに聞いてみるようにしましょう。
昔の言葉による思い込みを、今一緒にいる人は感じていないかもしれませんよ。
劣等感の強い人の特徴と原因のまとめ
劣等感の強い人は考え方が勝手にネガティブになっていることがわかりましたね。
誰でも考え方一つで変わることができます。
人は劣等感を抱くものです。
しかし劣等感が強いと自分を苦しめることになってしまいます。
本当は評価している人のことを疑って、「自分はみんなが思うような人じゃない」と思い込んでしまうこともあります。
しかし、人から見た自分が本当の自分です。
なぜ思い込んでしまうのか、何が原因かを思い出し、それを追求してみながら今の自分と向き合ってみましょう。
自分をネガティブに捉えてしまうあなたの思い込みをなくせますよ。
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