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「授かり婚」とは?離婚率は高い?

授かり婚の家族

「授かり婚」とは、結婚する前に妊娠することを指し、一昔前までは「出来ちゃった結婚」とも言われていました。
「出来ちゃった結婚」という言い方だと、「失敗しちゃいました」というマイナスイメージを持つ人も多いので、代わりに「授かり婚」という言い方に変わってきたとされています。

また、授かり婚カップルの離婚率は約40%と、日本人の離婚率の33%と比べて若干離婚率が高いという結果が出ています。
特に、10代で授かり婚をしたカップルの約80%は5年以内に離婚しているという驚くべき結果も出ています。

授かり婚のメリット・デメリット

授かり婚カップルの間に産まれた子供

メリット

授かり婚のメリットとしては、妊娠したことが後押しとなって結婚のきっかけになるというものがあります。
特に、交際期間や同棲期間が長くなると、結婚のタイミングを逃してしまってなかなか結婚に踏み切れないというカップルも少なくありません。

そういったカップルにとってみれば、妊娠したことがきっかけになって真剣に結婚を考える良い機会となります。

デメリット

授かり婚のデメリットとしては、周りの人から計画性がない、だらしないというマイナスの印象を持たれてしまうというものがあります。
特に、一昔前の世代の人は結婚してから妊娠するのが当たり前だと思っている人が多いため、そういった考えを持っている人がからしてみれば、授かり婚のカップルに対してマイナスの印象を持ってしまうのは仕方のないことだといえます。

また、子供を育てるのにも莫大なお金を必要としますから、子供を育てる準備ができていないのに結婚したという計画性のない人だと思われてしまう可能性も高いのです。
特に、10代や20代前半といった金銭的にも精神的にも自立していない年代で授かり婚をしてしまうと、周りの人から計画性がないと思われてしまうのは覚悟しておかなければなりません。

出産前?後?…授かり婚の結婚式のタイミング

結婚式を挙げる授かり婚カップル

授かり婚の結婚式のタイミングですが、まず出産前に結婚式を行うのであれば、つわりが治まって体調が安定してきた妊娠5ヶ月~6ヶ月ごろに行うのがベストです。
妊娠初期はつわりで体調も精神面も不安定になりやすいですし、妊娠8ヶ月以降になるとお腹が大きくなってドレス選びにも困ってしまいますし、体に大きな負担をかけてしまうので避けた方が良いでしょう。

また、出産後に結婚式を行うのであれば、出産して育児も生活も安定してきた一年後くらいに行うのがベストです。

授かり婚カップルの結婚準備

赤ちゃんを産む病院を一緒に決める授かり婚カップル

では、授かり婚カップルの結婚準備を5つのステップに分けて紹介します。

ステップ① お互いの両親に報告しに行く

結婚準備を進める上で最初にやるべきこととしては、妊娠が発覚してお互いに結婚の意思が固まった段階で、手土産を持って清潔感のある身なりをしてお互いの両親に報告しに行きましょう。
授かり婚に限ったことではありませんが、お互いの両親から結婚の了承を得ることができていないのに結婚準備を進めるのは失礼に当たります。

特に、授かり婚の場合は経済的に辛い状況で子供を育てていかなければならない可能性が高いので、子供の面倒を両親に頼むこともあるかもしれません。
そのため、まずは妊娠したことと結婚することをお互いの両親に報告しに行き、結婚の了承が得られたら結婚準備を進めていきましょう。

ステップ② 両家の顔合わせを行う

お互いの両親に報告しに行って了承を得ることができたら、次に両家の顔合わせを行います。
近年では授かり婚のカップルが増えているとはいっても、結婚よりも妊娠が先になったことで悲しんでしまう親もたくさんいます。

そのため、両家の顔合わせを行って、お互いに相手の両親に対して誠意を示すことが大切なのです。
両家の顔合わせを行う際には、お互いに結婚の意思があるということ、子供を大切に育てて幸せな家庭を築いていく意思があること、結婚の了承のお願いをしっかりと伝えるようにしましょう。

特に、お互いに結婚の意思があったことを伝えておかないと、妊娠したから仕方なく結婚したと捉えられてしまう可能性があります。

ステップ③ 結婚式場の見学や相談に行く

出産前に結婚式を済ませる授かり婚カップルの場合は、両家の顔合わせが終わったら結婚式場の見学や相談をしに行って、結婚式をする式場を決定する必要があります。
出産前に結婚式を行う場合、つわりが治まって体調が安定してくる妊娠5ヶ月~6か月、お腹がやや膨らんでくる妊娠7ヶ月~8ヶ月あたりに結婚式を行うのが良いとされています。

ただ、妊娠中は何が起きるかわかりませんし、人それぞれ体調の変化は異なってくるので、自分の体と相談しながらパートナーと一緒に結婚式の時期を決めるようにしましょう。
出産前に結婚式ができなさそうだというのであれば、出産して落ち着いてから結婚式を行っても良いので無理はしないように気を付けましょう。

ステップ④ 新居の下見や契約を行う

両家の顔合わせが終わったら、結婚式の準備と並行して新居の下見や契約を行っていきます。
授かり婚カップルの場合は、子供がいることを前提としてどこに住むのか考えていかなければなりません。

そのため、部屋の間取りや収納の数などを考えた上で、公園や児童館などの子供の遊び場、保育園、スーパーなどの施設が近くにある場所に新居を構えた方が良いでしょう。
また、新居への引っ越しは妊娠中の女性の体に大きな負担をかけてしまうので、できるだけ男性がリードして新居の準備を進めていくようにしましょう。

そして、引っ越しをする時期も女性の体に負担がかからないように、つわりが治まって体調が安定したころに行うようにしましょう。

ステップ⑤ 産婦人科の下調べや決定を行う

新居の準備や結婚式の準備と並行して、産婦人科の下調べを行い、どこの産婦人科で出産するのか決めておく必要があります。
まずは里帰りして出産するのか、それとも今住んでいるところの近くで出産するのかを決め、周辺にある複数の産婦人科を下調べして、予算や通いやすさ、混雑状況などを考えた上で、自分達に合う産婦人科を選ぶことが大切です。

なお、産婦人科は定期的に健診へ通わなくてはなりませんし、陣痛が来た時にすぐに行ける産婦人科の方が良いですから、できるだけ自宅から30分以内で行ける産婦人科を選ぶのがおすすめです。
また、働いている女性であれば、夜遅い時間や土日でも健診に行けるところ、会社からでも行きやすい産婦人科を検討しておくと良いでしょう。

授かり婚を報告するタイミングと順番

授かり婚することをいつ両親に報告するか考える女性

タイミング

授かり婚を報告するタイミングとしては、お互いの両親への報告に関して言うと、妊娠が分かった時点でできるだけ早く済ませることが大切です。
もちろん、妊娠中の女性の体を第一に考えるのが大前提ですので、どうしても体調が悪くて行けないという場合であれば無理をして報告しに行く必要はありません。

しかし、体調が落ち着いてきたらできるだけ早く報告しに行くようにしましょう。

順番

授かり婚を報告する順番ですが、最初はそれぞれが自分の両親に直接会うか電話で報告しに行き、次に2人で女性の両親に挨拶しに行き、最後に男性の両親に挨拶しに行くのが一般的です。
基本的に結婚したら女性が男性の家に嫁ぐものだとされているので、男性の両親に挨拶しに行く前に女性の両親に挨拶しに行くとされています。

次に、お互いの両親の報告が終わったら、次は職場の直属の上司と仲の良い友人に報告します。
職場の人に報告する場合は、直属の上司から順番に職場の先輩、職場の同僚や後輩と役職が上の人から報告するのが一般的です。

授かり婚の挨拶例

妊娠をきっかけに結婚に踏み切った授かり婚カップル

では、授かり婚の挨拶例文として以下を紹介します。

  1. 初めて相手の両親に会う場合
  2. 相手の両親と会ったことがある場合

続いて、授かり婚の挨拶例を、それぞれ詳しくご紹介します。

例① 初めて相手の両親に会う場合

初めて相手の両親に合う場合は、男性が挨拶をし終わった後に、結婚や妊娠の報告をする前に自分の名前や職業などの自己紹介をして、自分がどういった人なのか相手の両親に知ってもらう必要があります。
なお、初めて相手の両親に合う場合の挨拶例は以下のようなものとなります。

初めまして、私は〇〇さん(彼氏の名前)とお付き合いさせていただいている□□(自分の名前)と申します。
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。

〇〇さんとは結婚の決意をしており、本日は結婚のお許しをいただきたくお伺いいたしました。
現在、〇〇さんとの赤ちゃんを妊娠しており、現在△△ヶ月となります。

大変未熟者ではありますが、〇〇さんと赤ちゃんのために一生懸命尽くしていきます。これからどうぞよろしくお願いいたします。

例② 相手の両親と会ったことがある場合

続いて、相手の両親と会ったことがある場合の挨拶例は以下のようなものとなります。

本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
今まで〇〇さん(彼氏の名前)とは将来を見据えて、真剣にお付き合いをさせていただいてきました。

結婚の時期をうかがっていたところ、私の妊娠が発覚したため、ご挨拶の順番が逆になってしまい本当に申し訳ありませんでした。
しかし、これから産まれてくる子供を〇〇さんと一緒に育てていきたいと思っています。

大変未熟者ではありますが、〇〇さんと子供のために一生懸命尽くしていくので、どうか、私たちの結婚をお許しいただけないでしょうか。

授かり婚をお祝いするタイミングは?

授かり婚カップルに贈るプレゼント

友人や身内が授かり婚をした場合、お祝いのプレゼントを渡そうと考える人も多いですが、授かり婚をお祝いする時にはタイミングを間違えないようにしましょう。
なお、授かり婚の場合は基本的に「結婚祝い」と「出産祝い」は別々に贈るのがマナーとされており、「結婚祝い」と「出産祝い」を一つにまとめて贈るのはなるべく避けるようにしましょう。

なお、「結婚祝い」は結婚してから贈るようにし、「出産祝い」は子供が生まれてから贈るようにします。
子供が生まれる前に「出産祝い」を贈ってしまうと、万が一理流産してしまった時のことを考えると縁起が悪いので、子供が生まれる前に「出産祝い」を贈るのは失礼に当たります。

授かり婚におすすめのプレゼント

授かり婚カップルへプレゼントを渡す人

おすすめ① 商品券やギフトカード

Amazonギフト券
20000円

授かり婚にプレゼントにおすすめなのが、実用的で使える用途も幅広い商品券やギフトカードです。
授かり婚のカップルは結婚式や新居への引っ越し費用に加え、出産や育児の費用も必要だったりと、金銭的な負担も大きいため、お金はいくらあっても困りません。

そのため、授かり婚カップルが使い道を決めることができる商品券やギフトカードをプレゼントすると非常に喜ばれます。
特に、出産後にプレゼントを贈るというのであれば、ベビー用品やおもちゃ屋さんを扱うお店のギフトカードも喜ばれます。

おすすめ② 肌に優しいタオル

今治タオル
10800円

授かり婚にプレゼントにおすすめなのが、敏感肌の女性や赤ちゃんでも使えるような肌に優しいタオルです。
タオルは消耗品で何枚あっても困らないものですし、赤ちゃんの肌は柔らかくて敏感なので、素材や肌触りにこだわったタオルは重宝されます。

また、タオルなら何をプレゼントすれば良いのか分からないという場合でも気軽に贈りやすいので、プレゼントを贈る相手の好みが分からない場合にはタオルのプレゼントをおすすめします。

おすすめ③ デジカメやビデオカメラ

ソニー サイバーショット
19131円

デジカメやビデオカメラも、授かり婚のカップルに贈るプレゼントにおすすめです。
結婚して子供が産まれれば、今でしか見ることのできない子供の成長をしっかりと記録として残しておきたいと思う人は多いでしょう。

そんな時に、デジカメやビデオカメラがあれば、写真や動画として子供の成長を記録として残しておくことができ、時間が経っても写真や動画で振り返ることができます。

授かり婚の挨拶の仕方や結婚式までの流れ!気になる離婚率は?のまとめ

妊娠をきっかけに結婚した授かり婚カップル

妊娠をきっかけにして結婚の意思があることを確認したら、まずはお互いの両親に結婚と妊娠の報告をしに行かなければなりません。
授かり婚カップルが増えてきているとはいえ、結婚をしてから妊娠と順序を守るべきだという考えの人も大勢いるので、「結婚を反対されたらどうしよう」という不安を抱いてしまうかもしれません。

しかし、順序が違ったことをしっかりと認め、そのことに対して誠実に対応するという姿勢を見せることで、お互いの両親から結婚の了承を得ることができるでしょう。

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ライター
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