マイナス思考な人の特徴・原因とは?マイナス思考から抜け出す方法
何事も前向きに考えることのできるプラス思考な人とは対照的に、マイナス思考な人も世の中にはたくさん存在します。 「思考」というのは考え方のクセです。 癖というのは、直そうと思って意識してもなかなかすぐには直らないもの。 マイナス思考に陥りやすいという方は、ぜひこちらの記事を一読してみてくださいね。
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マイナス思考な人のメリットとデメリット
メリット
マイナス思考と聞くと、ネガティブなイメージが強いのではないでしょうか?
しかし、マイナス思考だからこそ生まれるメリットもあるのです。
マイナス思考な人は、危機管理能力に優れているため、事前にリスクを回避することができます。
また、とてもナイーブな性格をしている人が多く、人の言動には敏感です。
そのため、相手の立場になって物事を考えられたり、人の気持ちを察することに長けています。
デメリット
ネガティブな考えの人ほど、ひとつのことに捉われ過ぎてしまい、他の事が手に付かなくなってしまうことがあります。
そして、できない自分を責め立ててとても強い自己嫌悪に陥ってしまい、時に生きづらさを感じてしまうのです。
マイナス思考だと、言動も悲観的で愚痴っぽくなってしまうため、それを聞かされる周りの人はあまり気分が良くありません。
そのため、マイナス思考の人からどんどん人が離れていってしまうこともあるのです。
マイナス思考な人の特徴
では、マイナス思考な人にはどのような特徴があるのでしょう。
- 柔軟性に欠けている
- 他人と自分を比較する
- 自己肯定感が低い
- 人に頼ったり甘えるのが苦手
- 失敗すると必要以上に後悔の念を抱く
- 行動力がない
- 心配性な性格
- 良い事はすぐに忘れてしまう
- なんでもネガティブに捉えてしまう
- 関わる人がネガティブ思考の人ばかり
続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきます。
特徴①:柔軟性に欠けている
物事をマイナスの方向へ考えてしまう人ほど、一度「こうだ!」と思い込んだら、その考えを変えることができません。
頑固な一面を持ち合わせており、柔軟性が欠如しがちです。
柔軟性に富んでいれば、他人からのアドバイスなども素直に聞き入れることができ、マイナス思考から抜け出しやすいもの。
しかし、一度ネガティブの深みにハマってしまうと、そこから抜け出せずにどんどんネガティブの深みにハマっていってしまうのです。
特徴②:他人と自分を比較する
マイナス思考な人は、他人の優れている部分に目が行ってしまいがちです。
そして、他人と自分を比べては、自分の劣っている部分にフォーカスしてしまい、結果的に自己嫌悪に陥ってしまいます。
他人の優れている部分を見つけるのはとても良いことです。
「自分もそうなりたい!」と発送を変換することができれば、ポジティブ思考になれます。
「どうして自分はダメなんだろう…」とマイナスに変換してしまう点が、ポジティブ思考と異なる点なのです。
特徴③:自己肯定感が低い
マイナス思考な人は、自分を受け入れることを苦手とします。
自己肯定感が低いと聞くと、自分に自信がなく、プライドを持っていないように見えるでしょう。
しかし、自己肯定感が低い人の多くは、実はエベレスト級にプライドが高いのです。
理想とする自分と、できない自分の現実とのギャップに嘆いていることがほとんど。
望みを高く持ってしまっているがために、できない自分を許す事ができません。
言わば、自己肯定感が低い人というのは完璧主義者で、完璧に物事をこなすことができないと気が済まず、妥協を嫌います。
特徴④:人に頼ったり甘えるのが苦手
マイナス思考に陥りやすい人は、人に頼ったり甘えることを苦手とすることが多いです。
人に頼ることが苦手な人は、何でも自分一人で解決しようとします。
ポジティブに物事を考えられれば良いのですが、自分一人で考えて、どんどんネガティブの深みにハマってしまうのです。
人に相談することで、すぐに解決策が見つかるかもしれないのに、余計なプライドが邪魔して人に頼ることができません。
特徴⑤:失敗すると必要以上に後悔の念を抱く
失敗をしたとしても、その失敗を次のステップへの糧とすることができればいいのですが、マイナス思考な人は、必要以上に後悔の念を抱いてしまいます。
「どうしてこうなってしまったのだろう」「○○しなければよかった」と、失敗も成功へと繋がるというような前向きな考えをすることができません。
反省して、また同じ失敗を繰り返さないためにどうしたらいいのかを考えるのではなく、反省を後悔に変えてしまうのです。
特徴⑥:行動力がない
マイナス思考の人は、考え過ぎて慎重になってしまうために、なかなか行動に移すことができません。
石橋を叩きすぎて割ってしまい、結局その場で立ちつくしてしまうのです。
リスク回避するために、慎重になることは大切ですが、考え過ぎて一歩も前に進む事もなければ、後ろに下がることもなく、現状維持をキープしたがる傾向にあります。
特徴⑦:心配性な性格
心配性な性格の人は、事前準備することを怠らないため、失敗を避けやすいもの。
しかし、心配性がいきすぎてしまうと、いらぬ心配までしてしまいます。
心配性な人は、必要のないことまで考えて不安に捉われてしまい、どんどんネガティブの深みにハマってしまいやすいのです。
特徴⑧:良い事はすぐに忘れてしまう
マイナス思考な人ほど、嫌な事や思い出したくないことを引きずってしまいやすいです。
人にされた親切などは、あっという間に忘れてしまいますが、後悔や失敗をいつまでも引きずり、やがて自己嫌悪に陥ってしまいます。
特徴⑨:なんでもネガティブに捉えてしまう
「思考」は考え方のクセであると、冒頭でもお伝えしました。
マイナス思考な人は、物事をネガティブに変換してしまうクセがついてしまっているのです。
例えば、目の前のコップに半分の水が入っていたとします。
ここに入っている水を「半分もある」と捉えるのか、あるいは「半分しかない」と捉えるのかでは大きく捉え方が違いますよね。
この考え方の違いによって、この先の行動が大きく変わるのです。
特徴⑩:関わる人がネガティブ思考の人ばかり
周りにいる人がネガティブな人ばかりだと、その人たちから影響を受けてしまいやすいもの。
マイナス思考な人ばかりが集まる輪の中にいたら、多かれ少なかれその影響を受けてしまうのです。
マイナス思考になる原因
では、マイナス思考になる原因をみていきましょう。
- 自分に自信がない
- 周りの人がネガティブ思考
- 答えを決めつけてしまっている
- 時間を持て余している
- 自ら問題を作り出している
続いて、それぞれの原因について、詳しくみていきます。
原因①:自分に自信がない
マイナス思考を生み出してしまう原因として、自分に自信がないことが挙げられます。
自分に自信が持てないでいると、どうしても他人と自分を比較してしまいやすいく、卑下してしまいがちに。
人と比べて劣っていると感じると、さらに自己嫌悪に陥ってしまうのです。
他人を気にせずに比較することがなければ、ありのままの自分を受け入れることができます。
原因②:周りの人がネガティブ思考
周りの人が愚痴や不満ばかり言う人だと、つられて同じような発言をしてしまいやすくなります。
「類は友を呼ぶ」と言うように、マイナス思考の人はマイナス思考の人を呼び寄せてしまうのです。
逆に言えば、ポジティブ思考の人の周りには、マイナス思考な人が集まりにくいもの。
マイナス思考な人にとっては、ポジティブ思考な人と一緒にいることで、エネルギーが強く感じられて、居心地が悪く感じてしまうのです。
原因③:答えを決めつけてしまっている
マイナス思考の人は、「これだ!」と自分の中で導き出した回答を、それしかないと決めつけてしまいます。
思考の柔軟性に欠けているために、こうだと決めたらそれ以外の答えを探しません。
視野が狭いために、複数の回答を備えることができないのです。
原因④:時間を持て余している
マイナス思考な人は、時間を持て余す事が原因で、あれこれと余計な心配をしてしまいます。
時間を持て余すことなく、充実した時間を送っていれば、不安や心配事があったとしても、そのことについて考える暇がなくなるでしょう。
しかし、暇な時間があることで、不安や心配事を頭の中でさらに大きくしてしまうために、どんどんマイナス思考の深みにハマってしまうのです。
原因⑤:自ら問題を作り出している
問題でないことを問題に置き換えてしまうのが、マイナス思考の人の考え方の癖です。
他人から見たら問題には見えないことであっても、マイナス思考な人は問題視してしまい、さらにはよくない方向へと考えてしまう傾向にあります。
マイナス思考の原因は親の影響が大きい?
マイナス思考になってしまうのは、生まれ育った環境などの生い立ちなども深く関係してきます。
幼少期に親に「あなたはダメな子」「なんでそんなこともできないの?」というように、否定されて育てられた場合、大人になっても悲観的でネガティブになってしまいやすいです。
一方で、親に褒めて育てられた場合には、大人になっても自己肯定感のあるポジティブ思考な考えになります。
物事をマイナスな方向に捉えてしまいやすいという方は、幼少期にどのように育てられたかを振り返ってみると、思い当たる節があるかもしれません。
マイナス思考から抜け出す方法
では、マイナス思考から抜け出す方法をみていきましょう。
- ネガティブになってしまう理由を自己分析する
- 期限を決める
- 完璧を求めない
- 開き直る
- 他人に期待するのをやめる
- 「過去」や「未来」に捉われ過ぎない
- 体を動かす
- 規則正しい生活を心掛ける
- プラス思考の人と関わるようにする
- 一人ですべてを抱え込むクセをやめる
続いて、それぞれの方法について、詳しくみていきます。
方法①:ネガティブになってしまう理由を自己分析する
マイナス思考が止まらないという方は、なぜネガティブに考えてしまうのかを一度冷静になって分析してみることをおすすめします。
客観的に自分を見るようにすることで、ネガティブの深みにハマることはなくなるでしょう。
マイナス思考になってしまう人の多くは、ネガティブになってしまう根本的な原因を掴もうとしないために、考え方の癖をいつまでも直すことができないのです。
根本的な原因が分からないと、対処のしようがないため、まずは自己分析してみましょう。
方法②:期限を決める
マイナス思考から抜け出すためには、「悩むのは○○まで!」と思い切って期限を決めることもおすすめです。
マイナス思考になってしまうのは、期限がないためにいつまでも同じことを繰り返し悩み続けてしまいます。
そのため、解決できてもそうでなくても、きちんと期限を決めることで、気持ちを切り替えやすくなるでしょう。
方法③:完璧を求めない
マイナス思考から抜け出す方法として、完璧を求め過ぎないということも大切です。
完璧を求めれば求めるほど、手を抜く事ができなくなり、どうしても不安や心配ごとばかりが大きくなってしまいがちに。
完璧を求め過ぎてしまうと、失敗できないというプレッシャーからマイナス思考になりやすくなってしまいます。
「失敗してもいい」と肩の力を抜くことで、ネガティブな考えを改善していくことができるでしょう。
方法④:開き直る
ポジティブ思考の人は、物事を楽観的に考えており、自分を追い込むようなことはしません。
時には、開き直ることも大切です。
開き直ってみることで、案外解決策がひらめいたりすることもあります。
「もうこれ以上考えても仕方がない」と開き直ってみると、これまでの悩みがちっぽけに感じるでしょう。
方法⑤:他人に期待するのをやめる
人は、知らず知らずのうちに他人に期待してしまい、その期待に応えてくれないとストレスを感じてしまうもの。
他人をコントロールするのはとても困難なことです。
ましてや自分自身も上手くコントロールできないのに、他人を思い通りに動かすのはより難易度が高いと言えるでしょう。
他人に期待するのをやめることで、思い通りにならないストレスを感じることはなくなります。
方法⑥:「過去」や「未来」に捉われ過ぎない
マイナス思考になりやすいという人は、過去や未来に捉われ過ぎて、「今」を見落としていませんか?
きちんと現状が把握できていないと、的確な対処をすることができません。
過去の自分と比べていたり、遠い未来を見過ぎて現状を疎かにしてしまうと、現実と理想のギャップにがっかりしてしまいます。
地に足を着けて、きちんと現状を把握し、的確な行動を起こしましょう。
小さな成功体験を積み重ねることで自信に繋がり、マイナス思考から脱却することができます。
方法⑦:体を動かす
体を思い切り動かして、リフレッシュすることもマイナス思考から抜け出すためには効果的です。
体を動かすことで集中することができ、不安や悩みを忘れて気分をリフレッシュさせることができます。
方法⑧:規則正しい生活を心掛ける
いつも夜遅くまで起きていて、不規則な生活を送っているとネガティブ思考になりやすいです。
人は、夜寝る前などの遅い時間帯に不安や悩みを考えてしまいやすくなります。
夜遅くにネガティブ思考が作動してしまうと、睡眠の質を下げて余計にマイナス思考に陥ってしまいやすいです。
マイナス思考から抜け出すためには、早寝早起きの規則正しい生活を心掛けるようにしましょう。
方法⑨:プラス思考の人と関わるようにする
「行動や思考を変えたい!」と、どんなに強く思ったとしても、ネガティブな人が集まる環境にい続けた場合また元の同じ自分に引き戻されてしまいます。
プラス思考の人と関わる時間を多く持つようにすることで、プラス思考の人の考え方が自然と身に付くようになるでしょう。
「意志より環境に強い」のが人の性質です。
プラス思考の人と関わることで、プラス思考になる習慣を身に付けてくださいね。
方法⑩:一人ですべてを抱え込むクセをやめる
何でも一人で解決しようとせずに、人を頼ってみることで、ネガティブの迷路から抜け出すことができます。
一人ではなかなか答えに辿り着けずにいても、人に相談してみることで、案外あっさりと答えを見つけることだってできるのです。
マイナス思考を抜け出したら新たな世界が待っている!
マイナス思考の人は、ネガティブのスパイラルにハマってしまいやすいです。
年月をかけて作り上げられてきた考え方のクセは、そう簡単に変える事はできません。
しかし、意識してマイナス思考から抜け出す習慣を身につけることで、次第にプラス思考に物事を考えられるようになるでしょう。
マイナス思考をやめたら、きっとこれまでとは違った新たな世界が目の前に広がるはずです。
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