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「学歴コンプレックス」とは?

学歴コンプレックスと無縁の女性
学歴コンプレックスとは、一般に自分にない高い学歴を誇る人などに対して劣等感を感じることを指します。
しかし最近では逆に高学歴であるのに思ったような仕事に就けずにいる自分を恥じて学歴を隠す場合や、高学歴を鼻にかけるイヤミな人と見られるのが嫌さに、自分の学歴をわざと過少申告するような人もいるようです。

また学歴コンプレックスは仕事だけでなく、婚活を含むプライベートにおいても大きな影を落とすこともあります。

男女200人にアンケート!学歴コンプレックスの割合

さまざまな場面で感じられていることの多い学歴コンプレックスですが、実際に感じたことのある人はどのくらいいるのでしょうか?
今回は学歴コンプレックスを感じたことのある人の割合を男女200人を対象に調査しました。

Q.学歴コンプレックスを感じたことはある?

グラフ_学歴コンプレックスを感じたことはある?男性100人へのアンケート

グラフ_学歴コンプレックスを感じたことはある?女性100人へのアンケート

男性は51%、女性は38%の人が学歴コンプレックスを感じたことがあると回答しました。
女性が4割弱にとどまったことに対し、男性は女性より1割ほど多い過半数の人が学歴コンプレックスを感じていることが分かります。

女性に比べて男性は、サラリーマンになったりと学歴の差を感じる環境が多いことが理由の一つかもしれませんね。

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学歴コンプレックスを持つ人の特徴

学歴コンプレックスを持つ人のうらやむ光景
では、学歴コンプレックスを持つ人にはどのような特徴があるのでしょう。

  1. 大学名にこだわる
  2. クイズ番組を良く見る
  3. 何でも学歴のせいにする
  4. たられば話ばかりする
  5. すぐに人を見下す
  6. 話を盛る

続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきます。

特徴①:大学名にこだわる

聞かれてもいないのに自分から卒業した大学名を吹聴して廻るような人もいます。
こうした逆学歴コンプレックスとでもいうべき人は自分が今いる場所、置かれている立場に満足できず本来ならこんなところにいるような人間ではないのだ、もっとすごいんだと言いたい気持ちで一杯なのです。

また自分ではなく夫の学歴を常に自慢したがる女性もいますが、こうした女性は自分がいかに高スペックの男性をゲットしたかでマウンティングしたくてうずうずしている派です。

特徴②:クイズ番組を良く見る

クイズ番組を見て、おバカ回答をしている人に対して優越感むき出しのような態度をとる学歴コンプレックスの持ち主もいます。

こうした自分より、より格下の人を探してきて良い気になる人間は、マウンティングに血道をあげるタイプに多く、関わるとロクなことがありません。

特徴③:何でも学歴のせいにする

振られたのも、恋人ができないのも学歴が低いから、仕事が上手くいかないのも、毎日面白くないのも学歴が今イチだからと何でも学歴のせいにして自分で自分を哀れむタイプがいます。

こうしたタイプはもしかしたら振られたのは自分のひがみ根性に相手が嫌気がしただけで、婚活がうまくいかないのは、高望みばかりするからであったり、仕事が上手くいかないのは努力が足りないせいで、毎日面白くないのはすぐつまらないと口にする自分自身にあるとは考えもしません。

特徴④:たられば話ばかりする

毎日の努力もせず何かと言うと学歴さえあれば万事うまくいったのにと、高学歴が万能の魔法の杖のように考える人もいます

こうした人は口癖のように「いい大学さえ出ていたら」とか「学歴さえあれば」といった「たられば」話ばかりをします。

もしそれが真実なら世の中に不幸な東大卒やハーバード卒は1人もいないということになりますが、そんなワケがないのは子供でもわかること。
結局は自分は悪くないと自分の正当化の手段として使っているだけなのです。

特徴⑤:すぐに人を見下す

高学歴であるがゆえに何かというとすぐ周囲の人間を見下すタイプの人がいます。
こうした人は得てして学歴以外に誇れるものが何もないタイプです。

普段の仕事で結果を常に出している人は今更大学の名前を看板として背負わなくても問題ありませんが、学歴という過去の栄光しかない人はそれにしがみつくしかありません。
こうした「昔の名前で出ています」的なタイプは、自分より学歴が高いタイプには何も言えずに小さくなったり、ひがみっぽくなるのですぐ区別できます。

特徴⑥:話を盛る

自分の学歴に決して満足がいかないタイプの人は職場での会話において何かと言うと話を盛ることが多い傾向にあります

これはより高い学歴を持つ周囲の人間に対して自分を大きく見せたい一心がさせる行為ですが、それが行き過ぎるとビッグマウスな人間として、同僚全てからの信頼を徐々になくしてしまう結果にも繫がります。

中or高卒は学歴コンプレックスになりやすい?

学歴コンプレックスを持つ求職中の女性
学歴コンプレックスの中でも中卒、高卒、あるいは高校中退といった人は特に深刻な学歴コンプレックスを持ちやすいと言われています。

これは本人自身の問題というよりも、中卒や高卒といった学歴では受験資格のない資格が多いといったことや、求人で学歴不問になっていても、実質上は学歴バイアスがしっかり作動してなかなか受からないといった現実のせいもかなりあります。

例えば世間に多い大学中退という学歴も、いわゆる「最終学歴」で言えば高卒であるにも関わらず、中退という言葉がセットであっても大学、といった方がより上に見られるという無意識のなせるワザと言えます。

また、手に職があって仕事上は学歴コンプレックスを感じることはないという人であっても、婚活においては学歴がまだまだ大きく物を言うという実体験を持つ人も少なくありません。

大学に行っても学歴コンプレックスになる?

図書館に集う学歴コンプレックスの人たち

では大学さえ卒業しておけば学歴コンプレックスにはならないですむのかという決してそんな事はありません。

一説には約760前後あるといわれる日本の大学ですが、その大学の中でもきっちりランク付けという格付けがあります。

Fランクと俗に揶揄されるような大学を卒業している場合、大卒というカテゴリーの中でも一段も二段も低く見られることも稀ではありません。

男女200人がアドバイス!学歴コンプレックスの克服法

どんなに頭がいいと言われる人も、さらにその上を行く人はいるのです。
その点で誰しもが抱えているといっても過言でない学歴コンプレックス、克服法はあるのでしょうか?

男女200人に、学歴コンプレックスの克服法を聞いてみました!

Q.学歴コンプレックスの克服法を教えて

男性のコメント

常に自分自身を磨き、学歴がある人よりも優れている点を作って自分自身で誇りに思うことです。 (34歳)

自分の仕事にしっかり取り組み自分で満足できる結果を手にする。 (31歳)

自分が頑張った仕事で何か誇れる成果を出すこと。 (25歳)

学歴はただの肩書でそれ以外の部分をちゃんと見つめるようにすればいいと思います。 (28歳)

学歴以外で勝負する、人柄とか性格などで人に接する。 (27歳)

女性のコメント

趣味や特技など、学校やテキストじゃ学べないような経験を多くすること。 (29歳)

資格や仕事のスキル、外見を磨くこと。 (28歳)

自分の得意なことを一生懸命に頑張ること。 (26歳)

誰よりも仕事ができるように努力することです。学歴よりも仕事ができる方が断然重宝されます。 (35歳)

今はちゃんと仕事についていること自体に自信を持っていいと思います。 (34歳)

学歴主義の風潮の強い日本の企業などでは、いまだに学歴によって昇格のしやすさが変わったりするため、社会に出ても学歴に捉われてしまう人は大勢います。
しかしその風潮にとらわれすぎず、趣味に夢中になったり自ら資格やスキルを磨いたりと、自分に対する自信を付けることが学歴コンプレックスから抜け出すことを助けてくれるかもしれません。

また、人からの評価軸に捉われず、自分が何に価値を置くかをしっかりと認識することも重要かもしれませんね。
キャリアアップを目指すことはもちろん、素敵な家庭を作り守ったり、趣味や好きなことを探求することは、どれもすばらしいことです。

続いて、学歴コンプレックスを克服する方法をさらに具体的に見ていきましょう!

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学歴コンプレックスを克服する方法

勉強する学歴コンプレックスの人
では、学歴コンプレックスを克服する方法をみていきましょう。

  1. 手に職をつける
  2. 資格を習得する
  3. 社会人入学する
  4. クイズサークルに入る
  5. 職歴をつける
  6. 語学力を磨く
  7. 副業を持つ
  8. 起業する

続いて、学歴コンプレックスを克服する方法を、それぞれ詳しくみていきます。

方法①:手に職をつける

学歴コンプレックスを解消するには、大学に入学しなおすのが一番のように思えますが、必ずしもそれが正解とは限りません。
日本はまだまだ社会人経験を重ねた後で大学を卒業したとしても新卒入社の年齢制限がある場合が多く、せっかく卒業した大学卒資格も役立たないこともあります。

さらに、昨今の雇用形態の激変からすると有名大卒の肩書きが通用するのは新卒からせいぜい2度目の転職くらいまでというシビアな意見もあります。

こうした場合、学歴コンプレックスを克服するにはないモノねだりをするよりも、まずは手堅く手に職をつけることが大切です。

特にある程度の社会人歴になってくるとどの学校を卒業しているかよりも何ができるかの方が大切になってきます。
その時に自信を持って誇れる手に職がある方が長い社会人生活においては役に立つことが多いのです。

方法②:資格を習得する

派遣労働などで雇用も安定せず、学歴コンプレックスもあいまって人生詰んだと思うくらいなら急がば回れの精神で絶対的な資格を習得するのも1つの方法です。
例え習得に5年かかったとしても残りの社会人生活をその資格を切り札にしていけるのなら、決して長く辛いだけのものとは言えません。

特に高校生時代などに真面目に勉強していなかったツケとして学歴コンプレックスを抱えるハメになった人なら昔のツケを今払っていると思って資格勉強に励むのも良いでしょう。

方法③:社会人入学する

ただしなりたい仕事が教師などどうしても大卒資格を必要とするというものなら、社会人入学もやむなしです。

この場合、仕事を全て辞めて大学に入りなおすことが出来ない場合などは通信制大学に入学して働きながら空き時間を利用して勉強するという方法もあるので「大学に入りなおして学生生活に専念できる時間もお金もない」という人にはおすすめです。

方法④:クイズサークルに入る

最近はテレビでもクイズ番組全盛期ですが、特に人気を集めているのが東大京大といった一流大学と言われる大学を卒業した人を相手に、それよりランク下の大学出の人が勝ち抜くケースです。

この場合、視聴者の多くが学歴コンプレックスを跳ね飛ばした出演者の方に肩入れしてみているケースがほとんどです。

もしも抱えている学歴コンプレックスが就職の足かせであるといったような実際的なことではなく、メンタル面においてのニュアンスが強い場合などは、同じように何か1つ高学歴者に負けないという強みを持てば克服できることもあります。

クイズブームも後押しして各地にクイズを楽しむサークルなども活動しているので、そうしたサークル活動に参加することで周囲に賢いと言われる快感を得て自信をつけるのもおすすめです。

方法⑤:職歴をつける

いかに高学歴であっても、ヘッドハンティングでもない限り転職転職を繰り返している人に対しては今ひとつ信用度が高くないのが日本のムラ社会の現状です。

今勤めている会社に対して多少の不満があったとしてもブラック企業というわけでもないのなら、1つの会社に根をおろしてそこでしっかり職歴を積むのも大切なこと。

できれば、職歴を積む一方でその会社以外でも通用する仕事に関しての資格などの習得を同時並行で進めておけば、より実績に裏打ちされた職歴を手に入れることが出来、万一のリストラや倒産などの際にも強い武器となります。

方法⑥:語学力を磨く

東京オリンピックを控えてますます英語を始めとする語学力が要求されるようになってきています。
しかし、高学歴者であっても語学に関してはコンプレックスがあるという人も少なくありません。

そこで学歴コンプレックス克服と自分の教養力アップを兼ねて語学を見につけるのもおすすめ。
友達が増えたり、旅行をもっと楽しめたり、さらには仕事にも役立ったりと語学力は見につけることができれば非常に役立つツールなので、努力しがいがあります。

方法⑦:副業を持つ

食べていくために働かなくてはいけないけれどその会社で学歴コンプレックスのために常に肩身が狭い思いをするというのであれば、別の副業を持つ、というのもアリです。

もちろん会社が副業を許可している場合に限りますが、自分がかねてからやりたかったことを副業にすることが出来れば、それでの稼ぎがあまりアテにできなくてもメンタル的なストレスのガス抜き効果が期待できます。

またいつもの会社の人間関係以外の人との関わり合いを持つのも、違う世界への開眼となるきっかけに繋がることも。

方法⑧:起業する

就職や転職でどうしても学歴コンプレックスがネックになると言う場合は、思い切って起業してみるのも1つの方法です。

つまり誰も雇ってくれないのなら自分が自分の雇用主になるわけです。

起業といってもネットが発達した今、実店舗を開く資金がなくても起業できる職種や業態は非常にバラエティ豊かになってきています。

起業家にとって大切なのは学歴よりもアイデアと人望と将来を見通せる力、その自信があるのなら、くよくよ学歴などにこだわらず、一国一城の主になってみる覚悟が重要です。

男女別の学歴コンプレックスへの対処法

学歴コンプレックスを抱く男性

学歴コンプレックスを持つ男性

男性の場合、学歴コンプレックスを抱える原因の多くが仕事絡みです。
同じように仕事をこなしていても自分より高学歴な同期がどんどん出世していくのを目の当たりにするとメンタル的にキツいこともあるかも知れません。

しかしものは考えようで、高学歴の人たちの前に並ぶハードルは当然他より高めに設定されているもの。
いつ足元をすくわれるかのギリギリを毎日疾走させられているのです。

その点こちらはあくまでカメなので、ゆっくりでも出る杭打たれることもなければ、後ろからドンドン追われることもありません
長い人生で考えれば、胃の痛くなるような毎日を送らなくてすむと考えることもできるのです。

学歴コンプレックスを持つ女性

キャリア志向のタイプなど女性でも仕事絡みで学歴コンプレックスに悩む人もいますが、やはり多数派となるのはプライベートでの学歴コンプレックスです。

特に女性の場合、結婚相手には自分より高学歴の人は遠慮したいという男性が多く、高すぎてもダメという皮肉な結果が待っていることもあります。
さらにママ友やPTAなどの付き合いの際も高すぎても低すぎても周囲から皮肉を言われたり、仲間はずれにされたりとマウンティングされてしまいます。

女性同士の足の引っ張り合いは男性よりも根深いことも多いので必要がなければ自分からは学歴に触れない、SNSなどでも言及しないことが大切です。

いつまでも学歴コンプレックスにとらわれていてはダメ

学歴コンプレックスを克服した会社員
学歴コンプレックスだけでなくても身長や髪質、髪量、さらには顔立ちなどコンプレックスの元になるものはいくらでもあります。
そうした優劣にいつまでもこだわって日々を過ごしていたのではせっかくハッピーに過ごせるはずの暮らしが台無し

コンプレックスを即座に解決できる方法は魔法でも使わない限り世の中にはありません。
何もしないで今のままウツウツと暮らすか、コツコツでも少しずつ改善していける道を選択するかは自分次第、少しでも前向きになれる方法を選択して下さいね。

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ライター
noel編集部

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