
【マッサージオイルの効果的な使い方】手順・頻度・使用範囲を解説
むくみ取りやリンパマッサージで滑りを良くするために使われるマッサージオイル。 しかしそれだけでなく、マッサージオイルを使うことでよりマッサージの効果を実感することができるんです。 そんな優秀なマッサージオイルの使い方についてまとめました。 選び方や注意点など、失敗しないためのポイントをご紹介します。
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マッサージオイルとは
マッサージオイルはスキンケアアイテムとともによく見かけますが、一体どんなものかご存じですか?
名前の通り、全身のマッサージで滑りを良くするために用いられますが、それだけではありません。
マッサージオイルは肌の保湿を行いながら若々しいハリやツヤを与えてくれるアイテム。
エッセンシャルオイルを混ぜて使われることも多く、肌の奥へ成分を届けるという役目から「キャリアオイル」とも呼ばれています。
リンパが滞っていると代謝が悪くなって肌の乾燥を引き起こし、老けて見えてしまう要因に。
マッサージオイルを使えば効果的なマッサージができ、肌の保湿力が高まって全身を健康的な状態に導くことができます。
マッサージオイルの使い方|頻度や使用範囲
マッサージオイルが有効であることは明らかですが、どんな使い方かを知らなければ使い始めにくいですね。
使用頻度と使用範囲に分けてそれぞれの情報をまとめました。
使用頻度
マッサージオイルはできれば毎日使ってセルフマッサージを行うのが効果的。
エステサロンなどでの専門的な施術は2週間に1回程度でいいですが、自身で行う簡単なマッサージなら毎日しておいた方が血流の良い状態を保つことができます。
とはいえ忙しくてできなかったり、さほど疲れが出ていないと感じるときは無理にする必要はありません。
長く継続していく使い方が体を健康に保つための重要なポイントです。
使用範囲
マッサージオイルはリンパが流れている部位やむくみが出やすい部分ならどこでも使うことができます。
腕・脚・デコルテなど全身に使ってセルフマッサージする使い方ができますよ。
商品によっては全身用以外に、パーツ用で分かれているものもあります。
パーツ用だとそのパーツのマッサージにより有効な成分を含んでいるため、それぞれ記載されている通りに使うようにしてください。
マッサージオイルの使い方|手順
続いてはマッサージオイルの使い方の手順を見ていきましょう。
6つの工程を順番にご紹介します。
- オイルを手で温める
- 脚に塗る
- ヒップに塗る
- お腹に塗る
- 腕に塗る
- 首・デコルテに塗る
①オイルを手で温める
マッサージオイルは血行が良く肌に適度な水分が残っているお風呂上がりに使うのが効果的。
全身をきれいにした状態ですぐにマッサージオイルを使っていきましょう。
重要な使い方は、肌に直接出すのではなく随時手のひらに取ること。
1つのパーツに使う量を手のひらで伸ばして温めることで肌への浸透力をアップさせられますよ。
②脚に塗る
マッサージは血流とリンパの流れに合わせて末端から心臓に向けて一方向に行うのが鉄則。
そのため使い方としては、まず脚からマッサージオイルを塗っていきます。
かかと・足首・ふくらはぎ・膝・太もも・股関節を順番に意識しながらゆっくり塗りましょう。
手のひら全体で痛気持ちいいと感じる程度のやや強めの力でつまんで塗るようにすると、簡単にマッサージも行なえます。
③ヒップに塗る
脚に続いて、年齢とともにシルエットが変化してくるヒップにもマッサージオイルを塗布。
まずはヒップを下から持ち上げるように塗ります。
それからヒップの上から外側を通って内側へ円を描くようにする使い方が効果的です。
長時間のデスクワークでお尻が痛くなりやすい方は凝っている証拠なので、ツボ押しなども合わせて行うと良いでしょう。
④お腹に塗る
続いてお腹周りにマッサージオイルを塗りましょう。
そしてへその周りを時計回りに円を描くようにやさしくマッサージします。
腸は健康のために欠かせない部分なので、お腹のマッサージは意外にも重要な工程です。
温かい手でゆっくりマッサージすることで、便秘が解消され免疫力もアップします。
⑤腕に塗る
腕は手首から肘を通って肩までマッサージオイルを塗りましょう。
二の腕を下から少し強めつまみながら脇に向けて進むと、滞りやすいリンパが流れて二の腕がすっきりしてきます。
毎日酷使しているパーツですから、しっかりマッサージして動きを良くしていきたいですね。
肘は特に乾燥しやすい部分なので、腕全体に塗ってからまだ皮膚が硬く感じる場合は少しオイルを足してほぐしてください。
⑥首・デコルテに塗る
最後に、年齢の出やすい首やデコルテも上から心臓に向けた使い方でマッサージオイルを塗ります。
耳の後ろから首筋を通って鎖骨の内側に流してから外側に向けて送るようにリンパを流しましょう。
首とデコルテのリンパが流れると女性らしいシルエットが出てくるので、やさしく丁寧に行なってください。
顔のむくみが気になる方は首とデコルテのマッサージの前にしておくと効果的にリンパを流し切ることができます。
マッサージオイルの注意点
マッサージオイルを使うときには注意しておきたい点もあります。
きちんと効果を得るために覚えておきたい使い方の4つの注意点をまとめました。
- 力を入れすぎない
- 皮脂が多い部分は避ける
- 肌についたオイルを放置しない
- 使用期限を守って正しく保管する
①力を入れすぎない
マッサージオイルを使う場合、基本的にマッサージも同時に行っていきますよね。
むくんでいたり傷みが出ていると早く良くしたくてつい力が入ってしまうもの。
ですが力を入れすぎた使い方は痣や揉み返しが出たり、こすりすぎでシワができたりしてしまいます。
できるだけやさしく気持ちいいと感じられる力加減で行いましょう。
②皮脂が多い部分は避ける
どんな人の肌でも乾燥しやすい部分と皮脂が多い部分が必ずあります。
背中や胸元などの皮脂が多い部分にもオイルをつけてしまうと、毛穴が詰まってニキビなどの肌トラブルを招くことに。
マッサージオイルは乾燥を感じる部分をメインにした使い方を心がけるべきです。
過剰に皮脂が出ている方は乾燥や洗いすぎによって正常に機能できなくなっている可能性があるので、まず肌の状態を戻してから使用を検討してみてください。
③肌に残ったオイルを放置しない
肌に塗ったマッサージオイルは洗い流す必要はありませんが、肌がべたついている状態で放置しておくのは良くありません。
こちらも毛穴詰まりの原因になったりホコリがつきやすくなって不衛生だからです。
全身をマッサージしている間に必要な成分はきちんと浸透しています。
蒸しタオルなどで残りのオイルをやさしく拭き取って肌の状態を整えましょう。
④使用期限を守って正しく保管する
マッサージオイルで安全な使い方を続けるには、正しい保管方法と使用期限にも注意が必要です。
ふたを開ける毎に空気に触れたオイルは酸化して劣化していき、配合されている有効成分も少しずつ減っていきます。
毎回きちんとふたを閉めて日の当たらない所で保管しながら半年以内には使い切るようにしてください。
使い切るのが難しそうであれば、すぐに使い切れる分だけ別の容器に移し替える使い方が良いでしょう。
マッサージオイルの選び方
マッサージオイルであればどんなものでも良いというわけではありません。
自分に効果的に使えるマッサージオイルを選ぶための6つのポイントを確認しましょう。
- 品質の良さ
- 肌質に合うか
- 配合されている有効成分
- 使い心地の良いテクスチャー
- 好みの香り
- 使い続けやすいコスパ
①品質の良さ
マッサージオイルを選ぶ際、まずは品質が良い商品かをチェックすることが重要。
肌に直接使うものなので、粗悪品はもちろん合成添加物などが含まれていないものを選ぶべきです。
100%天然のオイルでないものや成分表に栄養素以外の成分が記載されているものは避けましょう。
ちなみによく聞く「天然由来成分」も、原料は天然のものながら化学薬品を用いて処理しているため、安易に選ばない方がいいですよ。
②肌質に合うか
人によって肌質は異なります。
乾燥肌の人とオイリー肌の人が同じマッサージオイルを使っても、効果に差が出るだけでなく肌トラブルを招く可能性も。
どんな肌質に向いている商品かを確認して自分の肌質と照らし合わせてみましょう。
敏感肌の方はオーガニック認証を受けたものやアレルギーテスト済みの商品であれば、比較的安全性が高いため選びやすいでしょう。
③配合されている有効成分
マッサージオイルは商品によって純粋にオイルのみのものから有効成分を加えたものまで、様々な種類があります。
どちらにしてもどんな栄養素を含んでいるかによって、どんな点に効果を発揮するかが異なるので注意が必要です。
高い保湿力やアンチエイジングなど求める効果と使い方に合わせて選んでみましょう。
ベースとなるオイルが持つ栄養素に注目するとより効果的なマッサージオイルを選べるはずです。
④使い心地の良いテクスチャー
毎日使っていくマッサージオイルは、心地良い使い方ができなければ継続して使っていくのは難しいですよね。
一口にオイルといってもこってりとした重めのテクスチャーから、化粧水のようにさらっとしている軽いテクスチャーまであります。
あまり重いテクスチャーだと塗り広げる際に摩擦が起こりやすいので少量で伸びが良いものを選ぶと使いやすいです。
さらに、乾燥肌にはややとろみを感じるタイプ、オイリー肌にはさっぱりしたタイプなど肌質に合わせて考慮してみましょう。
⑤好みの香り
マッサージオイルにはオイルそのものの香りがするものだけでなく、天然のアロマを加えて香りを楽しむ使い方ができるタイプも。
好きな香りをかぐとその情報が脳まで届いて自律神経を整えてリラックス効果をもたらします。
心がほぐれると自然と体の緊張も和らいでマッサージの効果がアップ。
しかし商品によっては香料を混ぜている場合もあり、香料は肌に良くないので注意してください。
⑥使い続けやすいコスパ
毎日全身に使うことを考えると、マッサージオイルのコスパも選ぶポイントになります。
栄養価の高いピュアオイルはその分価格が高くなりますし、続けやすい安さだけで選ぶと十分な効果を得られないかもしれません。
伸びが良いテクスチャーとたっぷりの容量があるタイプならコスパ良く使えますね。
価格が高ければ良い商品というわけではないので、他のポイントとも合わせながら自分に合う使い方ができるマッサージオイルを選びましょう。
おすすめマッサージオイル5選
ここからはマッサージオイルとして人気のおすすめアイテムをご紹介します。
口コミの評判も良い5点をピックアップしました。
①無印良品/ホホバオイル

低価格でマルチに使えると無印良品で好評なのが「ホホバオイル」です。
南米・ペルーの農園で栽培されたオーガニックのホホバから抽出した100%天然のさらっとしたオイル。
人間の皮脂に近いワックスエステルという成分で肌にすばやく浸透して水分と油分のバランスを整えます。
無印良品らしくどんな肌質にも使いやすいシンプルな構成に、抗酸化作用のあるトコフェロールをプラスして、マッサージ・保湿・アンチエイジングまで叶えるアイテムです。
②ジョンマスターオーガニック/アルガンオイル

天然由来にこだわるジョンマスターオーガニックで質の高さが人気の「アルガンオイル」。
モロッコの砂漠で生きるアルガンの希少なピュアオイルは全身に使える美容液といえます。
エモリエント効果で肌を柔らかく仕上げるのでマッサージと合わせればキメの整ったハリのある美肌へ。
べたつきなくすっと伸びるから使いやすく、即座に肌の奥まで浸透してたっぷり保湿します。
③ハーバー/スクワラン

無添加主義を謳うハーバーの高品位「スクワラン」は根強い人気があります。
人間の皮脂に含まれるうるおい成分のスクワラン100%だから保湿効果が桁違い。
水のようなサラサラのテクスチャーなのに乾燥による小じわや開いた毛穴を目立たなくしてくれます。
全身のマッサージに使えば細部までうるおった肌になり、紫外線や空気による乾燥ダメージからも保護できますよ。
④クナイプ/クナイプビオ オイル

入浴剤でおなじみのクナイプが肌ケアにこだわった「クナイプビオ オイル」。
フラワー油やオリーブオイルなど肌にやさしくなじみやすい原料を調合し、オーガニック国際認証の「NATRUE」も獲得しているのに低価格で販売されています。
肌をやわらかくして保湿力と弾力性をアップさせることでキズ跡やニキビ跡を薄くする効果も。
グレープフルーツのさわやかな香りで心地よくマッサージを行えます。
⑤ニールズヤード レメディーズ/アロマティックマッサージオイル

アロマやハーブを使ったスキンケアアイテムを提供するニールズヤード レメディーズのロングセラーが「アロマティックマッサージオイル」。
厳選されたラベンダー・ゼラニウムなどの上質な精油を合わせたハーバルフローラル調の香りが癒しをもたらします。
ヒマワリ種子油やアーモンドオイルをベースにしているのでビタミンやミネラルが豊富で女性の肌にぴったり。
伸び良く広がり肌をふっくらと仕上げて、マッサージ後の安眠効果も絶大です。
マッサージオイルの正しい使い方で効果を得よう!
セルフマッサージは自分の好きなときにできますが、うまく効果を得られないということもあります。
そんなときはマッサージオイルを見直してみてください。
体を内側から整えるマッサージと肌を外からうるおすマッサージオイルの相乗効果で生き生きとした健やかな状態が手に入ります。
正しい使い方でセルフマッサージでもしっかり効果を実感してくださいね!
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
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