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エラの筋肉が発達する理由やデメリット

エラの筋肉が張っているのがコンプレックスな女性

エラが張って悩んでいるなら、それは咬筋と呼ばれる筋肉の慢性的なコリと硬さが原因です。
四角く角張ったような顔の形になり、髪型で隠してしまう人がいるほど女性にとっては大きな悩み。

咬筋が硬くなってしまう理由や凝ってしまう原因を詳しくお伝えしています。
自分に当てはまっているかチェックしながら読み進めていきましょう。

理由

エラが張ってしまう主な理由は、咬筋(こうきん)と呼ばれる部分が、硬く凝り固まってしまうこと。
咬筋が硬くなるのは、いけないことだと思う人もいるでしょう。

筋肉というのは、縮むことしかできないという性質があります。
硬くなってキュッと縮むと、老廃物を運ぶという本来の動きが衰えてしまい、凝り固まるのです。

きれいなフェイスラインや引き締まった小顔は、女性の憧れです。
手にいれるためには、咀嚼筋の中で最も大きい咬筋の柔らかさが必要不可欠なのです。

そして、咬筋の硬さに、追い打ちをかけているのが噛みぐせです。
噛みぐせは、必要以上に負荷をかける行為で、咬筋をさらに硬くし、エラをより目立たせてしまいます。

固い物ばかり食べる、歯をグッとくいしばる、歯ぎしりなどが挙げられます。
ガムを日常的に噛む人も、咬筋を使いすぎて凝り固まっている可能性大。

エラの張りは、噛みぐせを治したり、筋肉の本来の動きを取り戻すことで改善できます。
左右の奥歯で均等に噛む、硬くなった咬筋をほぐして柔らかくすることなどが効果的です。

骨 or 筋肉の見分け方

エラ張りの主な原因は咬筋の発達によるものですが、骨が発達している例もあります。
筋肉が原因なのか、骨なのかを簡単に見分ける方法を紹介します。

まずは、咬筋の位置を確認してみましょう。
上下の歯がくっつかないようにしながら口を閉じ、力を抜きます。

エラ部分(耳の下のくぼみが目印)に人差し指と中指を沿わせ、ギュッと奥歯を噛み締めます。
ポコッと盛り上がってきた感覚があれば、そこが咬筋
です。

厚みを感じたり、軽く動かしてみて痛みを感じるようであれば、凝り固まっている可能性大。
逆にポコッと盛り上がらず、何も変化がない場合は、骨が原因と言われています。

デメリット

①顔に厚みがでる

エラの筋肉が硬くなると、頬がパンパンに膨んで、顔に厚みを持たせる原因となります。
これは、リンパ液の流れが阻害されて、顔に老廃物が溜まってしまっている状態。

本来リンパ液は、呼吸や内臓、筋肉の動きによってゆっくりと流れています。
でも、硬くなってしまうと動きが鈍くなって、老廃物をうまく運べず溜め込んでしまうのです。

②ほうれい線が目立つ

エラの筋肉が硬くなると、口角が下がり、ほうれい線が目立つようになります。
咬筋は、側頭筋や口角の引き上げる、上唇を引き上げるという役割を持った筋肉と連動しています。

ただし、筋肉は硬くなると、骨を引っ張るという性質があります。
咬筋が硬くなってしまうと、口元の骨を引っ張り歪ませてしまうため、皮膚を支えきれずたるむ原因になるのです。

③首が太く短くなる

現代人は、デスクワークなど前のめりになる姿勢が多く、スマホを見る時も下を向きます。
このような姿勢をとるとき、奥歯が噛み合うことで、無意識に歯を食いしばっています。

筋肉は、筋膜とよばれる膜で全身つながっています。
咬筋が発達すると、つられて首のあたりも凝り固まって、首コリはもちろん首が太く短くなってしまうのです。

エラの筋肉をほぐす≪咬筋ほぐし≫のやり方

エラの張りが気になるのでこれから筋肉のマッサージをする様子

エラの筋肉を、ほぐすマッサージ法を紹介します。
肌にダメージを与えないように、クリームやオイルを使って優しくするのがコツですよ。

  1. 胸鎖乳頭筋をつかむ
  2. 耳を挟んでまわす
  3. 耳の下のくぼみをほぐす
  4. ほほ骨をツボ押し
  5. 咬筋をほぐす

①胸鎖乳頭筋をつかむ

エラの筋肉をほぐすには、首のコリをほぐすところからスタートします。
顔を横に向け、首筋に浮かぶ太い筋(胸鎖乳頭筋)を確認しましょう。

顔を右の向けたら、右手の親指と残りの指で、胸鎖乳頭筋をしっかりと掴みます。
左も同じように、それぞれ上から下へ10回ほど優しくほぐします。

②耳を挟んでまわす

上記のほぐしが終ったら顔を正面に戻します。
そして、両手を耳にあてて人差し指と中指で耳を挟みます

前に10回、後ろに10回づつ、ゆっくりと回します。
マッサージの時は、くれぐれも歯を食いしばらないように注意し、リラックスするのがコツです。

③耳の下のくぼみをほぐす

次に、人差し指だけを曲げ、第一関節より先の部分を耳の下のくぼみに当てます。
グッと押し込むよに10秒ほど続けましょう。

むくみの解消にも繋がるので、顔がスッキリしてきます。
最初は痛く感じても、続けていくうちに痛みは感じなくなります。

④ほほ骨をツボ押し

次に、自分に手の甲が見えるように広げます。
そのまま親指の腹だけを、ほほ骨の下に食い込ませ、ツボを刺激します。

この時、残りの4本の指は、側頭部にあてておきます。
そして、ほほ骨に沿って顔の外側へと10回ほどスライドさせます。

⑤咬筋をほぐす

最後に、硬くなった咬筋をやさしくほぐすマッサージです。
親指以外の4本の指を軽く曲げ、関節部分をエラに当てます

4本の指をバラバラに動かして、約20秒ほど軽くもみほぐします。
力を入れ過ぎると逆効果なので、気持ちいいと感じるくらいの力加減で行いましょう。

エラの筋肉のコリ解消に癖付けたい習慣

エラの筋肉が発達しやすい下向きの姿勢の女性

エラを柔らくするには、筋肉のマッサージと毎日の習慣がとても大切。
以下のようなことに気を付けて、過ごすとエラの張りは改善されますよ。

  1. 歯を食いしばらない
  2. 噛みぐせを治す
  3. 姿勢を正す

①歯を食いしばらない

エラの筋肉を発達させないためにも、歯を食いしばることは辞めましょう。
歯ぎしりや食いしばりが癖になっている人は、無意識で歯の上下をきっちりと合わせていることが多いです。

歯の接触を予防するには、舌を正しい位置に持って行くこと。
本来、舌先は上あごにくっいた状態が望ましいとされています。

舌先を正しい位置に持っていくと、歯と歯の間に隙間ができるので、食いしばりを予防できます。
慣れていない人は、最初辛く感じますが、舌の筋肉も鍛えられるので顔全体がスッキリとしてきます。

② 噛みぐせを治す

食事のときに、奥歯ばかりで噛んでいると咬筋を発達させてしまいます。
とくに、硬い物を食べる時は、約20㎏から30㎏の負荷がかかる言われています。

エラの筋肉を発達させないためにも、前歯で噛むことを意識して、奥歯でかむ回数を減らしましょう。
また、片方ばかりで噛んでいると、片方の咬筋だけが発達するということになってしまいます。

③姿勢を正す

筋肉は、筋膜とよばれる膜で全身つながっています。
現代人は、デスクワークなど前のめりになる姿勢が多く、スマホを見る時も下を向きます。

このような姿勢をとるとき、奥歯が噛み合うことで、無意識に歯を食いしばっています
あごをぐっと引き、正しい姿勢を意識するようにしましょう。

エラの筋肉をほぐして得られる嬉しい効果

エラの筋肉をほぐしてきれいなフェイスラインを手に入れた女性

エラの張りをほぐすことによって、さまざまな相乗効果が得られます。
どのような効果があるのかここで見ていきましょう。

  1. 小顔効果が期待できる
  2. リフトアップ
  3. 頬骨が目立たなくなる
  4. 首コリが解消されてスッキリ

①小顔効果が期待できる

エラの筋肉をほぐすとことで得られる効果と言えば、小顔効果です。
女性にとっては、なにより嬉しい効果ですね。

歯をくしばる、硬い物ばかり食べる、歯ぎしりなどの噛みぐせによって咬筋は硬く縮みます。
硬く縮んだままでは、老廃物を流す動きも悪くなって顔はむくみ、余計にエラを目立たせることに。

しっかりとほぐすことで、筋肉は柔らくなり、本来の弾力を取り戻します。
弾力を取り戻した咬筋は、老廃物を流す動きもスムーズになってむくみを解消し、顔を引き締めてくれます。

②リフトアップ

エラの筋肉がほぐれてくると、骨のゆがみが矯正され、全体的にリフトアップします。
頬のたるみやほうれい線も目立たなくなって、見た目の年齢もグッとUP。

エラの周辺には、側頭筋、口角を引き上げる、上唇を引き上げるという役割を持ったものがあります。
筋肉は、硬くなると骨を引っ張る性質があり、どれか一つでも硬くなると周辺も一緒に引っぱられてしまいます。

咬筋が硬くなってしまうと、口元の骨を引っ張り歪ませてしまいます。本来の位置からずれてしまった咬筋は、皮膚を支えきれず、ほうれい線や頬のたるみを引き起こします。

咬筋を柔らかくすることで、筋肉本来の力でリフトアップすることが可能です。
若々しく見せるためにも、咬筋をほぐすマッサージを毎日の習慣にしていきたいですね。

③頬骨が目立たくなる

エラが張ってしまうと、頬骨が張り出してきて、顔の形が四角く強調されることがあります。
咬筋をほぐすことで、頬骨の張り出しを緩和することができ、きれいなたまご型のフェイスラインに。

頭のよこにある側頭筋は、頬骨を通じて咬筋へと繋がっています。
ここが硬くなってしまうと、頬骨が引っ張られ、外側に張り出してしまいます。

日頃から、咬筋のマッサージをして、頬の張り出しを整えましょう。
また、なるべく咬筋を発達させないように、前歯で噛むことを意識して予防しましょう。

④首コリが解消されてスッキリ

エラの筋肉をほぐす時には、首コリを引き起こしてしまう胸鎖乳頭筋もほぐしましょう。
リンパの流れも改善され首コリは解消、首もスッと伸びてデコルテがきれいになります。

筋肉は、筋膜とよばれる膜で全身つながっています。
前のめりになったり、スマホの見る時に下をむく姿勢は、無意識の内に歯を食いしばることから咬筋を発達させる原因に。

姿勢を正すことで、咬筋の負担を減らしエラの張り出しを予防しましょう。
また、リンパの流れが改善させると顔色も明るくなって表情も見違えますよ。

エラの筋肉をほぐしてきれいなフェイスラインを手にいれよう

エラの筋肉のマッサージをしてきれいなフェイスラインを手にした女性

女性にとってエラが張って顔が大きく見えてしまうのは、とても辛いことです。
エラの筋肉は、使えば使うほど硬くなってしまうから、日頃の予防とマッサージが効果的。

朝のメイクの前や夜寝る前、テレビを見ながらなどタイミングは自由です。
一日一分マッサージするだけでも、コツコツと続けていけば効果は期待できますよ。

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ライター
noel編集部

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