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シアバターとは?未精製と精製の違い

使い方と知りたい人が探したシアバターのイメージ

シアバターはシアの樹木の実から取った植物油脂です。
常温では固形なので「バター」と言われますが、動物油脂ではありません。

未精製

実を採取して、そのままの状態でシアバターにした物が未精製の状態と言われています。
黄色っぽい色をして、肌に有効な美容成分が多く残っているのが特徴です。

未精製の状態は「シアバター100%」と表示に書かれていることが多いですよ。
未精製品は黄色いクリーム色をしていてシアの実本来の香りが強く、人の体温ですぐにオイル状に溶けて伸びが良く、肌に浸透しやすいということです。

精製

精製品は溶剤を使って、シアバターの成分を抽出した物で、化粧品に用いられることが多いです。
日本に輸入される物は、精製品が多いということですよ。

なぜかというと、化学処理をしないと、油分が酸化しやすく傷んでしまうからです。
化粧品などに用いるには、性質がある程度安定していないと使い方が難しい面があるのでしょうね。

精製品のシアバターは色が非常に白っぽくあまり匂いが残らずに、未精製の物と比べて融点が高いため少し溶けにくいということです。

シアバターの嬉しい6つの効果♡

マッサージをする使い方をする人のシアバター

シアバターを使うとどんないいことがあるのでしょうか。
例を挙げてみますね。

  1. 保湿ケアができる
  2. 日焼け後の肌を保護する
  3. 普段のお手入れに利用する
  4. 傷の回復を早める
  5. 肌荒れを防ぐ
  6. 肌を丈夫にする

シアバターの効果について、詳しく見てみましょう。
肌の悩みに役立つかもしれませんよ。

①気づいた時に保湿ケアができる

冬場の湿度が低い時期や、オフィスなどの空調が利いている場所にいる場合、肌がカサつきがちですね。
乾燥を感じた時にシアバターを付ける使い方をすると、保湿のケアが簡単にできますよ。

小分けして外出先に持っていくのもおすすめです。

②肌を保護する

紫外線を浴びる時期に外出するとうっかり日焼けをしてしまうこともありますね。
マリンレジャーを楽しんだ後にも、日焼けをして肌が傷んでしまうこともあるでしょう。

日焼け後にぴりぴりした感じがしたり、がさがさしていたりする場合に、肌を保護する使い方ができます。
天然のシアバターは肌になじんでベタつかずにすぐに溶け込むので、汗をかく時期でもベタつくことがありません。

③普段のお手入れに利用する

普段の基礎化粧品でのお手入れの中に、シアバターでのケアを入れる使い方もあります。
化粧水と乳液、美容液を付けた後に、クリームの代わりにする使い方だと保湿力もアップしますね。

唇に塗ってラップをしてパックをする使い方だと、唇の皮めくれなどのトラブルも解消できますよ。

④傷の回復を早める

シアバターのもともとの成分に傷の回復を早める働きがあるものもあります。
原産地のアフリカでは、傷口の保護をするのに塗っている使い方もあるそうですよ。

紙をめくる時や調理中などに軽く傷ができてしまったり、除毛や脱毛をした後に毛穴が赤くなってしまうこともありますよね。
シアバターは溶けやすいので、無理して力を入れなくても痛い思いをせずに塗れるでしょう。

⑤肌荒れを防ぐ

肌の弱い方はちょっとした刺激で肌荒れを起こすことがあります。
シアバターには肌荒れを防ぐ成分があるので、気になる所に塗っておくといいでしょう。

天然成分だけなら、体のどの部分にも塗れるので安心ですね。
カサついている場所やひび割れをしている所に塗る使い方をしても、しみることもないですよ。

⑥肌を丈夫にする

シアバターには血流を良くして肌を丈夫にする成分も入っています。
繊細な子供さんの皮膚にも安心して使えますよね。

お風呂の後の清潔な肌に塗る使い方をするといいでしょう。
肌トラブルを起こしにくくなりますね。

ボディー以外にも使える!シアバターのおすすめの使い方

シアバターでボディケアする使い方

どのような使い方ができるのか、疑問に思う方もいるかもしれませんね。
シアバターの使い方の例を15個挙げてみましょう。

  1. カラーリング時の保護
  2. うぶ毛の処理
  3. ひじ・かかと・ひざの黒ずみや皮めくれのケア
  4. 妊娠線の予防
  5. ハンドケア・ネイルケア
  6. 首のケア
  7. 毛先の乾燥ケア・整髪料に使用
  8. 頭皮マッサージ
  9. クレンジングとして利用
  10. 化粧下地代わりに使う
  11. メイク直しに使用
  12. ポイントメイクに使う
  13. 花粉症時の肌荒れ対策
  14. 脱毛後の肌ケア
  15. ペットの肉球の保護

使い方それぞれについて、詳しく説明しますね。
ぜひ参考にしてください。

①カラーリング時の保護

セルフでカラーリングをする方も多いでしょう。
顔の周りにカラーがつかないようにクリームを塗りますよね。

生え際部分にシアバターを塗る使い方で、カラーが顔に付いてしまうのを防げますよ。
簡単に付けられますし、負担をかけにくいので安心して利用できますね。

②うぶ毛の処理

顔のうぶ毛を処理していない状態だと、顔色がくすんで見えたりメイクが映えないことがあります。
うぶ毛をカットした後にカミソリ負けをしてしまうこともありますよね。

処理してから、シアバターを塗る使い方でヒリヒリする感じを抑えることができますよ。
眉毛周りや口の周りの処理にする前に塗る使い方でも肌に優しくておすすめです。

刃を当てる前に付けるとカミソリの滑りが良くなり、肌を傷つける心配がないですよ。

③ひじ・かかと・ひざの黒ずみや皮めくれのケア

かかとやひざ、ひじは皮脂腺がなく、かさつきやすくて黒ずみ皮めくれをすることがあります。
人に見られたくないとか、タイツやストッキングが引っかかって辛いし痛いという方もいるでしょう。

シアバターを塗ると、乾燥によるかさつきや黒ずみが抑えられてトラブルが解消できますよ。
ひどい場合はラップでパックをする使い方もおすすめです。

④妊娠線の予防

出産はおめでたいことですが、お腹に波打ったような妊娠線ができてしまうのが心配という女性もいますよね。
お腹の皮膚の乾燥も原因の1つとして考えられています。

安定期に入る5ヶ月頃から出産直前まで、シアバターでお腹をマッサージする使い方もおすすめですよ。
肌が潤っている状態だと妊娠線ができにくくなるので、大変でも出産間際まで続けるようにしてくださいね。

⑤ハンドケア・ネイルケア

ネイルが趣味の方は、手荒れや爪のお手入れが気になると思われます。
乾燥や洗剤による手荒れにもシアバターが効果的ですし、爪への使い方もしやすく専用のネイルオイルがなくてもきれいになれるのです。

ささくれを処理した後のケアもできますし、爪に塗ることで保湿もでき、マッサージをして血行も良くなり爪の色もイキイキしてきますよ。
普段の爪のケアにもシアバターを取り入れてみるといいですね。

⑥首のケア

首が乾燥してくるとシワが目立ちますよね。
顔はしっかりとメイクをしているのに、首のシワが目立つとギャップで余計に老けて見えることがあります。

首をマッサージする時にマッサージクリーム代わりにする使い方もありますよ。
首周りから顔に向けて、下から上に引き上げるようにマッサージをするとシワが予防できます。

むくみも取れるので、フェイスラインのたるみも目立ちにくくなりますね。
シアバターを塗ると滑りが良いので、肌をこすって傷める心配もありません。

⑦毛先の乾燥ケア・整髪料に

シアバターをヘアケアに利用する使い方もあります。
毛先のダメージが気になるなら、軽く付けるとパサツキが抑えられますよ。

ドライヤーをかける前に少量使ってもいいですね。
お風呂の中でトリートメント代わりにする使い方もあります。

ヘアワックスの代用もできます。
髪の毛をアレンジしたい時に、体温で液状になるので伸ばしやすいですよ。

前髪が落ち着かない時でも、しっかりとセットできます。

⑧頭皮マッサージ

シアバターをヘアオイルとする使い方もあります。
シャンプー前に頭皮のケアや、毛穴の皮脂汚れを取りたい時におすすめです。

使い方は頭全体に付けて頭皮を動かすように、円を描く動きで指の腹でマッサージします。
ベタつかないことから、シャンプーで汚れとシアバターをしっかり取れますよ。

⑨クレンジングとして利用

頭皮の皮脂汚れだけでなく、油性のメイクを取る時にも使えます。
クレンジングのように顔全体になじませて、拭き取ってから洗顔料で洗うといいですよ。

綿棒などに含ませて、ウォータープルーフタイプのアイメイクやリップメイクを取るポイントメーキャップリムーバーのような使い方もできますよ。

⑩化粧下地代わりに使う

ベースメイク全体の持ちを良くするのに必要な化粧下地。
保湿が十分にできなかったり、ベタつきすぎて困ったりすることもありますね。

自分の肌に合う下地が見つからない場合は、シアバターを化粧下地にする使い方もおすすめです。
付けるとサラッとした感触で伸びも良いので、付け過ぎることなくベースメイクが崩れにくくなりますよ。

⑪メイク直しに使用

眉毛を長く描きすぎてしまったとか、アイラインやリップラインがはみ出てしまったという場合、手早くできずに困ったということはありませんか。
出先でのメイク直しを早く済ませたいという方もいるでしょうね。

クレンジングでの使い方もできるので、直したい部分にさっとシアバターを付けて、余分な所を取って修正する使い方も可能ですよ。
直す時には、綿棒や予備のスポンジがあると便利です。

⑫ポイントメイクに使う

シアバターにはポイントメイクでの使い方もあるんですよ。
口紅を艶っぽくする場合には、中央付近に付けてリップグロスにする使い方もOK。

アイシャドウのラメを目立たせたい時には、均一に付けられるようにアイホールに塗るとベース代わりにもなります。
目元の乾燥や保護もできるので、アイメイクが引き立ちますよ。

眉毛を描いた後、長い眉毛が下に落ちてきてしまう時には、透明な眉マスカラの代わりにして毛の流れを整えることもできます。
気になる部分にシアバターを付けて、ブラシで整える使い方でかまいません。

⑬花粉症時の肌荒れ対策

日焼けをした後に顔や体の肌荒れを保護する使い方がありますね。
日焼けの時の肌を保護する使い方と同様に、花粉症がひどい方の肌を保護することもできます。

くしゃみが止まらずに鼻をかみすぎて、鼻の周辺や口の周りがダメージを受けて皮がめくれてしまうこともありますよね。
肌トラブルを起こしている場合、気になる部分に軽くシアバターを塗る使い方で保湿する使い方ができますよ。

外部からの刺激からも守ることができるでしょう。

⑭脱毛後の肌ケア

夏には水着や丈の短いボトムを身につける機会が多くなりますね。
足などの気になる部分を脱毛したり、除毛したりする方も多いのでは。

セルフで行うと、肌荒れを起こすこともあるでしょう。
シアバターを利用して、処理後に塗ってケアすると肌を保護しやすくなりますよ。

赤みや毛穴が気になる方におすすめの使い方です。

⑮ペットの肉球の保護

人間だけでなく、シアバターはペットに使うこともできますよ。
肉球の保湿や保護が気になる飼い主さんもいると思われます。

肉球に軽く付けてマッサージをする使い方で、柔らかい状態を保てます。

シアバターを使った手作り化粧品の作り方

自家製のシアバター入りマッサージオイルクリーム

アロママッサージオイル

親子で作れるくらい簡単な工程で安全にできるシアバターのクリームです。
柔らかいので塗りやすく、マッサージオイルクリームとしても使えますよ。

必要なもの

シアバター22g・ホホバオイル17g・好みのアロマオイル(100%天然の精油)を数滴。
道具は耐熱容器と、あれば電気式の泡立て器(100均の製品でOK)があると楽ですよ。

作り方

シアバターとホホバオイルを耐熱容器に入れましょう。
レンジ500wで1~2分程度加熱して溶かします。

沸騰させないように要注意!
様子を見ながら加熱時間を加減しましょうね。

しっかりと溶けたら、レンジから出します。
氷を入れた冷水をボウルに張り、そちらに耐熱容器を浮かべて泡立てましょう。

白いクリーム状になったら冷水を外して、常温でさらに混ぜてホイップクリームのように角が立ってきたら泡立て器を外しましょう。
好みのアロマオイルを数滴入れて香りを付けます。

最初は2~3滴入れて様子を見るといいですね。
肌の弱い方が使う場合は、多くても5~6滴にとどめると刺激を感じにくいですよ。

アロマクリーム

外出先で付けるにはある程度固さがあり、保存力があるクリームがあると便利ですね。
砂糖が入ると保水力があるので、雑菌の繁殖を防止する力が働きますよ。

必要なもの

アロママッサージオイルクリームの材料に加えて、砂糖少々(小さじ1/2程度)用意しましょう。

作り方

作り方は上記の方法とほぼ変わりませんが、アロマオイルを数滴入れる前に砂糖を入れて混ぜてくださいね。
こちらの作り方ではオリーブオイルが使われていますが、好みでホホバオイルやアルガンオイル、アーモンドオイルなどに変えても構いません。

マドラーのように使える小さな泡立て器でもいいですが、電動の泡立て器があると楽にクリーム状に仕上げられますよ。

シアバターを使うならロクシタンがおすすめ♡

ロクシタンのシアバターを詰め替えて外での使い方をするイメージ

シアバターが配合された化粧品を使いたいのであれば、ロクシタンが人気があります。
おすすめの理由を紹介しますね。

①肌によくなじむ

ロクシタンのシアバターは、体温でオイル状に溶けるので肌に素早くなじみやすいのが特徴です。
こすったり、力を込めて伸ばしたりしなくても、付けたい所にそのまま簡単に塗れる使い方ができますよ。

どのような使い方をしても肌を傷めることなく、刺激を感じずに付けられるのでリピートしている方が多いです。

②シアバター100%で余分な成分が含まれていない

100%自然由来のシアバターが使われているため、安心して体に塗るような使い方ができます。
1989年からロクシタンの製品が発売されていて、現在に至るまで100%のシアバターが販売されています。

また、材料を公正に取引していて、現地の人からも信頼されているので、より信頼性が高まりますよね。
余分な物が入っていないシアバターは体温の36度くらいで溶け始めるので、付けやすいと評判ですよ。

③ギフト用のパッケージが素敵

ロクシタンには限定のシアバターのパッケージがあったり、相手の名入れなどができるため、お土産や記念日のギフトにぴったりです。
品質が良いことはもちろん、特別な感じがするので、男女を問わずに相手からも喜ばれます。

日本独自で始まったサービスが好評なため、世界にもオリジナルパッケージサービスを始める準備が進められていると言われていますよ。

シアバターは赤ちゃんや妊婦さんにも使える?

シアバターの使い方をイメージ

シアバターの産地のアフリカの国では、生まれたばかりの赤ちゃんのへその緒のお手入れや、肌の保護をする使い方をしています。
ですから、安心して赤ちゃんの肌の保護に利用できますよ。

原産地では食用油に用いる地域もあるので、妊婦さんでも使って構いません。
妊娠線のお手入れをする使い方もできます。

シアバターを出産祝いに贈る方もいますので、ギフトを選ぶ時の参考にもなりますね。

シアバターは便利な使い方ができておすすめ!

ボディケアにもメイクにもシアバターで様々な使い方をしている女性

シアバターは顔や体を保湿するだけでなく、メイクや皮膚の保護にも使えますよ。
生産地のアフリカでは、傷のケアや赤ちゃんの皮膚の保護や食用にする使い方もあり、万能なオイルとして扱われています。

100%のシアバターなら体温で溶けやすく、人体にも安全な素材であるシアバターは赤ちゃんから大人まで幅広く使えます。
日々の生活に取り入れて、安心できる品質のシアバターをスキンケアやボディケアに取り入れるといいでしょう。

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ライター
noel編集部

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