正しいスリーサイズの測り方!平均や理想値&ブラのサイズとの違い
身長や体重は自分で意識することや話題になることはあっても、自分のスリーサイズを正確に把握している人は決して多くはありません。 服や下着を買うときも、なんとなくのサイズ感で選んでしまっていませんか? スリーサイズは体重の増減、筋肉量、加齢などで変化します。 正しいスリーサイズの測り方を知って、自分がどのような体型なのか数値的にも知っておくことが、体型維持や服を買うときなどに役立ちます。
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正しいスリーサイズの測り方
正しいスリーサイズの測り方で共通するのは、もしひとりで測るなら、全身が映る鏡の前で測ることが正確な数値を出すために重要です。
スリーサイズの測り方のそれぞれの注意点は以下のようになります。
バスト
スリーサイズのうち、まずはバストの測り方です。
スリーサイズの「バスト」は「トップバスト」というバストの最も高いところの数値になりますが、ここではトップバストとアンダーバストの2か所の測り方をご説明します。
トップバストの測り方は、左右のバストの一番高い位置にメジャーが来るように、床と平行になるように正確に測ります。
アンダーバストの測り方は、バストのふくらみが終わる部分にメジャーを当て、同じく床と平行になるように正確に測ります。
バズトが大きい人、または垂れ下がってしまっていると一番高いところが変わってしまってきちんと測れないので、手で持ち上げておくのが難しい場合はブラジャーを付けたまま測ると正確な数値に近くなります。
ウエスト
ウエストの測り方は、背筋をまっすぐに伸ばして自然に立った状態で、胴の一番細いところを、背中側からメジャーを回して測ります。
ギュッと締め付けたい気持ちがあるかもしれませんが、メジャーが食い込むほど力を入れて測るのではなく、ふんわりと当てるようにします。
おへそは「腹部」のサイズでウエストとは異なり、一番くびれているのはおへその2~3cmくらい上になるので気を付けましょう。
ヒップ
ヒップの測り方は、背筋をまっすぐに伸ばして自然に立った状態で、お尻のふくらみが一番高い部分を、丸みをつぶさないように気をつけてメジャーを当てます。
お尻の後ろからメジャーを回して、体の前で測ります。
特にヒップの場合はメジャーが斜めになっていないか、ぴったり肌に当てられているか確認して測るようにしましょう。
正しいスリーサイズの測り方【注意点】
下着ショップなどで測ってもらうのではなく、自分一人で測る場合は、気を付けないと正しい数値が出なくなってしまいます。
それでは、正しくスリーサイズを測るには、どのような点に注意したらいいのでしょうか。
前述したスリーサイズの測り方でも触れていますが、再度注意すべき点をご紹介します。
- 必要なものを用意する
- 測るときの姿勢に注意する
- メジャーは地面と平行にする
以上3つの正しいスリーサイズの測り方の注意点を詳しくみていきましょう。
①必要なものを用意する
まずはスリーサイズを測るのに必要なものを準備しましょう。
メジャー、全身が映る鏡、体にフィットした肌着や下着です。
メジャーは手芸用などの柔らかいもので、最低でも1m以上あるものにします。
手芸屋さんや100円ショップなどで売られています。
全身が映る鏡は、測るときの姿勢をチェックしたり、メジャーが斜めになっていないかなどを確認するために必要です。
全身が映るものがなければ、できるだけ大きい鏡を、測るところを真横から見えるように鏡を台の上に置いて見るようにしましょう。
実際に測るときは、体にフィットした肌着や下着を着用した状態で測るといいでしょう。
特にバストを測るときは、何も着けていない状態だとバストが垂れてしまって正しく計測できないので、ブラジャーをしたまま測るようにしましょう。
②測るときの姿勢に注意する
鏡の前に立つと無意識に体に力が入ってしまい、お腹を引っ込めたり胸を張ったりしてしまうかもしれません。
できるだけ普段と同じ自然な状態で測らなければ意味がないので、力を抜いてリラックスした状態で測るようにしましょう。
とは言っても猫背や姿勢が悪いと正しく測れないので、背筋を伸ばして肩の力は抜いて、自然な状態でまっすぐに立つようにします。
③メジャーは地面と平行にする
自分ひとりで測るときに気を付けなければいけないのが、メジャーがちゃんと地面と平行になっているかということです。
斜めになっていると正しい数値より大きい数値になってしまいます。
少し斜めになっていて1cmくらいの誤差が出てしまったら、スリーサイズの場合はそれがとても大きな誤差となってしまいます。
特にヒップは大きくて斜めになりやすく数値の誤差が出やすいので、鏡で見て地面と平行になっているかを確認するようにしましょう。
日本人女性のスリーサイズの平均と理想
テレビや雑誌で見慣れている女優やモデルは、公証しているスリーサイズがある人もいますが、明らかに平均とはかけ離れた体型をしていますよね。
だからと言って、平均的に見える体型の友達や知人のスリーサイズを知る機会はほとんどないでしょう。
普通の体型に見える人のスリーサイズはどのくらいなのか、自分と比較するためにも知っておきたいのではないでしょうか。
それでは、日本人女性のスリーサイズの平均と、理想とされるスリーサイズはどのくらいなのかを詳しくみていきましょう。
平均
日本人女性の平均のスリーサイズは、バスト84cm、ウエスト63cm、ヒップ86cmです。
平均の身長は158cm、体重は50kgです。
普通体型であれば、身長が高ければスリーサイズも大きくなります。
ちなみに20代の女性だと、バスト83.1cm、ウエスト63.1cm、ヒップ88.2cmです。
30代の女性だと、バスト83.1cm、ウエスト64.5cm、ヒップ89.1cmです。
40代の女性だと、バスト83.6cm、ウエスト66.4cm、ヒップ90.4cmです。
若い女性は平均身長も高いので、ウエストやヒップが大きいのはバランス的には同じですが、上半身がほっそりしている傾向があるということになります。
理想
それでは、理想的なスリーサイズはどのくらいなのでしょうか。
身長にもよっても異なってくるので、その計算方法とその計算方法から算出した身長別の理想値をみていきましょう。
バスト
身長に対するバストの理想的なサイズの計算式は、身長(cm)×0.52で算出できます。
この計算式に当てはめると以下のようになります。
- 身長150cm→78cm
- 身長160cm→83cm
- 身長170cm→88cm
トップバストが大きくても、アンダーバストも大きければぽっちゃり体型に見えますし、胸ばかりが大きくても全身を見てバランス取れているか、それに姿勢が悪いとせっかくバストが大きくても魅力的には見えなかったりします。
数値だけではなく、姿勢や胸の張りなども含めて見た目が美しいかは変わってきます。
ウエスト
身長に対するウエストの理想的なサイズの計算式は、身長(cm)×0.37~0.39で算出できます。
この計算式に当てはめると以下のようになります。
- 身長150cm→55.5cm~58.5cm
- 身長160cm→59.2cm~62.4cm
- 身長170cm→62.9cm~66.3cm
日本人女性は、平均値も理想値からそこまでかけ離れてはいません。
しかし、ウエストはただ細いほうがいいということはなく、くびれや適度な腹筋があるとキレイに見えます。
ヒップ
身長に対するヒップの理想的なサイズの計算式は、身長(cm)×0.53~0.54で算出できます。
この計算式に当てはめると以下のようになります。
- 身長150cm→79.5cm~81.0cm
- 身長160cm→84.8cm~86.4cm
- 身長170cm→90.1cm~91.8cm
海外セレブなどはヒップは大きければ大きいほどセクシーと思う人もいますが、日本人女性もそうとは限りません。
やはり全身とのバランスがとれているかが大事でしょう。
ウエスト×ヒップの黄金比
美しく見える体型とは、ウエストは細いほどいいとかではなく、バランスが大事です。
そこでチェックしていただきたいのがウエストとヒップのバランスです。
もっとも体型がバランスよく見えるウエストとヒップの割合、つまり黄金比は、ウエスト:ヒップが7:10になっていることです。
例えば、ウエストが63cm人なら、ヒップが90cmだとバランスがいいということになります。
スリーサイズとブラジャーの測り方は違う?
「A70」などのブラジャーのサイズを表す記号は、「A」がトップバストとアンダーバストの差を、「70」がアンダーバストのサイズを表しています。
なので、ブラジャーのサイズはトップバストとアンダーバストの大きさを測ればわかります。
トップバストはスリーサイズの「バスト」のことなので、スリーサイズがわかっていればわかるのですが、アンダーバストはスリーサイズの中にはないので改めて測る必要があります。
ちなみに、下着屋の店員さんなどプロの人は、バストのサイズだけでブラジャーのサイズを決めているのではなく、他の部分も加味しながらブラジャーのサイズを提案しているそうです。
それは、バストの向き、バージズライン(胸の下部分の長さや幅)、柔らかさや形などです。
ネットや通販で下着を購入するなら自分で測ったサイズで頼むしかありませんが、より自分のバストにフィットしたブラジャーのサイズを知るためには、一度店頭などでプロの店員さんに測ってもらうことをおすすめします。
【おまけ】ここも気になる!スリーサイズ以外の部位の測り方
スリーサイズ以外の部位の測り方も、用意するものや測り方の注意点は同じです。
しかし、例えば「二の腕」を測ろうと思っても、実際に二の腕のどの部分をどうやって測ればいいのかわからないかもしれません。
また、足の各部位のサイズを測るときは、片方の足に重心を傾けていたり、測りずらいからと足を上げて測ってしまうと、正確な数値にならなくなってしまいます。
立ったまま、お辞儀をするような感じで測るようにしてください。
それでは、スリーサイズ以外の部位別の測り方についてもみていきましょう。
二の腕
二の腕の測り方は、腕を横に伸ばし、肘をまっすぐに伸ばした状態で、一番太い箇所にメジャーを巻いて測ります。
つまり、メジャーは床に対して垂直になります。
二の腕を測るのは一人ではなかなか難しいので、できれば他の人に手伝ってもらったほうがいいでしょう。
太もも
太ももの測り方は、姿勢を正してまっすぐに立った状態で、太ももの一番太い部分にメジャーを巻いて円周サイズを測ります。
目安としては、足の付け根から3cmくらいのところです。
少しでも細く測りたいと思ってしまうかもしれませんが、3cmにこだわらず鏡で見て一番太くなっているところを測りましょう。
その際、注意点でもあったように、メジャーは床と平行になるようにしましょう。
ふくらはぎ
ふくらはぎの測り方も、太ももと同じようになります。
姿勢を正してまっすぐに立った状態で、ふくらはぎの一番太い部分にメジャーを巻いて円周サイズを測ります。
定期的に測ってサイズの変化を知りたいという場合は、一番太いところではなく、「膝から〇cm」というように基準を決めておいた方が、正しい変動値を知ることができます。
足首
足首の測り方は、太ももやふくらはぎとは違って足首の「一番細いところ」が測定箇所になります。
姿勢を正してまっすぐに立った状態で、くるぶしの上あたりの一番細い部分にメジャーを巻いて円周サイズを測ります。
股下
ボトムスを買うときなどに、自分の股下の正確な値を知っておきたいですよね。
股下は、「身長-座高」ではなく、「足の付け根から床面までの垂直距離」のことを言います。
股下の測り方は、まず裸足で壁に向かって、つま先を壁にくっつけて立ちます。
足の間(股)に硬い紙や雑誌などを挟み、足の付け根までしっかり引き上げ、紙の上辺が床と平行になるようにして壁に付けます。
壁面で紙の上辺部分から床までの長さをメジャーで測ります。
正しいスリーサイズの測り方で、正確な自分のスリーサイズを知ろう!
服や下着を選ぶときは、なんとなく今まで使っていたものと同じサイズのものを手に取っているかもしれません。
でも、服や下着は自分の体に合ったものを着た方が断然すてきに着こなせます。
特に下着は、体にフィットして着るものだからこそ、自分に合っていないと体型が崩れたり、よけいな脂肪やたるみが目立ってしまったりと、もったいないことになってしまいます。
正確なスリーサイズを知るためには、正しい測り方をすることが重要なので、今回ご紹介した方法できちんとスリーサイズを測ってみください!
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