シルエット命！クリノリンスタイルの特徴と歴史＆クリノリンスカートの作り方

クリノリンとは？

スカートをふっくらさせて見せるためのアイテムが、クリノリンです。
19世紀に流行し、イギリス女性の間で爆発的な人気を誇りました。

かつてはお腹にお赤ちゃんがいる皇后が、スタイルをカバーするために利用していたと伝えられています。
あまりに大きくなったクリノリンのために危険な目に合った女性もいました。

そのため現在ではスカートやドレスに利用されることも多いですが、日常生活で使う人は少ないです。
コスプレをする人や結婚式などで使いたいと考える人が大半でしょう。

上手に利用すれば、エレガントな雰囲気を出すことが出来ます。

さまざまな素材を使ったクリノリンスタイル集

それでは、色々な素材を使ったスタイルを紹介していきます。
初めて使おうと考える人は、参考にしてみましょう。

①：硬いワイヤー

硬いワイヤーを円形して作っているのが、このアイテムです。
シンプルですが、クリノリンらしい雰囲気が出ています。

ゴスロリの雰囲気が好きな人は、黒っぽい布を使ってワイヤーを巻いていくと良いでしょう。
シルエットが素敵なので、自分で作りたい人は参考にしてみることをおすすめします。

やや痛い場合もあるので、出来れば布などで回りをカバーすることが良いでしょう。

②：フリル

柔らかい雰囲気が好きな人は、フリルで作ることもおすすめです。
マリーアントワネットのようなクリノリンになります。

観賞用や人形用のアイテムを作りたい人にもおすすめの素材です。
キュートなファッションアイテムになって、見ているだけでテンションが上がるでしょう。

男性からの受けの良い素材でもあります。

③：針金

人形用などに使いたい時は、針金を利用することもおすすめです。
形が簡単に出来るので、手軽にクリノリンにを楽しむことが出来ます。

自分用にも針金で作りたい場合は、怪我しないように細心の注意を払うことが大事です。
設計図などをしっかり確認して、作る際にも手が切れないように注意しましょう。

自分で使う用に作る場合は、上から布などを巻いて使用することがおすすめです。

④：鯨のひげ

かつてのクリノリンは、鯨のひげを使って作られていました。
現在ではなかなか見ることが出ませんが、服飾関係のアイテムを取り扱った本などで確認することが出来るでしょう。

鯨のひげは、弾力があるのでかつてはプラスチックの代わりに使われていた時代もありました。
服の歴史に興味がある人は、チェックしておくと良いでしょう。

かつては、コルセットなどにも使われていました。
昔の美女の苦労に思いをはせてみることもおすすめです。

⑤：紐

実用的に作りたい場合は、紐と革などを組み合わせれば簡単に作ることが出来ます。
下着用のボーンがあれば、さらに簡単に出来るでしょう。

ワイヤ―などのクリノリンは、気を付けておかないと肌を傷つける恐れがあります
コスプレをするにしても、安全第一で行う必要があります。

さらにチクチクするのが嫌という人は、適切な素材を使って雰囲気のある装いを試してみましょう。

クリノリンスカートの作り方

作り方は、まずは輪になる部分を作ることからスタートです。
出来れば、白い布から作ると目立ちにくいでしょう。

その後は、レースを付けていきます。
そしてミシンなどを使って丁寧に段になるように付けていきましょう。

その後本体のスカート生地と組み合わせれば、クリノリンスカートの完成です。
丁寧に仕上げていけば良いので、初心者の人もゆっくりとチャレンジしてみましょう。

なかなか紹介されている動画が少ないですが、海外の動画などを探してみるとバリエーション豊かなので探してみましょう。

鳥かご部分のみのクリノリンの作り方

クリノリンスの作り方は、デザイン画をまず書いてサイズを測っていく必要があります。
自分が着る時には、自分のサイズにあった物を選びましょう。

さらにボーンテープがあれば、簡単に出来ます。
まずはボーンテープを切って布で巻いていきましょう。

そして縦用に置いてある生地にボーンを付けていきます。
その後、ボーン同士をくっけていきましょう。

また色々な作り方があるので、動画などを参考にしていきましょう。
日本語で説明しているものはほとんどありません。

しかし外国では頻繁に作られているのか、色々な作り方が紹介されています。　

ウエスト細見え！クリノリンに合うコルセットの作り方

作り方は、まずは型紙を用意する所からスタートします。
無料でダウンロード出来る場合もあるので、クリノリンと同じく自分に合うサイズを選んでおきましょう。

そして、用意しておいた生地を型紙と組み合わせてカットしていきます。
その後、縫い代を作り、それぞれの生地を合わせていきましょう。

バイヤステープを使ってボーンを入れる作業をしていきましょう
その後は、ハトメを使ってリボンや布が通る穴を作っていきます。

初心者には難しい作業が続きますが、慣れれば何個でも作ることが出来ます。

クリノリンを手作りするときのポイント

裾ギリギリまでフープを取り付けないことが、手作りする際のポイントです。
思ったように膨らまない可能性があるので、特に注意しましょう。

さらに針金などでクリノリンを作る予定の人は、怪我をしない様に気を付けましょう。
針金をカットする作業もあるので、初心者の場合は、なかなか慣れないことが多いです。

自分用に作る場合も、履き心地もしっかり重視する必要があるでしょう。
見た目も大事ですが、怪我をせずに身に着けられることも大事です。

クリノリンとバッスルの違い＆作り方

ここからは、似ていると呼ばれるヴィクトリア時代のアイテムについて紹介していきます。
コスプレする際の参考にしてみましょう。

バッスルとは？

違いは、どの部分を膨らませるのかということです。
おしりの部分を強調して膨らませているのがバッスルで、全体を膨らませているのが今回紹介しているアイテムと言えるでしょう。

バッスルは、日本でも流行した時期がありました。
後ろ姿が金魚のようになっているのは、クリノリンではないでしょう。

どちらも素材などは、針金やクジラの骨などが使われていました。

バッスルの作り方

簡単に作りたい時は、ロングスカートを用意して作ると良いでしょう。
ボリュームを付けたい部分を見つけて、縫い糸を使っていきます。

糸を使って、たくしあげていってエレガントな雰囲気が出て来たら完成です。
何度も試着してみて自分にぴったりくると感じるまでは、そのまま微調整を続けると良いでしょう。

鏡などで確認して、左右均等になるように糸を使っていくこともおすすめです。

クリノリンとパニエの違い＆作り方

さらに間違われることが多いパニエについても紹介していきます。
参考にしてみましょう。

パニエとは？

結婚式のドレスなどで下のスカートを膨らませる役割をしているのが、パニエです。
スペインで誕生したベルチュガダンに起源をもつと言われています。

見た目も大きくクリノリンとは違うので、比較してみると良いでしょう。
現在でもアンダースカートに使われることが多いので、見慣れている人も多いはずです。

パニエの作り方

まずは布を裁断し、縫い代を作っていくところからスタートです。
腰の部分には、ゴムを入れていきましょう。

そして、裏地にオーガンジーを縫い合わせていきます。
オーガンジーがあれば、とても綺麗に仕上がるのでチェックしておくと良いでしょう。

その後も生地を抜合わせていってボリュームを出すことが出来れば完成です。
慣れるまでは大変ですが、しっかり作っていくと良いでしょう。

通販で買えるおすすめのクリノリンスカート3選

それでは、ここからはおすすめの通販で買えるアイテムを紹介していきます。
参考にしてみると良いでしょう。

おすすめ①：Kesoto

結婚式などですぐ使えるアイテムを探している人は、このアイテムがおすすめです。
なるべく変形したいような造りになっているので、コスプレを何度もするという人にもおすすめ出来ます。

A形またはベル形に変化させることも出来るのでチェックしていきましょう

おすすめ②：Phenovo

マジックテープとストラップを使っているタイプを探している人は、このアイテムをチェックしてみましょう。

着心地が良いので、ヘビーユーザーになること間違いなしです。
折りたたみ式なので、結婚式やコスプレ会場に持っていくことも簡単に出来ます。

自分で持っていけるアイテムを探している人は、チェックしてみましょう。

おすすめ③：Homyl

フリルが沢山ついているアイテムが良いという人は、このアイテムがおすすめです。
結婚式で女子力の高さをアピールするのに最適なので、利用してみると良いでしょう。

ゴム製のスリーブジョイントがあるので、いつも清潔に使うことが出来ます。
気になる人は、着てみると良いでしょう。

雰囲気がキュートなので、男性からの評判も良いでしょう。

クリノリンを愛用してみよう

結婚式をする予定の人やコスプレが好きという人は、クリノリンを積極的に使ってみましょう。
雰囲気が良いので、最高の自分に変身することが出来るはずです。

現代的な衣装も雰囲気が良いですが、たまには中世時代の衣装に身を包んでいつもとは違う自分を演出してみましょう。

お姫様になりたいや変身願望を叶えてくれる可能性があります。