脇ニキビができる7つの原因&薬の種類!見直したい生活習慣とは?
夏に多くなる脇ニキビですが、脇ニキビができる原因を知っていますか? 脇ニキビを放っておくと、痒みや痛みが気になり、寝られなかったり集中できないなどの影響がでてきます。 脇ニキビを撃退して清潔な脇を保つためにも、脇ニキビの原因と見直したい生活習慣を知りましょう。 また脇ニキビに効く薬の種類についても紹介するので、自分の脇ニキビに合わせて使用しましょう。
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脇ニキビの種類
脇ニキビと一言でいっても、実は2つの種類に分かれているのを知っていますか?
それぞれで原因や特徴が異なるので、自分の脇ニキビがどちらに当てはまるかを確認してみましょう。
赤ニキビ
赤ニキビは毛嚢炎(もうのうえん)と呼ばれる炎症のことで、ムダ毛処理で傷ついた毛穴からブドウ球菌が入り込んでしまうのが原因です。
さらに雑菌や最近が入り込むと、白ニキビのように見えるのが特徴的です。
大きさ的には普通のニキビよりも小さいぷつぷつとした見た目です。
傷ついた毛穴や開いた毛穴に細菌が入り込むことでできるため、清潔な脇の維持が求められます。
普通のニキビ同様に触ると炎症が悪化してしまうので、見つけてもなるべく触らないよう注意しましょう。
黒ニキビ
黒ニキビは広がった毛穴に汚れが入り込み、詰まってできるニキビのことです。
角質や皮脂汚れといったものが毛穴に詰まってできるため、見た目は赤よりも黒に近いために黒ニキビと呼ばれます。
黒ニキビは脇以外にも、他の部位にもできやすいニキビです。
毛穴詰まりが原因なので、脇なら清潔に保つことや制汗剤の使い過ぎ(吹きかけすぎ)に注意する必要があります。
毛穴の詰まりは黒ニキビだけでなく匂いも発生させやすくするため、赤ニキビでも黒ニキビでも早めに対処することが大切です。
脇ニキビの原因
では、どうして脇ニキビはできてしまうのでしょうか?
その原因となるものを紹介するので、自分の生活に当てはめて考えてみましょう。
- 間違ったムダ毛処理
- 過剰な摩擦
- 汗
- 毛穴の詰まり
- 制汗アイテムの使い過ぎ
- レーザー脱毛
- ストレス
では、それぞれの原因について詳しくみていきましょう。
原因①:間違ったムダ毛処理
脇毛の処理をするために、カミソリや脱毛クリームなどを使う人もいるでしょう。
しかし手順や方法を間違って行うと、皮膚に大きな負担をかけ、毛穴を開かせて細菌や汚れを入り込ませやすくします。
これによって毛穴が炎症や詰まりを起こし、脇ニキビができるのです。
特に女性は身だしなみの観点で、普段から脇毛処理をすることも多いですよね。
ですが、何気なく行っている脇毛処理が、実は脇ニキビの原因になることもあるので、やり方をもう一度確認して行った方が良いでしょう。
原因②:過剰な摩擦
例えば汗を拭こうとしてごしごしと擦ったり、腕を動かして服と脇が過剰に摩擦したりすると、ニキビができやすくなるといわれています。
脇の皮膚はとても薄いので、必要以上に擦ってしまうと皮膚を傷つけ、ニキビや黒ずみをできやすくします。
他にも、脇の匂いが気になるからといってゴシゴシと擦るように洗うのも、逆に脇ニキビを誘発させることになるでしょう。
原因③:汗
汗で湿った皮膚は細菌のたまり場となるため、ニキビができやすいといわれています。
汗をかいた洋服を長時間着ている、汗をかいても拭かないなど、汗対策をしていないと、脇は細菌だらけになります。
特に夏場は汗をかきやすいため、脇ニキビができやすい時期です。
きちんと脇汗対策をしていないと、脇にはニキビだらけということも考えられるでしょう。
原因④:毛穴の詰まり
脇は汚れが溜まりやすいとされている場所です。
腕を上げたり下げたりを繰り返すため、そこに埃が入り込みやすく、また皮脂汚れなども溜まります。
毎日キレイに洗っているつもりでも、過剰な摩擦や汗、制汗剤といった要因が相まって、毛穴の詰まりを引き起こすこともあります。
毛穴が詰まるとニキビができやすくなるため、毛穴汚れはすぐに除去したいですね。
原因⑤:制汗アイテムの使い過ぎ
夏場は欠かせなくなる制汗アイテムですが、実はこれを使い過ぎるのも脇ニキビを誘発する原因になります。
制汗アイテムは適量が決められていますが、それを超えて使用したり、回数が多いと、逆に毛穴を詰まらせてしまいます。
詰まった毛穴をそのままにしておくことで、脇ニキビができるのです。
汗が気になるからと制汗アイテムを使うと思いますが、使い過ぎは逆効果になるので注意しましょう。
原因⑥:レーザー脱毛
脇毛処理が面倒だからと、レーザー脱毛で一気にきれいにする人もいるでしょう。
しかしレーザー脱毛は毛嚢炎(赤ニキビ)を誘発させやすいとされているため、体調や体質によってはサロンやクリニックで対処してもらうことが必要です。
脇ニキビができやすいと感じている人がレーザー脱毛する場合には、サロンやクリニックで一度相談してみましょう。
原因⑦:ストレス
私たちは日々、何かに対してストレスを感じていますよね。
このストレス、実はニキビと深い関わりがあります。
ストレスが溜まるとターンオーバーを乱して肌荒れを起こしたり、免疫力を低下させたりと悪いことばかりが起こります。
そのためストレスを抱えている場合には、適度に発散や対策をしていかないと、ニキビが繰り返しできてしまうでしょう。
脇ニキビに効く薬の種類
普段ニキビを治す際には、薬を使う人もいるでしょう。
脇ニキビに効くとされる薬を種類ごとにみていきましょう。
市販薬
市販薬では主に飲み薬タイプのビタミン剤が多いです。
ニキビはビタミン不足で引き起こされることが多いため、顔のニキビ同様にビタミン剤で治すことが多いです。
また他にもニキビに効く塗り薬も販売されているため、必要に合わせて飲み薬か塗り薬を自分で選ぶことになります。
処方薬
処方薬も主に飲み薬や塗り薬になりますが、ニキビの種類によっては抗生物質を出される場合もあります。
程度が低い、比較的治りが早いと見込まれる場合には、ビタミン剤のみの処方となる病院もあるでしょう。
それぞれ皮膚科の先生が症状を見て処方してくれるため、処方された薬は用法容量を守って服用しましょう。
漢方
漢方は主に体の体質・性質に対し処方されるため、飲み薬(漢方)となります。
種類としては赤みの強いニキビには黄連解毒湯、食生活や生活習慣の乱れからくるニキビには半夏瀉心湯などがあります。
漢方も他の薬と同様に、症状に合わせたものを飲むことで改善されるといわれています。
市販されている漢方もありますが、なるべく自分に合った漢方が知りたいなら漢方処方がある皮膚科にかかりましょう。
脇ニキビは生活習慣から見直し!ニキビで積極的にとりいれたい食べ物
脇ニキビの原因はさまざまですが、治すためにはやはりビタミンを取り入れていきたいですよね。
薬でも処方や購入は可能ですが、できるだけ野菜や果物から摂取した方が健康的ですよ。
- 納豆
- ヨーグルト
- ブロッコリー
- キノコ類
- マグロやカツオ
- 人参やカボチャ
- 卵
では、それぞれの食べ物について詳しくみていきましょう。
食べ物①:納豆
納豆は日本人にとって身近な食べ物で、ビタミンB2が含まれているだけでなく、腸内環境を整えてくれる発酵食品です。
腸内環境が悪いと老廃物も排出されないため、便秘がニキビを誘発させることもあります。
ビタミンB2は皮脂のコントロールや新陳代謝を促してくれる効果があるとされるため、納豆は毎日取り入れていきたい食べ物です。
食べ物②:ヨーグルト
納豆は匂いやねばねばが苦手…という人もいますよね。
そうした人には食べやすいヨーグルトがおすすめで、ヨーグルトも発酵食品なので腸内環境の改善に役立ちます。
ただし糖分が含まれている場合には要注意で、糖分の取りすぎは逆に顔や脇のニキビの悪化に繋がります。
ヨーグルトをチョイスして食べるなら、糖分の入っていないものを選びましょう。
食べ物③:ブロッコリー
ブロッコリーにはビタミンCが含まれていて、ストレスが原因でできてしまう脇ニキビにおすすめです。
ただしブロッコリーのビタミンCは水溶性なので、ゆでてしまうと多くのビタミンCが流れ出てしまいます。
より多くのビタミンCをブロッコリーから摂取するためにも、蒸したりレンジで加熱するなどの方法で食べましょう。
温野菜は体を温めてくれるので、温めて食べるのがおすすめですよ。
食べ物④:キノコ類
キノコ類にはβグルカンという栄養素が多く含まれているため、皮膚の免疫力向上に効果が期待できます。
他にも食物繊維が豊富なので、便秘によるニキビの改善にも役立ちます。
最近はキノコ鍋なども流行っているため、鍋や炒め物にして食べるとおいしいですよね。
また発酵食品である豆腐とキノコを入れたお味噌汁など、身近なメニューでどんどん取り入れていきましょう。
食べ物⑤:マグロやカツオ
マグロやカツオといった赤身魚の他にも、サバなどの青魚は良質のたんぱく質を含んでいるので、ターンオーバーの正常化に効果が期待できます。
またマグロやカツオはビタミンB6が含まれているので、こちらも皮脂のコントロールなどに役立ちます。
魚は血液をサラサラにしてくれる栄養素が含まれているため、ニキビの他にも健康のために取り入れていきたい食べ物です。
なるべく生のまま食べるのが良いとされているため、お刺身やお寿司でおいしくいただきましょう!
食べ物⑥:人参やカボチャ
人参やカボチャといった色の濃い緑黄色野菜には、ビタミンAが含まれているため、肌のターンオーバーの正常化に効果が期待できます。
また食物繊維も含まれているため、野菜全般は普段の食事から取り入れていきたい食べ物です。
ただし食べすぎは体調不良などの原因になるの禁物で、特に妊娠中の方はビタミンAが過剰摂取にならないよう気をつけましょう。
どんな食べ物でも、偏った摂取は禁物ですよ。
食べ物⑦:卵
こちらも普段から食べている人が多い卵ですが、卵にはビタミンB2やビタミンAが含まれているため、皮膚を正常・丈夫にしてくれる効果が期待できます。
たんぱく質も含まれているので、皮膚の再生などにも役立ちます。
卵焼きや目玉焼き、卵かけご飯など、手軽な料理でも良いので取り入れてみましょう。
またコンビニでもゆで卵が買えるので、コンビニ飯の人は食事にプラスしてみましょう。
そのしこり、実は脇ニキビじゃないかも!?脇のできものの症状と対処法
脇にできるのは何もニキビだけとは限りません。
見た目はニキビに近くても、実はニキビじゃない可能性もあります。
ニキビ以外の脇のできものについても知っておくことで、いざという時に慌てずに済みますよ。
①:粉瘤(ふんりゅう)
粉瘤は表皮の下に、なんらかの原因によって垢や皮脂・汚れなどが溜まってしまったのう胞ができる病気です。
アテロームとも呼ばれ、のう胞(袋)の中の垢や皮脂は時間が経っても外に排出されないので、時間が経つごとに大きくなるのが特徴です。
炎症を起こすと痛みや膿みを引き起こし、毛穴から膿が出てくる場合もあります。
大きくなると目に見えてニキビでないと分かるため、なるべく早く皮膚科で対処してもらいましょう。
治療では悪化状況によって、切開による排膿や手術が行われます。
②:せつ
一般的なおできと呼ばれるものです。
細菌によって膿が溜まったしこりを作ります。
悪化すると痛みや腫れを引き起こし、つぶれると匂いのある膿がでてくることもあります。
粉瘤やニキビ同様に脇以外にも顔やお尻など、ニキビやおできができやすい場所に発症します。
こちらも見つけた場合には、すぐに皮膚科を受診して対策しましょう。
悪化がひどい場合には麻酔して局部を取り除く手術が行われます。
③:乳がん
胸から離れた位置にある脇ですが、実は脇のしこりは乳がんの可能性もあるため注意が必要です。
乳がんは悪性の腫瘍で、早めの発見が望ましいため、普段から気になるしこりがないかセルフチェックが大切です。
乳がんによるしこりの場合には、ごつごつとしたものがある、しこりみたいなものが確認される、触っても動かないしこりがあるなど特徴的です。
心配な場合にはすぐに婦人科などを受診しましょう。
脇ニキビ改善は顔ニキビ同様に日々の意識付けが大切!
脇ニキビができると、場所的に痛みを感じやすく、悪化もしやすいので大変ですよね。
しかしそのまま放っておけば、より炎症は進み、思わぬ病気に発展する可能性もあります。
改善したいと思うなら、顔ニキビ同様に日々の意識付けが大切です。
生活習慣を見直すのはもちろん、脇ニキビに悪いとされる行為はやめるよう意識を変えて実行していきましょう!
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