高温反復浴のうれしい効果4つ!消費カロリー&正しいやり方と注意点
半身浴よりダイエット効果の高いと話題の高温反復浴ってご存じですか? 何と1回の入浴でジョギング約30分に匹敵するカロリーを消費することができるのです。 しかも、高温反復浴の効果はダイエット効果だけではありません。 高温反復浴のうれしい効果から、高温反復浴の正しいやり方ややる際の注意点など色々ご紹介していきます。 これからの夏に向けてダイエットが気になっている方必見です。
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高温反復浴とは?
高温反復浴とはその名の通り高温のお湯に反復して何度か入浴する入浴方法のことです。
具体的には40℃~42℃の少し高めの湯舟に数分つかって、数分休んでを何度か繰り返すことで代謝をあげるといったものです。
ダイエットに良い入浴方法といえば半身浴が有名ですが、高温反復浴は半身浴よりも短時間で痩せられると最近話題の入浴方です。
ただし、こちらの高温反復浴は身体への負担も大きく、正しい方法でやらないとダイエット効果どころか身体に負担のみがかかってしまうので注意が必要です。
高温反復浴VS半身浴!違いは?
高温反復浴も半身浴もどちらもダイエットに効果があるとされている入浴方法ですが、両者の違いはなんなんでしょうか。
半身浴の場合は35℃~38℃のぬるめのお湯を使用し、副交感神経を刺激しリラックス効果をもたらしてくれる入浴方法になります。
心臓部分はお湯に浸からないため、心臓など身体への負担が少ないのも半身浴の特徴です。
一方、高温反復浴は40℃~42℃の高温のお湯に短時間肩まで浸かることで交感神経を活発にさせ心身ともに活動的にするという入浴方法になります。
また、高温反復浴は短時間でダイエット効果が期待できる一方、身体への負担が高いのも特徴です。
どちらも代謝を上げてダイエット効果を高めるという意味では同じですが、半身浴はリラックス、高温反復浴は活動的と相反する入浴方法になります。
高温反復浴の消費カロリー
高温反復浴は1回の入浴で300~400キロカロリー消費するといわれています。
300キロカロリーといえば、ごはん2.5杯分、6枚切りの食パン2枚分、ホワイトチョコレート1枚分に相当します。
また、マクドナルドのポテトも100gで320キロカロリーなので、相当なカロリーですね。
300キロカロリーを消費するのに必要な運動は、体重60kgの女性の場合はウォーキングであれば約75分、ジョギングであれば約30分です。
これだけのカロリーを運動で消費しようと思ったら大変ですね。
これが、日々の入浴で消費できるのであればこんな素晴らしいことはありません。
300kcalを消費するための運動内容と時間(体重60kgの人)
運動 | 時間 |
---|---|
軽い散歩 | 90分前後 |
軽い体操 | 90分前後 |
ウオーキング(速歩) | 75分前後 |
自転車(平地) | 60分前後 |
ゴルフ | 60分前後 |
ジョギング(強い) | 30分前後 |
自転車(坂道) | 30分前後 |
テニス | 30分前後 |
バスケット | 15分前後 |
水泳(クロール) | 15分前後 |
縄跳び | 20~30分 |
体操 | 60分 |
卓球 | 45分 |
キャッチボール | 50分 |
野球 | 1.5ゲーム |
登山 | 60分 |
高温反復浴の嬉しい効果
では続いて高温反復浴の効果とは何なんでしょう。
高温反復浴の代表的な効果を4つご紹介します。
- ダイエット効果
- 血行促進効果
- ヒートショックプロテイン効果
- 疲労回復効果
効果①:ダイエット効果
何といっても一番の効果はダイエット効果です。
一説には半身浴の3倍ダイエット効果があるという説もあります。
3倍が正しいかはさておき、短時間でダイエット効果が得られるという点では忙しい女性にとっては非常にうれしいダイエット方法といえます。
効果②:血行・リンパの流れの促進効果
身体の芯から温まることで、血行が促進され、冷え性が改善され代謝がよくなります。
代謝がよくなれば、基礎代謝があがり脂肪が燃焼されやすくなります。
また、血流がよくなることで生理痛が緩和されたりむくみが改善したりもします。
また血流が改善されるとリンパの流れも促進されるので、デトックス効果も得られ便秘の解消や肌トラブルの改善につながります。
効果③:ヒートショックプロテイン効果
ヒートショックプロテイン(HSP)効果というのをご存じでしょうか。
HSPとは、熱をはじめとしたさまざまなストレスから細胞を守ろうとするために産まれる細胞のことです。
このHSPという細胞が増えると、傷ついた細胞が修復されるだけではなく、免疫力や代謝も上がります。
HSP効果とは、このHSP細胞の特徴を利用して、肌細胞の代謝や免疫力をあげシミやしわの予防だけでなく肌のキメも整えてしまうといううれしい効果です。
効果④:疲労回復効果
まずお風呂に入ることでリラックス効果が得られます。
それだけでなく、水圧が身体にかかることでマッサージされていると同じ状態になり疲労回復効果が得られます。
高温反復浴のやり方
では、次に正しい高温反復浴のやり方をご紹介します。
簡単なので、ぜひ覚えて挑戦してみてください。
短時間でびっくりするほど汗が出てくるはずです。
やり方①:40℃~42℃のお湯に肩まで浸かる(5分間)
まず、湯舟に40~42℃の少し熱めのお湯をはります。
冬場は特に急に熱い湯舟につかると身体がびっくりしてしまうので、湯船につかる前にかけ湯をして身体を慣らしてから湯舟に浸かりましょう。
やり方②:湯船からでて休憩する(5分間)
この湯船からでて休憩している5分間に体や髪の毛を洗うと時間が有効に使えます。
また、胸元や首筋にある褐色脂肪細胞に冷水をかけるとより効率的に脂肪を燃焼させることができます。
やり方③:湯舟に浸かる(3分間)
5分の休憩が終わったら、再度肩まで3分間程度湯舟につかりましょう。
この辺で汗が出てくる方も多いかとおもいます。
マッサージをするとより効果的です。
やり方④:湯舟からでて休憩する(3分間)
3分間湯舟につかったら再度休憩です。
体の残りの部分を洗うと時間が有効に使えます。
やり方⑤:湯舟に浸かる(3分間)
最後に3分間湯舟に肩まで浸かってください。
これで、高温反復浴は終了です。
終了後は必ず水分補給を忘れないようにしましょう。
高温反復浴の効果をさらに高める方法
高温反復浴の効果をさらに高める方法をご紹介します。
方法①:お風呂でマッサージをする
お風呂でマッサージをすることで、さらに血行やリンパの流れがよくなりよりダイエット効果が期待できます。
高温反復浴に慣れてきた方は、その効果を高めるためにも湯舟に浸かっているタイミングでマッサージを取り入れてみてもよいかもしれません。
やり方は以下の通りです。
・足首から膝裏まで両手で交互に5回程度さする
・膝裏のくぼんだ所を指で押して刺激する
・親指を太ももの表側に、人差し指・中指・薬指を太ももの裏側において太ももの付け根まで5回程度さする
方法②:首筋や胸元に冷水をかける
首筋や胸元には褐色脂肪細胞が集まっています。
この褐色脂肪細胞は脂肪を燃焼させてくれる働きがあるので、ダイエット効果を高めたいのであればこの褐色細胞を刺激してあげるとよいでしょう。
首筋や胸元に冷水をかけることで褐色脂肪細胞が刺激され高温反復浴の効果をさらに高めることができるのです。
また、代謝があがるので身体温まった状態が続くのでおすすめですが、あくまで無理のない範囲で行いましょう。
方法③:食前に行うとより効果的
高温反復浴を取り入れるのであれば、断然食前です。
しかも、夕食前が効果的です。
と、いうのはお風呂に入ることで身体表面の血液の流れがよくなり、胃や腸の働きが抑制され食欲が抑えられるのでよりダイエット効果が高くなります。
ただし、あまり空腹だと気持ち悪くなることがあるので注意が必要です。
高温反復浴を行うときの注意点
高温反復浴は身体に負担が大きいというのは前にもご紹介しましたが、正しいやり方でいくつかの注意点を守ればその高い効果を実感できるはずです。
以下に高温反復浴を安全に行うための注意点を7つご紹介します。
- 食直後は避ける
- 湯船浸かるとき、出るときはゆっくり行う
- 妊娠中、血圧が高い、貧血気味の方は避ける
- こまめな水分補給をする
- 高温反復浴は1日最大3回ま
- 無理はしない
注意点①:食直後は避ける
高温反復浴は食直後はNGです。
食後に高温反復浴をする場合は少なくとも1時間は間をあけてください。
食後は胃が食べ物を消化するのに多くの血液を使います。
そんな最中、高温反復浴をすれば血液が胃に回らなくなり、気分が悪くなるだけではなく消化不良にもなってしまいます。
注意点②:湯船浸かるとき、出るときはゆっくり行う
高温反復浴では、熱めのお湯を使います。
したがって、急に湯船につかったり出たりするとその温度差に身体がびっくりしてしまうことがあります。
特に寒い冬場は注意が必要です。
湯舟に浸かる時、出るとき時ゆっくり行うだけでなく、かけ湯をするなど身体がなるべくびっくりしないようにゆっくり慣らしていきましょう。
注意点③:妊娠中、血圧が高い、貧血気味の方は避ける
高温反復浴では血行を良くします。
しかし、血圧が高い方や貧血気味の方、また血液中の水分量が多い妊婦の方は血管に必要以上に負担がかかってしまう可能性があるので避けてください。
注意点④:こまめな水分補給をする
高温反復浴をするとかなり汗をかきます。
水の中なので分かりにくいかもしれませんが、1回の入浴でジョギング30分相当の運動効果があることを思い出していただければ、その汗の量も想像できるでしょう。
ですので、入浴前、入浴後はもちろん入浴中もしっかり水分補給をするようにしてください。
注意点⑤:高温反復浴は1日3回まで
いくらダイエット効果があるからといって1日に何回もこの入浴法を行ってはいけません。
再三ご紹介しているとおり、高温反復浴は身体への負担が大きいので、やりすぎは禁物です。
1日最大3回まで、ダイエットと意気込んでまだ慣れていないのにやりすぎたり、体調が悪いのに無理して高温反復浴をしたりするのは絶対NGです。
注意点⑥:無理はしない
どんなダイエット法にもあてはまりますが、決して無理はしないようにしましょう。
無理して身体を壊してしまっては何のためのダイエットなのか元も子もありません。
しっかり自分の体調と相談しましょう。
高温反復浴で美肌も美ボディも手に入れよう
普段はいっているお風呂も、少し入り方を変えるだけでダイエットだけでなく冷え性の改善や美肌まで手に入るということご理解いただけましたか。
しかも、短時間でその効果が得られるというのは、忙しい現代社会の女性にはこの上ない朗報なのではないでしょうか。
ただし、高温反復浴は身体に負担がかかるということも決して忘れてはいけません。
正しいやり方で注意点を守って、美肌・美ボディを手に入れましょう。
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