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「孤独感」とは?

孤独感でいっぱいの女性

孤独感とは、「自分がひとりぼっちで寂しい気持ち」「誰にも理解されず頼る相手がいない寂しさ」のことです。
一緒に出かける相手がいない、友達がいないという表面的な寂しさとは限りません。

共感してくれる人がいない寂しさから、誰かと一緒にいても心のスキマが埋まらない不安や焦りを感じることもあります。
心が満たされない思いまで含めた、孤独感をさしているのです。

頼れる人が誰もいないというよりも、心のエネルギーが低下して、ネガティブな思考に傾いてしまっているケースもあります。

孤独感が強い人の特徴

孤独感を紛らわす人

では、孤独感の強い人の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか?
以下の孤独感が強い人の特徴を12個紹介します。

  1. 価値観が独特で共感されにくい
  2. 社交性がなく人と関わることが苦手
  3. 誰かと一緒にいたがる寂しがり屋
  4. 意地っ張りで強がりなところがある
  5. 人に合わせるフリに疲れている
  6. 寂しいと感じていることを人に見せない
  7. 何をしていても満たされない
  8. 自分は理解されにくいと思い込んでいる
  9. 自分の存在価値に疑いを持つ
  10. 心を偽っている自分が嫌い
  11. 物事を冷めた目で見ている
  12. 本当は誰かに必要とされたいと思っている

特徴①:価値観が独特で共感されにくい

人にはそれぞれ特徴があり、個性のもとになっています。
ただ、クセが強い場合、他人に受け入れられないことがあります。

「リアクションがない」「人と目を合わせない」態度は、関わりにくいと感じさせてしまいますし、興味を持たれにくくなるものです。
期待したリアクションが返ってくる人とは話が盛り上がりますし、考えや価値観が近い人と感じ、一緒にいてストレスになることがありません。

クセが強い印象を与える人は、共感が得にくく他人に受け入れられるのに苦労することが多くなります。
孤独を感じやすい環境が作られるのは、クセの強さが影響して共感されにくくなっているのです。

特徴②:社交性がなく人と関わることが苦手

孤独感を持っている人は、自分から人を遠ざけるような行動をとっていることがあります。
「目があってもそらせてしまう」「連絡をすぐに返さない」「自分の意見を言わない」「人が集まっている場に参加しない」など思い当たりませんか?

孤独感を持っている人は、表情が乏しく気難しそうなルックスをしていたり、気さくな態度を取るのが苦手で、無意識に他人を遠ざけています。
人と関わることが苦手だと思い込んで、自分から心を閉ざしていては、心を打ち明けられるような友人を作るのが難しいのです。

特徴③:誰かと一緒にいたがる寂しがり屋

寂しがり屋の人は孤独感を持ちやすく、だれかと一緒にいることで、気持ちのバランスを保とうとします。

「相手が優しくしてくれるとすぐ好きになってしまう」「セックスで寂しさを紛らわせる」「付き合ったら一緒にいてくれることを期待してしまう」など長続きしない恋愛パーンにハマりやすいです。

寂しさと愛情がごちゃ混ぜになって、恋を繰り返すたびに孤独な気持ちが大きくなるのになかなか変えられません。
孤独感の根っこは、自分自身と向き合わなけれな見つけられないでしょう。

特徴④:意地っ張りで強がりなところがある

人は、誰からも好かれる優しくて、明るい雰囲気を持った人の周りに集まるものです。
しかし、相手を楽しい気持ちにさせる人に憧れながら、「自分はそういうキャラじゃない」と素直になれない人もいます。

頑固な高齢者の孤独を想像すると、イメージが湧きやすいのではないでしょうか。
こだわりが強く、プライドが高いと、自分を変えるのは難しいものです。

相手を受け入れる心の柔軟性が低いと、自分が受け入れられるチャンスを逃すことになります。
「弱みを見せない頑張り屋」「一人でもやっていけそう」「言うことをきいてくれなさそう」「めんどくさそうな人」という印象を持たれているのです。

特徴⑤:人に合わせるフリに疲れている

一見孤独感とは無縁に見えるけれど、人に合わせているだけという場合にも、孤独感が強くなります。
一人ぼっちになってしまうことはないのですが、本当の自分を受け入れてくれる人がいないと感じているのです。

「いつもスケジュールを空けている都合の良い女になっている」「自分を抑えなければ他人に必要とされない」「必死になるほど孤独感が増す」のは心が疲れているサイン。
自分を大事にして、自信を取り戻しましょう。

特徴⑥:寂しいと感じていることを人に見せない

相手に気を使って弱みを見せないけれど、寂しさや孤独感を持っているという人がいます。
自分の心が本当に求めている幸せは、現状と違うという思いをいつも持っているのです。

誰からもうらやまれるステータスを手に入れているのに、心が満たされないのです。
理解しあえる相手がほしくても、人の心は期待通りに動いてくれません。

本当に欲しい愛情を受けることができずにいると、孤独感を持ちやすいのです。

特徴⑦:何をしていても満たされない

孤独は、一人ぼっちでいることが原因になっているわけではありません。
大勢の人と一緒にいるときでも、気持ちが満たされずに孤独を感じることがあるからです。

孤独感を持っている人は、漠然とした不安や寂しさを持っている場合があります。
楽しげな空間に実を置いていても、寂しい気持ちになります。
「自分は他の人と違うのだ」という気持ちに陥ってしまうのです。

孤独感を紛らわせようと、飲みに出かけたり、フェスに参加しても、虚しい気分になってしまいます。
不安や寂しさを感じる自分の内面と向き合う時間が必要なのかもしれません。

特徴⑧:自分は理解されにくいと思い込んでいる

人はそれぞれ個性を持っていて、価値観にもばらつきがあります。
中には、自分から相手に歩み寄ることなく「自分は特別な存在で、人から理解されないのだ」と思い込んでいる場合があります。

「過去に強く拒絶されたことがあって自信がない」「自分のことが好きになれないので他人にも相手にされない」「傷つくかもしれないリスクを負ってまで関係を作りたくない」という心理が働いています。

相手に警戒心をむき出しにせず、おおらかに振る舞うことができれば距離を縮められるでしょう。

特徴⑨:自分の存在価値に疑いを持つ

「誰からも評価されない」「ぽつんとしてしまう」「自分に自信がない」と感じると、自分の存在価値に疑いを持つようになります。
望んだリアクションが得られないと、ますます自信をなくし、相手から興味を持たれる価値のない人間なのだとネガティブな思考に支配されるのです。

自分中心の考えから抜け出せず、相手に期待してしまうので落胆が大きいケースもあります。
自意識過剰で、相手の行動の理由に自分が影響していると考えてしまうので、思い通りのリアクションがないと孤独感を持ってしまうのです。

特徴⑩:心を偽っている自分が嫌い

人は、大人になるにつれて、相手の気持ちを思いやって振る舞えるようになります。
ただ、相手との距離感に悩む人もいます。

物事の本質を見抜く力が高い人や神経質な人は、ダメ出しが得意ですが、煙たがられる傾向が高いです。
相手を傷つけない伝え方を身につけると、アドバイスを求められる存在になりますが、ズケズケ言うだけ言ってフォローしない場合には遠ざけられます。

感じたことを封印しなければならないストレス、ありのままを受け入れられていないことから、孤独感がつのってしまいます。

特徴⑪:物事を冷めた目で見ている

クールな振る舞いが原因で孤独を感じることがあります。
期待して裏切られるよりは、はじめから期待しないほうが傷つかなくて済むという考えから、他人と距離をおいているからです。

浅く広く交友関係を持っていたり、SNSで活発に発信していても、コミュニケーションスキルが高く誰とでもすぐに話ができるようになっても、深くて濃い特別な関係の相手はほとんどいません。

寂しいくせに濃い関係の面倒くささを理由に、付き合うことを避けているのです。
孤独感を引き寄せているのは自分自身なのかもしれません。

特徴⑫:本当は誰かに必要とされたいと思っている

本当は誰かに必要とされたいと思っているのに、満たされないので孤独を感じることがあります。
誰かにとって特別な必要でありたいと思う気持ちが強いと、相手に期待してしまいまい、かなわないと孤独感が強くなります。

「自分が注目されるチャンスがなく、頼りにもされない」「相手の役にたちたいのに受け入れてもらえない」「自分の居場所が見つからない」という不安と寂しさを感じているのです。

期待した反応がないと、自分の存在が軽く扱われているように感じ、寂しさが増します。

孤独感が強くなりやすい時期

孤独感に悩む女性

孤独感が強くなる要因として、時期が深く関わっています。
以下の孤独感が強くなる3つの時期をご紹介します。

  1. 20代~社会との関わり・恋愛
  2. 50代~人生のターニングポイント
  3. 80代~エンディングを控えて

時期①:20代~社会との関わり・恋愛

20代は、社会に出て間もない時期で、就職、一人暮らしを始めるなど環境が変化しやす時期です。
学生だったときと、価値観や人間関係の距離のとり方が変わり、孤独感を持ちやすくなります。

また、恋愛についても、仕事をしながら関係を作っていくので、すれ違いが起こりやすく気持ちの浮き沈みが大きくなるときが出てきます。
社会に馴染み、大人としての振る舞いを身につけていく間に、今までの自分を否定されたり悩みを感じることがあり、孤独感を覚えるのです。

時期②:50代~人生のターニングポイント

ある程度の人生経験を積み、今までを振り返ることが出てくるのが50代です。
社会的なステイタスを得る人がいたり、結婚後、子育てが一段落してくるなどの時期にあたります。

現時点で満足していたとしても、一区切りしたという感じがあり、それまでの人間関係や自分への評価が気になるものです。
また、50代は、体の変化も起こり始める時期で、更年期のトラブルも経験しがちです。

心の浮き沈みが大きくなって、孤独感に悩む人が多くなります。

時期③:80代~エンディングを控えて

日本人の平均寿命は、女性87・26歳、男性が81・09歳です。
80代になると親しかった人を失うことも増えてきます。

また、仕事をリタイアしてからもある程度時間が経っていますし、孫も独立し始めて頼られる場面がなくなって来るのです。
必要とされない孤独感や、将来への不安、死への恐怖を感じることが出てきます。

あなたの孤独感を診断

孤独感が強いかどうかチェック

今のあなたは孤独感の強いタイプなのでしょうか?
孤独感を強く感じているのか状況を判断できる診断ポイントを8つご紹介します。
6個以上当てはまるようなら孤独感が強まっているかもしれません。

診断①: 気分が落ち込むことが多い

気持ちが落ち込むのは、孤独感が大きいからかもしれません。
誰かとおしゃべりしたり、遊びにいく生活では、落ち込むことがあってもストレスが発散できるものです。

ただ、心の状態が不安や寂しさで支配されてしまうときには、人と一緒にいても孤独感を持つようになってしまいます。
気持ちが落ち込むことが多いのは、孤独感が強いことが影響しているのではないでしょうか。

診断②:自分は〇〇人だからと考えることが多い

「私って誤解されやすい人だから」「私ってつい頑張り過ぎちゃう人だから」など、自己分析している人は、孤独感を持っています。
どこかで、他人に理解されない自分を意識して、仕方のないことだと自分に言い聞かせる思考は、閉じた思考の中で自分を納得させようとする思考です。

他人と関わるときには、期待したリアクションが返ってこないこともあります。
自分と違う部分に興味を持ったり、心を動かされたり、やり取りを楽しむ気持ちを相手に返そうと思える人は孤独感が薄い人です。
一方、自分は「〇〇な人」とレッテル貼りをして、他人の意見に耳を貸さない人は、孤独感が強くなっている傾向があります。

診断③:自分は自分だと少しつっぱってしまう

本当は寂しさを感じているのに、自分の本当の気持ちから目をそらせているのは、孤独感があるからかもしれません。
誰かに気持ちをわかって欲しい、共感して欲しい自分の本当の気持ちを素直に受け入れられず、強がってしまうのです。

そんな心の動きが、さらに孤独感を強めてしまいます。
努力しても共感されないだろう、受け入れられないだろうという気持ちが、他人と距離を作っていることもあるのです。

診断④:誰かが眩しいと感じることがある

魅力を感じる相手を、素直に認めることができないことはありませんか?
セルフイメージが高すぎて自分を否定的にみてしまうタイプの人は、羨ましく思える相手のことを素直に受け入れることができません。

こうした人は、「自分は望むような結果を出すことができないし、評価を受けることもない」とネガティブな気持ちを持っていることが多いものです。
孤独感を大きくしている可能性があります。

診断⑤:いつも一緒にいてくれる人がいないと寂しい

寂しがり屋の人は、いつも一緒にいてくれる人がいないと不安になります。
「自分の振る舞いはこれで良かったのだろうか」「共感してくれる人はいるだろうか」と考えてしまうのです。

一人でじっくり自分に向き合うことが苦手で、力を貸してくれる人がいないと、途端に孤独感を覚えてしまいます。
自分のなかに心の拠り所を見つけて、他人への依存から卒業することが、孤独感から自由になれるタイプです。

診断⑥:人と意見が合わないことが多い

価値観が独特で、意見の合う人、自分を受け入れてくれる人になかなか出会うことができない場合にも、孤独感を覚えやすいものです。
共感されないと、自分の居場所がない気分になります。

表面的には相手の意見を尊重しても、心にもやもやしたものが残ったままです。
コミュニケーションが不器用だと、お互いの存在を尊重しながら考えを伝えあうのが難しく、孤独感を持ちやすくなります。

診断⑦:スケジュールが埋まっていないと不安になる

一人ぼっちでいる自分が嫌だという心理が働いて、スケジュールが埋まっていないと不安になることがあります。
心の底には、いつも忙しくて充実している自分でいることで、孤独感に意識が向かないようにしているところがあるのです。

「遊びにでかけても心の底から楽しめない」「相手に必要とされる存在なのか」と不安になることがあるタイプです。

診断⑧:誰かに必要とされている自信がない

自分に自信がなく、誰かに必要とされることで不安を紛らわせている孤独感の強い人がいます。
自分の存在意義を、相手からのリアクションで確かめているので、自分自身の中に、判断の拠り所がなく不安を持っているのです。

自分の心を満足させられる、やりきった体験があれば心の軸ができるタイプです。
孤独感を受け入れて、自分が本当に大事にしたいことにを大切にしてみると良いでしょう。

孤独感が消えない原因

孤独感が消えず悩む女性

では、孤独感を抱えたままなかなか消えないのはなぜなのでしょうか?
孤独感が消えない5つの原因をご紹介します。

  1. 完璧な存在でいたいと思っている
  2. 誰かに認められることが評価基準になっている
  3. 他人に共感されなければならないと思っている
  4. 自己完結型で視野が狭い
  5. 価値観を変えられない

原因①:完璧な存在でいたいと思っている

目標とするセルフイメージがとても高く、完璧な存在でいたいと思っていると、自分の現状を受け入れられず孤独を感じることがあります。
他人から見て十分によくやっていると評価されても、自分の中の基準には不足していると感じて受け入れられないのです。

こうした気持ちを持っている人は、「完璧な自分」へのこだわりを手放すことができるまで、孤独感を持ち続ける傾向があります。

原因②:誰かに認められることが評価基準になっている

他人からの評価を重んじるタイプの人は、自分の判断に自信が持てずにいることが多いものです。
誰かに「あなたはすごい」「あなたが必要」と言われることで、安心できる心理が働いています。

周囲の肯定的なリアクションが得られないと不安になり、孤独を感じてしまうのです。
「一生懸命になるのはなんのためだったのか」と、立ち止まった途端に虚しさを感じて、孤独な気持ちになってしまいます。

原因③:他人に共感されなければならないと思っている

人はそれぞれ個性を持っていますから、意見が食い違うことがあって当然です。
ただ、孤独感を強くしやすい人は、周囲に共感され受け入れられなければならないというこだわりを持っています。

意見が違っても、相手の人格まで否定するほどの意味を持つわけではありません。
ところが、もともと「共感されるはずだ」と思い込んでいるので、「拒否された」と感じる傾向が強いのです。

原因④:自己完結型で視野が狭い

物事には、いろいろな見方があります。
相手の立場や経験などによって、価値観は違ってきますし、受け取り方も違うものです。

しかし、孤独感を持つときには、思考の広がりがネガティブな方向に向きがちで、ポジティブな視点から遠ざかりがちです。
自己完結型の狭い思考の中で、無理に自分を納得させようとしているとき、「どうせ〇〇だから」のように、孤独感が大きくなります。

原因⑤:価値観を変えられない

状況に合わせていろいろな選択肢を考えられると、考えが柔軟になります。
ところが、こだわりが強く思い込みにとらわれていると、人間関係そのものが硬直してきます。

周囲から共感が得られなくなり、良き理解者を得ることも難しくなってしまうでしょう。
頑固なことが他人との距離を広げ、孤独感を強めることがあります。

孤独感は自分次第で解消できる!

孤独感を解消した人たち

孤独感が強くなるのには「人との関わりに距離をおいてしまう」「自分の心の満足を重視してこなかった」「期待したリアクションが得られない」「頑固・柔軟性がない」といったことが原因です。

ただし、自分の気持の持ち方、考え方次第でこうした原因は解消できます。
相手の行動は、自分の行動への反応なのですから、自分の行動を変えると相手の行動が変わる可能性があるのです。

また、自分の心の中のこだわりを緩めることができれば、孤独感を感じにくくなるでしょう。

孤独感を解消する方法

孤独感解消にスポーツする女性たち

では、能動的に孤独感を解消するにはどうしたらよいのでしょうか?
以下の孤独感を解消する10の方法をご紹介します。

  1. 心をオープンにしてみる
  2. 相手に共感のサインを送る
  3. 誰かに依存するのをやめる
  4. 素直に感動することを大事にする
  5. 誰かと自分を比べるのをやめる
  6. 客観的な視点を持つ
  7. 孤独感を強めるこだわりは手放す
  8. 孤独感と向き合ってみる
  9. 良く眠り太陽を浴びる
  10. 積極的に体を動かす

方法①:心をオープンにしてみる

気持ちが閉じていると、思考が狭くなりがちですし、他人からみて関わりにくい印象を与えてしまいます。
ありのままの自分と向き合って、心をオープンにしてみましょう。

声が小さい、表情がくらいなど、コミュニケーションの邪魔になっている要素を改善していくのです。
表情や行動に気さくさが感じられれば、相手との心の距離を早く縮めることができます。

方法②:相手に共感のサインを送る

心の距離を縮めたいと思う相手には、共感のサインを送りましょう。
「目を合わせる回数を増やす」「発言にうなづく」「柔らかい表情で対応する」などは、相手にとって共感のサインになります。

サインを発信している人は、相手からも受け入れられやすくなり、コミュニケーションがスムーズにスタートできます。
受け入れてくれる相手がいるという自信が、孤独感を低下させてくれるでしょう。

方法③:誰かに依存するのをやめる

「誰かに依存していると気づいているのにやめられない」という精神状態から、孤独を感じるケースがあります。
依存している相手がいると、判断基準がブレて、心の満足度を上げることが難しくなり、心が混乱します。

恋人に尽くすことで充実感を得ている依存タイプの恋愛をしている人は、相手が期待したリアクションをしてくれないとがっくり落ち込みます
孤独感の原因を自分で作っているようなものなのです。

方法④:素直に感動することを大事にする

心の柔軟性が失われてくると、孤独感が強くなります。
「他人からの評価を気にして自由に振る舞えない」「美しいものやスポーツを見て心が動かない」ということはありませんか?

まずは、「泣ける映画を見て思う存分なく」「非日常を旅行で味わう」など、自然に心が揺さぶられる感覚を思い出してみましょう。
感情の感度があがり、小さなことに気付いて幸福を感じられるようになり、孤独感が薄くなります。

方法⑤:誰かと自分を比べるのをやめる

不満や寂しさ、不安などのネガティブな感情は、他人と自分を比較することで気になるケースが多いものです。
孤独感に襲われるとき、「自分はAさんよりも人望がない」「Bさんはいつも誰かと一緒なのに、自分はぼっちだ」などと考えてはいませんか?

自分の立ち位置を決めるのは、「AさんやBさんがあなたをどう思っているか」ではありません。
自分の生き方を決められるのは自分だけです。

方法⑥:客観的な視点を持つ

視野を広く持つと、相手の立場を思いやる余裕が生まれます。
いつも、「自分と相手」という狭い関係にだけ注目していたのでは、自分が我慢したことや、相手にしてあげたことばかりが思い出されます。

けれども、客観的な視点でみることができれば、お互いの関係をそれぞれの立場から理解することができます。
視野が広がることで、物事の見方が変わり、距離を置かれていると感じていたことが誤解だったと気づくことも多いのです。

孤独感の原因が、相手の振る舞いではなく、自分の心の問題だったと思うケースもあるでしょう。

方法⑦:孤独感を強めるこだわりは手放す

「何でも話せる友達が欲しい」「いつも誰かと一緒にいたい」「受け入れてくれる相手がいないのはダメ人間」など、すべてが真実とは限りません。
こうした思い込みが、孤独感を強めるだけで、ネガティブな気持ちにさせているだけなら、手放してみてはどうでしょうか。

他人の気持ちはコントロールすることができませんし、恋愛も友情も片思いになることはよくあることです。
一度、価値観をリセットすると新鮮な気持ちになれて、孤独感が気にならなくなります。

方法⑧:孤独感と向き合ってみる

孤独感が消えないことを悩んでいるとき、孤独感を否定せず向き合ってみることも大切です。
孤独感を忘れるため、気持ちがアガることを次々にこなしてみたけれど虚しさが消えないということがあります。

そんなときには、自分の孤独感となるものの根っこがなにか見つけて、受け入れることが必要です。
「コミュニケーション下手を改善しなかった」「セルフイメージが高すぎた」「依存体質を改善してこなかった」「気分が落ち込んでいるだけだった」

しっかり向き合うと、向かうべき方向が見えてスッと心が軽くなるでしょう。

方法⑨:良く眠り太陽を浴びる

孤独感が強くなっているときは、睡眠不足や昼夜逆転で気持ちが落ち込みやすくなっている場合があります。
よく眠り太陽を浴びると気分がスッキリするのは、脳内物質が心の安定に向かうように整うからです。

ムリなダイエットで、必要な栄養が不足しているときにも、気持ちが落ち込みやすくなります。
生活のリズムを整えてみましょう。

方法⑩:積極的に体を動かす

家事をしたりスポーツをして体を動かすと、自律神経が安定しやすくなると言われています。
気分が落ち込んで孤独感を持ってしまうときに、片付けやウォーキングをするだけで気分転換になるのです。

ヨガやピラティスなら、精神状態を落ち着かせる効果があります。

孤独感は心のあり方で解消できる

孤独感を解消して幸せをつかんだ人

孤独感は決して悪いものではありません。
人と一緒にいて心が躍動的になるときと、人との違いに気づき自分を受け入れることを交互に繰り返して、人は成長していくのです。

植物が成長して花や実をつけ枯れていき、再び芽吹くことを繰り返すように、いずれ新しい光が射して来るでしょう。
孤独感から自由になるには、自分自身の気持ち次第なのです。

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ライター
noel編集部

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