頭の形が悪い原因は?頭の形を矯正・隠す方法&頭を丸く見せる髪型
人によって子が違うように、頭の形は人それぞれです。 頭の形がキレイに丸みを帯びた形の人もいれば、頭の形がいびつで髪型が決まらないなどの悩みを持っている人もいます。 頭の形が悪くても、今からでも対策できる方法があるとしたら試してみたいですよね。 頭の形を矯正・隠す方法&頭を丸く見せる髪型をご紹介しましす。
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頭の形が悪いのが嫌!
「ストレートヘアにしたいけれど後頭部が真っ直ぐすぎてムリ」「ハチが張ってボリュームが出すぎてうざい」など、頭の形が悪い悩みを持っている人は多いものです。
頭蓋骨は、額、頭頂部、側頭部の骨が組み合わされていて、出産のときに継ぎ目があることを利用して変形して産道を通ることができる構造です。
ボールの様にキレイな丸みがある人ばかりでなく、いろいろな頭の形があっても不思議ではありません。
真上からみたときの頭の形は、日本人は欧米人と比べて奥行きが無く幅が広い人が多数派です。
絶壁や、ハチ張りになりやすい骨格をしています。
頭の形がはっきりする髪型は避けて、上手に隠している人がいるのです。
悪いとされる頭の形
では、頭の形が悪いと言われるのはどんな形のときなのでしょうか?
以下の頭の形が悪いとされる5つの頭の形をご紹介します。
- 絶壁
- ハチ張り
- 左右非対称
- 出っ張りがある
- 凸凹していびつ
①:絶壁
まるで崖っぷちのように、頭の後ろが平らになっている頭を「絶壁頭」と呼びます。
横からみると、頭のてっぺんから丸みがあるべきところにないので不自然です。
ストレートロングなどをしたくても、つむじからストンとした毛流れになりボリュームが出ないので不格好になってしまうのです。
絶壁が気になるのはベリーショートだけではありません。
頭の形が悪いから髪型が決まらない、絶壁をなんとかしたいと言う女子は少なくありません。
②:ハチ張り
頭の形を気にしない一般的な人の場合、頭のてっぺんから耳までのラインは、緩やかに丸みを帯びて半球状になっています。
耳の少し上あたりの頭囲が一番大きくなるイメージがありますが、ハチ張りの場合伏せたお椀やツボのように、はちまきを巻くあたりの頭囲が大きいのです。
手のひらで頭を覆うように押さえたときに、人差し指から小指に欠けての付け根のあたりに膨らみを感じます。
帽子のサイズが大きくなりがちです。
ハチは「お鉢」から来ていて、茶碗や入れ物を意味しています。
入れ物がはちきれんばかりに張っているというイメージからきているのでしょう。
③:左右非対称
人の体は左右対称といいながらも、人によってバランスが少しずつ違っています。
見た目ではっきり左右非対称とわからない場合でも、頭の形が悪いと毛量やクセの違いがでやすく、スタイリングに苦労するものです。
また、頭の形が悪く左右非対称だと感じる場合には、他の部位でも歪みが起こりやすく、体のバランスを崩しやすい人が多いようです。
④:出っ張りがある
後頭部のカーブが二段になっている、理想と違うところが膨らんでいるなど、「頭の形が悪いなあ」と感じる場合があります。
スタイリングが上手く収まらないですし、ショートでは頭の形の不自然さが出てしまうのが悩みです。
帽子やウィッグを付けるときにもかぶりにくく、形がキレイに整いません。
⑤:凸凹していびつ
コブのような膨らみがあったり、「頭蓋骨の継ぎ目かな?」と感じる段差があったり、凸凹していびつなのが気になっているという人もいるでしょう。
スタイリングで頭の形が悪いことが気になりはじめて、時々自分で確かめてみると、指先に凸凹した感じが伝わってきてブルーになってしまいますね。
髪型が決まらないのは、やっぱり頭の形の悪さなんだとあきらめモードになってしまうのです。
頭の形が良い人・悪い人の違い
では、頭の形が良い人と悪い人ではどんなところが違うのでしょうか?
以下の頭の形が良い人・悪い人の違いを4つご紹介します。
- おでこの形が違う
- 顔の幅が違う
- 頭の長さが違う
- 小顔・大顔のバランス感
違い①:おでこの形が違う
頭の形が良い人はオデコが丸みを帯びています。
一方、頭の形が悪い人はおでこが平板で額が広いか、おでこが平板で頭が長いタイプが多いです。
顔のバランス、印象といった点でも、頭の形が悪いことが影響してしまうことがわかります。
違い②:顔の幅が違う
頭の形が偏平タイプか、奥行きのあるタイプかで顔の幅が違ってきます。
欧米人は頭を真上から見たときにアーモンド型に見えますが、モンゴロイド系では奥行きよりも耳を結んだ半径のほうが大きくなるかたちが多いです。
キレイな半円形よりも、横幅があるように見え、頭の形が悪いと気にする人では特に横幅が大きく感じます。
違い③:頭の長さが違う
同じ面長でも、頭の形が悪いと感じている場合、頭の長さそのものが長いことを気にしている人が多いです。
頭頂部が尖っているように感じたり、頭が大きく見えたりする悩みが出てきます。
頭の形が良い人は、全体にバランスが取れていて、印象がスッキリしているのです。
違い④:小顔・大顔のバランス感
頭の形が悪いとヘアスタイリングにも苦戦しがちです。
ボリュームをコントロールしにくく、頭が大きく見えたり、顔そのものが大きく見えたりします。
一方、頭の形が良い人は、ヘアスタイルも自然にまとまりやすく、頭が小さく、小顔に見えることが多いです。
頭の形が悪いと、大顔の悩みが起こりやすいと言えるでしょう。
頭の形が悪い原因
では、頭の形が悪くなってしまうのはなぜなのでしょうか?
以下の頭の形が悪い原因4つをご紹介します。
- 生まれるとき難産だった
- 乳児期に決まった向きで寝ていた
- 同じ姿勢でいる時間が長い
- 強くぶつけたことがある
原因①:生まれるとき難産だった
赤ちゃんの頭蓋骨は柔らかく、いくつかのパーツに分かれた状態になったまま、つなぎ目が閉じていません。
これは、産道を頭を先頭にして通りやすように、頭蓋骨をすぼめるようにサイズダウンできるからです。
頭蓋骨の形を変形させ、誕生と同時に大きな泣き声をあげることで圧力がかかり、本来の形に戻ります。
難産で大きく変形していたり、鳴き声による圧力が低いと、出産の時の変形が残りやすく、頭の形が悪くなってしまうのです。
原因②:乳児期に決まった向きで寝ていた
乳幼児のときの頭蓋骨も、大人と比べると柔らかいものです。
仰向け寝で寝続けると、絶壁になりやすいと言われています。
特に、日本人は後頭部の丸みが少なく、遺伝的に絶壁性質を持っている人も多く、収まりが良いため、仰向けでばかり寝て、絶壁になってしまうケースがよくあります。
寝る向きが頭の形に影響しやすい乳幼児期には、寝返りをさせ一箇所に頭の重みがかかり続けないようにしておいたほうが、頭の形が悪くなるのを予防できるのです。
原因③:同じ姿勢でいる時間が長い
人の体は、頭の重さをバランスをとって姿勢を保っています。
同じ姿勢でいることが長いと、刺激が決まった場所に集中して、頭痛、腰痛、肩こりが起こりやすくなります。
骨格のバランスが崩れることで、かみ合わせなどにも影響が及び、頭の形が歪んでくるケースがあります。
原因④:強くぶつけたことがある
赤ちゃんの頭のつなぎ目は2歳位まで継ぎ目が閉じていません。
強くぶつけたりすると、形が変わり、そのままクセがついてしまい、修正されることがなければ、凹みとして残るかもしれないのです。
頭の形が悪い原因が、乳児のときにうけた衝撃だという場合があります。
よちよち歩きの乳児は、足取りが不安定でころんでしまうことも多いですから、大きな衝撃を受けないように、注意しておきたいですね。
頭の形が悪いことで生じるデメリット
では、頭の形が悪いことでどんなデメリットが生じるのでしょうか?
以下の頭の形が悪いことで生じる5つのデメリットをご紹介します。
- 顔が大きく見え印象がすっきりしない
- ヘアスタイルが決まらずイライラする
- 帽子やウィッグがキレイにかぶれない
- 好きなファッションが似合わない
- バランスが取りにくく骨格の歪みリスクがある
デメリット①:顔が大きく見え印象がすっきりしない
頭の形が悪いと顔のバランスにも影響します。
奥行きのある立体的な頭部だと、小顔にみえやすく整った顔立ちに見えやすいものです。
一方、頭の形が悪く額に丸みが少なく横幅のある顔立ちは、大きく見え、平板印象を与えます。
頭が大きい、顔が大きいと言うのは、頭の形が悪いと言い換えられるケースが多いのです。
デメリット②:ヘアスタイルが決まらずイライラする
頭の形が悪いと、髪の長さをそろえてカットしただけでは思ったシルエットになりにくいものです。
ハチ張りの場合には、ボリュームが出やすく困ります。
まとめ髪では、頭の形が悪いとシルエットが決まりません。
頭の形が悪いから、扱いやすいヘアスタイルを選んでいて、いつも同じ感じになってしまうという悩みがあります。
デメリット③:帽子やウィッグがキレイにかぶれない
平均的な頭の形なら、かぶったときにイメージどおりになりそうですね。
ところが、頭の形が悪い人は、帽子の形が上手く整わなかったり、見た目のバランスに違和感が出たりします。
試着してもなかなかしっくりこないので、帽子をかぶりたくてもお買い物の苦労から、購入を見送ることも多いものです。
また、ウィッグでもっさりヘアをイメチェンしたくても、「ハチ張りで形が合わない」「絶壁で上手く収まらない」などの悩みがあります。
デメリット④:好きなファッションが似合わない
頭の形が悪いと、頭の大きさやシルエットが、着てみたい洋服に似合わないのがストレスになります。
頭が大きく見えてしまう場合や、顔が大きいとガーリーな甘いファッションに上手くはまりません。
無難な地味目のものでごまかして、冒険はしないというファッションになりがちです。
「頭の形が良ければ、もっといろいろチャレンジできたのに」という気持ちを持っている人は少なくありません。
デメリット⑤:バランスが取りにくく骨格の歪みリスクがある
頭の形が悪いと、体に負担の少ない自然な姿勢を取りにくくなってしまいます。
左右非対称の形のもののバランスを取るのが難しいように、体に負担がかかってしまうのです。
知らず知らずのうちに、左右非対称の姿勢でバランスを取ろうとして、骨格に歪みが出てしまうリスクを持っています。
頭の形が悪い人ができる対処法
では、頭の形が悪いことを克服する対処法にはどんなものがあるのでしょうか?
以下の、頭の形が悪い人ができる4つの対処方法をご紹介します。
- 縫合線マッサージをする
- 体の歪みを調性する
- 頭の特徴に合わせたヘアカット
- 帽子で隠す
対処法①:縫合線マッサージをする
人の頭蓋骨は、28のパーツに別れており、骨と骨との間のつなぎ目に当たる「縫合線」をマッサージすると、体の緊張が取れて小顔、頭の形を整える事ができます。
縫合線の部分は、頭を触ると頭頂部あたりや耳の上から後頭部にかけて、線状にくぼみを感じる部分です。
頭の形が悪い、大きさが気になるという人は、縫合線を優しくさする、マッサージすることで緊張がほぐれて体調も良くなります。
動画4:00あたりでみられるように、ちょっとくぼんだ感触の部分「縫合線」を、指先をあてて左右に動かします。
対処法②:体の歪みを調性する
体の歪みを取る頭のマッサージで、頭のむくみを取り、小顔、肩こり解消を狙います。
「耳下腺リンパに指をあて、洗顔のときのようにこめかみに指を滑らせ、額のあたりで指先を円を描くようにする動き」
「後頭部を指先でホールドし頭頂部に向かって揉み上げる」
「うなじに親指をあて後頭部をホールドするように耳の上を通って頭頂部で指を組むように圧迫」といったマッサージをしてみましょう。
対処法③:頭の特徴に合わせたヘアカット
「絶壁や凸凹を隠すなら、後頭部にボリュームを付けやすいゆるふわのボブにする」「頭の形に合わせてボリュームやクセのコントロールを考えたデザインカットをオーダーする」といった対策があります。
美容師さんに相談しながら、頭の形にあったヘアカットを頼んでみましょう。
対処法④:帽子で隠す
頭の形が悪いのが隠せる帽子をかぶると目立ちません。
ハンチングやベレー帽のようにおでこの部分から緩やかなカーブをえがいて、実際の頭の形をかせるタイプのものを選ぶと良いです。
ニットのように素材が柔らかで頭のシルエットが出やすいものや、ハチ張りがおさまらない高さの出るハットは、避けたほうが無難です。
頭の形が悪い人におすすめの髪型
頭の形が悪いのを髪型でカバーするにはどんなスタイルが向いているのでしょうか?
以下の頭の形が悪い人におすすめの7つの髪型をご紹介します。
髪型①:ふわっとしたショートボブ
バックをふんわりしたシルエットに仕上げたスタイルなら、絶壁をカバーできます。
長いストレートだと、髪の重みでストンと下るので、頭の後ろが不自然に平たい感じになってしまいがちです。
ショートにして、髪のハリとカットのテクニックで丸いシルエットを作るデザインにすると、頭の形が悪いのが目立ちません。
髪型②:毛先を遊ばせたボブ
頭が凸凹している場合や、左右のバランスが気になるなら、毛先を遊ばせたボブがおすすめです。
不ぞろいな毛先がおしゃれに見えるデザインなら、左右対称にこだわる必要もありません。
ハチ張りの場合でも、毛先が遊んでいることでボリュームが出やすいトップとのバランスが取りやすくなります。
つむじや頭の形のくせを計算に入れてカット、パーマを施すことで、個性的で扱いやすいスタイルになるでしょう。
髪型③:くしゅくしゅアレンジ
くしゅくしゅとしたボブスタイルなら、頭の形が悪いのをカバーしやすくなります。
凸凹や絶壁でも、髪の毛がふわりとしているので、ワックスを少量揉み込んで空気を含ませるようにスタイリングしましょう。
ハチ張りで毛量が多い場合には分け目の工夫で、左右にボリュームが出ないようにすることと、パーマの位置を毛先にすることに注意します。
髪型④:分け目立ち上げのウルフレイヤー
ハチ張りの場合、ダイヤモンド型のシルエットを意識すると頭の形が悪いのをカバーできます。
分け目を中央から少しずらして立ち上げ気味にすること、レイヤーでボリュームが頬骨よりも低くなるバランスがグッドです。
このスタイルなら、トップが平板にならないようにふんわりさせられ、耳周りと裾の長さを変えることで、裾は収まりの良いシルエットを作れます。
髪型⑤:ふわふわ毛先と分け目がカバー
ミディアムのボブをアレンジして、頬から低い位置でゆるふわカールでシルエットを整えます。
ハチ張りも目立ちませんし、バックのボリュームの出し方によっては絶壁にも対応可能です。
髪型⑥:輪郭に沿わせてスッキリ
ハチ張りや左右非対称なら、あえて前髪を作らないスタイルで輪郭に沿ったシルエットをつくるのもおすすめです。
分け目をずらしてしっかり立ち上げると、縦のラインが強調されて、小顔効果もあります。
頭の形に合わせて分け目の位置や、立ち上がり具合のバランスに注意したカットをオーダーしてみましょう。
髪型⑦:髪の重さでボリュームコントロール
髪が短いと、凸凹や左右非対称、ハチ張りが響いてボリュームコントロールが難しい場合、ロングにして顎から下にカールというスタイルが良いでしょう。
ロングの重みが自然に髪を落ち着かせますし、前髪を作って顔全体の面積を調整することでバランスが取りやすくなります。
頭の形が悪くても似合う髪型がきっと見つかる
「頭の形が悪いから〇〇できない」という思考から、「シルエットをコントロールしておしゃれを楽しんでみよう」と考えると、ポジティブになれるのではないでしょうか。
悩みやリクエストを伝えられる美容師さんの存在も大きいかもしれません。
髪の質や頭の形など個性を活かしたヘアスタイルを研究して、納得ゆく髪型を見つけてみましょう。
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