バージスラインとは？バージスラインに合った正しいブラの選び方

バージスラインとは？

あなたは、自分に合ったブラジャーをきちんとチョイスしていますか？
間違ったブラ選びをしていると、本来の機能が発揮されないだけではなく、カラダに負担をかけてしまい体調不良の原因となることも。

ブラを外すと楽になるとすごく感じたり、無意識にアンダーを上げ下ろししてしまっていたり、そんなことはありませんか？
ブラ選びの時は、まずトップを測って、次にアンダーを測り、トップとアンダーの差がカップサイズになりますよね。

そこまでは、誰もが知っていても、「バージスライン」にまで気を配ってブラ選びをしている人は案外少ないのではないでしょうか？
バージスラインとは、お腹と乳房の境い目のことで、まあるいバストの輪郭の下の部分の線をいいます。
同じAカップのカップサイズでもバージスラインは違う場合もあるんですよ。

このバージスラインのタイプが広いか狭いか知り、それに合ったブラ選びをすることが美バストを作る重要なカギなのです。

バージスラインの特徴

バージスラインは「骨格」によって、広いか狭いかに大きく二つに分けることが出来ます。
自分の胸部の骨格で変わってくるんですね。

アンダーバストの線で自分を横にスパッと切った図を想像してみてください。
その形が円形(丸)に近ければ「筒型」、長丸に近ければ「楕円形型」となるんです。

そして、「楕円形型」の人はバージスラインが広い人、「筒型」の人は狭い人というように分類できるんですよ。

間違ったブラ選びをしていると、肩こりなどの体調不良につながる場合もあるので、ブラ選びの際にはぜひ意識してみましょう。

それぞれの特徴について詳細にまとめてみました。

バージスラインが広い人

このタイプは、長丸に近い「楕円形型」の骨格の人に多いでしょう。
真横から見た場合、カラダが薄く平なので、平胴タイプとも。

痩せた人に多く、ブラを付けると左右に引っ張られる力がかかり、ワイヤーが肋骨に当たって痛い場合もあります。
ワイヤーの直径が広めなブラを選ぶと、苦しくなく楽につけることが出来ますよ。

バージスラインが狭い人

こちらは、丸に近い「筒型」の骨格の人に多いと言われています。
真横から見て、胴体に厚みがあり、丸胴タイプとも言います。

ワイヤーの直径が狭めで高さのあるカップを選ぶのがおすすめです。
間違って直径が広いカップを選ぶと太って見える場合もあるので注意が必要ですよ。

バージスライン合ってる？ブラを見直すべきポイント

では、自分のブラがバージスラインに合っている正しいブラなのか知るにはどうしたらいいのでしょう？
以下の、8つのポイントをチェックしてみましょう！

ポイント①：動いた時にブラがずり上がる？

動いた時に上にずれてしまう原因は、ストラップを短くし過ぎの場合やサイズが大きい場合などの他、バージスラインが合っていないことも考えられます。
本当は狭いバージスラインなのに、広めのものを選んでしまっているのかもしれませんね。

ポイント②：脇のお肉がカップからはみ出ている？

きちんと納まるべきお肉が、バージスラインが合っていないために脇肉としてブラからはみ出してしまっています。
合ったブラ選びをしていれば、脇肉のぶんがきれいな谷間になっているかもしれないのに残念すぎるパターンですね。

こうしたブラを着け続けることで、バストの形崩れを引き起こしてしまうこともあります。

ポイント③：夕方痛くなる？

痛くなってしまうということは、そもそもアンダーバストが実寸よりも小さいブラを選んいるか、ワイヤーの形がバージスラインに合っていないため、食い込んで痛いことが原因です。

ブラは長年着けていれば、伸びてきます。
何年も使っいて今ちょうどいいからと、新しいブラを購入する時にその表記サイズを選ぶと、キツいこともあるので、きちんとサイズを測るのがいいでしょう。

ポイント④：カラダに食い込んで段が付いている？

これも、小さ目のブラを選んでいること、バージスラインが合っていないことで柔らかい乳房部分に食い込みが生じて段になってしまっていることが考えられます。

食い込んでしまっているところが赤くなって湿疹が出たり、薄着の季節などには段になっているのが服の上からもわかったりしてキレイとは言いがたいですね。

ポイント⑤：カップを押すと余っている？

実際には狭いバージスラインなのに、広いバージスラインのブラを着けるとカップの中に空間が出来て押すとパコパコと余ってしまいます。
これは、そもそもバージスラインが合っていないことで起こっているので、パッドを入れるなどしてもきれいなラインにはならないでしょう。

ポイント⑥：動いた時にバストが大きく揺れる？

本来、きちんと合ったブラを正しく装着していれば、軽く飛んだり動いたりした時に大きくゆれることはありません。
カップのサイズが合っていないか、バージスラインが合っていないために起きる現象です。

ポイント⑦：理想のサイズに縛られている？

「華奢だけどバストの大きい女性が男性の憧れ」と思っていて、本当は75Bなのに「私は70C」と自分に言い聞かせそのサイズを買ってしまって着用していませんか？
キツいアンダーで苦しい思いをしますし、合わないプカプカのカップのブラを着けていて、いいことは何もありません。

ポイント⑧：何年もサイズを測っていない？

体重も洋服のサイズもそう変わっていないから、ブラのサイズも同じはず！と思っていませんか？
実は年齢と共にバージスラインも変化するんですよ。

10代～20代前半はツンと上向きで張りのあったバストも加齢にともない垂れはじめ、形も崩れます。
その結果、バージスラインのキレイな円形も崩れ、広がりがちになるんですね。

バージスラインに合った正しいブラの選び方

では、バージスラインに合った正しいブラを選ぶにはどうしたらいいのでしょうか？
以下の正しい選び方3つをご紹介します。

選び方①：きちんと測ること

やはり、ブラを購入する際には、トップバストやアンダーバストを出来ればその都度正しく測ったほうが良いでしょう。
何年も測っていない方はなおさらですね。

バージスラインは、バージスメジャーという専門の計測器で測ることが出来ますが、家庭では測れませんよね。
バージスメジャーで測ってくれてそれに合ったブラ探しを手伝ってくれる専門店が近くにあれば問題はないのですが……

自分自身で、バージスラインを意識してブラを選びたいのなら、自分の持っているブラの中で、ワイヤー部分が自分のバストにフィットしていて付け心地がいいなと思うブラのワイヤー部分の直径を測ってメモしておいてください。
そしてブラをいざ購入する際に、例えば自分のサイズ75Bのブラの何枚かの候補の中からその数値に近いものを選ぶというのも一つの方法です。

選び方②：色やデザインを最優先しないこと

ブラ選びをするときに、まず色やデザインを最優先して選んでいませんか？
この柄がかわいいとか、この色が素敵！という気持ちもわかりますが、まずはサイズやバージスラインが合っているものを最優先して選び、その中から好きな色やデザインを選ぶようにしましょう。

せっかくのかわいいブラでもサイズが合っていなかったら、バストラインが崩れて付け心地も悪く、苦しいのでNGですよね。

選び方③：バストの柔らかさも考慮すること

バストが筋肉質で固めな人もあれば、驚くほど柔らかい人もいて、個人差がありますよね。
また、一般的には加齢によってバストは柔らかく変化していくと言われています。

ブラのカップの中に納まるバストのボリュームや形をキープするバスト自体の力が違ってくるんですね。
柔らかめのバストの人は、バスト全体を包んでくれるデザインのブラを選ぶときれいに収まってくれますよ。

バージスラインにフィットするおすすめのブラ4選

きれいなバストラインのためのおすすめのブラを厳選して4つご紹介します。

おすすめ①：(キヤ) Kiya リフトアップ補正ブラ

Kiyaのランジェリーは上質さと丁寧な商品作りで定評があります。
このリフトアップ補正ブラは、バージスラインが大き目の方にも合いやすい設計になっているんですよ。

カップには2本のダーツが入り丸みのあるシルエットを形作っています。
プッシュアップのカップ構造で谷間も作ってくれて、両サイドからぐっと寄せて引き上げるリストアップ機能があるんです。

おすすめ②：(ブラデリスニューヨーク) BRADELIS NewYork ジャスミンブラ ステップ1

ブラデリスニューヨークのこのワイヤー入りブラは、徐々にきれいなバストラインを作っていく3ステップ育乳ブラです。
ステップ1のこのブラは両脇に流れた脇肉を中央に集めてバストの土台を作るためにバージスラインが広くカップが浅めに作られています。

サイドパネルが広く設計されていて、脇肉や背中の肉を胸にホールドする機能が高いブラなんですよ。
このジャスミンブラはステップ1のブラなのですが、その後ステップ2～3のブラを着用することでより高さのある美しいバストラインにする仕組みです。
ステップ2の少しバージスラインの狭まったブラでバストを寄せて、ステップ3のブラで高さを出して持ち上げ、より高く美しい形を作るそうです。

広めのバージスラインの人や、バージスラインのはっきりしない人・ない人でも、このように徐々にやや狭めのバージスラインのブラに移行することでより魅力的なバストラインになれるんですね。

おすすめ③：(トリンプ)Triumph 天使のブラ スリムライン

日本の下着メーカーの中で、バージスラインの比較的広めのメーカーはトリンプだと言われています。
アモスタイルもトリンプでやっていますね。

このブラは、カップの脇にあるシートとカーブボーン、サイドからの裏打仕様によりバストをしっかり脇から寄せてくれるんです。
脇肉がバストになるのでボディラインがすっきり見えますね。

脇すっきりで谷間もくっきりブラなのに付け心地が軽やかで締め付け感がないところも魅力ですよ。

おすすめ④：(ウイング/ワコール)Wing/Wacoal きれいのブラ 後ろ姿キレイタイプ

ワコールの姉妹ブランドウィングのきれいのブラシリーズの後ろ姿キレイタイプもおすすめです。
脇から背中まですっきりと見せてくれて、脇ボーンではみ肉もしっかりバストに収まります。

安定感があり、苦しい感じがなく付け心地のいいのも◎ですね。

バージスラインを意識して自分に合ったブラを選ぼう

自分のブラ選び、ぜんぜん間違っていたなあと感じた方もいたのではないでしょうか。
バージスラインについて知って、自分に合ったブラを選ぶことで、快適な上にきれいなバストラインも作れるなんていいことづくめですよね。

次にブラを購入する際には、この記事の内容を思い出してバージスラインを意識して自分にぴったりなブラを選んでくださいね。