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「屁理屈」の意味とは?

屁理屈を言う男性

意味

すじの通らない理屈。
道理に合わない理屈。

無理につじつまを合わせた論理
を意味します。

例文として「屁理屈を並べる」
「屁理屈をこねる」などがあります。

言い訳との違い

言い訳は、自分の行為に対する、当人にとって他人を説得することができる内容のある論理的な名文です。
言い訳をして正当化しようとしている説明が理解を求めやすい、やむを得ない事情のケースが多いときに使います。

例えば、会社に寝坊した時の言い訳として「寝覚まし時計のアラームをセットするのを忘れていたので・・・。」となります。
これが、屁理屈になると「あまりにも毎日忙しい業務内容で、帰ったのが大変遅い時間でした。

目覚まし時計をセットするのが、出来なかった。」ということになります。
屁理屈では、「会社が悪い」という正当性を主張しているのが特徴です。

つまり、言い訳は、自分が悪いことだけを主張しています。
一方、屁理屈は、会社のせいで自分がこの行動を取らされたということになります。

屁理屈な人の特徴

屁理屈を考え出す男性

では、屁理屈な人の特徴としてどのようなものがあるのでしょうか?
以下、屁理屈な人の特徴を挙げていきます。

  1. 人に対してのライバル心が強い
  2. 人に対して簡単に謝れない
  3. 自分を正当化したい気持ちが強い
  4. プライドが高い
  5. 否定的なものごとの見方をする
  6. 自分の悪いところを認めない

特徴①:人に対してのライバル心が強い

人に対してライバル心の高い人に屁理屈な人が多いです。
他人といつも競っていたり、勝ち負けで考えがちです。

他人を敵と考えているため、他人と自分の比較でしか自分を捉えることができないのです。
常にライバルとして他人をみているので、敵対心をもたれた方は、「どうしてそんな反応するの?」と困惑させることが多いです。

敵対心をもたれるようなことを言ったり、したりしているわけではないのに、くどくどと、まるで「あなたのせいで私はこういった行動をしなければいけなかったんだ!あんたのせいだ!」と言われているようなものです。
他人から、嫌な人と見られがちです。

特徴②:人に対して簡単に謝れない

人に簡単に謝れないのも、屁理屈を言う人の特徴です。
自分に非があるにも関わらず、相手のせいにして屁理屈を言って謝ることをしません。

まるで、「謝ったら負けだ!」とこだわっているように、頑なに謝ろうとしません。
自分には、悪い部分なんてないと屁理屈を並べて話をはぐらかしていきます。

相手に対して、謝りたくないために自分の悪いところは相手がそうさせているんだということを正当化しているのです。
一言「ごめん。」「すみません。」「申し訳ありません。」そういえば良いだけなのに、絶対に謝りません。

特徴③:自分を正当化したい気持ちが強い

自分を正当化するのも特徴です。
「自分が、正しい!」「自分は、正しい人間だ!」と思っています。

自分のすることが、正しいと思っているので、「自分は悪くない。
そうさせているのは、何かの理由があるからで・・・。」と屁理屈を並べていくのです。

正当化すればするほど、自分の信頼が下がっていることになかなか気が付いていません。
それよりも、「自分が正しい!」と正当化するほうに、意識がいってしまうのです。

特徴④:プライドが高い

プライドが高いのも屁理屈を言う人の特徴です。
たいしたことが出来るわけでもないのに、口では屁理屈を言ってプライドが傷付かないようにするのに必死です。

他人から見れば「そんなプライド捨ててしまえばいいのに。」と思うようなプライドでも、守ることに精一杯頑張ってしまうのです。
プライドを傷つけられると思うと、過剰に反応してしまうのも特徴です。

プライドが高いので、自分と他人との比較で物事を考えがちです。
屁理屈を言うことで、自分のプライドを高く保てるため、屁理屈を言うのです。

特徴⑤:否定的な物事の見方をする

屁理屈を言う人の特徴に、否定的に物事をみる傾向があります。
否定的にものの見方をするので、屁理屈を並べていきます。

「よくそこまで屁理屈が思い浮かべることができるな!」と感心してしまうくらい、否定的に物事をみています。
もちろん人のことも常に否定的にみているので「あの人はあんなだから、○○なんだ。」と決め付け人をみているのです。

そう思うため、嫌なことや自分のプライドを傷つけられそうな人に対して大変攻撃的になります。
相手は、攻撃的なのでますます引いていってしまいます。

自分で自分を守ることで精一杯で、なかなか本心を言えないのも特徴です。

特徴⑥:自分に自信がない

屁理屈を言う人に共通することは、自分に自信が全くありません。
「これなら自分は人に負けない!」というものがあれば自信がもてます。

また、小さい時から親に絶対的な愛情をかけてもらっていたら、「私は、愛される人なんだ。必要な人なんだ。」という自信がもてます。 
しかし、小さい頃から、寂しい思いであったり、辛い思いをして「自分は愛されていないのかも。」と思っている人は、自分に自信がもてません。

その結果、自分を守るために、屁理屈を言うのです。
そうやって自分を守っているのです。

けれども、その屁理屈が人からは、煙たがれてしまいます。
それでも屁理屈を言って自分を守る術しか知らないために、屁理屈でしか返事できなくなっています。

自分に自信を持てることができたなら、人にも寛容になれます。
それが、屁理屈を言う人にとっては「自分を自分で守れていない。」と認識してしまうのです。

屁理屈な人との上手な接し方

屁理屈を言う人との付き合い

では、屁理屈な人との上手な接し方はどうしたらいいのでしょう?
以下、3つの接し方をご紹介します。

  1. プライドを守ってあげる
  2. 上辺の言葉を鵜呑みにしない
  3. 比較しない

接し方①:プライドを守ってあげる

プライドを守ってあげることが大切です。
屁理屈を言う人は、プライドが高いので決してそこを傷つけないであげましょう。

例えば、何か指摘したいことがあったとします。
そのときにできれば、相手のプライドを傷つけないような声かけをしてあげましょう。

もし、仕事の納品が遅くなっているとします。
早く納品して欲しいと伝えたい時に、先に相手の気持ちを代弁してあげる方法があります。

具体的に言うと、「いつも遅くまで仕事していてお疲れ様。
仕事も早いし、毎日感心しているんだ。」と前置きをしておきます。

そして、「そういえばあの仕事は、そろそろ出来たかな?」という風に伝えてみてください。
屁理屈を言われた人は、仕事を忘れていた自分を正当化しようと屁理屈を考えようとします。

しかし、先に褒めてもらっているため、素直に「忘れていました!すぐに取り掛かります。」と言いやすくなります。
言い換えると先に屁理屈を言って、相手を守ってあげるのです。

「大丈夫だよ。怒ってないからね。」と安心感をあげているのです。

接し方②:上辺の言葉を鵜呑みにしない

屁理屈を言う人は、本当は自分が悪いと思っていたとしても、屁理屈で自分を守ろうとします。
そのため、屁理屈を言われると相手はとても嫌な気持ちになります。

言われた相手に非があるような言葉を投げるためです。
しかし、これは本当に上辺の言葉です。

決して鵜呑みにしてはいけません。
ましてや、同じ土俵に立つ必要もないのです。

「あぁ、また怖くなっちゃったのかな?安心していいんだよ。」と伝えてあげれば落ち着きます。
それくらいの余裕を持って接してみましょう。

しかし、この余裕はなかなか難しいものです。
自分に余裕がない時は、屁理屈な人と話を避けてみる工夫をしてみて下さい。

「ちょっと余裕があるから大丈夫。」と思える余裕が出来たら、話してみましょう。

接し方③:比較しない

屁理屈な人は、他人との比較で自分の位置を決めています。
だから、自分と相手を比較されるのが最も嫌います。

「あの人は、仕事がよくできるよね。」と人を褒めようものなら、屁理屈を言う人の頭のなかでは「あの人は仕事ができるけれど、あなたはできないね。」に変換されてしまいます。
「あの人は、仕事がよくできるね。」と言った方は、全くそんな気持ちがないにも関わらずです。

屁理屈な人の前で、人を褒めるのは要注意です。
きっと屁理屈を並べ始めます。

比較していないのに、どうしても屁理屈を言う人は、比較されたと思いがちと頭の片隅にいれておきましょう。

屁理屈な男性が言いがちなセリフ

屁理屈をいう男性

では、屁理屈な男性が言いがちなセリフにどのようなものがあるのでしょうか?
以下3つのセリフをご紹介します。

セリフ①:「だって○○のせいでしょう?」

屁理屈な男性が言うセリフに「だって○○のせいでしょう?」があります。
ここで重要なポイントがあたかも「あなたもそう思うでしょう?」と同意を求めています。

自分に自信がないので相手の同意を無意識に求めているのです。
「だって」も屁理屈な男性のよく使うワードです。

まるで小さい子供が「だって、だって!」と言っているようですね。

セリフ②:「仕方ないじゃん。」

「仕方ないじゃん!そうしないといけなかったんだもん。」まるで自分がしたことは、自分のせいではないと正当化しています。
仕方ないといわれた方は、「仕方ないで済ませない。」と思っていたとしても「仕方ない。」で流してしまうのです。

セリフ③:「君のためを思ってわざわざ○○してあげたのに。」

まるで、責任は自分にはないと言っているような屁理屈です。
○○してあげたのも、そんな気持ちはなくても屁理屈でよくでてくるセリフです。

責任転嫁もいいところのセリフで、自分には全く非はないことを主張しています。

屁理屈な男性を落とす方法

屁理屈を言うけど好きな男性

では、屁理屈な男性を落とす方法にはどんなものがあるのでしょうか?
以下、屁理屈な男性を落とす方法をご紹介しましょう。

  1. プライドを傷つけない
  2. 褒める
  3. 頼る

方法①:プライドを傷つけない

屁理屈を言うのは、プライドが高い証拠です。
必要以上に屁理屈を言う場面があったなら、それは男性のプライドのポイントです。

そのプライドを傷つける言葉は絶対にかけないようにしましょう。
反対に、プライドを傷つけないような自己肯定感の挙げてあげましょう。

屁理屈な男性は、「自分に自信がない」ので屁理屈で自分をのように守っているだけなのです。
自分に「自信を持たせてくれる女性に弱い」という特徴もあります。

方法②:褒める

褒めることは、自己肯定感が上がるのに、大変効果的です。
本当に小さなことでもいいので、褒めることを意識してみて下さい。

屁理屈な男性は、褒められる経験が少ないです。
屁理屈を言うので褒められないのです。

どうしても、屁理屈を言ってしまうので人が離れてしまいがちです。
また、好きな男性に気持ちを伝えたとしてもなかなか受け入れてくれないこともあります。

「どうせからかっているんでしょ?」と屁理屈な男性は、告白さえも屁理屈で屈折して捉えてしまうのです。
自分のことなんて好きになるはずなんてない。

そう思っている男性の心を褒めることで溶かしてあげましょう。

方法③:頼る

男性は、頼られると嬉しいです。
頼られると、自分の必要性を認識していきます。

女性は、特に男性にしかできないと思われがちな、力仕事や高いところの物を取ってもらったりしましょう。
「ありがとう!」とオーバー気味に伝えるのも大切です。

屁理屈を言う人と適度な距離感をもって上手にコミュニケーションを

屁理屈男の涙

屁理屈を言う人は、相手を、どうしても嫌な気持ちをさせてしまいます。
それは、自分を守っているだけにも関わらず、相手から嫌がられてしまうのです。

屁理屈を言う人を理解すれば、その屁理屈のの気持ちが分かるはずです。
少し歩みよってあげるだけで、円滑なコミュニケーションをしてあげたいものですね。

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ライター
noel編集部

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