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同棲生活にルールは必要?それとも必要ない?

同棲ルールを考えるカップル

「必要派」の意見

同棲生活においてルールが必要だと考えている男女は、80%以上だというアンケート調査があります。
これは、同棲生活とはいえ、育ってきた環境が違う人間同士が同じ屋根の下で暮らすためには、最低限のルールが必要だと感じているのでしょう。

同棲生活にルールが必要だと考える理由としては、「ルールがないと、どちらかがどちらかに甘える生活になって長続きしない」「男性が積極的に家事をしてくれないと、女性ばかりが損する」「暗黙のルールが通用するような同じ価値観を持つのは難しい」といった意見が目立ちます。
いずれにせよ、どちらかが我慢しなければならない同棲生活では、長続きしないと考えているようです。

「必要ない派」の意見

少数派ではありますが、同棲生活のルールは必要ないと考える人もいます。
その理由としては「ルールに縛られた同棲生活はつまらない」「ルールを作っても、どうせ守れなくてケンカになるのが目に見えている」「お互い気遣えば、ルールは必要ない」といった意見が目立ちます。

同棲生活は、結婚生活とは違うものなので、ルールに縛られずに楽しく生活したいと考えているようです。

同棲に向けて決めておくべき8つのルール

同棲ルールと共同作業

では、同性に向けて決めておくべきルールとはどのようなものでしょうか?
以下の同棲に向けて決めておくべき8つのルールをご紹介します。

  1. お金のルール
  2. 家事分担のルール
  3. 連絡のルール
  4. 生活のリズム
  5. お互いのプライバシーを大切にする
  6. お互いに譲れないことの確認
  7. スケジュールの確認
  8. 同棲期間

ルール①:お金のルール

お金のルールは、同棲するにあたって、とても重要なことです。
あやふやにして同棲生活に入ってしまうと、なあなあになって、後から言いにくくなり不満が募ってきます。

結婚すれば、お財布はひとつでいいかもしれませんが、同棲中は、それぞれ別々の財布を持ったうえで、共同の財布を持つ方がトラブルが少ないという意見が大半を占めました。
「金の切れ目が縁の切れ目」ともいわれるように、お金の面でトラブルになると同性解消の原因になります。

ルール②:家事分担のルール

結婚して専業主婦になるならまだしも、同棲中はお互いに仕事を持っています。
家事に積極的に参加してくれる男性もいますが、黙っていれば女性に負担がかかってしまします。

同棲前に家事分担のルールを作っておけば、ケンカの原因を作らずに済みます。
家事分担のルールを決めるときのコツとしては、あまり細かく決めないということです。

どちらから忙しいときには、どちらかがフォローに回るなど、持ちつ持たれつの関係がベストです。
あまり細かく決めると窮屈に感じてしまうので、ザックリと決めておきましょう。

ルール③:連絡のルール

同棲中によくあるケンカの原因として、帰宅時間の連絡がないことがあります。
とくに、男性の場合、突然の残業やお付き合いなどで、遅くなることも多いのではないでしょうか。

事前にわかっている場合にはもちろんですが、急に帰宅時間が遅くなるときなど、必ず連絡をするルールを作っておきましょう。
せっかく夕飯を作って持っていたのに、「食べてきたからいらない」と言われたら、カチンときてしまいます。

もし、帰宅できない、遅くなるといった場合、相手に心配をかけることにもなるので、連絡のルールだけは決めておきましょう。

ルール④:生活のリズム

職業によっては、朝早かったり、夜勤だったりということもあります。
お互い生活のリズムが違っている場合には、それを尊重できるようなルール作りが大切です。

たとえば、起きるタイミングでアラームを鳴らしていいのか、朝食は一緒に食べるのかなど、お互いの生活リズムに負担がかからないようにルールを作っておきましょう。

ルール⑤:お互いのプライバシーを大切にする

同棲を始めると、ひとり暮らしのときに比べると自分の時間が少なくなります。
自分の趣味を楽しんだり、ひとりだけのプライベート空間を確保したりすることは、同棲していても必要です。

そうでないと、気分転換できずにイライラして、ケンカの原因を作ってしまいます。
部屋を一緒に探すときには、プライベート空間のことも考慮に入れましょう。

ルール⑥:お互いに譲れないことの確認

同棲生活を始めるにあたって、「絶対にこれだけはしてもらいたくない」あるいは、「これだけは譲れない」というところをハッキリさせておきましょう。
今までの生活環境をお互いにすり合わせていくうえで、「どうしても無理」という点もひとつやふたつくらいあるはずです。

たとえば、「ご飯は硬めか柔らかめか」「バスタオルは毎日変えるか、何回か使ってから洗うか」などなど、一緒に住み始めて、初めて相手との違いを認識することも少なくありません。最初にそのことをハッキリさせておけば、無用なトラブルを避けることができます。

ルール⑦:スケジュールの確認

同棲とはいっても、一緒に生活しているのですから、お互いにスケジュールの把握だけはしておきたいものです。
共有のカレンダーに書き込んでおくなどのルールを決めておくといいでしょう。

とくに、女性は同棲を始める前と後では、相手への束縛が強くなってしまいます。
無用な束縛を避けるためにも、しっかりとお互いのスケジュールを把握しておくルールを設けておくことです。

ルール⑧:同棲期間

なんとなく、どちらかがどちらかの部屋に転がり込んで同性が始まったということではなく、話し合いで同棲を始めた場合、同棲期間をあらかじめしっかり決めておくことです。
同棲期間を決めておかないと、いつまでもズルズルと同棲を続けることになり、なかなか結婚に踏み切れないというカップルが多いからです。

結婚は大きな責任を負うことですから、お互いに覚悟というものが必要になります。
そのことを思うと、なんとなく面倒になってしまいます。

アパートなどの賃貸契約は2年で更新というところが多いので、その更新を期限とするなど、2人できちんと話し合ってルール化しておきましょう。

同棲のお金のルール【生活費の負担の仕方】

同棲ルールとお金

では、同棲のお金のルールとして、生活費の負担の仕方はどのようにしたらいいでしょうか?

以下の同棲でのお金のルールをご紹介します。

折半

同棲生活において、家賃、光熱費、食費といった生活費は、どうしてもかかるものです。
これらの費用をどのように負担しているのかというと、約半分の人が「折半」と答えています。

お互いに働いて収入を得ているわけですから、当然といえば当然です。
フィフティフィフティの関係も築くことができるので、生活するうえで平等であり、発言権を行使しやすいというメリットもあります。

また、同棲を解消するときにもお互いに納得できて、解消しやすく、新しい生活もスタートさせやすいという声もありました。

給料に対する割合

給料に対する割合と答えた人は約30%。
勤務先によっては、家賃補助が出るところもありますから、お互いの給料の割合で負担するという考え方もあります。

また、同棲相手が年上であったりすれば給料は当然高くなるので、給料に対する割合にすれば、平等感があるという意見の人もいます。

どちらかが全額負担する

どちらかが全額負担するというのは、相手に収入がないか、あっても非常に格差がある場合に当てはまるのではないでしょうか。
この場合、ほとんど男性側が金銭的な負担を負うようです。

どちらか全額負担するというのは、お互いの立場に微妙な変化を伴います。
全額出してもらっている方は、そのことが「後ろめたい」と思うでしょうし、出している方は、「養ってやっている」という気持ちになるかもしれません。

いずれにしても、対等の立場を維持していくのは難しいかもしれません。

同棲の家事のルール【分担の仕方】

同棲ルールの家事分担

では、同棲の家事のルールはどうしたらいいのでしょうか?
以下の同棲の家事のルールをご紹介します。

気付いた方がやる

一緒に生活していときに大切なのが「気遣い」と「思いやり」です。
同棲の家事のルールもベースは同じです。

最初から、細かく家事の分担を決めてしまうと、それをやらなかったときに、どちらか一方が不満を抱えることになります。
そして、責められた方も、反省はしつつも嫌な気持ちは残ります。

家事は、生活する上でなくてはならないものですから、気がついたほうがやるというのを基本にして、あとはやれる人方がやる、やれない人は、それを当たり前だと思わずに「感謝」の気持ちをもって、「次は自分が」という気持ちを持つことが大切です。

家事の種類で分ける

家事にも「得意」「不得意」が必ずあります。
料理は得意でも、後片付けは苦手という人もいるでしょうし、料理は苦手でも、掃除は大好きという人もいます。

同棲生活の家事の分担ルールも、職場と同じように「適材適所」が最もストレスがたまらない分担方法といっていいでしょう。

曜日で決める

職場によっては、休みの取り方や出勤時間など、さまざまです。
早く帰ってこられる曜日、あるいは相手が出勤で自分が休みの曜日には、食事は自分が担当するなど、曜日によって家事分担を決めるという方法です。

どちらも働いている場合、曜日を決めて家事分担すると、自然と身につくという意見もありました。

同棲を始めるときに決めない方がいいルール

同棲ルールと束縛

同棲生活には、ある程度のルールは必要です。
しかし、あまりにも細かなルールは、お互いに縛り付けることになるので、ストレスが溜まってしまいます。

たとえば、駅や職場まで迎えに来て欲しいと頼まれることもあります。
しかし、それが「必ず迎えに行くルール」になると、自分の予定が入れられなくなって、窮屈になってきます。

また、門限も決めない方がいいでしょう。
遅くなるようなら、電話やメールなどで必ず連絡することをルールにするだけで十分です。

さらに、友達関係に干渉するようなルールも決めない方がいいでしょう。
たとえば、異性とは遊びに行かないといったルールを決めてしまうと、お互いの関係がぎくしゃくして、今度はそれを「隠す」ことになるかもしれません。

同棲生活でルールを破ったときの対処法

同棲ルールを破ってケンカするカップル

では、同棲生活でルールを破ったときの対処法はどうしたらいいのでしょうか?
以下の同棲生活でルールを破ったときの対処法をご紹介します。

  1. ただひたすら謝る
  2. 罰ゲームを決めておく
  3. 話し合う
  4. 同棲を解消する

対処法①:ただひたすら謝る

同棲生活でルールを破ってしまったときには、破った方は言い訳などせずに、ただひたすら謝ることです。
そして、破ってしまった原因を自分なりに考え、今後破らないようにする具体案を提示します。

また、ルールを守ることが無理な場合、その代替え案を提示するなど、前向きな対処法が大切です。

対処法②:罰ゲームを決めておく

たまに忘れてしまった程度で目くじらを立ててしまうと、相手もうんざりしてしまいます。ルールなら、最初に決めた罰ゲームをやるくらいでとどめておきましょう。

たとえば、自分の担当の当番を1回追加したり、食事をおごってもらったりするなど、あまり負担にならない罰ゲーム、相手が「仕方ないか」と思えるものを考えておきましょう。

対処法③:話し合う

なぜ、ルールが破られたのかを話し合います。
もし今後もそのルールが破られる場面が多くなりそうなら、一旦そのルールは無しにするなど、いずれにせよ、お互いに納得できる話し合いをしましょう。

ルールが破られたことをきっかけに、なぜうまくいかないのかをよく話し合ことで、うやむやにしないことが大切です。

対処法④:同棲を解消する

もし、ルール破りが日常茶飯事で、相手に反省の気持ちや改善の態度が見られない場合、対処法として同性を解消するという方法も視野に入れておきましょう。

同棲を経て結婚を意識しているのなら、なおさらのことです。
二人で決めたルールが守れなければ、結婚生活も前途多難です。

ルール破りが続くと、信頼関係も損なわれますし、毎日ストレスが溜まってしまうので、同棲生活を続ける意味がありません。

同棲から結婚に繋げる3つのルール

同棲ルールを守ってプロポーズする男性

では、同棲から結婚に繋げるにはどうしたらいいのでしょうか?
以下の同棲から結婚に繋げる3つのルールをご紹介します。

  1. 同棲期限を決めておく
  2. 相手に求めすぎない
  3. お互いの両親への挨拶をしておく

ルール①:同棲期限を決めておく

同棲すると、今まで見えてこなかった相手の性質や考え方などがよくわかってきます。
そのため、結婚を意識した同棲では、相手のことを十分知ることができ、結婚生活も現実のものとしてイメージすることができます。

しかし、多くの同棲カップルは、ズルズルと同棲期間を延ばしてしまう傾向があり、そうなると「腐れ縁」のようになってしまって、結局は結婚せずに別れてしまうというケースも少なくありません。

とくに女性は男性に比べると「出産」という年齢的にも大きな境界線があります。
人生設計において、同棲から結婚に繋げるためには、同棲期限を決めておくことが、結婚への弾みにもなるのです。

少なくとも同棲期限は1年~2年と決めておき、その時点で相手から結婚の意思がないことを確認したら、さっさと別れて、新しいパートナーを見つけることです。

ルール②:相手に求めすぎない

同棲を始めたばかりの頃は、相手によく見られたいという気持ちもあるので、自分の素の部分を出し合えていません。
しかし、同棲期間が長くなれば、相手の本質や嫌な部分も見え隠れしてくるでしょう。

理想とかけ離れた部分もあるかもしれませんが、そんなことで相手を非難したり、がっかりしたりしていては、結婚に結び付くことはありません。
自分も含めて完璧な人間などいないのです。

同棲から結婚に繋がっているカップルは、良い意味で「諦め」「受け入れ」をしているのです。
相手に求めすぎること、過度な期待をされることは、相手にとっても疲れてしまいます。

ルール③:お互いの両親への挨拶をしておく

結婚を前提とした同棲生活ならば、きちんと双方のご両親に挨拶しておきましょう。
双方のご両親に挨拶をしておけば、堂々と同棲することができ、しかも家族ぐるみのお付き合いもすることができます。

結婚は、自分たちだけがするものではありません。
相手の家のこと、ご両親のこと、兄弟姉妹のことなどなど、同棲しながら詳しい情報を得ることができます。

また、結婚を前提とした同棲の報告を両親にしておくことで、「いい加減なことはできない」という気持ちで同棲を始めることができます。
その後、結婚に繋がったときも、スムーズに進めることができます。

同棲のルールで大切なのは、二人が快適に過ごすこと

同棲ルールを守って仲良しのカップル

同棲するときに、お互いのためにもルールを設定することは必要なことです。
ルールを決めることで、無用なケンカやトラブルを避けることもできます。

しかし、ルールの中には、かえってトラブルを招く結果になったり、ストレスがたまったりして、同棲を解消することになる危険性があります。
同棲でルールを決めるときには、お互いに納得したものでなくてはなりません。

そして、もしルール破りがあったとしても相手を責め続けたり、ペナルティで縛り付けたりしないようにしましょう。
同棲のルールは、お互いに快適に過ごすためのものだということをお忘れなく。

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ライター
noel編集部

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