【専門家監修】お風呂上がりで差がつく!簡単スキンケア&正しいケアの順番で美肌へ
お風呂上がりは、どんなスキンケアを行っていますか? お風呂上がりのスキンケア方法によって肌の調子は左右され、きちんとケアをすることでより美しいなめらかな美肌へ導くことができます。 今回はスキンケアマイスターの資格を持つ小泉まゆみさんにお風呂上がりのスキンケアについて詳しく教えてもらいました! 思わず触りたくなるような美しい肌を手に入れるためにも、正しいお風呂上がりのスキンケア方法を紹介していきます。
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お風呂上がりにまず最初にすることは?
では、お風呂上がりにまず最初にすることをみていきましょう。
- スキンケア
- ヘアケア
- ボディケア
- 水を飲む
続いて、お風呂上がりにまず最初にすることを、それぞれ詳しくみていきます。
すること①:スキンケア
お風呂上がりに最初にすることは化粧水や、クリームなどを使って行うスキンケアという人も多いでしょう。
お風呂上がりは顔の乾燥もひどく、スキンケアを行わず、そのままにしておくと顔が乾燥してしまいます。
まず最初に化粧水や、クリームでスキンケアを行い、乾燥を防ぎ、肌の調子を整えていきます。
すること②:ヘアケア
お風呂上がりに濡れた髪をまず乾かし、整えていきます。
髪の毛が濡れたままでいるとどんどん髪の毛から水分が蒸発し、髪の毛もぱさぱさになってしまいます。
また髪の毛が濡れた状態のままだと、顔のスキンケアもなかなか思うようにできないため、まずはお風呂上がりに髪の毛を乾かしてまとめてしまうとその後のスキンケアもしやすくなります。
\ドライヤー中のスキンケアも大事!/
すること③:ボディケア
体も同様にお風呂から上がった後はどんどん水分を蒸発し、乾燥しやすくなっています。
そのためボディクリームや、オイルなどを使って、お風呂上がりにすぐにボディケアを行います。
お風呂上がりにタオルで軽く水分をとり、着替える前にボディケアを行えば、面倒もなく簡単に全身のスキンケアを終えることもできます。
すること④:水を飲む
入浴中は自分でも気づかないうちに、どんどん水分が失われて行っています。
体の内側の水分不足は、肌の乾燥や髪の乾燥の原因になります。
お風呂上がりは、コップ一杯の水分をまず飲んで、水分不足を防ぎ内側からのスキンケアを行いましょう。
Q.お風呂上がりに一番優先すべきケアは?
A.まずは全身に化粧水をつけましょう!
髪にはアウトバストリートメントを。
すぐにこっくりしたアイテムを使用するよりも、化粧水をブースターにすることで次に使うものがなじむようになり、仕上がりが格段に良くなります。
お顔と同じですね!
お風呂上がりの正しいスキンケアの順番
では、お風呂上がりの正しいケアの順番をみていきましょう。
- 濡れた体にボディオイルを塗る
- 濡れた顔に化粧水をつける
- 体の水分をふき取る
- 髪の毛をタオルドライ
- 髪の毛にトリーリートメントかオイルをつける
- 髪の毛をドライヤーで乾かす
- 残りのスキンケアを完了させる
続いて、お風呂上がりの正しいケアの順番を、それぞれ詳しくみていきます。
順番①:濡れた体にボディオイルを塗る
まずはお風呂から出る前に全身にボディオイルをつけて、乾燥を防いでいきましょう。
体が乾ききる前に使用することで、水分の蒸発を防いで、肌に潤いを閉じ込めていきます。
ボディオイルならクリームよりさらっと体になじみやすく、短時間でスキンケアを行うこともできます。
お風呂上がりもべたつかずに、さらっとした付け心地です。
ボディオイルを使用する際は、リンパの流れをほぐすようにマッサージをしながら行うと、さらに効果的です。
順番②:濡れた顔に化粧水をつける
お風呂上がりは、顔も濡れたままの状態でスキンケアを開始します。
顔の水分が失われてしまうと、すぐに水分は失われていき、乾燥していきます。
まずは水分の蒸発を防ぐためにも、普段使用している化粧水をさっと顔になじませて、浸透させていきましょう。
スキンケアでフェイスパックを使用しているのであれば、お風呂上がりにフェイスパックをつけて、そのまま顔にパックを乗せたまま次のスキンケアを行っていきます。
次のスキンケアを行っている間に肌に化粧水をさらに浸透させていきましょう。
順番③:体の水分をふき取る
お風呂上がりは、柔らかく、清潔なタオルを使って体の水分をふき取っていきます。
ごしごしと乱暴に体をふくと、摩擦により、肌がダメージを受けてしまうので、やさしく肌にタオルを当てて、水分を吸い取るように拭いていきます。
順番④:髪の毛をタオルドライ
髪の毛の水分をまずはタオルで軽く乾かしていきます。
最初にタオルドライを行うことで、ドライヤーを使う時間を短縮し、髪の毛へのダメージを、抑えることができます。
タオルドライを行うときも、ゴシゴシと拭くのではなく、やさしく毛先を挟み込むようにして、水分をとっていきましょう。
毛先から水が垂れなくなったら完了です。
順番⑤:髪の毛にトリートメントかオイルをつける
お風呂上がりの乾燥を防ぎ、髪へのダメージを抑えていくためにも、ドライヤーを使う前にトリートメントかオイルを使用して、髪のケアを行います。
髪の毛や頭皮に必要な栄養を補い、乾燥を防いで、より美しい髪へ導いていきます。
トリートメントを使用するときは、頭皮につけると、毛穴のつまりの原因になってしまうので、毛先を中心に使用していきましょう。
順番⑥:髪の毛をドライヤーで乾かす
ドライヤーを使用するときは、髪の毛に近すぎると髪の毛にダメージを与えてしまうため、10~20㎝離して左右に振りながら、丁寧に乾かしていきます。
キューティクルの流れが根元から毛先に向かっているため、キューティクルの流れを壊さないように、ドライヤーも根元から毛先に向かって、乾かしていきましょう。
お風呂上がりに、髪の毛や頭皮が濡れた状態のままだと、水分はどんどん蒸発し、頭皮から嫌なにおいがしたり、かゆみが出てきてしまうこともあるので、ドライヤーを使って髪の毛はきちんと乾かしていきましょう。
順番⑦:残りのスキンケアを完了させる
化粧水がしっかりと浸透したら、美容液や乳液など残りのスキンケアを行っていきます。
化粧水を使用してから、この工程までにお風呂上がりのスキンケアは15分以内で行うことが理想です。
フェイスパックを使用しているのであれば、長く顔に乗せ続けていると、かえって乾燥が悪化してしまうので、使用時間にも注意してください。
残りのスキンケアを行うときはまず美容液を使用して肌に必要な栄養を与えていきます。
そしてスキンケアの最後に、乳液を使用して肌に膜を張り、水分の蒸発を防ぎ、潤いを閉じ込めましょう。
化粧水だけでスキンケアを済ませてしまうと、一度与えた潤いはどんどん蒸発し、さらに乾燥してしまうので、スキンケアの仕上げには必ず乳液やクリームを使って潤いを閉じ込めてください。
Q.お風呂上がりに一番入念に行うべきケアは?
A.デコルテ&背中の上
皮脂腺が多く過剰な保湿はニキビの原因にもなりやすいので、肌の変化を手で触り感じながら、化粧水で終わらせるのか、少しだけクリームを重ねるのかなど、時間をかけて決めていきましょう。
お風呂上がりの乾燥を防ぐための入浴法
では、お風呂上がりの乾燥を防ぐための入浴法をみていきましょう。
- お風呂の温度をぬるめにする
- 保湿効果のある入浴剤を使用する
- 入浴時間は15分以内にする
- 体は手で洗う
- お風呂に入ってから体を洗う
- シャワーの水圧を弱くする
続いて、お風呂上がりの乾燥を防ぐための入浴法を、それぞれ詳しくみていきます。
方法①:お風呂の温度をぬるめにする
熱すぎるお風呂は、湯船につかっているだけで、必要な皮脂や潤いを落としてしまい、乾燥を悪化させてしまいます。
ついつい体を温めようと、お風呂の温度を高く設定してしまいがちですが、38~40℃くらいのお風呂にじっくり入って、体を温めていきましょう。
方法②:保湿効果のある入浴剤を使用する
お風呂上がりの乾燥が気になるときは、保湿効果のある入浴剤を使用して、お風呂につかりながら肌に潤いを与えてスキンケアを行っていきましょう。
セラミド、スクワラン、ヒアルロン酸などの保湿成分が含まれている入浴剤を使用することで、肌の乾燥を防ぎ、お風呂上りもカサカサせずに、潤いを保つことができます。
また肌に刺激を与えないためにも、入浴剤は余計な香料や、着色料などの添加物が含まれていない、肌に優しいものを選びましょう。
入浴剤を使用したら、お風呂上がりも保湿効果を持続させるためにも、かけ湯をせずにそのまま上がりましょう。
方法③:入浴時間は15分以内にする
入浴時間が長すぎることも、肌に必要な皮脂や潤いを失われる原因になってしまいます。
手の指がふやけるほどに長い時間入浴するのは、やめましょう。
乾燥が気になるときは、15分以内の全身浴を行い、体を温めていくのがおすすめです。
方法④:体は手で洗う
体を洗うときに、ナイロンタオルを使ってゴシゴシ洗うと、汚れだけでなく、肌に必要な皮脂や潤いも落ちてしまい、肌も摩擦で傷ついてしまいます。
汚れを落とすにはゴシゴシ擦る必要はなく、たっぷりの泡を使ってなでるように洗うだけで十分です。
お風呂上がりの乾燥が気になるときは、タオルを使わずに手に泡をとり肌をやさしく洗い上げていくことが効果的です。
乾燥がひどい場合は石鹸も必要がなく、お湯で体をなで洗いしていきましょう。
方法⑤:お風呂に入ってから体を洗う
多くの方がお風呂に入る前に体を洗いますが、乾燥を防ぐためには、体は入浴後に洗いましょう。
体を洗うと毛穴が開き、それからお風呂に入るとさらに皮脂や潤いが流れ出てしまいます。
最初に入浴すれば、肌が柔らかくなり、汚れも落ちやすくなって、強い力を加えなくても体をきれいに洗い上げることもできます。
方法⑥:シャワーの水圧を弱くする
シャワーの勢いが強いと、肌には刺激が強く、ダメージが与えられ、乾燥の原因にもなります。
肌の乾燥を防ぐためにもシャワーヘッドを変えてみるのもおすすめです。
特に顔を洗うときにシャワーから出るお湯を直接顔に当てていると、薄い顔の肌はダメージを負って、さらに乾燥が悪化してしまいます。
顔を洗うときは洗面器にお湯をため、優しく洗い上げましょう。
Q.入浴中にできるおすすめ乾燥対策は?
A.メルヴィータ アルガンオイル
コールドプレス製法で作られた純度の高いオイルなので酸化もしにくくおすすめです。
濡れた体に直接塗ることもできます。
入浴後、お風呂上がりに乾燥を防ぐコツ
では、お風呂上がりに乾燥を防ぐコツをみていきましょう。
- 入浴後は3分以内にスキンケア
- 水分補給を行う
- バスローブを使用する
- 部屋を加湿しておく
- 10分以内でスキンケアを完了する
続いて、お風呂上がりに乾燥を防ぐコツを、それぞれ詳しくみていきます。
コツ①: 3分以内にスキンケア
顔や体はお風呂上がりからどんどん水分が失われ、乾燥していってしまいます。
そのためお風呂上がりはできるだけ早くスキンケアを開始し、乾燥を防いでいく必要があります。
できればお風呂上がりは3分以内にスキンケアを開始し、肌へ潤いを与えていきましょう。
顔や髪、体が濡れた状態のままでも構わないので、化粧水や、ボディオイルなどを使用して、手早くスキンケアを行うのがコツです。
コツ②: 水分補給を行う
入浴中は汗をかき、自分でも気づかぬうちに水分がどんどん失われています。
内側から水分が失われることも、肌の乾燥の原因になるため、入浴で失われた水分をお風呂上がりに補給していきましょう。
水分をとることで、血中濃度を下げて血液の流れをサラサラにして、血行を促進していくこともできます。
しかしいきなり水をがぶ飲みしたり、冷たい水を飲むと、お腹を壊したり、体を冷やすこともあるので、コップ一杯程度の水を飲んで水分補給しましょう。
コツ③: バスローブを使用する
体の乾燥を防ぐためにも、お風呂上がりはバスローブを羽織っておくのがおすすめです。
スキンケアやヘアケアを行っている間、バスローブを着ておけば体も冷えないですし、水分の蒸発を防ぐことができます。
お風呂上がりに、すぐに自分のスキンケアを行うことができな子育て中の女性にもピッタリのアイテムです。
コツ④: 部屋を加湿しておく
お部屋の乾燥も肌の乾燥の原因になっています。
特に冬は空気も乾燥しやすく、エアコンを使用していればさらに部屋の湿度は下がっているため、加湿器を使用したり、濡れタオルをかけて、部屋の湿度を高めていきましょう。
湿度は40~60℃ほどにコントロールしておくことが理想です。
コツ⑤: 10分以内でスキンケアを完了する
お風呂上がりのスキンケアは10分以内に完了していくことが理想です。
時間をかけ過ぎてしまうと、肌や髪の毛はどんどん乾燥していってしまいます。
水分が蒸発しやすい部分から手早くスキンケアを行うことが、肌の乾燥を防ぎ、モチモチ肌に導くためには非常に重要です。
Q.入浴後にできるおすすめ乾燥対策は?
A.菊正宗 日本酒の化粧水
こちらをブースターがわりに使い、その後で部位にあった必要なお手入れをしていきます。
部位によってはこれのみで終わることも。
お風呂上がりにおすすめの下半身痩せストレッチ方法
では、お風呂上がりにおすすめの下半身痩せストレッチ方法をみていきましょう。
- もも裏ストレッチ
- 開脚ストレッチ
- 股関節ほぐし
- 内ももストレッチ
- ヒラメ筋を伸ばすストレッチ
続いて、お風呂上がりにおすすめの下半身痩せストレッチ方法を、それぞれ詳しくみていきます。
方法①:もも裏ストレッチ
うつぶせの状態になり、頬杖を突きます。
両足を伸ばした状態から、足を90度持ち上げ、足を交互に曲げて、お尻を叩いていきます。
30回続けて完了です。
方法②: 開脚ストレッチ
足を伸ばした状態で床に座ります。
次に膝を曲げて軽く開いて、つま先は上に向けます。
そこから上半身を前にゆっくりと倒し、20秒間キープします。
上半身を元に戻し、深呼吸を5回繰り返します。
さらに足を広げてもう一度上半身を前に倒して20秒間キープします。
また上半身を元に戻して5回深呼吸をします。
お風呂上がりにストレッチをすることで体の柔軟性を高め、代謝を上げて痩せやすくし、下半身痩せにも高い効果が期待できます。
方法③: 股関節ほぐし
仰向けに寝て両足をまっすぐ伸ばし、両手も体の横に伸ばしておきます。
片方の足を曲げて持ち上げ、お尻を中心に10回回していきます。
反対の足も同じように行い、固まりやすい股関節の筋肉をほぐしていきます。
方法④:内ももストレッチ
開脚した状態で座り、片方の足を内側に曲げて、伸ばした足にタオルや紐をひっかけておきます。
紐で体を支えるようにしながら上体を前に倒していきます。
背中が丸まらないように注意しましょう。
方法④: ヒラメ筋を伸ばすストレッチ
両足を伸ばして座ります。
片足を曲げて足先を両手で持ちます。
足先を持ちながら膝を伸ばしていき、手で足を引き寄せ、足は手を押し返すようにしていきます。
反対側も同じように行います。
お風呂上がりに行うことで下半身の冷えとむくみを解消し、下半身太りを防ぎます。
お風呂上がりで差がつく!簡単スキンケア&正しいケアの順番でキレイな素肌へのまとめ
お風呂上がりは肌も乾燥しやすく、スキンケアはスピーディに行う必要があります。
しかし、きちんと正しいスキンケアを行うことで、お風呂上がりの肌の潤いを保ち、思わず触りたくなるようなモチモチの肌へと導くことができます。
日々コツコツとお風呂上がりのスキンケアを続けて、より美しい理想の肌を手に入れましょう。
出典:Beauty navi
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。
スキンケアをする前にドライヤーをしたい気持ちはわかるのですが、ブースターまでは済ませる、シートマスクを貼りながらドライヤーをするなどで時短にもなり、乾燥も防ぐことができますよ!