
【プロ監修】トレンチコートはベルトの結び方で決まる!前と後ろの結び方10パターン
秋から春にかけて大活躍のトレンチコート。 トレンドに左右されない定番のデザインでありながら、フォーマルにもカジュアルにも着回すことができ、1着持っていると便利でとても重宝します。 ただし、定番のデザインだからこそ「みんな同じにみえてしまう…」「毎日着ると飽きてしまう…」などのお悩みも…。 今回は、パーソナルスタイリストのmaikoさんに、トレンチコートのベルトの結び方について詳しくお聞きしました! トレンチコートをおしゃれに着こなして、ワンランク上のコーデを目指しましょう!
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トレンチコートはベルトの結び方で差がつく!
出典:Re:EDIT
トレンチコートのベルトの結び方、どうしていますか?
フロントボタンを開けてクールにキメたいのに知らない間にベルトを引きずってしまっていたり、朝家を出るときはきちんと結んだはずなのにほどけてしまっていたりなど、お悩みがある方もいると思います。
また、ベーシックなデザインで流行に左右されないのが人気のトレンチコートだけれど、定番の着方ばかりだとつまらないと感じるかもしれません。
そんな悩みを解決してくれるのが、いつもなんとなく後ろに結んでいたトレンチコートのベルトの結び方。
ベルトの結び方を変えるだけでフォーマルにもカジュアルにも着回すことができ、秋から春にかけてのトレンチコートの着こなしに差をつけましょう!
Q. トレンチコートのベルトの結び方のコツは?
A. イメージ別に結び方を変えよう!
トレンチコートのベルトの結び方【後ろ】
出典:Re:EDIT
まずはじめにトレンチコートのフロントボタンを開けて着る時に便利なベルトの結び方【後ろ】を7個ご紹介します。
- バックフロント結び
- ダブルテール
- バックリボン結び
- バック片リボン結び
- ネクタイ結び
- ポケットイン
- ワンテール
①:バックフロント結び
まずは後ろでベルトをバックルに通して留める、バックフロント結び。
ベルトをすべて外し、裏返して腰より後ろの部分のベルトステイに通します。
その後、適度な長さでバックルにベルトをセット。
余った部分は、上から重ねるようにベルトステイに通していき形を整えて完成です。
前ボタンを開けて着こなしたい時や毎回バックルをセットするのが面倒という方にはおすすめです。
また、ベルトが後ろでダラダラしないのも嬉しいで結び方です。
②:ダブルテール
次は、トレンチコートの後ろでベルトを普通に結んでいるように見えるダブルテール結び。
ベルトをすべて外し、腰より後ろの部分のベルトステイに通します。
この時、バックルと反対側の方を長く残すようにします。
次に、ベルトの両端をバックルの方が下に来るように交差させ、バックルと反対の方の端を先ほどベルトステイに通しておいたベルトに下から上に向かって通します。
同じようにバックルと反対の方の端をもう1周させループを作り、できたループに右から左に向かって通します。
ベルトの先とバックルを引っ張りながら形を整えて完成です。
後ろでベルトをただ結んだように見えるけれども、どんなに動いても形が崩れない機能的な結び方です。
③:バックリボン結び
次は、トレンチコートの後ろにベルトでリボンを作ってフェミニンさをプラスするバックリボン結び。
ベルトをすべて外し、腰より後ろの部分のベルトステイに左右対象になるように通します。
バックル側のベルトが上に来るように交差させ、先ほどベルトステイに通しておいたベルトの下から上に向かって通し、垂らしておきます。
反対側のベルトを二つに折り、折山を左に倒した中央部分に先ほど垂らしておいたバックル側のベルトを上から重ね先にベルトステイに通しておいたベルトごと上から下に向かって通します。
残ったバックル側のベルトを二つに折り、折山をリボン結びの要領でベルトに通します。
折山の部分を引っ張りながら長さを調節して完成です。
ワンピースやドレスなどフェミニンなスタイルで女子力をアップしたい時にぴったりの結び方です。

可愛らしい印象で、一気に華やかになりますよ♪
④:バック片リボン結び
次は、先ほどのリボン結びの応用編。片方だけリボンを残した、すっきりと女性らしくまとまるバック片リボン結び。
ベルトをすべて外し、腰より後ろの部分のベルトステイにバックル側が短くなるように通します。
バックル側が下に来るように交差させ、反対側の端を先ほどベルトステイに通しておいたベルトの下から上に向かって通します。
そのまま残りを二つ折りにし、折山を交差部分の輪に通します。
折山とベルトステイに通してあるベルトを左右から引っ張って形を整えて完成です。
先ほど紹介したバックリボン結びよりも少しだけすっきりとした印象になり、大人っぽさを演出したい時にオススメの結び方です。
⑤:ネクタイ結び
次はちょっと番外編。
トレンチコートの後ろでネクタイの形を作り、きちんと感がアップするネクタイ結び。
ベルトをすべて外し、腰より後ろの部分のベルトステイにバックル側が短くなるように通します。
ネクタイを結ぶ要領で、バックル側が下に来るように交差させ、バックルの反対側をバックル側にベルトに1周巻きつけます。
交差部分に輪を作りながらベルトの端を下から上に通し、輪の部分に上から下へ向かって通します。
バックルを下に引っ張りながら長さや結び目の高さを調節して完成です。
今まで紹介したものよりも個性的で、トレンチコートをメンズライクなコーデに合わせたい時に活躍する結び方です。

かっちりと個性的なスタイルで、トレンド感を取り入れたい時にピッタリです♪
⑥:ポケットイン
結ぶのが面倒!という方のためにさらに番外編。
ベルトを結ばずにそのままポケットに入れてしまうという、簡単でこなれ感の出るポケットインというスタイルです。
ベルトをすべて外し、腰より後ろの部分のベルトステイに左右対象になるように通します。
ベルトの両端をそのままポケットに入れて完成です。
この時、ベルトがシワにならないように3回程度クルクルと巻いてからポケットに入れると、他のアレンジをしたい時などに便利な結び方です。
⑦:ワンテール
最後に、バックフロントの応用編。
後ろでバックルをセットした後、ベルトの先を垂らすワンテール。
ベルトをすべて外し、裏返して腰より後ろの部分のベルトステイに通します。
その後、適度な長さでバックルにベルトをセット。
残りのベルトの端で輪を作るように、ベルトステイに通しておいたベルトごと下から上に向かって通します。
そのまま、ベルトの先端を作っておいた輪に通して完成です。
バックルにセットする位置や結び目の位置などでお好みの長さに調節できます。
簡単にできて、後ろのベルトも邪魔にならないので通勤などのシーンで使い勝手のいい結び方です。
トレンチコートのベルトの結び方【前】
出典:Re:EDIT
トレンチコートのフロントボタンをあけて着る時のベルトの結び方【後ろ】をご紹介してきましたが、少し寒い時や、きちんと感を出したい時などフロントボタンをすべて閉めて着たい時もありますよね。
続いては、フロントボタンをすべて留めて、ベルトの結び方【前】を、3個ご紹介します。
- 片リボン結び
- リボン結び
- ひと結び
①:片リボン結び
まずは、寒い時など、前ボタンをしっかりと留めて着たい時に便利な、トレンチコート定番の片リボン結び。
ベルトスタイに通したベルトの両端を持ち、バックル側を少し短く調節します。
体の中央から少し左にずらしたところでバックル側を下にしてベルトを交差します。
ベルトの先を下から上に向かって通します。
そのまま交差部分に輪を作りながら交差部分の裏に右から左に向かって通し、残りを2つ折りにして折山をできた輪に通します。
折山とバックル部分を引っ張りながら形を調整して完成です。
フロントボタンをしっかり留めてクールにキメながら、少しだけ女性らしさを演出できる大人の女性におすすめの結び方です。
②:リボン結び
次は、フロント部分に作ったリボンが女性らしさをアップさせるリボン結び。
ベルトスタイに通したベルトの両端を持ち、バックル側を少し短く調節します。
体の正面から少し左にずらしたところでバックル側が下にくるように交差します。
そのままベルトの先を下から上に向かって通します。
蝶々結びの要領でバックル側のベルトを2つ折りにし、左側に倒し輪を作り、反対側のベルトも2つ折りにして折山を輪に通します。
左右の折山を引っ張りながら形を整えて完成です。
フロントボタンをしっかり留めて防寒対策もしながら、可愛らしさも演出できる結び方です。
③:ひと結び
最後は簡単でこなれ感も演出できるひと結び。
ベルトスタイに通したベルトの両端を持ち、バックル側を少し短く調節します。
体の中央から少しずらしてバックル側を下にして交差し、そのままベルトの先端を下から上に向かって通して結びます。
長さを調節して整えて完成です。
少し緩めに結ぶと、こなれ感が出ておしゃれに見えます。
クラシックなイメージの強いトレンチコートを、簡単にカジュアルダウンでき、こなれ感も演出できる便利な結び方です。
プロおすすめ!ワンピース風スタイル
出典:Re:EDIT

バックルに紐を通して、前でしっかりとめるとワンピース風のきっちりした着こなしになりますよ♪
トレンチコートのおすすめコーデ
出典:Re:EDIT
トレンチコートのベルトの結び方をマスターしたら、気になるのはトレンチコートコーデ。
トレンチコートのおすすめコーデをご紹介します。
- ベーシック
- フォーマル
- カジュアル
コーデ①:ベーシック
トレンチコートと言えばやはりベーシックなスタイルが定番です。
ベルトはバックフロント結びやネクタイ結びなどの結び方で、さらっと羽織るだけできちんと感がアップし、通勤やオフィスなどにおすすめです。
コーデ②:フォーマル
結婚式の2次会やちょっとしたパーティーなどで、ワンピースやドレスを着るときにも活躍するトレンチコート。バックリボン結びやリボン結びなどの結び方で華やかさをプラスするのがおすすめです。
コーデ③:カジュアル
ジーンズやパーカーなどのカジュアルスタイルにもしっかりと馴染んでくれるトレンチコート。スニーカーを履いてベルトはポケットインやひと結びなどの結び方をしてこなれ感をプラスすれば、お散歩姿もオシャレに演出できます。
また、最近ではひと癖トレンチコートと呼ばれるロング丈やショート丈のものやフワッと着こなすオーバーサイズのものまで様々なトレンチコートが売られています。
そんな個性的なひと癖トレンチコートにもぜひお試しください。
ベルトの結び方を変えるだけでより個性的に着こなせるようになります。
ベルトの結び方ひとつで、トレンチコートコーデに差をつける
出典:Re:EDIT
トレンチコートのベルトの結び方のアレンジ法として10種類の結び方をご紹介してきました。
秋から春にかけて長く使えて、トレンドに左右されないスタンダードなデザインでありながら、フォーマルにもカジュアルにも着回すことができるトレンチコート。
ベルトの結び方であなたらしさをプラスして、長く愛用していきましょう。
出典:Re:EDIT
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
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エレガントに着こなしたい場合は、後ろで結ぶのがおすすめ!
カジュアルに着こなしたいときは、あえて結ばずに着こなしましょう◎