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一人称が「自分」の人の割合は? 

一人称が自分の割合グラフ

一人称が「自分」という人の割合は一体どのぐらいだと思いますか?
男性の場合は1割~2割程度いますが、女性の場合はかなり少なく、1%未満なのではないか、と言われています(※「しらべぇ」調べ)。

確かに周囲を見渡しても、男性ならたまに一人称が「自分」の人もいますが、女性ではなかなか出会えませんね。
ちなみに、関西人の場合は、2人称で「自分」を使うことも多いようです。

例えば相手に向かって「自分の意見は?」などと問いかけたとき、この「自分」は「あなた」を意味しています。
このように一人称が二人称になる例は他にもありますが、慣れない人にとっては解読が難しいですね。

「しらべぇ」

一人称が「自分」の人の特徴・心理 

一人称が自分のアメフト

では、一人称が「自分」の人の特徴・心理をみていきましょう。

  1. スポーツマン
  2. 真面目
  3. 恋愛に奥手
  4. リーダーシップがある
  5. 上下関係に厳しい
  6. 自分を強く見せたい
  7. 口下手
  8. 人に対して真摯
  9. よく働く
  10. 責任感は人一倍ある
  11. ライバルがいると燃える
  12. 融通が利かない
  13. もともと内気だった
  14. メンタルが強い
  15. (女性の場合)女性らしさを消したい

続いて、それぞれの特徴・心理について詳しくみていきます。

特徴・心理①:スポーツマン

一人称が「自分」という人は、学生時代に何らかのスポーツをしていたという人が多いようです。
スポーツの中でも特に、集団意識を大切にするようなラグビーやアメフト、野球、ソフトボール、サッカー、バスケ、バレーボールなどのスポーツや武道系の部員だった人は一人称自分率が高いでしょう。

逆に、スポーツの中でも個人競技がメインの水泳や陸上などの部員だったという人は、それほど自分率は高くないかもしれません。
また、スパルタ気味の厳しい部活に所属していたという人も、自分を律するという意味で一人称が自分になっている場合も多いよう。

特徴・心理②:真面目

一人称が「自分」の人は、基本的に真面目である割合が高いようです。
周囲からも真面目で実直というイメージで見られることが多いため、次第とそういう周囲の期待に合わせて性格が寄っていくということもあるでしょう。

ルールや決まり事は絶対に守り、決して道を外れるような行動をとることはありません。
いつも一生懸命に物事に取り組み、人が嫌がるような仕事も率先して引き受けるような人の良さもあります。

特徴・心理③:恋愛に奥手

一人称が「自分」の人は、恋愛には随分と奥手であることが多いよう。
それは、学生時代にはスポーツなどに青春を捧げてきたという経緯があるため、必然的に恋愛経験が少ないことに起因します。

ただもともと本人に魅力が無いわけではなく、また恋愛への意欲が無いわけでもないため、社会人になってから少しずつ開花していく人もいます。

特徴・心理④:リーダーシップがある

一人称が「自分」の人は、「自分が!」と主張する傾向が強いため、必然的に責任ある立場に置かれることが多いようです。
そういう経験を重ねていくと、次第に身についてくるのがリーダーシップ

こういうタイプの人は、職場で部をまとめるリーダーとなっていたり、会議などでも発言力があったりと、何かと頼れる存在であることは間違いないでしょう。
スポーツ経験者なので、「自分が!」という主張ばかりでなく、周囲を見る力もあるところが素晴らしい長所です。

特徴・心理⑤:上下関係に厳しい

学生時代にとことんスポーツの厳しさを味わってきた経験があるため、社会人になってからも上下関係には厳しいという特徴も。
本人が上司や先輩と接するときはもちろん、敬語をしっかりと使えますし、相手を立てる行動を自然ととれます。

ただ厄介なのは、それを他人にも強要する素振りがたまに見えるところです。
例えば後輩が先輩に対して親しみをこめてため口になってしまった…という場面に遭遇すると、叱責してしまったりします。

そういう面では「ちょっとうっとうしい人」と思われても仕方ないですね。

特徴・心理⑥:自分を強く見せたい

「自分は!」と強く主張すると、ちょっと力強く見えませんか?
実は「自分」という一人称は、もともと軍隊などで使われていたものなんです。

そのため一人称に「自分」を使う人は、自分を強く見せたいという心理が自然と働いていると考えられます。
もともとそれほど強くない自分を鼓舞するために「自分」という単語を使っているとも言えますね。

特徴・心理⑦: 口下手

一人称が「自分」の人は、実直で真面目。
また上下関係にも厳しく、特に年上の人の前では余計な言動は慎むべきだと考えています。

おしゃべりは男の恥だとまで考えている人もおり、自分の行動に自ら制限をかけているため、口下手な人が多いでしょう。
そういう心理が度を越えてしまうと、極端に寡黙な人になってしまうので注意が必要です。

特徴・心理⑧:人に対して真摯

一人称が「自分」の人は、人に対して真摯です。
こういう人は、自分のこともとても大切にしますが、それと同じぐらい他人のことも大切に思っています。

仲良くなればなるほど、その傾向は強まり、友人になると困ったときには遠くからでも駆けつけてくれたりします。
もちろんこの傾向は恋愛においても一緒。

「自分が」という人に不貞の2文字は似合いません。
一度好きになってお付き合いを始めた人とは、ずっと長く付き合い、結婚までいくこともしばしば。

特徴・心理⑨: よく働く

体育会系で育ってきたという経緯があるため、じっとしていたりサボっていたりすることは少なく、本当によく働きます。
一人称が「自分」の人と結婚すると、女性は幸せかもしれません。

仕事はもちろん一生懸命やってくれますし、家事・育児も率先してやってくれる可能性が高いです。
一度好きになった人のことを大事にするという要素も合わせもつため、妻のことを大事にしたいという一心でよく働くはず。

そして本人も、そのことが全く苦ではなく、むしろ人生の喜びとなっているというところがポイントです。

特徴・心理⑩: 責任感は人一倍ある

一人称が「自分」という男性はもちろんのこと、女性にも当てはまるのが、責任感の強さです。
それまでの人生で「仕事を任される」という場面が他人より多かったため、自然と責任感が身についてきました。

また、何に対しても真摯であろうとする姿勢も、責任感の強さに結びついています。
何か仕事を任されたら、必ず遂行しようと尽力します。

特徴・心理⑪:ライバルがいると燃える

体育会系で常にレギュラーを誰かと争ってきたという経験があるため、何かとライバルがいるほうが頑張れるという性格です。
他人のことを大切にする性格ではありますが、そこは別。

実力勝負で真正面からぶつかっていく強さがあります。
もちろんそのやり方は正々堂々と!

卑怯な手を使う相手のことは、決して許さないという怖さも持っていますよ。

特徴・心理⑫:融通が利かない

いろいろと利点を挙げましたが、実は欠点もあります。
それは融通が利かないという点です。

実直で真面目であり、また人に対しても真摯であるがゆえに、曲がったことは大嫌いです。
例えば「嘘」。

大人になれば「嘘も方便」という言葉があるように、時には嘘をついてでもその場を丸くおさめないといけない場面があります。
が、融通が利かないため、嘘をつくことができず、周囲から白い目で見られることも…。

周囲の人は温かく見守ってあげてほしいところです。

特徴・心理⑬:もともと内気だった

一人称が「自分」という人は、実はもともと内気な性格だったという人も多いでしょう。
その内気さを直すために、両親に無理やりスポーツを始めさせられたという経緯を持つ方も。

内気な性格を隠すために、「自分が」と言って存在を大きく見せているという意味合いもあります。

特徴・心理⑭:メンタルが強い

もともと内気だった場合でも、体育会系の畑でしごかれているうちに養われるのが精神力です。
ちょっとやそっとのことでは決してへこたれない、タフな精神力を持つ人が多いでしょう。

例えば、仕事でピンチに陥ったときでも、一人称が「自分」の人は、冷静に慌てず、そして粘り強く対処することができます。
これは文系の優男には無い大きな強みですね。

特徴・心理⑮:(女性の場合)女性らしさを消したい

女性が「自分が」と一人称で用いることは少ないとされていますが、まれに存在します。
女性が「自分が」を使う場合は、女性らしさを消したいという心理が働いています。

例えば、男性優位の職場にいてバカにされたくないという気持ちが強いとき、「自分が」と主張することで周囲に自分の価値を認めさせようとしています。
また、プライベートでも「自分が」を使う場合は、性同一性障害で悩んでいることも考えられます。

女性が「自分が」を使うときは、何らかのSOSのサインかもしれません。
周囲の人は、気遣ってあげられるといいですね。

一人称が自分の女性に対する男性の本音 

一人称が自分の人たちがコーヒーを飲む

では、一人称が自分の女性に対する男性の本音をみていきましょう。

  1. 同僚・友達ならアリ、彼女なら無し
  2. 堅苦しく感じることも
  3. 真面目で好感が持てる
  4. 女らしさを感じない
  5. 逆にセクシーさを感じる

続いて、一人称が自分の女性に対する男性の本音を、それぞれ詳しくみていきます。

本音①:同僚・友達ならアリ、彼女なら無し

まず、一人称で「自分が」と使う女性が同僚や友達という関係なら「別にいいんじゃない?」という意見がありました。
その人はそういうキャラなんだと認めてくれるということですね。

ただそれが「彼女」である場合は話が別のよう…。
「そもそも一人称に自分を使う女性を彼女にしようと思わない」という手厳しい意見もありました。

一人称にどれを使おうが本人の自由ではありますが、やはり一人称によってイメージはある程度出来上ってしまうようです。

本音②:堅苦しく感じることも

もちろん同僚や友達が一人称に「自分」を使うのは自由とは思っていますが、やはり「どこか堅苦しく感じる」という男性も。
「わたし」や「うち」などの一人称に比べると、確かに「自分」は硬い響きですね。

また「自分が」という人に対して、もともと硬派なイメージがあるため、堅苦しく感じるのでしょう。
「相手との距離を感じる」「いつまでたっても仲良くなれない気がする…」などの意見もありました。

本音③:真面目で好感が持てる

一人称に「自分」を使うことによってプラスのイメージを持つ人も。
真面目で好感が持てる」という意見がありました。

例えば「職場の女性はみんなどちらかと言えば派手で、男を品定めしているような人ばかり…。」という職場にいる男性は、女性らしさを武器にする女性に嫌気がさしていることも…。
特に自分も真面目という男性にとっては、一人称に自分を使う女性は好意の対象になり得るでしょう。

本音④:女らしさを感じない

女性が一人称に自分を使う場合、同僚や友達ならいいという意見もありますが、やはり「友達でもやっぱりどこかに女性らしい華やかさを持っていて欲しい」という男性には不人気です。
全く女性らしさを感じない」「なんで敢えて『自分』なわけ?」など、否定的な意見も目立ちます。

「自分が…」と言ってみて、どうも周囲から反感を買っているようだと気づいたら、あらためたほうがいいかもしれません。

本音⑤:逆にセクシーさを感じる

最後はちょっとマゾっぽい意見を一つ。
女性が一人称に「自分」を使うと「逆にセクシーさを感じる」という意見がありました。

「男社会の中で虚勢を張っているその姿がたまらない」「ミニスカートにピンヒールで『自分はこう思うの』と言って欲しい」などなど。
「こういう女性のプライベートの姿は一体どんなんだろう…とつい想像してしまう…」という人も。

男心はさまざまのようです。

「自分」以外の一人称の種類 

一人称が自分以外のたくさんの人

種類①:私(わたし・わたくし)

最もポピュラーなのが「私(わたし・わたくし)」でしょう
「私」は女性がメインに使う一人称ではありますが、社会人の男性でも多くの人が使っています。

多くの人が使っていて、公的にもOKとされる呼称と言えるでしょう。

種類②:僕(ぼく)

男性なら「僕(ぼく)」という方も多いですね。
幼稚園や小学生の男の子の多くが「僕」と自分のことを呼びますね。

その流れのままあらためることなく大人になってしまった場合に、社会人になっても「僕」と自分のことを呼んでいる方もいます。
つまり、「僕」というのはちょっと幼い印象を受けます。

また「僕」には「お坊ちゃん育ち」という印象を持つ人もいます。
ちなみに女性が一人称を「僕」とする場合は、ややヲタクな印象がぬぐえません。

種類③:俺(おれ)

自分のことを「俺(おれ)」という男性も多いですね。
ただこの「俺」という呼称は、女性の賛否が分かれるところです。

「堂々としていてカッコいい」「男性らしい」という好ましい意見もあれば、「何だか威張っているように聞こえる」「偉そう」という否定的な意見も。
「俺」と言っている男性本人のキャラクターも多いに影響しているとは思いますが、全員から賛成される呼称ではないため、できれば避けたほうがいいかもしれません。

種類④:自分の名前

自分のことを自分の名前で呼んでしまうのは、圧倒的に女性が多いですね。
そもそも一人称を自分の名前で呼ぶのは、幼い子供。

「(自分の名前)さぁ…」と話し始められると、幼さを感じます。
また、一人称に敢えて自分の名前を入れ込んでくるところに、尋常ならない自己主張の強さを感じます。

ゆえに「わがままそう…」というマイナスイメージが常に付きまとう呼称となります。

種類⑤:うち

その他、まだまだ一人称には種類がありますが、女性なら「うち」と呼ぶ人も意外と多いですね。
「うち」には崩した言葉の響きがあり、方言のようにも感じます。

が、実は日本全国どこでも「うち」と呼ぶ人は一定数存在しており、決して方言ではありません。
「うち」と自分のことを呼ぶ人の特徴としては、「照れ屋」というのが挙げられます。

「私(わたし)」と自分のことを呼ぶのが何だか恥ずかしいという気持ちがあり、ちょっと崩した「うち」で落ち着いているというわけです。
また、「うち」と呼ぶ女性は甘えん坊という特性もあるよう。

一人称を自分から変えるなら? 

一人称が自分の黄色い矢印

「自分」という一人称にはいろいろなイメージが付いていることが分かりましたね。
「自分が…」というと、どうも会社の中で浮いているな…と感じている方も多いのではないでしょうか。

では、一人称を「変えたいな」と思っている場合は、一体どれに変えるのがベストでしょうか?
それはやはり「私(わたし・わたくし)」です。

「私」は、社会人として公の場で使っても恥ずかしくない唯一の一人称です。
男性でも女性でも使えます。

「自分」から「私」に変えるだけで、一気にあなたの株は上がりますよ。

一人称は大事!「自分」を使うなら覚悟をもって

一人称を自分にする風船

今回は、一人称で「自分」を使う人の心理や特徴をおさえたうえで、社会人が「自分」を一人称で使うことはどうなのかということについてみてきました。
一人称に「自分」を使うと、ある一定のイメージがつきます。

一人称がいかに大切なのかということが分かりましたね。
だからといって、「自分」がダメというわけではありません。

個性をそこで出せる職場環境ならもちろんそのまま使い続けてOKです。
ただ、一人称を「自分」にするなら、ある程度のイメージがつくことは覚悟のうえで使いましょう。

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ライター
noel編集部

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