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「キョロ充」の意味とは

大学生に多く見られるキョロ充は、いつもキョロキョロと友人を探している人のことを言います。
「可愛そうだと思われたくない」「リア充だと思われたい」と言う気持ちから、過剰に人の目を気にし、無理をしてリア充を装っています。

常に好きなことをしていて、仲のいい友達と充実した毎日を送るリア充と違い、人に合わせるために常に無理をしているのがキョロ充ということです。
人の目を気にしすぎるが故に、自分の考えを言わず、周囲に合わせてばかりのキョロ充は、発言も中身が空っぽで、友達からは軽視されがちです。

そのため、グループの中ではいつも底辺、不憫な存在と言えるでしょう。

「キョロ充」の語源・違い

語源

「リア充だと勘違いしているキョロキョロしている人」というのが語源です。
1人でいることが不安で、いつも知り合いを探しています。

見せかけのリア充であるキョロ充には、自然に人が集まってきませんので、リア充のようであるためには、いつもキョロキョロと人を探さなければならないというわけですね。

リア充との違い

リア充とは、自分の趣味や交友関係などにおいて、楽しく充実した毎日を送っている人の事を言います。
反面、キョロ充は充実していると思われようと、いつも無理をしているのことから、リア充とは全く違う存在と言っていいでしょう。

リア充との大きな違いは、「孤独に耐えられるか」ということです。
「友達が居ないと思われたくない」という気持ちからあるキョロ充は、常に1人になるまいと一所懸命なのです。

ですが、本当のリア充は、1人でいることも普通にありますし、その時は自分のやりたい事を楽しみます。
人の目も気にしません。

1人になった時、自然に友達が寄ってくるのもリア充の特徴です。
キョロ充には基本的に人が寄ってくることが無いため、1人にならない為には、常に知り合いをキョロキョロと探さなければならないのです。

ぼっちとの違い

ぼっちとは、1人で行動している人の事を言います。
好きで1人でいるわけではなく、「人見知り」や「友達作りが苦手」という理由から、1人浮いた存在になってしまうのです。

リア充になりたいキョロ充は、ぼっちであることに異常な嫌悪感を持っているので、なんとしてでもリア充グループと行動を共にしたいのです。

ぼっちであることを解決するために何もできない、または何もしない人のことをぼっち。
ぼっちになるのが嫌で、懸命ににリア充の後をついて回っているくっつき虫のような存在がキョロ充

キョロ充も、「人見知り」であったり「コミュニケーションが苦手」という点ではぼっちと同じなのです。

キョロ充の10個の特徴

では、キョロ充にはどのような特徴があるのでしょう。
キョロ充には、以下の特徴があります。

  1. そわそわしていて落ち着かない
  2. 常に群れていたい
  3. 知っている人が居ないと大人しい
  4. 周りからの目を気にする
  5. リア充であることを主張してくる
  6. オーバーアクションで痛いやつ
  7. SNSの返信が早い
  8. 自分の考えは言わない
  9. 友達のことばかりを自慢する
  10. 友達は上辺だけの存在

続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきます。

特徴①:キョロキョロしていて落ち着かない

1人でいる事を過剰に怖がっていて、教室でも学食でも、キョロキョロと知り合いを探しています
友達と一緒にいる事が自分のステータスなので、1人でいる所を人に見られるのが恥ずかしく、許せないのです。

教室のドアが開くたびにキョロキョロと後ろをチェックするのも特徴の1つと言えます。
知り合いが来ないか、確認しているのです。

特徴②:誰かと一緒じゃないと嫌

講義も、学食も、誰かと一緒じゃないと行きたがりません
逆に、ご飯が済んでいても、リア充グループが学食に行くとなれば自分も一緒についていくのです。

誰かと一緒だと安心するのは、「自分は1人じゃない」と思いたいからなのかもしれませんね。

特徴③:知り合いが居ないと静か

キョロ充は、1人でいる時はとても静かです。
周りにどう思われているか、心配で仕方がないのです。

それなのに、知り合いがいると途端に気が大きくなり、大げさな行動を取りがちです。
一人では何も出来ないということですね。

特徴④:人の目を気にしすぎる

人からの評価を気にするキョロ充は、何をするにも「人からどう思われるか」が1番大時です。
自分の意志、意見は二の次で、常に相手の顔色を伺っているのです。

ファッションは流行に流されやすく、雑誌に乗っているような格好をします。
ダサいと思われたくないのでしょうね。

それでも本当に似合っているか心配で、キョロキョロと周りの目を気にしてしまうのです。

特徴⑤:リア充アピールが酷い

無理してリア充を装っているにもかかわらず、SNSではリア充をアピールするために、凝った写真や友達と一緒の写真を頻繁に掲載します
SNS用に、やたらみんなで写真や動画を撮りたがるのも典型的な行動と言えるでしょう。

アップした投稿はこまめにチェックし、どのくらいの「いいね!」があるか心配で仕方ありません。
凝った写真をアップし、リア充アピールをしているのにもかかわらず、いいね!もコメントも、本人が思うより少ないのは、無理をしていることが皆にバレバレなのです。

特徴⑥:オーバーアクションで痛いやつ

キョロ充は、人とコミュニケーションを取ることが苦手です。
苦手なのに無理をしてリア充グループの飲み会などに参加しているのです。

なんとか場を盛り上げようとしますが、グループのメンバーからしてみれば、大して仲良くもないのに過剰な盛り上げ方をするキョロ充は、「痛いやつ」でしかないのです。

特徴⑦: SNSを異常にチェックする

誰かと繋がっていることで安心する為、友達の投稿すべてをチェックし、コメントをするということも平気やってのけるのがキョロ充なのです。
TwitterやFacebookといったSNSを常にチェックしているので返信がとても早いのも特徴です。

グループの行動や人付き合いは、まるで監視するかのようにチェックします。
一緒にいるとき、話題に取り残されるのが不安なのです。

特徴⑧: 自分の胸の内を言わない

リア充グループから仲間はずれにされることを常に恐れているキョロ充は、いつも本音を隠しています。
自分の意志は飲み込んで、友達の発言には当たり障りのない相槌をし、グループの予定に合わせて行動しているのです

自分から何かをしようとすると、友達が集まらないのでしかたありません。
普段から自分の意見を言わないということは、心を開いていないということです。
本当の友達がいないのも無理はありませんよね。

特徴⑨: 友達のことばかり話す

リア充の友達のことを、まるで自分の事のように話します。
凄い人と友達である事が自分のポテンシャルに繋がると思っているようですが、傍からすれば、「友達のことを自慢されても…」と思いますよね?

キョロ充は、自分に全く自信が無いので、自分のことはあまり話したがりません。
そのため、優れた友達の話をすることでしか、自分を表現できないのです。

特徴⑩: 仲間は仮染め

外面や、人の顔色をばかりを気にして発言するキョロ充の人付き合いは、中身が空っぽで、深い付き合いになることはありません。
その必死さが、友達から軽視されることに繋がり、グループでいつまでもくっつき虫のような底辺の存在である理由なんです。

上辺や建前を重視するのが日本人の性質なので、キョロ充が増えてきていることは仕方ないのかもしれませんね。

キョロ充は周りにどう思われている?

同じグループの人からしてみれば、大して仲良くもないのに馴れ馴れしくされ、スキンシップも激しいので「ウザい」と思われがちです。
はたまた、言われた事に従うだけの「下僕」のように思われているかもしれません。

媚びへつらっている様子は、嫌われる原因もになり、高校だとイジメに発展することもあります。
可愛そうだと思われないためにやっていることが、逆に不憫だと思われる結果を招いているのです。

人に合わせることに必死な姿はとても滑稽で、周りからもよく思われていないようですね。
キョロ充という言葉が、ネットスラングとしてネットで人を叩くために使われているように、周りに悪い印象しか与えないのです。

キョロ充あるある

うぇーい

では、キョロ充あるあるをみていきましょう。
キョロ充には、以下のあるあるがあります。

  1. 顔は地味なのに服装が何故か派手
  2. 人を格付けし、人によって態度を変える
  3. 会ってすぐの「うぇーい」がとにかくウザい
  4. 見栄をはる
  5. 飲み会、イベントには必ず参加
  6. 友達との距離が近すぎる

それぞれの「あるある」について詳しくみていきましょう。

キョロ充あるある①:顔は地味なのに服装が何故か派手

リア充に容姿が優れている人が多いのに対し、キョロ充の見た目は普通以下な事がほとんどといえます。
それでも、リア充と同じように見られたいので、身の丈に合わない服装になってしまうのでしょう
周りから見たら少し違和感を覚えますよね?

地味な人達と一緒にされたくないという思いから、派手な格好をしているようですが、空気が読めないキョロ充は、それが逆に浮いて見えている事に気づかないのです。

キョロ充あるある②:ぼっちを叩く

キョロ充は、ぼっちの悪口言います。
ですが、本当のリア充は、ぼっちのことを気にかけはしても、悪く言ったりしません。

キョロ充は、「可愛そうな存在であるぼっちだと思われたくない」と思っている程ですから、ぼっちのことを自分より下に見ています。
ぼっちに対して悪口を言うことでしか、自分の地位を確認する方法が無いのです。

コミュニケーション能力が乏しく、話題づくりで悪口を言ってしまうキョロ充に対し、優しい性格のリア充が良く思うわけがないですよね?
結果、リア充がぼっちをかばう形になり、キョロ充はまた孤立していくのです。

キョロ充あるある③:会ってすぐの「うぇーい」がとにかくウザい

場を盛り上げるための「うぇーい」はキョロ充の代名詞ですよね?
ですが、大して仲良くもない人からそんなテンションで挨拶されても、「ウザいだけ」というわけです。

無理をしてでもグループに所属したがっているキョロ充は、なんとか場を盛り上げようと必死です。
ですが、盛り上げ方がいつも単調ではつまらないですよね。

キョロ充あるある④:見栄をはる

無理をしてブランド物を身につけたり、人から良く思われる為に見栄をはります。
友達との会話でも、自分が全然分からない話でも、あたかもすべて理解したかのような相槌をうったり、同じ趣味を持っているかの様に振る舞います

「マジで半端ねえ」「分かる分かる」などと肯定するような相槌をうちますが、それが大げさすぎるのが逆に嘘くさいと思われてしまうのです。

キョロ充あるある⑤: 飲み会、イベントには必ず参加

キョロ充は、飲み会やイベントなど、グループでの集まりには必ず参加します。
リア充は、何か予定があったら断るのに対し、キョロ充が何がなんでもグループでの行動を優先させるのは、仲間との会話や話題に入れないことを極端に恐れているからです。

友達との付き合いが薄っぺらいため、「グループから仲間はずれにされるかもしれない」という気持ちがいつも何処かにあり、そうならないために必死なのです。

キョロ充あるある⑥: 友達との距離が近すぎる

空気を読むのが苦手なキョロ充は、適切な距離感が分かりません。
リア充の友達と仲がいいと思われたいので、距離が近くなってしまうのです。

肩を組んでSNS用の写真を撮ってみたり、仲が良さそうに体を叩いてみたり、それで自分があたかもそのグループと仲がいいように見せかけようとしているのです。

ですが、本当に仲のいい友達じゃないと、距離感が近すぎることはとても不快ですよね?
キョロ充は、コミュニケーションが苦手な点からその距離感が分からず、結果的にイジメられるといった結果を招くこともあるのです。

キョロ充は、「体を叩く」「蹴る」といったスキンシップも多く取りがちです。
キョロ充にとって、体を叩いてツッコミを入れる姿が、仲のいい友達のイメージなのでしょうね。

そのイメージばかりが先に立ち、仲良くなろうと近づいてくるキョロ充は、周りから「馴れ馴れしい」「しつこい」と思われてしまうのです。

キョロ充から抜け出す方法

では、キョロ充から抜け出す方法をみていきましょう。
キョロ充から抜け出す方法には、以下のものがあります。

  1. 無理をするのをやめる
  2. 1人への恐怖心を無くす
  3. 人と比べない
  4. 自分と向き合う
  5. 人の目を気にしない
  6. 自分の事を伝える
  7. 人物そのものに興味を持つ

続いて、キョロ充から抜け出す方法を、それぞれ詳しくみていきます。

キョロ充から抜け出す方法①:無理をするのをやめる

「無理をしてテンションを上げる」「無理をして好きでもない服を着る」「無理をして予定を合わせる」「無理をして友達のフリをする」など、キョロ充は無理をしていることが多いのです。
無理をしているということは、自分を偽っているということですよね?

大学デビューする為にキャラを変えるというのも、キョロ充に、ありがちな行動ですが、そもそも偽りの自分では、充実した毎日を送ることはできないのです。

無理をするのをやめ、身の丈にあった生活をしましょう。

キョロ充から抜け出す方法②:1人への恐怖心を無くす

キョロ充から抜け出すための有効な手段として、「ぼっちになってみる」という方法があります。
キョロ充は、大学生活は大勢でわいわいするものというイメージを持っていることが多いですが、人は時に1人の時間も大切なのです。

1人でいることによって、本当に自分に興味を持った人が話しかけてくれやすくなりますし、そうすれば本当の友達ができやすいからです。
上辺の付き合いのグループにいたのでは、本当の友達はできず、いつまで経ってもキョロ充から抜け出せないでしょう。

キョロ充から抜け出す方法③:人と比べない

人は人、自分は自分という気持ちで、人と自分を比べるのを止めましょう。そして、自分が自分らしくいることに自信を持って過ごすことが大事です。

人と自分を比べるのを止めて、自分に自信が持てれば、自然に人の目も気にならなくなるでしょう。

キョロ充から抜け出す方法④:自分と向き合う

キョロ充は、人と合わせてばかりいるうちに、自分のしたいこと、本当の自分を見失ってしまっています。
繕ってばかりいては、リア充にはなれません。自分でやりたい事をやっている人こそが輝いていて、充実した毎日を送ることができるのです。

まずは、自分のやりたいこと、趣味を見つけ、没頭してみると良いでしょう

キョロ充から抜け出す方法⑤:人の目を気にしない

キョロ充は、人からこう思われるのではないか?と人の目を気にしすぎる傾向にあります。
ですが、考えているほど周りは気にしていないし、どうでもいいと思っているのではないでしょうか

人の目を気にしないことで、自分に自信を持つことができ、自然と生き生きした生活を送ることができるのです。

キョロ充から抜け出す方法⑥:自分の事を伝える

人と仲良くなるには、本当の自分がどんな人なのか知ってもらう必要があります。
そうでないと、相手はいつまでもあなたの事を友達だと思ってくれません。

グループに所属していたとしても、友達がたくさんいると思っていても、それは勘違いで上辺だけの付き合いだなんて悲しいですよね?
友達がたくさんいるリア充の人がいたとしたら、多くの人がその人のことを良く知っているからと言えるでしょう。

ですから、まずは「相手がどう思うか」と考えるのを辞め、思い切って自分の事を話してみましょう。
そうすれば、ありのままの自分を受け入れてくれる人と友達になった方が楽しいということに気づくはずです。

キョロ充から抜け出す方法⑦:人物そのものに興味を持つ

友達を作るためには、自分を知ってもらうことはもちろん、相手のことも知らなければなりませんよね?
それなのに、キョロ充は、「リア充グループ」という外見だけで友達を選んでいますから、仲良くなれるはずがなく、話題も広げることが出来ないのです。

相手のことを知り、本当にその人と仲良くなりたいという気持ちが大事なのではないでしょうか?

あてはまるとキョロ充?キョロ充チェックリスト

キョロ充チェックリスト①:ひとりランチが出来ない

キョロ充は、1人で、学食や食堂に入れないので、入り口に立って誰か一緒に食べてくれる友達がいないかLINEで確認します。

キョロ充チェックリスト②:ダサい人は話しかけないで!

ダサい人やオタクが声をかけると、同類と思われたくないキョロ充は、冷たい態度を取ります。

キョロ充チェックリスト③:誘うことはあっても、誘われることはない

1人で何もできないキョロ充は、何をするにも人を誘いますが、誘われる事はあまりありません。
友達からウザがられている事が多いからです。

キョロ充チェックリスト④:友達には同調、肯定する言葉しか言わない

とりあえず同調しておけば間違いないと思っているキョロ充は、大げさに同調の相槌を乱用します。
本当に、相手の話を聞いていて、相手の事を思っていれば否定的なことを言うこともありますよね?

でも、キョロ充は嫌われるのが怖いので、同調、肯定しかしないのです。

キョロ充チェックリスト⑤:SNSをチェックしすぎて電池がなくなる

常に誰かと繋がっていないと不安なキョロ充は、一人の時は常に皆の行動をチェックしています。

キョロ充チェックリスト⑥:何をするにもLINEで友だちを誘う

トイレも付いていくというキョロ充もいるぐらいですから、1人になりたくないが為にいちいちLINEで友達を誘うという行動をとります。

キョロ充チェックリスト⑦:話題作りに悪口を言う

体裁を気にするキョロ充は、周りのことも気になって仕方ありません。
自分より目下を見つけたならば、悪口を言わずにいられないのです。

キョロ充チェックリスト⑧:好みよりも浮かないか重視

自分の好きなものを買って浮いていると思われるより、無難なものを買ったほうがマシと思っているようです。

キョロ充とリア充は、全く違う正反対の存在

SNSチェック

無理して周りに合わせるのはとても大変です。
ぼっちへの不安や恐怖も、ストレスになりますよね?

ストレスを抱えてリア充であるように見せていても、本当のリア充にはなれません。
周りの目を気にすることを止め、自分らしく過ごすことが、リア充への本当の近道なのではないでしょうか?

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ライター
noel編集部

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