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埋没毛とは?

埋没毛に悩む女性

特徴

埋没毛は、名前の通り肌内部に埋もれて伸びてしまった毛です。
通常であれば毛は毛穴から肌の上に向かって伸びてきますが、何らかの理由で毛穴から伸びてこず肌内部で伸びた毛を埋没毛と呼びます。

肌内部で伸びている毛なので通常の除毛では処分できません。
セルフでの解決が難しく、強引に処分すると周囲の肌を傷つけてしまい悪化する恐れがあります。

できやすい部位

埋没毛ができやすいパーツは腋とVライン、足、眉です。
この部分に生える毛は太く先がとがっているものが大半で、伸びる方向もバラバラなのが特性。

これらの部位をセルフで処分をすると深剃りになりやすく、新しく伸びてくる毛がうまく表に出られず埋没毛につながるのです。
セルフでムダ毛排除がしやすいパーツですが、その分埋没毛が起こる危険も高い部分といえます。

埋没毛ができる原因

埋没毛が足にできてしまった人

毛が肌内部に埋もれてしまう要因はいくつかあります。
治療する前に、まずは要因を知りましょう。

①毛穴が傷付く

通常であれば、毛は肌の表側にある毛穴から伸びてきます。
この毛穴が塞がれると肌内部で毛が伸びてしまい、埋没毛となるのです。

毛穴が傷付く要因は多々ありますが、最も多いのがカミソリやピンセットによるムダ毛のセルフ排除。
セルフでのムダ毛処分は、想像以上に肌へ負荷を与えているのです。

ピンセットやカミソリといった手法はコスト面で負担がかからず、自分のタイミングで処分ができます。
安易で簡単な手法ですが、その分埋没毛が起こる危険も高まってしまうのです。

②太く先がとがった毛が生える

太く先がとがった毛が伸びる部分は埋没毛が起こりやすいです。
柔らかく細い毛であれば毛穴から出やすいですが、太く先がとがった毛は毛穴から出にくく肌の内部で伸びてしまいます。

太く先がとがった毛が伸びやすい場所、腋やVゾーンなどは埋没毛ができやすいパーツです。
この部分の安易なセルフ除毛は避けた方が無難でしょう。

埋没毛の間違った処理によるリスク

埋没毛の処理に悩む女性

埋没毛を無理矢理処分すると毛穴や周辺の肌に負荷を与えたり、傷付けたりしてしまいます。
傷口から細菌が入ると感染や炎症を引き起こし、別途で治療が必要となるのです。

治療をしても跡が残ったり荒れやすい弱い肌になったりなど、さまざまなトラブルの要因となります。
ただの埋没毛と甘く見ず、正しい治療を行いきれいな肌を維持しましょう。

セルフ処分で傷を付けずに解決できても、その時の肌への負荷が内部に沈着し将来的なシミの要因となります。
間違えた処分はさまざまなトラブルにつながるやっかいなものなのです。

埋没毛を処理する方法&治し方

埋没毛を改善するセルフケアグッズ

埋没毛をきれいに処分するには正しい方法と治し方を知っておきましょう。
セルフでできる方法と治し方をご紹介します。

  1. スクラブを使う
  2. 肌のターンオーバーを促す
  3. 保湿ケア

①スクラブを使う

スクラブは肌に残った古い角質を削り落とし、新しい肌を作り出す美容法です。
角質を削り落とせば埋もれた毛も徐々に肌の表へ出てくるので、セルフケアの中では安全な手法と言えるでしょう。

ただし、スクラブで強く擦るのは厳禁です。
毛穴や周辺の肌を傷つけてしまい逆効果となってしまいます。

また、スクラブは毎日行うと肌に負担がかかるので、週1回を目安に行ってください。
時間はかかりますが、セルフで解決するには安全で確実な手法なので、焦らず確実に行いましょう。

②肌のターンオーバーを促す

肌のターンオーバーを促して古い角質を取り除き、埋もれた毛を肌の表に出す手法も安全です。
スクラブ同様時間はかかりますが、トラブルの危険がなく確実に処分できます。

肌のターンオーバーを促すには血行促進と栄養素の摂取、規則正しい生活や適度な運動などがおすすめ。
日常生活のちょっとした振り返りと改善で肌のターンオーバーを促すことができるので、まずはできる範囲から始めてみてくださいね。

③保湿ケア

肌に水分と潤いを与える保湿は、スキンケアの基本であり重要なポイントです。
埋没毛に対しても効能が期待でき、保湿をすることで肌のターンオーバーを促しながら埋没毛が要因のトラブルを未然に防ぎます。

保湿ケアは埋没毛を改善すると同時に予防する効果的な手法です。
毛が埋もれやすい場所はケアを重点的に行いましょう。

埋没毛を予防するには脱毛サロンでのお手入れがおすすめ!

埋没毛の施術を受けている女性

埋没毛はムダ毛のセルフ排除が主な要因なので、サロンや医療クリニックでの施術がおすすめです。
2つの違いをピックアップしてまとめました。

脱毛サロン

サロンは安い価格が魅力的です。
無料で体験施術を行っているサロンも多々あり、脱毛デビューの人にも利用しやすい気軽さがあります。

サロンで用いる機器は照射出力を抑えたレーザー機器なので、痛みが少ないのが特性。
脱毛時の痛みには個人差がありますが、痛みが激しく出てしまったため途中で通うのを止めてしまう人も多々居ます。

痛みが少なく値段も安め、サロンでの施術は脱毛デビューにぴったりと言えるでしょう。

医療クリニック

医療クリニックで用いる脱毛機器は、サロンより高い出力なので短期間で効能が期待できます。
医療機関なのでアフターケアが充実しており、トラブルが起こったら同じクリニックで診断と治療が受けられるのです。

医療クリニックで用いる出力が高いレーザー機器は医師資格を持っている人のみ操作できるので、安全面もきちんとしているのが特徴。
ただし、サロンと比べて価格が高く、初心者にはハードルが高いイメージがあります。

埋没毛ができたときのNG行動

埋没毛を悪化させるピンセット

埋没毛ができてしまった際は、無理矢理肌内部から引っ張り出すのは絶対にやめましょう。
周囲の肌を傷つけてしまい跡が残ったり、炎症などのトラブルを引き起こしたりなど、思わぬ二次被害につながります。

強く擦ったり押したりするのも避けてください。
埋没毛の悪化や炎症、色素沈着といった危険が高まります。

刺激を与えないよう注意して、自然に毛が出てくるまで待つか治療を受けるまで触らないようにしましょう。

埋没毛に関するQ&A

埋没毛のないきれいな肌

埋没毛はどのくらいで治る?

埋没毛ができた箇所や肌質、毛の質など個人差が大きく出ますが、早くて1か月で治るでしょう。
通常、角質は1か月で排出されるので、肌内部に埋もれた埋没毛もこの期間で治るケースは多々あります。

ただし、肌のターンオーバーがうまくいかない、毛が深い部分伸びてしまってなかなか表に出てこないケースも珍しくありません。
このような場合、治るのに1年以上かかる可能性も出てきます。

毛が埋もれているのを発見したらなるべく早めに対処するのが鍵です。
古い角質を落とし毛穴から伸びやすい状態に整えれば、自然と改善されるでしょう。

炎症など肌トラブルが起きてしまったら?

炎症などのトラブルが起こった際は、すぐに最寄りの皮膚科で診察を受けましょう。
放置しておくと炎症が広がり、深刻な状態になる可能性もあります。

市販薬でトラブルを治す手もありますが、どの薬が確実に効くといえるものはありません。
間違えた市販薬を選んでしまうと逆効果となり、トラブルを悪化させてしまう恐れもあります。

自己判断は後々のトラブル発生の危険を高めてしまう行動です。
専門知識を持った医師の診察と正しい治療を受けて、トラブルを根本からしっかり治しましょう。

埋没毛の部分にしこりができてしまったら?

埋没毛が要因でしこりができるケースもあります。
しこりができた部分は血液やリンパの流れを阻害し、さらに大きいしこりになる可能性もあるのです。

しこりができてしまった際は皮膚科へ行きましょう。
肌トラブルと同様、自己判断は危険が伴うので、医師の正しい診断と適切な治療が必要です。

しこりの程度によっては何回か通院する必要があるので、自分が通いやすい皮膚科を選んでくださいね。

埋没毛は正しく処理をしてきれいな肌を作ろう!

埋没毛が改善して嬉しそうな女性

埋没毛は一度起こるとセルフで治すのは難しく、再発の可能性が高いやっかいなトラブルです。
きれいにムダ毛を排除しても、埋没毛があるだけで台無しになってしまいます。

埋没毛は正しく処分をしないと多くのトラブルを引き起こす要因にもつながるので、注意が必要です。
毛が埋もれてしまったら安易なセルフ処分はせず、正しい手法できちんと治してください。

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ライター
noel編集部

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