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裏編み込みって?表編み込みとの違いは?

裏編みと表編みの違い

表編み込み

一般的に「編み込み」と分類されているヘアアレンジは、三つ編みをする時に均等に分けた髪のひと束に、少しづつ髪を加えて、編んでいく髪の量を増やしながら編み進めていく技術のことです。
「編み込み」には、その作業する工程のちょっとした違いによって、「表編み込み」と「裏編み込み」という2種類に分けられます。

編んでいく髪の束を、上に重ねて編んでいく編み込みの事を「表編み込み」と言います。
表編み込みは、優しげでナチュラルな印象の仕上がりになるので、女性らしい甘い雰囲気に仕上げたい時におススメです。

裏編み込み

一方で「裏編み込み」は、編んでいく髪の束を下に重ねて編んでいく編み込みの事を指しています。
編み込みを作っていく手順は、ほとんど同じですが、編んでいく髪の束の重ね方が「上か下か」の違いで、仕上がりの印象が大きく変わるので表編み込みと裏編み込みは別物だと考えても、決して大げさではありません。

裏編み込みは、編み目が強調されて見えるので、モダンではっきりとした印象の仕上がりになります。
浮かび上がるような編み目が裏編み込みの特徴なので、きりっとした知的な印象に仕上げたい時には、裏編み込みがおススメ。

表編み込みの基本のやり方

裏編み、表編みの編み方

表編み込みと、裏編み込みの違いはご理解いただけましたか?
それでは、実際のやり方を「表編み込み」から詳しく説明していきましょう。

①適度な量の髪をわけ取り、三等分する

まず編み込みしたい量の髪の束を取り、三等分します。
この時に、量にバラツキがあると、編み込みのバランスが不揃いになってしまうので、大体同じ量になるように気を付けましょう。

②真ん中の髪の束の上に、右の髪の束を重ねる

三等分した髪の束の真ん中を、まっすぐ下に向けた状態で、右の髪の束を斜め向きになるように、真ん中の髪の束の上に重ねます。
交差させるイメージで、各髪の束が混ざらない様に気を付けてくださいね。

③右の髪の束の上に、左の髪の束を重ねる

交差させた2本の髪の束の上に、左の髪の束を重ねます。
下から順に、真ん中、右、左というように、髪の束が重なっている状態です。

この時、真ん中の髪の束が右に、右の髪の束が左に、左の髪の束が真ん中に来ていれば正解です。

④一番下にある真ん中の髪の束の量を増やして、一番上に重ねる

右にある「元真ん中」の巻の束に、残っている毛を少しすくって足します。
量を増やした髪の束を、先ほどと同じように上に重ねます。

⑤左の髪の束の量を増やして、一番上に重ねる

左にある「元右」に、毛をすくって量を増やして上に重ねます。
表編み込みを作っていく作業工程は、端の髪の束に毛を足して上に重ねるという動作の繰り返しです。

裏編み込みの基本のやり方

裏編み込みやり方

①髪の束を取り、三等分する

実は、はじめの作業は表編み込みの時と、全く同じなんです。
編み込みしたい量の髪の束を取り、三等分しましょう。

この時に、編み込まない部分の髪は前もって留めておくのがおススメ。
余分な毛が出ていない方が、スムーズに作業が出来ますよ。

②真ん中の髪の束と、外側の髪の束を入れ替える

3つに分けた髪の束の真ん中を、外側の髪の束とクロスするように入れ替えます。
この時に、真ん中の髪の束が上、外側の髪の束が下にくるようにクロスさせるのが重要!

表編み込みの時は、外側の髪の束が上にくるようにクロスさせてきましたが、裏編み込みは外側の髪の束が下にくるようにクロスさせます。
ココが表編みと裏編みの違いです。

クロスさせる順番は最後まで統一なので、「右、左」と交差するときに確認しながら作業を進めていきましょう。

③両サイドの髪の束に、髪をすくって量を足す

一段編むごとに、両サイドの髪の束に髪を足して量を増やします。
真ん中の髪の束には、髪を足す必要はありません。

すくう髪の量が左右で違ってしまうと、編み込みのバランスが崩れてしまうので、必ず同じ位の量をすくい取るように心掛けましょう。

④真ん中の髪の束を外側と入れ替える

量を増やした髪の束をひとまとめにして、真ん中の髪の束を右の外側の髪の束と入れ替えます。
入れ替えた「右の髪の束」が真ん中に来ているので、その真ん中になった髪の束を左の髪の束と入れ替えます。

必ず、サイドの髪の束が下にくるように気を付けてくださいね。

不器用さんでも簡単!便利グッズで手軽にできちゃう裏編み込みのやり方

裏編み込みのグッズ

「手先が器用じゃないから、やり方がわかっても上手に出来ない」というアナタの強い味方。
便利グッズで、簡単に裏編み込みが出来ちゃうんです。

①髪の束を取り「カンタン編み込みメーカー」をセットする

まずは編み込みにしたい部分の髪の束を取り、少し持ち上げて束の下に「カンタン編み込みメーカー」をセットしましょう。
セットする時に、束の中心からずれないように気を付けてくださいね。

②髪の束を三等分して、それぞれ差し込む

はじめに取った髪の束を三等分して、それぞれを編み込みメーカーのA,C,Dに差し込んでください。
この時少し束をねじって、まとまりを作ってから差し込むと、きれいにセットできますよ。

③順序通りに束を移動させる

髪の束をひとつずつ移動させていきます。
まずDの束をBに移し、Cの束をDに入れ替えましょう。

それから今度は、Aの束をCに、Bの束をAに移動させてください。
束を移動させる時は、取り残しが無いように気を付けましょう。

④「カンタン編み込みメーカー」を下にずらして髪を足す

編んだ髪の束から、少し編み込みメーカーを下げます。
両端のAとDに髪を足して、量を増やしてください。

増やす髪の量は均等になるようにしないと、編み目のバランスが悪くなってしまうので要注意です。

⑤手順③から繰り返し

両サイドに髪を足したら、手順③に戻って同じように順序通りに束を移動させます。
移動はD,C,A,Bの順番です。

最初の「DをBに移動」させること、と「空いたところに次の束を持ってくる」こと、を覚えておけばバッチリです。
移動させ終わったら、編み込みメーカーを下にずらしてAとDに髪を足して、また束を移動させるという作業を繰り返して、編み込みを作っていきましょう。

裏編み込みを応用したヘアアレンジ術

裏編みアレンジ

せっかく自分で裏編み込みが出来るようになったなら、可愛くアレンジして楽しみたいですよね。
コチラでは、裏編み込みを使って出来るアレンジをご紹介します。

①カチューシャ風裏編み込み

両サイドの髪を裏編み込みにして、編み込みしていない髪を持ち上げて、襟足で二つを結びます。
しっかり結んだら、髪をおろして結び目を隠してください。

顔周りはカチューシャ風ですっきりさせて、後姿は下した髪で程よいボリューム感が出るので、小顔効果が期待できるアレンジです。

②ツインテールからのタイトなアップスタイル

分け目をジグザグにして、ルーズに分けたツインテールを裏編み込みにします。
毛先はくるっと丸めて輪にした状態でゴムで結んでおきましょう。

右側の編み込みを襟足に沿うように左に持っていき、左側の編み込みの下に毛先を隠すようにして、ピンでしっかりと留めます。
左側も同じように、右に持って行ってピンで留めて完成です。

ボリュームが出ないまとめ髪なので、きちんとした印象にしたい時におススメのアレンジですね。

③サイドポニーテルのアレンジ

こめかみから裏編み込みをスタートして、襟足にそって逆サイドの耳下まで頭の形に添って編み込み、ゴムで結びます。
全体を編み込んでいくので、編み込む時に少し引き締めてあげると綺麗に仕上げることができるので、ちょっと力を入れて編み込むのがおススメです。

毛束をすくう時にきっちり分け目を付けてしまうと、仕上がりが筋っぽくなってしまうので気を付けてくださいね。

④お嬢様風ハーフアップ

トップにボリュームを出して結んだら、両サイドを裏編み込みにして結び目に巻き付けてまとめます。
ルーズにほぐして、分け目が見えなくなるよにバランスを整えましょう。

ピンを使わず、ゴムだけでアレンジしているので崩れにくいところが魅力的。
ハーフアップは緩くおろした髪が女性らしさを強調してくれるので、デートにおススメのアレンジです。

⑤ロングヘアのボリュームアップアレンジ

左右のバランスを少し変えて、ツインテールの裏編み込みを作ります。
分け目の毛束を、ジグザグにすくう事で、地肌が見えにくくなるので仕上がりが可愛いですよ。

大胆にほぐしてゆるふわ感を演出しましょう。
襟足で巻き込みながら、ピンを使って留めていくので、合わせ鏡でバランスを見ながら整えてくださいね。

ロングヘアならでは、のボリューム感が魅力的なアップヘアですが、バランスが難しく上級者向けのアレンジになります。

何度か挑戦して、裏編み込みを作ることに慣れて来たら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

ショートヘアからロングヘアまで!裏編み込みを使って、かわいいヘアアレンジ集

裏編みアレンジ集

髪の長さ別で出来る、裏編み込みを使った様々なアレンジをご紹介します。

①ショートボブの裏編みアレンジ

  髪が短くてもアレンジ次第で、裏編みを楽しめるんです。 トップの長さがある髪を、ざっくり取って中央でゆるめに裏編み込みをします。 はねちゃうおくれ毛が気になるなら、可愛いピンをポイントに付ければOK。 ルーズにまとめて、ナチュラル感を出すのがポイントです。 ###②ボブ~セミロングの裏編みアレンジ

両サイドをねじねじで中央に持って来たら、中央に作った裏編み込みと一緒にまとめて、最後はルーズな三つ編みを編んでフィニッシュ。
結んだ後に、ランダムに毛束を引っ張って崩すことで、こなれ感が演出できます。

肩下に届くボブ~セミロングの長さがあれば、出来るアレンジです。

③セミロングでも出来る裏編み込みのアップヘア

まずはツインテールで裏編み込みを作ったら、毛先を折り曲げてゴムで結びます。
折り曲げた毛先を襟足の裏編み込みの陰に隠して、見えない様にピンで留めればOK。

仕上げに軽くほぐして、ふんわりしたフェミニンな雰囲気に仕上げましょう。
ツインテールに分ける時、分け目の頭皮が見えない様にルーズに分けるのが可愛く仕上げるポイントです。

④ショートヘアの裏編み込みアレンジ

フロントからトップにかけての髪を、ふんわりと裏編み込みにすることで、ボーイッシュになりがちなショートヘアでも、女性らしい印象のアレンジに仕上げることができます。
毛先を軽く巻いておくと、スタイルを決めやすいですよ。

⑤ロングヘアの裏編み込みアレンジ

女の子なら一度は憧れるラプンツェルヘアは、裏編み込みアレンジで作ることが出来ちゃうんです。
ロングヘアの魅力を最大限に生かした、ボリューミーな編み込みは一度は挑戦してみたいアレンジですよね。

ラプンツェルヘアを可愛く決めるポイントは、編み目がわからなくなる位に大胆にほぐすこと。
全体的にしっかりほぐすので、少しくらい編み込みが上手くいかなくても、絶対に可愛く仕上げることが出来るんです。

長さがある分、工程は大変ですが結婚式や成人式などのここぞという時の勝負ヘアアレンジにおススメです。

やらず嫌いは勿体ない、裏編み込みは難しくない!

裏編みまとめ

作業工程に慣れてさえしまえば、決して動作は難しくない裏編み込み。
やり方自体はとても単純なので、少し練習すればすぐできるようになりますよ。

髪の長さに関わらず、いろんなアレンジを楽しむことが出来るというのも、裏編み込みの魅力の一つです。
是非裏編み込みをマスターして、色々なアレンジを楽しんでみてくださいね。

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ライター
noel編集部

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