
冬も日焼け止め必須!毎日塗るべき理由&冬におすすめの日焼け止め15選
美肌の為に冬も紫外線対策が必要なことを知っていますか? 夏の紫外線対策はばっちりだったとしても、秋冬は日焼け止めを塗らない人も多いのではないでしょうか。 なぜ冬も紫外線対策が必要なのかご説明します。 また、日焼け止めの選び方やおすすめの日焼け止めもご紹介しますね。
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冬でも日焼け止めが必要な理由
冬の紫外線は肌内部へダメージを与えるUVAがメインです。
冬の肌はどんなにケアをしていたとしても、乾燥や寒さにより保水力が低下しており、バリア機能も乱れている状態です。
その状態の肌へ紫外線による追い打ちをかけることにより、皮膚内部の組織は乱され、バリア機能が更に低下し、肌の弾力としなやかさが失われます。
肌の弾力性が失われるとしわ、たるみが加速し、外部からのストレスによりターンオーバーが乱れ、肌トラブルが起こりやすくなるのです。
また、肌表面の皮膚が乾燥し硬くなるため肌がごわつき、光の反射量が低下するのでくすみを招きます。
冬用の日焼け止めを選ぶ前に!紫外線の基礎知識
紫外線A波(UVA)
肌内部の真皮中層まで届く、波長の長い紫外線です。
ガラスや雲を通り抜ける性質を持ち、知らないうちにしわやたるみを引き起こします。
UVAによる日焼けは肌が黒くなるのが特徴で、紫外線を受けてすぐに黒くなる即時型黒化と、数か月間持続する持続型黒化の2種類があり、UVAを浴び続けることでメラノサイトが活性化され、肌の黒化を招くのです。
UVAの即時型黒化を防ぐ値はPA(Protection Grade of UVAの略)と表示され、+の数で効果の高さがわかるようになっています。
紫外線B波(UVB)
赤く炎症を起こさせる日焼けと、肌が黒くなる日焼けの両方を引き起こす波長の短い紫外線です。
UVBは散乱性が高く、空気中のちりやほこりで乱反射するので日陰にいても日焼け止めを塗っていないとダメージを受けてしまいます。
また、UVBは皮膚表面の細胞に直接ダメージを与えるため、肌のバリア機能を低下させ、水分保持機能を失った肌は乾燥するようになり、肌荒れを起こします。
赤く日焼けした後に皮が剥けるのは、損傷が激しくて皮膚が細胞を修復できないからです。
UVBを防ぐSPFはSun Protection Factorの略で、日焼け止めを塗っている人と塗っていない人を比べ○○倍日焼けを遅らせる、というのを数値化したものがSPF値で表されます。
年間で見た紫外線A波と紫外線B波の変動
UVBは4月頃から徐々に増え始め、7月から8月にピークを迎えます。
9月以降は徐々に弱まり、冬になると夏の3分の1ほどの紫外線量になります。
UVAは5月から8月が最も紫外線量が多く、冬も半分までしか紫外線量は下がりません。
年間を通して注意しなければならない紫外線なので、日焼け対策を怠っているとダメージが蓄積されていきます。
冬用の日焼け止めを選ぶときのポイント
紫外線から肌を守るためにも、冬でも日焼け止めを塗りましょう。
冬の日焼け止め選びのポイントをご紹介します。
- 保湿力
- SPF、PA値
- 肌ダメージ
- 塗り直しやすさ
- 使用感
ポイント①:保湿力
冬の日焼け止め選びで重要なのは保湿力の高さです。
乾燥から肌を守るためにも、保湿ケアも同時に行える乳液タイプや美容液成分配合の日焼け止めを選ぶとよいでしょう。
保湿成分には様々な種類があり、肌内部に水分を抱え込むヒアルロン酸とコラーゲンや、掴んだ水分をキープするセラミド、レシチン、スフィンゴ脂質、肌内部の水分を蒸発させないようにするスクワラン、ホホバオイル、ワセリンなどがあります。
ポイント②:SPF、PA値
紫外線のダメージから身を守るためには、日焼け止めのこまめな塗り直しとSPF、PA値の正しい理解が必要不可欠です。
普通肌の日本人の場合、真夏の晴れた砂浜では平均で約25分で赤く日焼けします。
色白の人は20分、色黒の人なら30分と個人差がありますが、日焼け止めを塗った場合と塗らない場合を比べ何倍赤く日焼けする時間を伸ばせるかの数値がSPF○○と表されるのです。
SPF24の場合、普通肌の人25分×SPF24=600=10時間で、日焼け止めを塗らない人と比べると24倍の時間、UVBによる赤い日焼けを遅らせます。
一方PA値はUVAを防ぐ効果を示すためのもので、+の数が多ければ多い程効果が高いことを表しています。
PAの+値は全4段階あり、PA+は効果がある、PA++++は極めて効果がある、という意味です。
日焼け止めを選ぶ際は自分に合ったSPF、PA値の日焼け止めを選び、正しく使いましょう。
ポイント③:肌ダメージ
紫外線を防ぐためとはいえ高いSPF値やウォータープルーフ機能などは肌にダメージを与えるということを理解しておきましょう。
冬の肌はバリア機能が低下している状態なので、過剰な刺激は乾燥や肌トラブルを招きます。
肌トラブルを起こさないためにも、自分の生活スタイルに合った日焼け止めを選びましょう。
ポイント④:塗り直しやすさ
冬は屋内外の気温差が激しく、じんわりと湿った汗をかきやすいのが特徴です。
電車や店舗などに入った際、発汗によって日焼け止めが流れてしまったり、マフラーなどの衣類の擦れで日焼け止めが落ちてしまうことも考えられます。
化粧直しのタイミングで塗り直せるものを選ぶと手間がかかりません。
ポイント⑤:使用感
乾燥によって肌がつっぱったり、ヒリヒリして赤みが出るのが冬に多い肌トラブルです。
中には保湿成分が入っていても湿度が低下すると乾燥を招くものもあるため、日焼け止めは使用感まで確かめ、自分に合ったものを使いましょう。
冬におすすめの日焼け止めランキングTOP10
保湿成分、使用感、肌への優しさなど、気になることが多い冬の日焼け止め選びですが、自分に合ったものをしっかりと選びたいですよね。
ではここで冬のおすすめ日焼け止めをランキング形式でご紹介します。
10位:パックスナチュロンUVクリーム

オリーブスクワランとカミツレエキス配合のシンプルなパックスナチュロンUVクリームは、余分な成分が入っていないのが特徴です。
保湿成分がたっぷりと含まれているため冬のかさついた肌に優しく、合成の紫外線吸収剤、合成界面活性剤を使用していないので、小さなお子様と一緒に安心して使えます。
石鹸で簡単に洗い流せるので、日焼け止めを落とす際の肌ダメージからもしっかり守れるのが嬉しいポイントです。
9位:FLPサンスクリーン

FLPサンスクリーンはアロエベラ液汁を使用しており、お肌に優しく使い心地の良い日焼け止めです。
保湿力抜群なので冬の乾燥対策にクリームとして使用する人もいるくらい潤いたっぷりで、塗るとしっとりとした肌になります。
冬の乾燥から身を守りつつ、同時に日焼け対策も出来てしまう便利な1本です。
店頭であまり見かけないのが寂しいですが、アトピー肌の人や敏感肌の人も使えるくらい肌への刺激が少ないため、今まで色々な日焼け止めを使ったけれどどれも合わなかった、という人はぜひ試してみてください。
8位:カントリー&ストリーム UVウォータリージェル

カントリー&ストリーム UVウォータリージェルは手に出すとほんのりはちみつの匂いがし、肌の上にのせるとスッと馴染みます。
保湿力が高く、全シーズンを通して親子で使える日焼け止めなので冬にもぴったりです。
SPF値も高すぎず、PA値も冬のUVAを防ぐにはちょうどいいため、デイリー使いから屋外での活動に対応できます。
7位:オルビス サンスクリーン(R)フリーエンス

おすすめ日焼け止め第7位はオルビス サンスクリーン(R)フリーエンスです。
肌が本来持っている潤い成分の天然保湿因子に似た成分を配合しているため、塗った時にきしみ感がなく、肌の内側に潤いを閉じ込めてくれます。
石鹸で簡単に落ち、紫外線吸収剤を使用していないので肌への負担も少ないのが嬉しいですね。
6位:ユースキンS UVミルク

うるおい成分のしその葉エキス配合のユースキンS UVミルクは低刺激でしっとり感のある日焼け止めです。
クリームに近いテクスチャーなので、乾燥しがちな人の肌にも優しく馴染みます。
小さなお子様でも安心して使えるほか、石鹸で簡単に落とせる優秀な日焼け止めです。
5位:エテュセ バリアエッセンス

美容液成分配合のエテュセ バリアエッセンスは、花粉や塵からも守ってくれる機能を持つ心強い日焼け止めです。
微粒子汚れが肌に付着するのを防いでくれるため、花粉の季節にも大活躍すること間違いなし!
化粧下地としても使えるので、1本持っているといざという時に頼れる味方になってくれます。
4位:ニベアサン ウォータージェル

コスパ最強と名高いニベアサン ウォータージェルは、ボトルタイプとポンプタイプの両方が発売されているので、玄関と洗面台にそれぞれ置いておけば家族全員の顔身体全てに対応できます。
うるおい成分を配合しているため乾燥ダメージから肌を守り、付け心地も軽く伸びがいいので日焼け止め特有の不快感も少ないのが特徴です。
3位:アネッサ エッセンスUV マイルドミルク

日焼け止め界の王道、アネッサのエッセンスUV マイルドミルクは、敏感肌の人や赤ちゃんにも安心して使える低刺激タイプです。
厳選したスキンケア成分配合なので肌に潤いを与え、空気中の微粒子や汚れからも肌を守ってくれます。
乳液タイプで肌馴染みが良く、スッと伸びます。
塗る時も肌のつっぱりを気にしないでいいのが嬉しいですね。
2位:ノブ UVローションEX

低刺激で肌に優しいノブ UVローションEXはウォータープルーフなのに石鹸で簡単に落とせます。
べたつかず、さらっとした付け心地なので冬のじめじめとした汗にも対応できるのが嬉しいところ。
紫外線吸収剤不使用なので敏感肌の人でも安心して使えますし、アクネ菌の餌になりにくいかどうかをテストするノンコメドジェニックテスト済みのため、ニキビ肌の人やニキビができやすい人にもぴったりです。
ウォータープルーフ処方で化粧下地としても使用できるので、冬のスポーツ時や汗っかきな男性にもおすすめな日焼け止めです。
1位:ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス

コスパ、使用感、価格ともにすべてが納得の第1位はビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス。
ヒアルロン酸やローヤルゼリーエキス配合なので肌に優しく、冬の寒さから乾燥を防いでくれるのに、付け心地は軽くスッと伸びます。
ウォータープルーフなのに石鹸で簡単に落とせるため、スキーやスノーボードでも大活躍できる日焼け止めです。
重ね塗りしても白浮きせず、ぴったり密着してくれるので化粧下地としても使用できます。
下地としても使える!冬におすすめの日焼け止め
あなたは冬の化粧下地は何を使っていますか?
実は下地としても使えちゃう優秀なの日焼け止めがあるのです。
おすすめアイテムをこれからご紹介します。
おすすめ①:ポール&ジョー ラトゥー エクラ ファンデーション プライマー N

ポール&ジョーの化粧下地を一度は使ってみたいと思う女性も多いのではないでしょうか。
様々な化粧下地が出ている中、ラトゥー エクラ ファンデーション プライマー Nは潤いと肌の色味を補正するのに特化した下地です。
肌に透明感を与えてくれるため冬の血行不良やくすみを飛ばし、血色を良く見せてくれるほか、SPF20PA++なので日焼け止めとしての効果もあります。
水感のあるテクスチャーで肌にぴたっと密着してくれるので、冬の乾燥による化粧崩れを防いでくれます。
おすすめ②:スキンアクア トーンアップUVエッセンス

冬でもしっかりと紫外線対策をしたい方におすすめなのがスキンアクア トーンアップUVエッセンスです。
ラベンダーカラーの日焼け止めなので、塗るとナチュラルな透明感が出ます。
プチプラなので全身に使用してもお財布に優しく、塗ると肌の色が綺麗に見えるため思わず自慢したくなる憧れの美肌になれます。
ほんのり石鹸の香りで清潔感があり、ヒアルロン酸配合で保湿もできる優れモノです。
おすすめ③:プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止化粧下地UV

インナードライの人におすすめの化粧下地兼日焼け止めなのがプリマヴィスタ 皮脂くずれ防止化粧下地UVです。
SPF20PA++なので冬のデイリー使いにはちょうど良く、肌への密着度が高いため乾燥による皮脂くずれや口元のヨレを防ぎ、通勤時の満員電車の中でも崩れ知らずな肌にしてくれます。
もし多量な汗をかいてメイクが崩れてしまっても、綺麗な崩れ方をしてくれるのでメイク直しがしやすいのも嬉しいポイントです。
ただ、皮脂くずれをメインとしているため、乾燥肌の人は顔全体に塗るのではなく鼻やおでこなどの皮脂が気になる部分だけに使ってくださいね。
おすすめ④:ラロッシュポゼ UVイデア XL プロテクショントーンアップ

ラロッシュポゼのUVイデア XL プロテクショントーンアップはSPF50+PA++++と日焼け防止効果が高く、1年を通しておすすめな化粧下地です。
大気中の微粒子を防ぐ効果があり、肌のバリア機能をサポートする整肌成分を配合しているため、バリア機能が低下している冬だからこそ使ってほしい1本でもあります。
テクスチャーは固めですが肌にフィットするような質感なので、付け心地はしっとりしています。
肌ダメージを防ぎたい方、敏感肌の方におすすめです。
おすすめ⑤:オルビス スキンモイスチャーベース

オルビスのスキンモイスチャーベースは美容液成分を87%配合しているため、化粧下地でスキンケアができてしまう驚きの日焼け止めです。
色は血色感を与えてくれるピンクベージュなので、冬のくすみや血行不良もこの1本で解決できます。
また、カバー力を高める成分や大気中の微粒子から肌を守ってくれる成分も配合しており、冬から春の悩みを吹き飛ばしてくれる日焼け止めです。
冬に日焼け止めを塗るときのポイント
冬に日焼け止めを塗る時のポイント3つを確認していきましょう。
- 紫外線は通り抜けてくることを意識する
- 日焼け止めを塗る前でも保湿を徹底する
- 外出先や時間によって日焼け止めを選ぶ
ポイント①:紫外線は通り抜けてくることを意識する
ガラスや雲を通り抜けるUVA、乱反射して様々な角度から届くUVBからのダメージを防ぐためにも、紫外線は通り抜けてくることを意識しましょう。
薄手のタイツで外出する際や窓際の席で薄着になる場合なども、日焼け止めは必ず塗ってくださいね。
快晴の時の紫外線量を100%とすると薄曇りは80%、曇りの日は60%程といわれていますが、紫外線の反射角度や集まり方によっては曇りの日の方が紫外線量が増加することもあります。
冬だから、日差しが弱いからといって日焼け止めを塗らないと、知らないうちにダメージが蓄積してしまうので注意してくださいね。
ポイント②:日焼け止めを塗る前でも保湿を徹底する
日焼け止めに保湿成分が配合されているからといって保湿を怠ると、肌内部の水分が足りず乾燥を招く危険性があります。
日焼け止めを塗る前には保湿を徹底しましょう。
乾燥して肌荒れを起こしている部分に日焼け止めを塗ると、刺激が強く肌へダメージを与えることになります。
そうなる前に日頃から保湿し、皮膚内部の水分量を整えておきましょう。
ポイント③:外出先や時間によって日焼け止めを選ぶ
冬の日焼け止めは日常使いであればSPF15~25、PA+が肌へのダメージが少ないのでおすすめです。
屋外での活動量が多い場合はSPF20~35、PA+++を選び、こまめに塗り直しましょう。
ただし、雪の多い地域やスキーなどで標高の高い場所へ行く際は雪焼けと呼ばれる現象が起こりやすいため、夏のように真っ赤な日焼けをしてしまう恐れもあります。
雪による反射は紫外線量が増えるため、雪焼けの恐れがある場合はSPF40以上、PA++++があると安心です。
冬こそ日焼け止めを塗って紫外線対策を
冬に日焼け止めが必要な理由は、肌の健康を保ちダメージを与えないようにするためです。
夏の紫外線ダメージが回復しないまま秋冬を迎える人も多く、冬の乾燥や寒さによって肌のダメージは更に深刻化します。
冬に日焼け止めを塗らないままだと、冬の紫外線の蓄積は将来必ずあなたの肌を蝕みます。
美しい肌でいるためにも、冬の間に肌を労わり修復してあげましょう。
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