利き耳の調べ方!脳との関係性&利き耳の活用法・使い分け方
利き耳というものがあることを知らない人もいるかもしれません。 人間には利き手があるように、実は耳にも同じように利き耳が存在します。 この記事では、気になる利き耳の調べ方や脳との関係性について説明します。 さらに活用法から使い分け方についてもみていきます。
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「利き耳」とは?
利き耳とは、右耳と左耳のどちらかで音を聞きやすい方の耳のことを言います。
似た言葉の一つである利き手と同様に、どちらの耳が自分にとって使いやすい方であるかどうかを意味します。
両耳で聞いてしまうと、利き耳と判断するのは分かりにくくなります。
というのも、日常で利き耳の認識はほとんどの人はしていません。
利き耳と違い、利き手であれば話は変わってきます。
これが左手だと分かると、右手に矯正しようとたくさんの人が周知し考えます。
しかし、利き耳は見ただけで判断するには無理に近いレベルで難しいこともあり、それを矯正されることはありません。
結果として、無意識下で使いやすい方で聞くようになっていたという程度のものに落ち着いたのです。
こういった認識の薄さゆえに、利き耳を知らなくても問題はありません。
利き耳の調べ方
それでは、利き耳の調べ方についてご紹介します。
- 壁に耳を当てる
- 音に耳をそばだてる
- 耳鼻科へ行く
以下で、利き耳の調べ方を詳しくみていきましょう。
調べ方①:壁に耳を当てる
壁の向こう、反対側から音がすると思って、耳を壁に当ててみてください。
そこで、どちらの方の耳を壁に当てているかを確認してみましょう。
もし左側であれば左、右側であれば利き耳は右だと言えます。
利き耳を調べる有効な手段は、無意識にどちらの耳を使っているかを知ることです。
このことから、とっさに電話に出た方が利き耳という判断の仕方も挙げられます。
ただし、事務職など電話を取る際に利き手が筆記を行うことを教えられます。
教えられたとおりに、利き耳でなくとも利き手を逆の方に取っている場合もありますので注意してください。
ずっと自然に使っているからと言って、それが利き耳になるかは別なのです。
調べ方②:音に耳をそばだてる
小さな音を聞き取ろうとしたとき、耳に手を当ててその音に対して注意深くなります。
その際、どちらの方の耳に手を当てて音を聞いたかどうかで判断します。
また、音に耳をそばだてた際にどちら側を音の方に体を向けているかでも判断は可能です。
左寄り、あるいは右寄りになってしまっていることが分かれば利き耳がどちらか判断が可能です。
音を聞き取ろうとした際、それに対して自分が一番キャッチしやすいと感じる方法を実際は体がよく知っているのです。
もしどちらか分からず体を何度も動かしてしまった場合は、両方が利き耳である可能性が考えられます。
どちらかを決めたい場合は最初に使った方にしておくとベターです。
調べ方③:耳鼻科へ行く
調べようと躍起になって意識しすぎてしまうと、本当にその結果なのか信用度が低くなります。
「こっちが利き耳だ!」という思い込みを持って調べてしまうと、反対の結果を出してしまう可能性もでてきます。
そんな人には、確実に判別したい場合は耳鼻科へ行くことがおすすめです。
耳鼻科での聴力検査の結果を聞けば、自分の利き耳を把握できるでしょう。
もちろん、聴力検査が均等である場合は利き耳が両方である可能性もあるでしょう。
その際は「どっちなの?」と深く考えずに「両方なんだ」と受け容れるだけでOKです。
また、耳鼻科によっては聴力検査を行っているかが変わってきます。
近隣の耳鼻科へ行く際には、一度電話やメールなどの手段を使って確認した方が得策です。
利き耳と脳の関係性
利き耳が左
利き耳が左の際は、「右脳に支配されている」というように考えられます。
右脳はイメージの能力に優れ、図形の認識や空間の把握に役立ちます。
空間やイメージ能力の高さゆえに、左耳で聞くと創造性があり感情的に捉えやすくなります。
主に精神面で関わる部分です。
たとえば人を思いやりたいと思った時には左耳でその人と話をすると気持ちが感じやすくなります。
感情をイメージで把握しやすいことが、そういった優位性を持つようになるのです。
利き耳が左である人は人の話をよく聞いて、気持ちに寄り添って返すことができる可能性が高くなります。
利き耳が右
利き耳が右の際は、「左脳に支配されている」というように考えられます。
左脳は言語を処理する機能があり、論理的な思考や記憶に役立ちます。
そのため、右耳で問題を聞くと早く理解しやすく、覚えやすさも上昇します。
誰かと話し合うときは、理解が早くなる右耳で聞くことがいいでしょう。
そのため、利き耳が右の人は理論的で記憶力が良く、感情的になりにくい性質である可能性があります。
利き耳×脳の活用法
左耳×右脳
活用法①:音楽鑑賞
イメージ能力が高く、創造性のある右脳だからこそ音楽鑑賞は非常に有意義な時間にしてくれます。
特にクラシックなどを左耳で聞く方が非常に楽しむことができます。
一般的に、ヘッドホンやイヤホンなどは両方に当てることが印象強くあります。
しかし、より深く聞きたいのであれば左耳だけで一度聞いてみてください。
いつもと違った感覚で音楽を体感し、深みを味わう時間となるでしょう。
活用法②:ヒーリング
ここでのヒーリングとはストレスで病んだ精神を回復させる療法のことを指します。
ヒーリングミュージックという言葉があるように、音楽は心によい影響をもたらします。
ヒーリングミュージックを最大限で活用したいと思うのであれば、左耳を選んでください。
右脳に伝わりやすく、ヒーリングの能力により高い貢献をすることとなります。
一度言語化することなく感じる音は、心を癒す音色として響きます。
右耳×左脳
活用法①:ヒアリング
勉学におけるヒアリングは右耳がおすすめできるのは、論理的な思考を司る左脳だからこそです。
言語のヒアリングは感じるよりも、しっかりと注意して聞く方が理解が早くなります。
言語だけでなく、何かを学び、覚えて取得したいと思う事柄には右耳で聞いて意識してください。
右耳から得た言葉を左脳がしっかりと処理し、理解できるものとして受け容れてくれます。
もしイヤホンでのヒアリングが可能な際は、まず右耳で聞くといいでしょう。
活用法②:電話応対
仕事で活用できる右耳で、当てはまるものは電話応対です。
先に述べたように、利き手で筆記を行うため逆の方の耳で電話口を当てるのが一般的と言われています。
多くの人は右手が利き手であることが多く、左耳で聞く人が自然と多くなります。
ところが、論理的な思考が得意な左脳は右耳を支配しています。
それが実際は右耳で聞いた方が電話応対をスムーズこなすことができる理由として挙げられる要因です。
電話応対で聞き取れない、理解できないと悩んでいる場合は一度右耳での電話応対をおすすめします。
利き耳と利き手・利き目の関係
利き耳と利き手
正直のところ、利き耳と利き手には、明確な関係性は特にありません。
しかし、強いて言うなら人間は利き手を優位にさせようとする傾向にあります。
利き手を使いやすくするために、利き手と逆の方の耳を利き耳にしようとします。
利き手のことを考えてしまうあまり、利き耳の優先順位が大幅に下がってしまったことが言えます。
利き耳と利き目
利き目も利き耳も、どちらも二つ同時に使うことが主な使い方と多くの人が認識しています。
使う際に、どちらが使いやすいかが分かっていれば知らないより上手に使いこなせるでしょう。
耳も目も感覚器官として重要なもののであり、芸術や勉学に使う際はどちらとも優位に発揮したいと考えます。
そうなると、利き耳と利き目はある意味切っても切れないといっても過言ではないのかもしれません。
【左右】利き耳の割合
利き耳が左
利き耳が左の人の割合は約40%ほどです。
利き手と違って明確な線引きはされていないことが、割合に差が出ない結果になっているのでしょう。
実際、両方の耳に優劣がいないという人も多いです。
両方という項目を追加して考えると、割合はさらに下がった結果を出します。
利き耳が右
利き耳が右の人の割合は約60%ほどです。
左よりも多いのは、利き手が右である人の割合の方が多いためです。
利き手である右に合わせて、利き耳も右だと思い込む人もいます。
そんな状況で利き耳の割合のデータをとったところで当てにはできないのです。
利き耳は聴力を左右する?
利き耳は聴力を左右するとは考えられていません。
利き手と違って、耳は基本的に同時に使うことが一般的です。
幼い頃から利き耳を意識して過ごしてきたと言う人は少数派です。
もちろん、片方の耳ばかり使っていれば酷使した耳に異常が表れる可能性は高くなります。
不安な際は聴力テストなどを受けてチェックすることをおすすめします。
イヤホンは利き耳につけるべき?
イヤホンを利き耳につけるべきかという疑問は、利き耳のことを考えれば自然に思い浮かびます。
この場合、何を目的に聞くかどうかで決めるといいでしょう。
例をあげるなら、音楽は左で、英語のヒアリングは右といった具合です。
基本的にイヤホンは左右あるのものが多く販売されています。
そこで、イヤホンをどちらの耳つけるかの記載をチェックします。
左と右の記載がある方をそれぞれ付けた方が正解です。
利き耳を変えることはできる?
利き手と違って、利き耳は本当のところ、ほんの些細な違いしかありません。
本格的に変えるよりは、意識して使う方を優先するという形にしていきます。
ここで、自分の利き耳が左で、右に変えたいと思えば右を優先的に使います。
そうすることで、自然と利き耳として右を使うように働きかけましょう。
自分の意識できちんと考えて使えうことができれば変えられます。
まずは日常的に利き耳と逆の方を使う癖をつける工夫をしてみるといいでしょう。
利き耳を使い分ける方法
次に、利き耳を使い分ける方法をご紹介します。
- 目的を決める
- 片方だけのイヤホンを使う
- 聴きやすさを意識する
以下で、利き耳を使い分ける方法を詳しくみていきましょう。
方法①:目的を決める
使い分ける上で必要となるのは、利き耳を使う時の目的です。
自身の利き耳をどういった目的で使うかを決めておかなければ使い分けることは難しいでしょう。
もし自身の利き耳が右であれば、ヒアリングを目的とした際に利き耳で聞けば有効的なヒアリングができます。
ものづくりや芸術に触れる際にはを利き耳である耳ではなく、そうではない左を使うといった具合です。
方法②:片方だけのイヤホンを使う
利き耳を使い分けるためには、どちらか片方だけを使うように心がける必要があります。
イヤホンやヘッドホンは基本的に両耳をカバーし、密閉して使います。
そうなるとどちらの耳も結局は使うことになってしまい、利き耳を使い分けるまでに至ることができません。
そこで、片方だけしかないイヤホンを使うようにすると片方だけ使う状況にできます。
より有効的に使い分ける場合、空いた方の耳には耳栓をしておくとイヤホンを使う方だけに意識を向けられます。
方法③:聞きやすさを意識する
利き耳は音が聞きやすい方であることを最初の方で書きしました。
利き耳だと思った方、つまり、聞きやすいと思う方をしっかりと感じることが必要となってきます。
「こちらの方が聞きやすい」と判断したのであれば、そちらで聞くことを意識してください。
少し不安になっても自分の感性を信じて利き耳を判断します。
ポイントとなるのは利き耳である方を使っていると意識して聞くということです。
もしも、利き耳と反対の方で聞きやすさをどうしても意識するのであれば、本当に反対の可能性もあります。
確信を持てるまで、何回か試してみてもいいでしょう。
また、両耳を使うことが日常的であるため、両方が利き耳である人の方が多くいます。
聞きやすいと思った耳が両耳であれば、両方を意識して聞きましょう。
使い分けに必要なのは意識することですので、絶対にどちらかを決める必要はないのです。
利き耳を有効的に使えば、日常の音に変化が訪れる
自分の利き耳がどちらだったとしても、それぞれ使い方を決めるのは自分次第です。
だからといって、どうでもいいと適当に使うのは勿体ない方法です。
何を目的に聞くかをしっかりと決めていれば、聞き方も変わってきます。
日常に多くの音が溢れ、無意識にどの音を聞くか取捨選択しています。
それを意識的にすることで、普段何気ない日常にも変化が訪れます。
左耳と右耳の特性を意識し、音に注目してみるといいでしょう。
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