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「自己評価が低い」の意味 

自己評価が低い女性

自分自身に点数をつけるとしたら、10点満点で何点くらいをつけるでしょうか。
日本人は謙虚とか腰が低いなどと言われることからもわかるように、「私は10点満点です」と言いきる人はなかなかいないかもしれませんが、そんな中でも特に自分の点数を限りなく「0点に近い」と思っている人もいるでしょう。

「自己評価が低い」とは、その自分につける点数が低い人のことです。
社会において謙虚であることはある程度必要なこともありますが、度を超えた自己評価の低さは、仕事や人間関係などでマイナス評価を受けたりトラブルにつながってしまうこともあります。

客観的な視点で自分自身を見ることができないと、自己評価が低いことに気付かなくて損をしてしまうことだってあるのです。

自己評価が高い?低い?早分かり診断 

自己評価が低いかどうかチェック

それではどのような人が自己評価が低い人なのか、すぐに診断できる方法をご紹介していきます。
当てはまるものが多いほど自己評価が低いと言えるので、自分の性格を知る際の判断の一つにしてください。

診断①:自分のことが好きではない

自分に自信が持てない、自分のことが好きとは言えない人は、自己評価が低い人です。
自分の性格が嫌になることがある、人間関係がうまくいかない、勉強ができないなど様々な理由が考えられます。

鏡を見るのが嫌だったり、体型にコンプレックスがある、整形願望があるなどの見た目が好きではない場合もあります。

診断②:相手の目を見て話すことが苦手である

自分の意見に責任を持ったり、自信を持った発言ができない人は、相手の目を見て話すことができません
「こう言ったらなんて思われるか」「間違ったことを言ってしまうんじゃないだろうか」という自己評価の低さからくる不安があり、相手に心の内を見透かされるのが怖くて目を見ることができないのです。

診断③:思ったことを言えない

相手の反応が気になりすぎて思ったことが言えず、相手に話を合わせたり、違うと思っても否定できない人は自己評価が低い人です。
「AとBどっちがいい?」と聞かれても「どっちでもいいよ」と答えたり、「どこに行きたい?」と言われても「どこでもいいよ」と言ってしまうような受け答えも多いです。

本当に迷っていたり優柔不断なわけではなく、本当は自分の中で希望があっても口に出せず、相手に合わせようとしてしまうのです。

診断④:写真を撮られたり、自分が写っている写真を見るのが嫌いである

写真を撮られるのが苦手だったり、写真を撮ることになった時はすすんで撮る側になったり、自分が写っている写真を見るのが嫌いな人は、自己評価が低い人です。
自分を客観的に見ることになる写真は、自己評価が低い人にとっては、顔が変とか写りが悪いとかに関わらず決して見たくないものなのです。

診断⑤:褒められると申し訳なく感じる

イケメンや美人と言われるような人、またはすごい頭がいいとか優秀な人でも、自己評価が低い人はいます。
そういった人は周りから褒められる機会も多いのですが、「かっこいいよね」「頭いいんだね」と褒められても、謙遜しているわけではなく、申し訳なく思ってしまうのです。

「そんなことないのに褒めてもらって、気を使わせてしまっている」「お世辞で言っているに違いない」と褒められたことを真に受けることができません。

診断⑥:集団行動が苦手

集団行動が苦手で、一人や二、三人くらいの少人数で行動するほうが好きだったり気が楽だという人は、自己評価が低い可能性があります。
集団行動はどうしてもいろいろな意見があったり、みんなが賛成するようなことができない場面が多くなります。

自己評価が低い人はその中で自己主張することはできませんし、自分がやりたくないことを周りに合わせるのは苦痛でもあります。
それだったら一人でいる方が気楽だと思うのです。

自己評価が低い人には意外とイケメンや美人が多い? 

美人は意外と自己評価が低い

誰が見てもイケメンや美人な人でも、自己評価が低い人は意外とたくさんいます。
顔がいいんだから自信を持てばいいのに、と他人からしたらうらやましい限りですが、彼or彼女たちは自分の顔に関してどうこうとは思っていなくて、内面的なものが周りと比べて劣っていると思ってしまっています。

コミュニケーション力がなかったり、行動力がなかったり、そういう性格の面で自らの評価が低く、積極的格になれずに内向的な性格で閉じこもってしまいがちな人もいるのです。

なので、イケメンや美人でも自己評価が低い人は恋人がいない人も多いです。
最初は見た目でモテるかもしれませんが、仲よくなってくると性格に難点があったり、一緒にいても楽しくなくて、時間がたつとモテなくなったり付き合っても振られてしまうようになってしまうのです。

そのことがイケメン&美人にとっては「また振られた」というトラウマになり、自己評価がさらに低くなってしまいます。

自己評価が低い人の特徴 

自己評価が低い人は相手の目を見られない

それでは、自己評価が低い人にはどのような特徴があるのでしょうか。
その特徴には「短所」と受け取られることの多いネガティブなものが多いです。

  1. 褒められることに慣れていない
  2. 自己主張をしない
  3. 否定的な言葉が多い
  4. 不幸アピールをすることで安心する
  5. 自分に厳しい

以上5つの自己評価が低い人の特徴について、詳しくみていきましょう。

特徴① : 褒められることに慣れていない

自己評価が低い人は、あまり褒められることに慣れていません
たまに褒められるとどんなリアクションをとっていいかわからなかったり、せっかく褒められたのに否定してしまうことがあります。

褒められた時に「そんなことないよ」と謙遜して受け流すことは誰でもあると思いますが、自己評価が低い人は褒められると挙動不審になったり、何も言えなくなったり、せっかく褒めたのに縮こまってしまいます。

特徴② : 自己主張をしない

自己評価が低い人は、あまり自分を表に出さず、特に喜怒哀楽の中の「怒り」「悲しみ」と言った負の感情をあまり表現しません
どちらかと言えば八方美人だったり、周りに流されるタイプの性格をしています。

「私が思ったことは受け入れられない」「私の意見は採用されない」という意識があるので、「それなら言う必要はない」という考えになって自己主張をしなくなるのです。

特徴③ : 否定的な言葉が多い

「私なんて・・・」「どうせ私は・・・」というような、自分を否定する言葉が多いのも自己評価が低い人の特徴です。
決して能力がないわけではないにもかかわらず、何かを聞かれたり頼まれても「できない」「わからない」と否定することも多く、チャンスを逃したり、もったいないと思われてしまうこともあります。

特徴④:不幸アピールをすることで安心する

自分の立場を守るために不幸アピールをするという人も、自己評価が低い人の特徴です。
特に、何ごとにも優劣をつけたがる王様or女王様キャラが近くにいる場合や、上下関係が厳しいところ、気の強い人といる時に特に不幸アピールをします。

嫉妬の対象となることを避け、敵を作らないためにも、自己評価を低くして無駄に敵視されたりライバル視されたりしないようにするのです。

特徴⑤:自分に厳しい

一般的に見てできていることやもう十分にできていることでも、自己評価が低い人は「自分はできていない」「私なんてまだまだ」と自らに厳しいハードルを設けます
周りからするとそんなに頑張らなくてもいいのにと思うのですが、本人は納得できない完璧主義者な面を持つ人もいます。

自己評価の低い人には「私なんて何もできない」と思って何もしないマイナス思考な人ではだけでなく、向上心のあるプラス思考で努力家な一面も持ち合わせている人もいるのです。

自己評価が低い原因 

自己評価が低いのは自分に自信がない

子どもの時は「やりたい!」「できる!」と好奇心を持っていろいろなことに取り組んできた人でも、成長していく過程で様々なことを経験をし、徐々に自己評価が低くなる性格になってしまうことがあります。
なぜ自己評価が低くなったのか、その原因には以下のものがあります。

  1. 親に否定されて育ってきた
  2. 好きなことをできない環境だった
  3. 相談相手や信頼できる友達がいない
  4. 周りを優先させる癖がついてしまっている
  5. 優しすぎる
  6. 出る杭は打たれると思っている
  7. 何ごとにも苦手意識が強い

以上7つの自己評価が低い原因について、詳しくみていきましょう。

原因①:親に否定されて育ってきた

自己評価が低い人は、過去の生い立ちが原因のことがよくあります。
人格形成で最も重要な時期である子どもの頃、一番身近な存在である親からことあるごとに「あなたはダメな子ね」「なんでこんなこともできないの?」と自分を否定されてきた人は、自分への評価が低くなってしまうのです。

あまり褒められることがなく叱られてばかりだったり、過保護で親から大きすぎる期待を受けてきたような人も同じようなことが言えます。

原因②:好きなことをできない環境だった

これも子どものころの環境や育てられ方によるものが原因です。
親の教育方針が厳しかっただけでなく、金銭的なものや時間的なものなどで、好きなことをできない幼少時代を過ごしてきた人は、自己評価が低い傾向があります。

本当は好きなことをしたい年頃なのに我慢を強いられ、「やりたい」という気持ちを無理矢理抑えてきた経験が、大人になっても我慢することが当たり前という劣等感につながっているのです。
その劣等感からくるネガティブな思考が、自己評価を低くしてしまっているのです。

原因③:相談相手や信頼できる友達がいない

人間は誰でも悩んだり落ち込んだりすることがあります。
中高生以降になれば、そんな時に支えてくれるのは友達になってくるでしょう

しかし周りにそういう人がいないと、何か悩み事があっても自分のせいにしてしまったり、一人で悩んでどうしようもなくなって自暴自棄になったりしてしまうために、自己評価が低くなってしまうのです。

原因④:周りを優先させる癖がついてしまっている

遠慮しがちな性格や、相手の気持ちや周囲からどう思われているかが気になってしまう性格で自分よりも周りを優先させる癖がついてしまって、それが原因で自己評価が低くなってしまいます。
自己評価が低いということは自分に自信がなく、「私は〇〇だと思う」という自分の意見を主張することができないので、結果として周りに合わせざるをえなくなるのです。

原因⑤:優しすぎる

他人の意見を受け入れることは、優柔不断や相手に気を使いすぎていることも考えられますが、単純に「優しすぎる」という性格からくる場合もあります。
優しすぎると相手を否定できないので、意見が分かれた場合や対立した場合はどうしても譲る側になります。

それは自分の立場を低くしてしまっている、自分で自分の評価を下げてしまっていることになるのです。

原因⑥:出る杭は打たれると思っている

周りより突出して何かができると、「出る杭は打たれる」というように、損をすることや苦労することもあります。
それが辛かったり面倒だと感じる人は、能力はあるとしても「出る杭」になる必用はないと思っていることが自己評価を低くしている原因です。

できるのに「できない」と思い込んだり、そもそもやろうともしないという考え方になってしまうのです。

原因⑦:何ごとにも苦手意識が強い

自己評価が低いのは、何にでも苦手意識を持ってしまったり、初めてのことにチャレンジができない性格をしていることも原因として考えられます。
自分の能力を低く見積もっているので、「どうせ私にできるわけがない」「私には無理だ」と、やってもいないのに始めから諦めてしまうのです。

自己評価が低すぎる人の恋愛心理 

自己評価が低いと恋人に依存する

自己評価が低いと、自分自身を「愛される価値がない」と思ってしまいます。
愛する・愛されることと直結する恋愛においては、自己評価が低い人には以下のような心理状況になっていることが多いでしょう。

  1. 恋人に依存しがち
  2. 誘われたら断れない
  3. 自分から告白できない
  4. 浮気されても何も言えない
  5. 恋に落ちやすい
  6. 恋人に引け目を感じている
  7. 付き合ってもフェードアウトしてしまいがち

以上7つの自己評価が低すぎる人の恋愛心理について、詳しくみていきましょう。

心理①:恋人に依存しがち

自己評価が低い人は、他人に依存をしてしまうので、恋愛においては恋人がいれば恋人に依存してしまいます
「この人がいないと私はダメになる」「この人が私のすべて」と思い、生活のすべてを恋人優先にし、連絡がないと不安になり、情緒不安定になってしまうこともあります。

自己評価が低いため、相手を頼りきって、その存在がすべてになってしまうのです。

心理②:誘われたら断れない

自己評価が低い人は、誘われたり頼まれた時にはっきり「No」と言えない性格をしています。
そのため、特に女性は恋愛においては気をつけなければいけないこともあります。

男性から連絡先を聞かれて教えてしまったり、デートに誘われても断れなかったり、体の関係を迫られても断れなかったりというような、身の危険につながってしまう恐れもあるのです。

心理③:自分から告白できない

自己評価が低い人は、自分に自信がないので自分から告白できません
「私なんかを好きになってくれるはずがない」「告白しても振られるだけだから告白なんてできない」と、自分の価値を見いだせていないからです。

別に欠点があるわけでもなく美人だったり、周りから「絶対成功するよ!」「〇〇が、あなたのこと好きって言ってたよ!」と言われても、自己評価の低さから告白する勇気を持つことができないのです。

心理④ : 浮気されても何も言えない

自己評価が低いと、恋人が浮気をしても自分からは何も言えません
浮気をしたほうが悪いにも関わらず、そのことを追及したら、自分が嫌われたり別れられるかもしれないと思って、責めることができないのです。

①でもあったように、恋人に依存してしまっているので、浮気をされたことによる不安や不満よりも、逆ギレされて恋人を失うことのほうが不安に感じてしまうのです。

心理⑤:恋に落ちやすい

自己評価が低い人は他人に依存してしまうため、心のよりどころとしてすぐに好きな人を作ろうとします
人を好きになる条件が少なく、ちょっと優しくされたりするとすぐに「この人いいかも」「私なんかに優しくしてくれた」と思って恋に落ちてしまうのです。

ただ、その好きな人に想いを伝えることができないので、なかなか関係が進展せず、その想いが成就することはあまりありません。

心理⑥:恋人に引け目を感じている

自己評価が低い人は、愛されているにも関わらず「本当に私のこと好きなのかな」「なんで私なんかと付き合っているんだろう」と不安になることが多くあります
もし恋人がイケメンまたは美人とかでモテるような人だと、なおさら強く引け目を感じています。

自己評価が低い人は自分がそう思っているだけで、一般的に見て特別何か悪いところがあるわけではないので、恋人から不満に思われているわけではないにも関わらず、どうしても引け目を感じてしまうのです。

心理⑦:付き合ってもフェードアウトしてしまいがち

自己評価が低い人は、せっかく好きな人と付き合えても、その関係がフェードアウトして終わるような別れ方が多いです
恋人から連絡が来なくなっても自分から連絡できなかったり、ちょっとしたすれ違いがあってもケンカや話し合いをする機会すらなく自然消滅してしまうのです。

自己評価が低すぎる場合の改善法 

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これまでみてきたように、自己評価が低いと社会生活では損をすることが多いでしょう。
それでは、「自己評価が低いかも」と思う人は、どのようにして改善すればいいのでしょうか。

  1. 成功体験をたくさん作る
  2. 他人を意識しない
  3. 自己主張をする
  4. 弱音を吐ける相手や場所を見つける

以上4つの自己評価が低すぎる場合の改善方法について、詳しくみていきましょう。

改善法①:成功体験をたくさん作る

自己評価が低い人は、自分に自信を持てないことが特徴です。
それなら、たくさん成功体験を積むことで、徐々に自信をつけていけばいいのです

成功すれば他人から評価されたり、褒められたりします。
そうすることで「私にもできるんだ」と自信を持てるようになります。

改善法②:他人を意識しない

自己評価が低いというのは、比較対象が周りにいてその人たちと比べてしまっているから自分を周囲以上に低く評価してしまうのです。
自分を他人と比べることがなければ、そもそも自己評価をすることもなくなります。

そこで、他人を意識しないことを心掛けましょう
「〇〇さんはどう思うか」「〇〇さんと比べて私は・・・」と考えるのを止めて、「私は私」思考回路を変えることで、自己評価を低くするのを止めることができます。

改善法③:自己主張をする

自己評価が低い人は、自分を出すことができずに周りを優先してしまうという特徴があることをご説明してきました。
そこで、自分の意見をちゃんと言う、周りに流されない、自分の存在をアピールするなど、勇気を持ってしっかり自己主張をするようにしましょう

「どこに行きたい」「これは嫌だ」「私はこう思う」と、少し図々しいくらいに行けんwお主張するくらいでちょうどいいと思います。

改善法④:弱音を吐ける相手や場所を見つける

悩み事や辛い事があっても、自分の中で溜め込んでしまうと、感情はネガティブなほうにばかりいってしまい、結果として「私はダメなんだ」と自己評価を低くすることにつながってしまいます。
そこで、悩みを相談できる人や弱音を吐くことができる場所を見つけましょう

気が合うと思った友達に勇気を持って相談するのでもいいですし、友達でなくても構いません。
悩み相談コーナーに投稿したり、ノートに書くのでもいいです。

励まされたり気持ちがすっきりすることで、自己評価がどんどん低くなってしまうのを避けることができます。

自己評価が低い人の特徴&診断6項目!自己評価を高める改善法は?のまとめ

自己評価が低いと集団行動が苦手

親しい人に自己評価が低い人がいると、一緒にいても気を使ってしまいますよね。
自己評価が低いのは自分自身の問題で、決して周りがそう思っているわけではありません。
自分の思い込みで損をしていることも多いので、もったいないことです。

もし思い当たることがあるなら、自分のことを客観的に見つめ直し、変えられるところは改善していって少しでも自己評価を高くしていくようにしましょう。

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ライター
noel編集部

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