ダメンズウォーカーはどんな女性?特徴・心理と脱却方法を解説
ひょっとして、あなたはダメンズウォーカーではありませんか? 「絶対にそんなことはない!」と思っていた人が、実はダメンズウォーカーだったということもあります。 この記事では、ダメンズウォーカーの特徴や心理状態を解説し、その脱却方法も考えていきます。 不幸な恋愛から抜け出すヒントとなる内容にもご注目ください。
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そもそもダメンズウォーカーの意味とは
ダメンズウォーカーとは、なぜかダメな男ばかりに惹かれて、ダメ男とばかり恋愛を繰り返してしまう女性のことです。
漫画家の倉田真由美さんの作品タイトルに使われた造語でしたが、漫画の人気が高まるに連れて、多くの人に知られるようになりました。
ダメンズには、「働かない」「ギャンブルが好き」「浮気をする」「マザコンである」「暴力をふるう」など様々なタイプがあります。
いずれにしても、女性にとっては困った男たちであることは間違いありません。
ダメンズウォーカーの元になった漫画とドラマ「だめんず・うぉ〜か〜」
ダメンズウォーカーについて解説する前に、ダメンズウォーカーの語源となった、倉田真由美さんの原作漫画と、ドラマ化された作品についてご紹介します。
漫画「だめんず・うぉ~か~」倉田真由美 作
「だめんず・うぉ~か~」は、扶桑社発行の週刊誌「SPA!」に掲載されていた漫画で、2000年からおよそ13年間連載されていました。
作者の倉田真由美さんは、くらたまの愛称で、漫画家だけでなくコメンテーターとしても活躍なさっています。
一風変わったタイトルは、2000年当時、角川書店から発行されていた人気雑誌の書名「Men's Walker」(めんずうぉーかー)をもじってつけられたものといわれています。
ドラマ「だめんず・うぉ~か~」
原作漫画は、2002年と2006年の2回、テレビドラマ化されています。
主演 | 放送局 | 放送期間 | |
---|---|---|---|
2002年 | 飯島愛 | 日本テレビ | 3月1日~3月29日 |
2006年 | 藤原紀香 | テレビ朝日系列 | 10月12日~12月7日 |
付き合うのはダメ男ばかり…ダメンズウォーカー になりがちな女性の特徴
ここからは、ダメンズウォーカーになりがちな女性の特徴を具体的に見ていきます。
以下の特徴に当てはまるものがないか、チェックしながらご覧ください。
- 自己肯定感が低い
- 経済力がある
- 世話好き
- 寂しがりや
- NOと言えない
- 尽くす
- 情が深い
- 真面目で責任感が強い
- 頑固一徹な面がある
- 素直で疑うことを知らない
- 恋愛に一途
続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。
特徴①:自己肯定感が低い
自己肯定感とは、「自分は大切でかけがえのない存在だ」と感じる心の持ちようのことです。
自尊心や自負と言い換えるとわかりやすいでしょう。
自己肯定感が低い人は、「どうせ、私なんか」と言う気持ちが強く、何に対してもすぐあきらめてしまう傾向があります。
恋愛に関しても同様で、自分に自信が持てないので、相手の悪い面が見えても、「私には、これくらいの男性が釣り合う」などと、自分自身を納得させて恋愛を続けてしまうのです。
特徴②:経済力がある
意外にも、ダメンズウォーカーの中には経済的に自立している人がたくさんいます。
全く働かないヒモ男1人くらいなら、養えるだけの経済力があるのです。
お金があるので、「少し無理をすればなんとかなる」とか「彼の仕事が見つかるまでだから」と自分に言い訳をしながら、ヒモ男の存在を認めてしまいます。
このような特徴を持つ人は、自分でも気づかないうちに男性を甘やかし、ダメにしてしまう「ダメンズ製造機」になってしまう人もいるので注意しましょう。
特徴③:世話好き
世話好きで面倒見のよい人が多い点も、ダメンズウォーカーの特徴でしょう。
もしあなたが、男女にかかわらず、困っている人を見ると見過ごせないタイプの人なら注意が必要です。
彼に対してだけでなく、誰に対しても同じように手を差し伸べるので、女性の間では面倒見の良い姉御肌の人と思われている場合もあります。
自分の幸せよりも相手の幸せを優先する傾向があるので、人望もありますが、世話好きが裏目に出て、ダメンズとわかっていても放っておけなくなり、深みにはまってしまうケースが多いです。
特徴④:寂しがり屋
ダメンズウォーカーの多くは、寂しがり屋で孤独に耐えることができません。
たとえダメンズとわかっていても、別れて一人ぼっちになることが怖くて、ズルズルと関係を続けてしまいがちです。
逆に、一人ぼっちの寂しさから相手をじっくり見極めないうちに付き合い始めて、ダメンズに引っ掛かってしまうこともあります。
寂しさや孤独に耐えられないという点から見れば、大人の女性というよりは、良くも悪くも、どこか子どもっぽさを残す女性という一面を持っている可能性があります。
特徴⑤:NOと言えない
NOと言えないことも、ダメンズウォーカーの特徴の1つです。
人から頼まれごとをされたときに、NOと言えず無理をしてでも引き受けてしまうような人は、人から嫌われることが怖いので、それが原因でダメンズウォーカーになることも多いです。
また、最初は彼のことをそれほど好きでなくても、アプローチされるとはっきり断ることができずに付き合い始め、結局ダメンズに振り回されてしまうこともあります。
このような女性は、優しさゆえに押しに弱く、男性に流されてしまって憂き目を見ることになってしまいます。
特徴⑥:尽くす
ダメンズウォーカーは、「自分を犠牲にしても、相手に喜んでもらいたい」と考えて、とことん相手に尽くしてしまう傾向が強くみられます。
初めは、尽くしてくれることを喜んでいた彼も、次第にやってもらうことが当たり前になり、ダメンズに成り下がるなどというのもよくあること。
また、ダメンズウォーカーは、尽くすことで自分の存在価値を確認しているので、周りから尽くし過ぎだと言われても、聞く耳を持たないことが多いです。
「尽くしても尽くしても、それが当然のことになり、もっと尽くさなければ満足してもらえなくなる」というような、負のスパイラルにはまってしまうのです。
特徴⑦:情が深い
ダメンズウォーカーは、情の深い人が多いです。
ここでいう情とは、情け(なさけ)のことで愛情とは少し趣が違います。
情は、思いやりのある心や慈愛の心のことですが、恋心を伴う愛情とは本来全く違うものです。
ところが、多くのダメンズウォーカーは、この情を愛情だと勘違いしてしまいます。
情の深い人は相手に対する思いやりも深いため、自分の想いを愛情だと勘違いして、相手がダメンズだと気づいても「自分がいないと彼はダメになる」と思いこんでしまいます。
その結果、ダメンズを見捨てることができず、ズルズルと関係を続けることになってしまうのが典型的なダメンズウォーカーです。
特徴⑧:真面目で責任感が強い
相手がダメンズだと気がついても、一旦出来上がった関係を壊すことに躊躇したり罪悪感を感じたりするのもダメンズウォーカーの特徴の1つです。
これは、その人が非常に真面目で、お付き合いしたことに対する責任を強く感じていて、無責任なことはできないと思っていることが原因で起こります。
不思議なことに、ダメンズウォーカーの人は、自分が受けた傷や、されて嫌だったことは水に流せるのに、自分がダメンズを傷つけることはどうしても許せないという人が多いです。
そのため、別れを切り出すことができないまま、グズグズと付き合い続けてしまいます。
特徴⑨:意地っ張り
ダメンズウォーカーが、ダメな男性を渡り歩くのは、意地っ張りな性格が影響していることもあります。
自分が、ダメンズウォーカーであることに気づいたり、周りの人から助言を受けたりしても、「私は間違っていない」と意地を張ってしまうため、抜け出すのが難しくなってしまうケースです。
また、意地っ張りはプライドの高さから生じる場合もあります。
「他の人には無理かもしれないけれど、私なら彼を立ち直らせることができる」とか「私がダメンズを好きになるはずがない」といったプライドから、現実を認めることができずに意地を張ってしまうと、ダメンズウォーカーの道を進みかねません。
特徴⑩:素直で疑うことを知らない
意地っ張りとは逆に、あまりに素直で人を疑うことを知らないピュアな人も、ダメンズウォーカーには多いです。
男性の言うことに疑いを持たず、頭から信じてしまうことで、ダメンズであることを見抜けなくなってしまいます。
例えば、周りから見てどうしようもないヒモ男でも、「彼が仕事をしないのは今だけで、すぐに働くはずだ」と都合よく考えてしまったり、嘘をつかれた時の言い訳を鵜呑みにしてしまうような人は、間違いなくダメンズウォーカーです。
特徴⑪:恋愛に一途
昔から言われる恋は盲目ということを体現してしまうのも、ダメンズウォーカーの特徴です。
好きになってしまうと、彼のダメなところや、彼とお付き合いすることのデメリットなどが、全く目に入らなくなってしまいます。
何事においても、優先順位の1番が彼になってしまう上に、本人はそのことに気づかないばかりか、逆にそれを幸せに思ってしまうこともあります。
傾向としては、人を見る目がない女性が陥りやすく、抜け出すのも難しい状況になりがちです。
ダメンズウォーカーになりがちな女性の心理とは
共依存という言葉をご存知でしょうか?
共依存とは、依存者とその人をサポートする人が過剰な依存関係にある状態のことです。
ダメンズとダメンズウォーカーの間には、この共依存という心理が働いています。
依存者であるダメンズも、それをサポートしていると思いこんでいるダメンズウォーカーも、それぞれが自分自身に価値を認められず、お互いに相手に依存しあいながら結びついている状態なのです。
ダメンズウォーカーの場合、「自分がいないと、彼はダメになる」などと考えて、行き過ぎと思われるくらい献身的に相手に尽くし、そのことで自分の価値を確認しようとします。
当人は、正常な判断ができなくなっているので、自分が共依存であることになかなか気がつきません。
ダメンズから抜け出す為には!ダメンズウォーカー脱却方法
多くのダメンズウォーカーは、このままでは幸せをつかむことは難しいと気づいています。
それならば、思い切ってダメンズと別れて、ダメンズウォーカーから脱却しましょう。
難しいことではありません。
まずは、決意を固めて、最初の1歩を踏み出してみませんか?
そのために、ダメンズウォーカーの脱却方法をみていきましょう。
ダメンズウォーカーから脱け出すには、以下のような方法がありますが、全てを同時に行うのでなく、できることから1つずつ取り組むことをおすすめします。
- 自分に自信を持つ
- 人を変えようと思わない
- 恋愛に依存しない
- お付き合いのスタートは慎重に
それでは、ダメンズウォーカーの脱却方法を、それぞれ詳しくみていきます。
ダメンズウォーカーの脱却方法①:自分に自信を持つ
いきなり、自分に自信を持てと言われても難しいと感じることでしょう。
でも、あなたがこの世の中で唯一無二のかけがえのない存在であることは、間違いありません。
まずは、そのことを受け入れて、自信を持つためのトレーニングを始めましょう。
例えば、「足を組むクセを直す」というような小さなことでよいので、「これまでに止めようと思っていたのにできなかったこと」に挑戦してみてください。
そして「できた」「直った」という小さな成功体験をつみ重ねることが大切です。
その経験が、「自分ならできる」という大きな自信につながり、ダメンズから抜け出すための大きな力になります。
ダメンズウォーカーの脱却方法②:人を変えようと思わない
①を実践した人は、少しだけれど自分自身を変えることに成功しました。
だからといって、人は、自分以外の誰かを変えることはできません。
彼を変えることはもちろん、血を分けた親兄弟でも、あなたが自分以外の誰かを変えることはできないのです。
ですから、自分がダメンズを変えられるなどと思ってはいけません。
そのような考えは、思い上がり以外の何物でもありません。
ダメンズが変わるとしたら、それはダメンズ自身が変わろうと決意した時だけだということを、忘れないようにしましょう。
ダメンズウォーカーの脱却方法③:恋愛に依存しない
あなたが、寂しがり屋で恋愛に一途なタイプなら、恋愛に依存しないようにしなければなりません。
そのためには、恋愛以外に何か打ち込めるものを見つけましょう。
仕事でも趣味でも構いません。
寂しくなったり、ダメンズに会いたくなったりしたときに、ダメンズの存在に頼らずに、自分を律していけるものがあれば、あなたは必ず自立できます。
自分はもう2度と恋愛に依存しないと決心してください。
不思議なことですが、恋愛に依存しなければ、恋愛から寂しさを感じることがとても少なくなります。
ダメンズウォーカーの脱却方法④:お付き合いのスタートは慎重に
ダメンズを渡り歩くことがないようにするには、ダメンズに関わらないのが1番です。
そこで、お付き合いを始める前に、相手がダメンズでないか冷静に判断して、見極めることが何より大切です。
できれば、親しい友人や、親兄弟に相談してみることをおすすめします。
仮にNGを出されたら、相談相手がなぜそう結論づけたのかをよく聞き、振り返ってみましょう。
ダメンズからの脱却は、病気を治すのと同じで、発熱したり痛くなってから治療するよりも、予防が大事です。
ダメンズに振り回されてから抜け出そうとするより、ダメンズと関わらないのが最も簡単で有効な方法です。
「ダメンズウォーカーはどんな女性?特徴・心理と脱却方法を解説」のまとめ
ダメンズウォーカーとは、どのような女性なのかを様々な面からご紹介しました。
愛する人に一途な想いを抱くことは悪いことではありませんが、ダメンズに振り回されて涙を流すような恋愛は、幸せとは言えません。
この記事を参考に、ダメンズウォーカーについての理解を深め、自立した大人の恋をする女性になりましょう。
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