
ニキビの芯は出していい?ニキビの正しいケア&予防方法をチェック
ニキビができると、それだけで一日憂鬱な気持ちになってしまいますよね。 少しでも早く治すために、ニキビの芯を出してしまおうと考える人もいるかもしれません。 そこで、ニキビの芯を出していくことは効果的な対処法なのかどうか調べてみました。 一刻も早くニキビを改善するための正しいケアや、予防法なども合わせて確認していきましょう。
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ニキビができるプロセス
ふと鏡を見るとできているニキビは、顔の印象を大きく変えてしまいます。
放っておくと、さらに悪化して跡が残ってしまうことも。
一刻も早くケアするためにも、まずはニキビができるプロセスを学んでいきましょう。
- 毛穴がつまる
- アクネ菌が増える
- 炎症が悪化
- 毛穴の壁が壊れてクレーター化
①:毛穴がつまる
ニキビが発生する始まりは、毛穴のつまりからです。
洗顔のし過ぎや、皮脂の過剰分泌により角質層が厚く固くなることで毛穴がつまってしまいます。
毛穴の出口を失い、皮脂が溜まって毛穴にアクネ菌が溜まりやすくなってしまうのです。
②:アクネ菌が増える
アクネ菌は皮脂が大好物で、皮脂を吸収してどんどん増えてしまいます。
毛穴の中でどんどん増殖し飛び出たものが白ニキビに。
酸化したものは黒ニキビになりますよ。
③:炎症が悪化
毛穴の周りの白血球が、アクネ菌を攻撃し始めます。
ニキビの周りが赤く炎症を起こし腫れや赤みが目立ち、痛みも感じるようになるでしょう。
この状態を赤ニキビと言い、色素沈着やニキビ跡も残りやすい状態です。
毛穴の中の白血球の死骸が生んだ状態になり、黄色く変色してしまうと黄ニキビになり、潰れやすくなってしまいます。
④:毛穴の壁が壊れてクレーター化
さらにニキビが悪化すると、膿を抱えていた毛包壁が真皮まで到達していしまいます。
毛穴の壁が壊されて真皮のコラーゲンまで破壊されてしまうのです。
皮膚が固く委縮した状態になり、クレーター状に変化。
ここまで悪化してしまうと、きれいな肌に戻すまでには長い時間を必要とし、自分だけの力でケアすることは難しくなりますよ。
結局ニキビの芯は出しても大丈夫なの?
ニキビの芯は毛穴が詰まる原因の一つでもある角栓のことです。
そのため、初期の段階であれば、早めに芯を出すことでニキビを早く治すことできますよ。
しかし、無理に絞り出そうとしたり、指で押し出してしまうやり方ではかえってアクネ菌の増殖を招いたり、ニキビ跡が残る原因になります。
芯が埋まってしまうようであれば、無理に出すことはやめてください。
ニキビの芯を出したいときは医療機関へ!
セルフでニキビの芯を取り出そうとすると、肌に大きな負担がかかり、ニキビ跡になってしまうことも多いです。
医療機関に相談すればレーザーなどの特殊な機械を使って肌に小さな穴をあけ、負担を抑えて芯を取り出す「芯出し・圧出」の処置を行うことができます。
さらに、自己判断でニキビの芯出しを行うよりも、肌の状態を見ながら的確な処置を行ってくれるでしょう。
ただし、医療機関によってはニキビの芯出しを行っていないところもあるので、事前に連絡して確認しておくと◎
ニキビを潰してもいい場合もある?
ニキビが発生するとなるべくニキビに触れないようにするのが一般的です。
潰せばニキビ跡を残したり、ニキビを悪化させるだけだと思っている方も多いはずです。
しかし、ニキビの状態によっては、軽く潰して中の膿を出してあげることで早く治すこともできますよ。
潰していいのは、毛穴がつまり、炎症が起こる前の白ニキビです。
中心の角栓を取り除くことで、赤ニキビへの悪化を防ぎ、きれいに直してくれます。
ただし、すでに炎症している赤ニキビの場合、潰してしまうと跡が残ったりさらに炎症が進んでクレーター化してしまうことがあるので注意が必要です。
自己流で黄ニキビの膿を出そうとしても、雑菌が入り込んでしまうことがあるので控えてください。
ニキビをつくらないための予防法&スキンケアアイテム
ニキビを予防するためには、日々丁寧なスキンケアが大切です。
次に、ニキビを予防するための正しいスキンケア方法と、おすすめの洗顔料を紹介していきます。
スキンケア方法
ニキビを予防するためにも、日々丁寧な洗顔心がけていきましょう。
毛穴奥の汚れを取り、摩擦を防ぐために、洗顔はきめ細やかな泡で優しく洗い上げるのが◎
乾燥を防ぐために、時間をかけすぎずに行うのもポイントです。
ただし、洗顔料が残らないようにすすぎはしっかり行ってくださいね。
化粧水はニキビに効果的な成分が含まれているものを選ぶのも効果的ですが、乾燥を防ぐことができるように保湿力の優れているものを選んでください。
乾燥は皮脂の過剰分泌の原因となり、肌のダメージを悪化させてしまいます。
肌の水分バランスがコントロールできるように、化粧水、乳液で水分を閉じ込めていけばOK。
おすすめの洗顔料
①ORBIS(オルビス)薬用クリアウォッシュ

植物の根から抽出した紫根エキスが肌のバリア機能を高め、ニキビのできにくい肌へと導いてくれます。
さらに、天草エキスが肌を健やかに保ち、肌荒れやニキビ防ぎますよ。
100%オイルカット処方、コラーゲン、ヨクイニンエキスで肌にべたつかないのに、しっとりした使い心地。
洗い上りも突っ張らずに、乾燥から守ってくれます。
②b.glen (ビーグレン) クレイウォッシュ

泡立て不要の新感覚な洗顔料です。
肌に馴染ませるだけで、毛穴の奥の汚れを天然クレイがしっかり吸着してくれます。
肌へ潤いを与えながら、摩擦によるダメージを防ぐことができるため、ニキビ予防にはぴったり。
洗い上りも突っ張らず、しっとり感が続きます。
③ロゼット 洗顔パスタ アクネクリア

海泥、ガスールのWクレイが毛穴の汚れをすっきり落とし、ニキビの発生を防ぎます。
有効成分グリチルレチン酸ステリアル、和漢植物も配合し、炎症を鎮め、すべすべ肌に仕上げてくれますよ。
泡立ちもよく、簡単にきめの細かいもこもこ泡が作れるはずです。
繰り返す大人ニキビにお悩みの方や、肌荒れを予防したい方におすすめ。
ニキビ跡をつくらないケア&ニキビ跡を隠すメイク法
ニキビ跡をつくらないケア方法
跡を残さないためにも、ニキビができたらできるだけ早めのケアを心がけてください。
初期の段階でケアを行えば、改善も早く、炎症が悪化することもありません。
また、炎症が起こっているところにダメージを与えてしまうと、色素沈着が起こり後になりやすくなります。
無理に芯を出したり、紫外線を浴びたりすることはやめましょう。
ターンオーバーを促進し、メラニンを排出していくためにもビタミンCを積極的に摂取し、スキンケアにもビタミンC誘導体が含まれているものを使ってください。
ただし、敏感肌の場合、ビタミンC誘導体が刺激となってしまうこともあるので気を付けて。
ニキビ跡を隠すメイク方法
コンシーラーを使えば、ニキビ跡もほとんど目立たない状態までカバーしていくことができます。
赤みが強い場合は、黄色のコンシーラーを混ぜて使ってみましょう。
重ね過ぎると厚塗り感が出て目立ってしまうので、カバー力の高いものを指でぽんぽんと薄く重ねていきます。
ニキビがあるときは強くこすると悪化してしまうので、優しくメイクしてくださいね。
それって本当にニキビ?ニキビと粉瘤の違いについて
粉瘤とは、良性の腫瘍の一種で、皮膚の下に袋ができ、そこに皮脂や角質が溜まってどんどん大効くなってしまうものです。
ニキビと非常によく似ていますが、大きくなると数十センチまでなることもあるようです。
中心には開口部と呼ばれる小さな黒い点があるのが特徴で、押すとドロッとした臭いものが出てきます。
ニキビも黒ニキビの場合は黒い点がありますが、嫌な臭いはなく無臭です。
粉瘤の場合は、セルフケアで完治させることはできないので、怪しい場合は医療機関に相談してください。
ニキビの芯を出したい時は状態を正しく見極めよう
ニキビができると、一刻も早く治したいからとすぐにつぶしたくなってしまう人もいます。
しかし、炎症が悪化している状態で芯を無理やり出してしまうと、さらに炎症は悪化して跡が残る場合があるのです。
芯を出すときは、ニキビが炎症を起こす前の白ニキビの状態で行ってくださいね。
自分で判断がつかない場合や、どうしても芯を出したい時は医療機関い相談し、専門家の支持の元正しい処置を受けましょう。
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