黄ニキビの治し方って？ニキビを潰してしまったときの対処法＆NG行動

【治し方の前に】鼻の下にできやすいのはなぜ？黄ニキビができる原因

ニキビは乾燥などによる皮脂の過剰分泌によって毛穴に皮脂が詰まったり、毛穴の出口の角層が厚くなり毛穴を塞いでしまったりすることが原因でできます。
ニキビはある日突然現れたように感じますが、肌の内部で少しずつ炎症を起こし最後に肌の表面に出てきているのです。

そして肌表面に現れてもなお炎症が続いた状態が長引くと、どんどんひどくなり最終的に膿を持った黄ニキビに。
特に黄ニキビは顔にできやすいのです。

理由として、顔には毛穴が多いうえに皮脂の分泌が盛んです。
鼻の下やTゾーンを含む鼻の周辺は毛穴が多くあるため、繰り返しニキビができやすくなっています。

黄ニキビを繰り返さないように、きちんとした治し方を知っておきましょう。

早く治したい！黄ニキビの治し方

痛くて目立つ黄ニキビ。
そんな黄ニキビの正しい治し方として、以下の3つを試してみてください。

1. 丁寧なスキンケア
2. 規則正しい生活
3. 触らない

①：丁寧なスキンケア

黄ニキビの治し方として一番重要なのは、いつも以上に丁寧なスキンケアを心がけることです。
それでは、丁寧なスキンケアとはなんなのかを具体的に紹介します。

• 洗顔
• 保湿

洗顔

黄ニキビの治し方の基本は洗顔です。
摩擦や刺激を避け、余分な皮脂をしっかり洗い流しましょう。

髪の毛の生え際やフェイスライン、あご下は洗い残しが多い部分。
洗顔料が残ったままだとニキビを長引かせてしまいますので注意してくださいね。

保湿

洗顔後はしっかりと保湿ケアします。
保湿化粧品は出来るだけ水分たっぷりで油分は少なめのものを選びましょう。

油分だけが黄ニキビを悪化させる原因ではありませんが、アクネ菌は油を栄養として繁殖します。
油分の多い化粧品を使うと悪化させてしまうこともあるのです。

最近はアクネ菌の栄養にならない油分を使った化粧品もあります。
「ノンコメドジェニック」と表示されているものを目安に試してみてもいいでしょう。

化粧水に関しては、特にビタミンC配合のものがおすすめ。
ビタミンCには皮脂を抑える効果やニキビ跡を薄くしてくれる効果がありますよ。

②：規則正しい生活

ニキビは不規則な生活やストレスなどでホルモンバランスが崩れることが原因。
そのため、ニキビの治し方としてホルモンバランスを整えることが重要です。

ホルモンバランスを整えるには規則正しい生活を心がけましょう。
特に睡眠不足になると肌の免疫機能が落ちますので、睡眠は出来るだけ最低6時間以上は確保してください。

また便秘もニキビを悪化させる大きな要因。
食物繊維やビタミンを多く含む食事を摂り、適度な運動をして腸を活発に保ちましょう。

③：触らない

黄ニキビは毛穴内で炎症が起こり、非常にデリケートな状態です。
不必要に触ってしまうことで手についた雑菌が毛穴に入り込み、さらに状態を悪化させてしまうことも。

どうしても触らなければいけないときは、手を清潔にするかティッシュ等を使用しましょう。

要注意…膿んだ黄ニキビにやりがちなNGケア3つ

黄ニキビをケアしているのになかなか治らないときは、間違った治し方でケアしているからかもしれません。
ここではやりがちなNGケアを3つご紹介します。

1. 過剰なスキンケア
2. 保湿不足
3. 潰す

①：過剰なスキンケア

黄ニキビが出来てしまったとき、とにかく肌をきれいに保とうとしていつも以上に肌に負担がかかるようなスキンケアをしていませんか？
特にやってしまいがちなのが過剰な洗顔。

アクネ菌を繁殖させる油分を落とそうとしてゴシゴシ洗ったり時間をかけてしまうと、肌に必要な皮脂までも落ちてしまい乾燥を招きます。
すると肌を守ろうとさらに多くの皮脂が分泌され黄ニキビができやすい状態になってしまうのです。

メイクをしていないのにクレンジングをするといったダブル洗顔や毛穴の詰まりを解消するためのスクラブ洗顔も避けましょう。
洗顔をするときは空気を入れ込んでしっかり泡立て、泡を転がす程度の優しさで時間をかけずに行うのがベスト。

②：保湿不足

ニキビを治すには肌がベタベタしすぎてもいけませんが、同時に乾燥しすぎてもいけません。
油分を与えてはいけないと思うあまり、洗顔後は化粧水だけのケアになっていませんか？

肌が乾燥しすぎると、さらなる皮脂の分泌を招いてしまうことはもちろんですが、角質が硬く厚くなり毛穴を塞いでしまうことがあります。
せっかく治ってもすぐできてしまう事態になりかねません。

化粧水をつけた後は油分少なめの保湿美容液や保湿剤をつけて乾燥を防ぐようにしてください。
また昔からニキビに良いとしてイオウ配合の化粧品や塗り薬が販売されています。

皮脂分泌の多い思春期ニキビには良いですが、大人ニキビには乾燥を招いてしまう可能性があるので要注意です。

③：潰す

黄ニキビができると膿を出し切りたいと思い、ついつい潰してしまうということも多いのではないでしょうか？
確かに、芯だけを上手に押し出すという治し方で効果があることもあります。

しかしこれができるのはまだできたばかりのニキビのみ。
膿を持って炎症を起こしている黄ニキビは絶対に潰さないようにしましょう。

無理に潰すと、そこからまた雑菌が入り治りが遅くなるだけではなく、ニキビ跡になってしまいます。

潰しちゃった！黄ニキビから膿が出てきたときの対処法

黄ニキビができると、触ったらいけないと分かっていてもついつい触って潰してしまったという経験がある方も多いはず。
黄ニキビを潰してしまうとニキビ跡にもなりやすいですので正しい対処法を知っておくことが重要です。

ここでは膿が出てきたときの対処法を4つご紹介します。

1. 清潔に保つ
2. 保湿する
3. 紫外線対策をする
4. 病院へ行く

①：清潔に保つ

まずティッシュで出てきた膿を優しく拭き取りましょう。
慌てて直接手で膿を取ってしまうと、手についた雑菌によって症状が悪化することがありますので注意してくださいね。

そのあとは優しく洗顔をし患部を清潔に保つことが重要です。
洗顔はやりすぎると皮脂分泌が活発になり、逆効果になるので1日2回を目安に行ってください。

②：保湿する

洗顔で清潔にした後はしっかり保湿することを忘れずにしましょう。

膿が出てニキビがデリケートな状態にあるため、できるだけ敏感肌用やニキビ肌用といった低刺激性の化粧品を使用してみてください。

③：紫外線対策をする

潰れた黄ニキビは日焼けをしてしまうと消えにくくなってしまいますので、紫外線対策はしっかり行いましょう。
紫外線は1年中降り注いでいます。

夏は紫外線対策をしていても冬はおろそかになってしまうケースも。
日焼け止めクリームを使用する場合も化粧品同様、敏感肌用のものを選ぶとなお良いです。

④：病院へ行く

一番安心なのはすぐに皮膚科がある病院を受診することです。
治療として、飲み薬や塗り薬の処方のほかにピーリングをしてくれることもあります。

黄ニキビがニキビ跡になったときの対処法

ニキビ跡には大きく分けて3つの種類があります。
赤みが残るもの、シミが残るもの、クレーター（陥没）が残るものです。

ニキビ跡を少しでも薄くするには、それぞれに合った対処法でケアすることが重要です。
赤みが残るものについては、ビタミンC誘導体や抗炎症効果のある成分を含む化粧水、またイオン導入が効果的です。

シミが残るものは日焼けをしてしまうと消えにくくなるので、まず紫外線対策をしっかりしてくださいね。
また美白効果のある化粧品やターンオーバーを促すピーリングもニキビ跡の治し方としておすすめします。

クレーターが残るものについては、残念ながらセルフケアでの解消は難しいです。
美容皮膚科へ相談しましょう。

黄ニキビをメイクで隠すコツ

きれいにメイクをすると黄ニキビがさらに目立って見えて、何とか隠したいと思いますよね。
そんなときはニキビを上手に隠してくれるコンシーラーを使いましょう。

黄ニキビに直接コンシーラーを塗り、押し付けないようにしながら綿棒やブラシで肌と馴染ませます。

このとき使用するコンシーラーの色は肌の色より少し明るめのものを選ぶといいですよ。
黄ニキビの治し方としてはメイクはなるべくしないことが基本ですが、メイクをした場合はクレンジングと保湿ケアも忘れずに行いましょう。

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こあら

黄ニキビの治し方は丁寧なスキンケアと規則正しい生活が基本

黄ニキビの治し方の基本は、丁寧なスキンケアとホルモンバランスを整える規則正しい生活を送ること。
これを習慣づけることで、今後ニキビができにくい肌を保つことにつながります。

黄ニキビができてしまって憂鬱になることも、正しい治し方ができているのか不安になることもありません。
何よりもきれいな肌でいることは自信にもなりますよね。

ずっと行っている生活習慣であっても、肌に悪そうなものは少しずつでも改善していくことです。
そして大人ニキビに振り回されない美肌への第一歩を踏み出しましょう。