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「おっぱいが張る」とはどんな感じ?

想像している女性

おっぱいが張る、といっても具体的にはどのような感じなのか、はっきりと分からない方も居ると思います。
こちらではおっぱいが張ると起こる具体的な症状を4つ紹介するので、当てはまるかどうか確かめてみてください。

  1. 胸が硬くなる
  2. チクチクと痛む
  3. 皮膚が引っ張られてかゆい
  4. 胸周辺が痛い

症状①:胸が硬くなる

胸は体の中でも脂肪が集まっている部位で、特に柔らかい部分です。
通常であれば柔らかい状態を保っていて、日常生活の中ではブラで支えています。

しかし、おっぱいが張ると本来の柔らかさを失い、徐々に硬くなってしまうのです。
いつもと比べて明らかに硬いと感じたら、おっぱいが張っている状態と言えるでしょう。

ただし、胸の硬さには個人差があります。
筋肉が多く硬い人も居れば、脂肪が多くとても柔らかい方も居るでしょう。

胸が張っているかどうか、正確に判断するには普段の硬さをチェックしておくのが大切です。
違和感を持ったとき、自己診断である程度正確に確認できます。

症状②:チクチクと痛む

おっぱいは張るとチクチクとした痛みが生じます。
この痛みは主に生理前に見られるものです。

生理前になると女性ホルモンの一種、黄体ホルモンが入選の発達を促進させます。
すると、胸にチクチクとした痛みが起こり、おっぱいが張るのです。

どこかにぶつけたわけでもないのにチクチクとした痛みが続くようなら、おっぱいが張っている状態と言えます。

症状③:皮膚が引っ張られてかゆい

おっぱいは張ると大きくなります。
すると、胸の皮膚がひっぱられ、違和感やかゆみが起こってしまうのです。

胸のかゆみは、下着や洋服で擦れる、温度や湿度が高いシーンで蒸れるなど、おっぱいが張る以外にも原因はあります。
しかし、上記のいずれにも当てはまらず突然かゆみが起こったら、おっぱいが張っている可能性が高いです。

症状③:胸周辺が痛い

これは先述のかゆみと同じメカニズムですが、皮膚は引っ張ると痛みを感じます。
おっぱいが張ると皮膚も一緒に引っ張られてしまい、強く張ることで痛みが生じてしまうのです。

胸周辺、脇の下やバストの上下に不自然な痛みが生じたら、おっぱいが張っていると判断できます。

おっぱいが張る原因

ホルモンバランスで胸が張る女性

おっぱいが張ると感じるのには原因があります。
以下におっぱいが張る代表的な3つの原因を紹介するので、張っているなと感じている方は参考にしてチェックしてみましょう。

  1. 生理前の黄体ホルモン
  2. 妊娠期の黄体ホルモン
  3. 成長期による胸の発達

原因①:生理前の黄体ホルモン

女性の多くが体験する、胸が張る原因です。
生理前になると心身に様々な変化が起こりますが、胸が張るのもその一つ。

生理前になると、女性ホルモンの一種である黄体ホルモンが活発化します。
黄体ホルモンは体が妊娠しやすいように整える働きを持っているホルモンです。

黄体ホルモンが活発化すると、乳腺が発達して働きが促進されます。
この働きの促進が、おっぱいが張ると感じる原因なのです。

原因②:妊娠期の黄体ホルモン

妊娠中は特に黄体ホルモンの分泌量が多くなり、出産まで続きます。
このため、妊娠期はほぼ常におっぱいが張る状態が続くのです。

特におっぱいが張ると感じるのは妊娠前期で、場合によっては激しい痛みを感じるケースもあります。
しかし一方で、張りや痛みが生じるといった問題がほとんど起こらない方も居るのです。

黄体ホルモンの分泌量、痛みや張りの感じ方には個人差があります。
あくまで、妊娠期は胸が張りやすくなるだけで、妊娠したら絶対胸が張るというわけではありません。

原因③:成長期による胸の発達

成長期に入ると成長ホルモンが分泌され、体のさまざまな部分が発育します。
胸もその一つで、体が大きくなるのと同時におっぱいも徐々に成長していくのです。

成長の度合いは個人差がありますが、胸が大きくなると皮膚が伸び、バスト全体に張りを感じます。
成長期におっぱいが張るのは体が正常に発育している証拠で、特に心配は要りません。

ただし、痛みが激しい場合は一度病院へ行き、適切な診察と治療を受けましょう。

おっぱいが張る・張りやすい時期

胸が張りやすい妊娠中の女性

おっぱいが張る時期は、成長期、生理前、妊娠中、産後すぐの4つが主。
いずれも女性ホルモンが深く関わっているのです。

女性ホルモンの分泌量が多くなると、胸が大きくなったり乳腺の働きが活発になったりします。
胸が大きくなると皮膚が引っ張られる、乳腺の働きが活発になるとおっぱいが引っ張られているという感触が強くなるのです。

女性ホルモンの分泌が落ち着けば、胸の張りも沈静化していきます。
ただし、張る感触が長く続く、激しい痛みを伴う場合は我慢せず病院へ行き、正しい診察と適切な治療を受けてください。

おっぱいが張るときの対処法

胸が張るので休んでいる女性

おっぱいが張るのが気になるときは正しい対処法で適切に処置しましょう。
以下で7つの対処法を上げているので、おっぱいが張るときは参考にしてみてください。

  1. ゆっくり冷やす
  2. 湯船で温める
  3. 下着を見直す
  4. しっかり寝る
  5. 寝る前のストレッチでリラックス
  6. 鎮痛剤を飲む
  7. 病院へ行く

対処法①:ゆっくり冷やす

おっぱいが張ると痛みが生じる場合も。
このようなときは、ゆっくりと冷やすのが効果的です。

胸に限らず、痛みは冷やすことで症状を緩和できます
張るだけでなく痛みが起こってしまった場合、ゆっくりと胸を冷やしてあげることで、張る感触も無くなるでしょう。

このとき気を付けたいのが、急激に冷やさないことです。
保冷剤や冷却シートを使うときは、厚めにタオルを巻くなど徐々に冷やすようにしてください。

対処法②:湯船で温める

冷やすのが効かない場合は湯船にしっかり浸かって温めてみましょう。
おっぱいが張るのはさまざまな原因が考えられるように、どの方法が効くかはその人次第です。

湯船に浸かりしっかり温まることで、胸の張りがなくなり症状が緩和した、という方も居ます。
毎日のバスタイムで簡単にできる方法なのでおすすめです。

湯船に浸かって体を温める場合、40°前後のお湯で20分を目安に浸かりましょう。
のぼせやすい人はときどき湯船から出るなど、適度に体を休めて芯までしっかり温めてください。

対処法③:下着を見直す

おっぱいが張る原因は成長期の体の育成も当てはまります。
胸が大きくなると皮膚が伸び、張るような感触が出てくるのです。

このとき、下着を着けずそのまま放置すると重さで胸が垂れ下がり、張るような感触が強く出てくる可能性があります。
下着を見直して、自分のサイズに合うものを探しましょう。

ぴったりとしたサイズできちんと胸を支える下着であれば、胸が張るのを改善できます。
バズとサイズが変化したなと思ったら、一度自分のサイズを正確に計ってみましょう。

対処法④:しっかり寝る

おっぱいが張る原因の一つに女性ホルモンの一種、黄体ホルモンが挙げられます。
黄体ホルモンが活発化すると体は妊娠しやすいに変化し、おっぱいが張るといった症状が出てくるのです。

黄体ホルモンの分泌は体の状態によって大きく変化します。
健康な体であれば正常な分泌量になりますが、そうでなければ分泌量が過剰になる可能性もあるのです。

ホルモンバランスを整えるには、毎日しっかり寝るのが効果的。
十分な睡眠は心身の健康を整え、おっぱいが張るといった諸症状の抑制効果が期待できます。

対処法⑤:寝る前のストレッチでリラックス

ホルモンバランスを整え、おっぱいが張る原因とされている黄体ホルモンの働きを抑制するには、精神の安定も必要不可欠です。
寝る前のストレッチで心身をリラックスさせましょう。

ストレッチは体への負担が少なく、家で簡単にできるおすすめの方法です。
寝る前に行えば入眠がスムーズになり、前述のしっかり寝るという対処法にも繋がります。

対処法⑥:鎮痛剤を飲む

胸が強く張って痛みが生じる場合、我慢せず鎮痛剤を飲みましょう。
鎮痛剤はドラックストアで購入可能です。

上記の方法を試しても効果がない、出先で痛みが酷く出て困ってしまった、そのようなときに鎮痛剤は頼りになります。
症状が頻繁に出る方は、症状が出たらすぐに対応できるように持ち歩く習慣を身に付けておくといいでしょう。

ただし、鎮痛剤は人により効果の出方が違います
常備薬がある場合は飲み合わせに注意が必要なので、使用する前にかかりつけの医師へ必ず相談してください。

対処法⑦:病院へ行く

おっぱいが張る状態が長く続く、症状が酷く出るようであれば、我慢せずすぐに病院へ行きましょう。
おっぱいが張る原因は、女性ホルモンやおっぱいのサイズ変化だけではありません

何かしらの病気の症状の一つ、例えば乳腺症や乳腺炎などは胸が張る自覚症状が出ます。
深刻な場合、乳がんが原因で胸が張るというケースもあるのです。

おっぱいが張ると授乳しにくくなる?

赤ちゃんを見守る母親

おっぱいが張るといった症状は産後にも出ます。
赤ちゃんに母乳を与えるため、乳腺の働きが活発になるのです。

しかし、おっぱいが張る状態が長く続くと、胸全体が固くなりおっぱいが飲みにくくなります
産まれたばかりの赤ちゃんは言葉が喋れず、おっぱいが飲みにくくてもお母さんに「うまく飲めないよ」と伝えられません。

おっぱいが飲みにくいかどうかは、お母さんが自分でチェックする必要があります。
赤ちゃんの健康で正常な発育のためにも、お母さんはおっぱいの張りを放置せず、きちんと自己管理をしましょう。

おっぱいが張る状態を放置するとどうなる?

胸の張りに悩んでいる女性

おっぱいが張る状態をそのまま放置しておくと、さまざまな危険が生じるリスクが高まります。
例えば何かしらの病気が原因の場合、放置しておくと病状の悪化につながり、健康に大きな悪影響が出てくるかもしれません。

病気でない場合、例えば成長期の育成の場合でも、おっぱいが張る状態の放置は避けましょう。
場合によってはバスト崩れの原因となってしまいます。

おっぱいが張るな、と思ったらすぐに対処しましょう。
セルフで治らない場合、病院で診察と治療を受けてください。

美容面だけでなく、健康面でもさまざまな悪影響の心配があります。
ただ胸が張れているだけと軽く見ず、適切な判断と正しい対処が必要です。

おっぱいが張るときは原因別に正しい対処を

胸の張りが解消されて笑顔の女性

おっぱいが張る原因にはさまざまなことが考えられます。
バストサイズの変化、ホルモンバランスの乱れ、病気の症状、人によりおっぱいが張る原因はさまざまです。

中でも病気が原因によるおっぱいの張りは、病気を根本から治療しなければなりません。
原因別に正しい対処をして、おっぱいの張りを改善しましょう。

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ライター
noel編集部

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