名古屋の方言一覧！名古屋の方言の定番・面白い表現&かわいい告白のセリフ

名古屋の方言や特徴

名古屋の方言や特徴とは？

名古屋の方言はかつて、標準語として話されていたことをご存知ですか？

なぜなら天下統一をした名古屋の英雄「織田信長」
が名古屋の方言を話していたからとされているからです。

名古屋の方言で有名な、「でら」「だがや」も昔からある名古屋弁の特徴とされており、戦国時代から名古屋弁は存在したとも言われております。

名古屋の方言の特徴は、語尾にアクセントをつけることです。
例えば、標準語では「ナゴヤ」の「ナ」にアクセントをつけますが、名古屋の方言では「ヤ」にアクセントをつけます。

名古屋の方言のもう一つの特徴は、二つの母音が連続しているときに一つの母音を伸ばして発音することです。

例えば、「ない」という言葉は名古屋の方言に言い換えると「にゃい」になるのですが、それを「にゃー」と語尾を伸ばして話します。

名古屋の方言のよく使われる定番表現！

続いて名古屋の方言のよく使われる定番表現をご紹介します。みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか？

ぜひチェックしてみてください！

1：「でら」

「でら」は、名古屋を代表する認知度の高い名古屋の方言で、「とても」「かなり」という意味になります。
「でら」は、使う時の意味合いによって微妙にイントネーションが変化して、強い意味合いで使うときには、「でぇーーーら」という風に使われます。

テレビなどでたまに「どえりやぁー」と使われていることがありますが、この言葉は名古屋の昔の人たちが使っていた名古屋の方言で、今はあまり使われていません。

2：「〜だがや」

「〜だがや」という言葉は、「〜じゃん」のように語尾につける、よく知られる名古屋弁になります。

「今日、雨だがや!」「それお前だがや!」など、語尾を強調したいときなどにも使われます。

もともと名古屋に住んでいる高年齢の方は、「〜だがや」の言葉をもっと噛み砕いて、「〜だぎゃー」ということもあります。

3：「〜まい」「〜だもんで」

「〜まい」「〜だもんで」という言葉は、それぞれ「〜しようか」「〜だから」という意味合いの名古屋の方言になります。

使い方は、
「今日は暑いもんで部屋でゆっくりしよまい」→（今日は暑いから部屋でゆっくりしようか」

になります。

「〜まい」を語尾につけると、ちょっとやんわりした印象になります。

4：「えらい」

この、「えらい」という名古屋の方言は、名古屋では「しんどい」「体調が悪い」というときに使われます。

例えば、
「今日すごいえらいもんで休んどくわ〜」→（今日すごく体調が悪いので休んどこうかな）

となります。

名古屋の方言の「えらい」は「すごい」「偉い」と勘違いしやすいのでご注意を！

5：「みゃー」

「みゃー」も名古屋の人がよく使ってる言葉として有名な名古屋の方言です。

「みゃー」は、「〜したら？」「〜した方がいいよ」と、勧誘や提案したりするときに使われる言い回しです。

例外になりますが、「うみゃー」の「美味しい」という名古屋弁もありますが、基本的には「みゃー」は提案、勧誘するときに使われる名古屋の方言になります。

7：「ほかる」

「ほかる」は、名古屋弁では「捨てる」という意味合いになります。

例えば、
外出するときに、「これほかっといてー」→（これ捨ててきて）という風に使われます。

ただし、「ほかる」には「無視」するという意味合いもあるので、使われるときは注意が必要です。

例えば、
「あいつはほかっとけばいいがや」→（あいつは無視してればいいよ）という言い回しになります。

8：「ちんちん」

名古屋の方言での「ちんちん」は、決して変な意味ではなくて、「かなり熱い」というときに使う言い回しです。

「ちんちん」も、厚さの度合いによって言い方が変わり、「あっちんちん」や「ちんちこちん」などの言い方もあります。

9：「しこる」

名古屋の方言での「しこる」は、こちらも変な意味ではなく「気取る」「気取っている」という意味合いになります。

例えば、
「あんたしこっとんじゃないが！」→（あなた気取ってんじゃないよ！）という言い回しになります。

10：「なにぃ」

名古屋で使われる「なにぃ」は、「どうしたの？」という意味合いになります。

使い方としては、「なにぃ？そんなに慌てて」→（どうしたの？そんなに慌てて）という言い方になります。

11：「〜しんで」

「〜しんで」は、名古屋の方言で「〜しないで」「やめて」という意味合いになります。

例えば、
「そんなん今からしんで」→（そんなこと今からしないで）という言い回しになります。

他にも「一緒にしんで」→（一緒にしないで）という言い方もあります。

12：「ほーか」

名古屋の方言の「ほーか」は、「放課」と書いて休み時間のことになります。

例えば、
「昼放課なに食べよう？」→「昼休憩中に何食べよう？」という使い回しになります。

13：「けった」

「けった」とは名古屋弁で、「自転車」のことになります。

名古屋のおじいちゃんおばあちゃんより、若い人たちの間で流行り、使うようになったので、名古屋の若い方がよく使います。

例えば、
「けったかして」→（自転車かして）という風に使われます。

名古屋弁の告白フレーズ

続いて、名古屋の方言を使った可愛い告白フレーズをご紹介します。

男っぽくも可愛いギャップがたまらなく可愛いですよ。

1：「でら好きだがや」

名古屋弁を代表する「でら」と「だがや」を使ったかわいい告白フレーズです。

「でら好きだがや」のフレーズは濁点が多く、男性的なイメージがある中、女性がそれを使うとギャップに惹かれる男性も多いようです。

2：「うちと付き合ってくれん？」

この名古屋弁フレーズは標準語に近く、かなり使いやすい名古屋の方言の告白フレーズになります。

標準語で言うよりも堅苦しさがなく、気さくなセリフなので、告白するときにもおすすめの名古屋の方言の告白フレーズです。

前述した、「でら好きだがや」と組み合わせて使うと、「でら好きだもんでうちと付き合ってくれん？」となり、より可愛らしいフレーズになります。

3：「うちのことほからんといて」

このフレーズに使われている「ほかる」は、名古屋の方言で「捨てる」という意味合いで使われております。

「私のこと捨てないで」と標準語で意味深に使うより、名古屋弁で「ほからんといて」と使う方が、くだけた感じで柔らかい印象になって可愛いですね。

離れていきそうな彼氏に、こんなセリフを言ったら、可愛くて引き止められるかもしれませんよ。

4：「好きだもんで付き合おまい」

こちらは名古屋弁の「もん」や「まい」を使った明るい告白フレーズになります。

名古屋の方言では「もん」や「まい」は語尾に使われることが多く、やんわり元気な印象になります。

こちらのフレーズは、緊張して告白するというよりは、お互いの気持ちがわかっている上での励ますような確認のようなセリフになります。

5：「うちと付き合ってみゃー」

こちらは名古屋の方言の可愛いフレーズ「みゃー」を使った告白フレーズになります。

意味合いとしては、「うちと付き合ってみない？」というような気さくで軽い感じの告白フレーズです。

名古屋弁で可愛く告白するなら、こんな感じで「みゃー」を取り入れると可愛らしく告白することができます。

名古屋の方言の面白い表現

次は、名古屋の方言の面白い表現をご紹介します。どれも面白いフレーズばかりなので、ぜひチェックして覚えてみてください！

1：「めいだい」

多くの人は「めいだい」と聞いたら「明治大学」だと思われるかと思いますが、名古屋の方言では「名古屋大学」を意味します。

2：「机をつる」

名古屋弁では、「机をつる」は「机を運ぶ」という意味合いになります。

例えば、「椅子を並べるから、机つって」→（椅子を並べるから、机運んで）という言い方になります。

3：「ござる」

「ござる」は名古屋の方言で「○○さんがいらっしゃる」という意味合いになります。

例えば、「さっき先生がござったよー」→（さっき先生がみえたよ）と使います。

名古屋の方言の中でもかなり古いフレーズで、若い人たちはあまり使わない名古屋弁です。

4：「たーけっ」

「たーけっ」とは名古屋の方言で、「あほ」「ばか」という意味合いになります。

正確に発音すると「たわけ」になり、「たーけっ」は近い距離感の相手に噛み砕いていうフレーズになります。

5：「やりゃあ」

「やりゃあ」とは、名古屋の方言で「〜しなさい」、「〜したら」という意味合いになります。

「B紙」
「B紙」とは、名古屋の方便では、「模造紙」のことを指します。

例えば、学校の先生同士の間で、「B紙とってー」→「模造紙とって」という言い回しになります。

6：「しゃこう」

「しゃこう」とは名古屋の方便で、「自動車学校」の意味合いになります。

自動車学校を略した言い方なのですが、名古屋では略語が通常後の様に使われています。

ですが、名古屋の若い人たちには通じますが、昔からいる年配の名古屋の方たちには通じない時もあるので注意が必要です。

7：「ときときにする」「ときんときんにする」

「ときときにする」「ときんときんにする」は、名古屋の方言で、「とがらせる」という意味になります。

例えば、「この鉛筆をときんときんにしなさい」→「この鉛筆を削りなさい」という言い回しになります。

8：「しゃびしゃび」

「しゃびしゃび」とは、名古屋の方言では、「うすい」「うすくなる」という意味になります。

使い方としては、「このコーヒーでらしゃびしゃびだね」→「このコーヒーすごくうすいね」、

「アイスがしゃびしゃびになっちゃった」→「アイスが溶けちゃった」という言い回しになります。

9：「きんのう」

「きんのう」とは、名古屋の方言で「昨日」という意味合いになります。

例えば、「きんのう、◯◯買ってきたよー」→「昨日、◯◯買ってきたよー」となります。

この「きんのう」はこてこての名古屋弁で、昔の人たちがよく使われる名古屋の方言になります。

10：「たも」

「たも」とは、名古屋の方言で、「虫とり網」を指します。

例えば、「虫を捕まえるからたもとってー」→「虫を捕まえるから虫取り網とってー」という言い回しになります。

11：「まわし」

「まわし」とは、名古屋の方言で「支度」を意味します。

使い方としては、「遊んどらんではよまわししやー」→「遊んでないで早く支度しなさい」という言い回しになります。

12：「ばばちい」

「ばばちい」とは、名古屋の方言で、「汚い」を意味します。

例えば、「地べたに座っとるとばばちいに」→「地面に座ったら汚いよ」という言い回しになります。

13：「なるい」

「なるい」とは、名古屋の方言で、「緩い」「物足りない」という意味合いになります。

例えば、「このタバコなるいわー」→「このタバコじゃ物足りないよ」という言い回しになります。

この名古屋弁も、若い人たちより歳がいった方たちの方がよく使う名古屋の方言になります。

14：「ぬくたい」

「ぬくたい」とは、名古屋の方言で、「あったかい」という意味を指します。

例えば、「このお風呂、まあぬくたいねー」→「このお風呂はもうあったかいよ」という言い回しになります。

15：「いざる」

「いざる」は、名古屋の方言で、「ずれる」という意味合いになります。

例えば、「ここの骨がいざっとるのはわかる？」→「ここの骨がずれているのはわかる？」、

「きんのう掃除しとったら腰がいざってまってまああかんわ」→「昨日掃除をしていたら腰を痛めてしまって辛い」という言い表し方になります。

16：「ほんだで」「ほいで」

「ほんだで」「ほいで」とは、名古屋の方言で、「だから」「それで」を意味します。

例えば、「夫はパチンコばっかりやっとる。ほんだで昇級せんのだわ」→「ダンナはパチンコばかりしている。だから昇級しないんだよね」

「昨日でら勉強した。そいでいい点とった」→「昨日、めちゃくちゃ勉強した。だからいい点とれた」という言い回しになります。

17：「おおちゃく」「おおちゃくい」

「おおちゃく」「おおちゃくい」とは名古屋の方言で、「なまけた」「だだくさ」という意味合いになります。

例えば、「宿題忘れたって？いっつもおおちゃくいで忘れるんだわー」→「宿題を忘れたって？いつも怠けたことばかりしてるからそうなるんだよ。」

という表現になります。

若い名古屋の人たちの中には、「おおちゃくい」をもっと噛み砕いて、「おおちゃきー」という言い方をする人もいます。

18：「おかって」

「おかって」とは、名古屋の方言で、「台所」「キッチン」を意味します。

例えば、「私、なまかわ病だで、おかってそのまんまにしとったらハエが湧いて大変なことになっとったわ」→「私、怠け癖があるから、キッチンを片付けなかったらハエが湧いてて大変なことになってました。」

という表現になります。

ちなみに、「なまかわ病」とは、名古屋の方言で「怠け癖がある」という意味合いになります。

名古屋の方言を使う芸能人や映画

名古屋弁を使う芸能人

名古屋の方言を使う芸能人さんに、モデルやタレント、女優として活躍している「武井咲」さんがいます。

他にも、トレンディドラマや時代劇、NHK連続テレビ小説など様々なドラマに出演している「戸田恵子」さんも可愛く名古屋弁を使っています。

名古屋の方言を使った映画

名古屋の方言を使った映画でおすすめな映画が、「麻生久美子」さんが出演している「グッモーエビアン！」です。

「麻生久美子」さんがバリバリの名古屋弁を可愛らしく使っている、パンクバンドのヒューマンドラマ。

名古屋弁が好きな方にもすすめな名古屋の方言の映画です。

可愛くて男らしい名古屋の方言をマスターして！

名古屋の方言の特徴や告白フレーズなどをご紹介しましたが、どれも面白くて可愛い方言ばかりですね。

ぜひ参考にして、男っぽさもあり、猫っぽい可愛さのある名古屋の方言をマスターしてください！