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どのパーマがかからない?パーマの種類別に特徴&不向きな人をチェック

どのパーマがかからないか相談する人

手軽にイメチェンができるパーマですが、うまくかからないと感じたことがある方も多いでしょう。
時間と費用をかけて施術したのに、思ったようにカールがかからないと残念な気持ちになりますね。

パーマにはいくつかの種類があり、それぞれ施術方法に違いがあります。
まずは3つのパーマの種類別に、特徴と不向きな人をチェックしていきましょう。

コールドパーマ

従来のパーマとは、コールドパーマのことを指します。
コールドパーマでは、常温のロッドを巻き薬剤をつけてカールを作ります。

また、髪が濡れたときにカールが復活し、ドライの状態では伸びてしまう特性があります。
熱源を使わないので、根本からのパーマやショートパーマにぴったり。

そして、施術後の持続期間は1~3ヶ月程度。
直毛や細い毛質だと元の流れに戻ってしまう力が働くのでコールドパーマには不向きと言えます。

また、パサつきなどの乾燥も出やすいため、ダメージヘアや乾燥しやすい髪質にも不向きです。
髪を濡らしてからヘアセットをするので、スタイリングが苦手な方は面倒に感じてしまうかもしれません。

デジタルパーマ

デジタルパーマとは、加熱したロッドを巻いて薬剤をつける施術方法。
熱と薬剤のダブル効果でカールを固定するため、パーマが長持ちしてくれます。

状態の良い髪であれば、半年近くも効果が続きます。
濡らさなくてもスタイリングできてラクチンなのもメリットの1つ。

強い固定力があるので、かかりにくい髪質の方でもOK。
くせのある毛質をのばして艶を出すことも可能です。

一方で、固定力が高いので、短いスパンでヘアスタイルを変えたい方には不向きですね。
熱源使用のため、根本からのパーマもNG。

エアウェーブ

最近注目されているのがエアウェーブというパーマスタイル。
90度以上の加熱で固定するデジタルパーマに対し、エアウェーブは50度程度の温風で固定するのが特徴です。

髪へのダメージが少なく、ふんわりと仕上がりセルフスタイリングもしやすいのが魅力です。
髪が柔らかくボリュームが出ない髪質の方におすすめです。

進化したパーマと呼ばれ、対応する髪質の幅が広く、根本へのカールも可能に。
一方、きつめのパーマをかけたい方には不向きと言えます。

傷んだ髪や猫っ毛だから?髪質によってパーマがかからない原因

パーマがかからない女性

パーマがかからない理由として、髪質は大きく影響します。
具体的にみていきましょう。

  1. ダメージヘア
  2. 猫っ毛や細い髪
  3. 直毛・太い髪
  4. 初めてのパーマ時や健康な髪

①: ダメージヘア

まず、パーマがかからない髪質としてあげられるのは、ダメージの大きいヘア。
髪の毛の成分は、ほとんどがタンパク質から構成されています。

髪の外側はキューティクルと呼ばれる保護層で、内側ではタンパク質同士がはしごのように結合しています。
パーマをかけるときには、1剤でたんぱく質の結合を切り、ロッドを巻いた状態で2液をかけてカールした状態で再結合させるのです。

しかし、カラーやパーマによってタンパク質が流出してしまったり、タンパク質変性してしまっているとパーマをかける工程が成り立たなくたってしまいますね。

特にブリーチを繰り返していると髪へのダメージが避けられません。

②:猫っ毛や細い髪

次に、パーマがかからない髪質と言われるのが、猫っ毛や細い髪です。
猫っ毛とは柔らかく細い猫の毛のような髪質を指し、細い髪も同様にキュートで柔らかい印象を与えてくれますね。

しかし、細い髪はキューティクルに隙間がなく、パーマ剤が髪の内部まで行き渡りません。
また、猫っ毛は柔らかすぎて、パーマに必要なコシが出にくいのです。

③:直毛・太い髪

続いてパーマがかからないのは、直毛や太い髪質です。
直毛や太い髪質はキューティクルの層が厚く、こちらもパーマ剤が髪の内部に入らない要因に。

また、直毛の方は髪の内部構造もしっかりとしていて、元の髪に戻ろうとする力が強いのです。

④: 初めてのパーマ時や健康な髪

ダメージヘアがパーマに不向きな一方で、頑丈なキューティクルを持つ健康的な髪質もパーマ液が染み込まずかからないケースがあります。
パーマを初めてかけるときも、内部への染み込み不足でかかりにくいと感じることも。

2回目以降はかかりやすくなる場合があります。

ヘアケア剤が原因かも?髪質以外でパーマがかからない原因

髪質以外でパーマがかからない女性

パーマがかからない原因は髪質だけではありません。
普段使用しているヘアケア剤などが原因の可能性もあります。

  1. コーティング剤が邪魔している
  2. ヘアマニュキュアしている
  3. 縮毛矯正経験がある
  4. 施術後のヘアケアが不適切

①:コーティング剤が邪魔している

日常のヘアケアでは、シャンプーで汚れを落とし、コンディショナーをつけるのが一般的です。
コンディショナーやトリートメントは、キューティクルを覆い指通りをよくするコーティング剤を使用している商品が多数。

このコーティング剤がパーマ液の浸透を邪魔してしまい、パーマがかからない要因になっていることもあります。

②: ヘアマニュキュアしている

同様に、ヘアマニュキュアしている髪もパーマがかからない原因の1つです。
ヘアカラーと違い、ヘアマニュキュアは髪の表面にコーティングして発色させるカラー方法。

髪へのダメージが少なく、自然に色が落ちるので手軽にできるのが魅力ですが、やはりコーティングがパーマ剤の浸透を阻害してしまいます。
また、植物系カラーリングとして注目されているヘナカラーも、一部の商品ではパーマとの相性がイマイチだと言われています。

③:縮毛矯正経験がある

縮毛矯正経験も、パーマがかからない原因になります。
薬剤プラス熱の効果でストレートにする縮毛矯正の後は、髪へのダメージが強くなります。

縮毛矯正した箇所はストレートが長く固定され、根本からは元々の毛質が生えてくるので、パーマのかけ方が異なることも。
縮毛矯正したことがある方は、期間を十分にあけて美容師さんに相談するのがベター。

④:術後のヘアケアが不適切

パーマ施術後のヘアケアもとても重要です。
こちらは、パーマがかからないというより持続しない原因ですね。

パーマ用のシャンプーは、アミノ酸系で髪の成分に近く刺激の弱いタイプ。
パーマ用シャンプーを使うとパーマが長持ちしますが、洗浄力の強い石油系シャンプーでは、髪の成分が流れ出してしまいパーマがすぐに取れてしまいます。

パーマ施術後は、美容室で販売されているヘアケア用品を購入したり、市販のシャンプーの成分をよく見てから使用しましょう。

やり直しすべき?パーマがかからないときの対処法

パーマがかからずにやり直す人

それでは、パーマがかからないときには美容室でやり直してもらうべきでしょうか。
パーマがかからないときの対処法はこちらです。

  1. パーマ後2日間は注意する
  2. スタイリングを見直す
  3. 美容室に問い合わせる
  4. 違う美容室に行く

①:パーマ後2日間は注意する

パーマが形状固定し安定した状態になるのに、2日間はかかると言われています。
そのため、施術後2日間はヘアケアに注意しましょう。

当日はシャンプーを控えたり、美容師さんに言われた注意事項を守りましょう。
また、ヘアアイロンの使用もNG。

先ほど述べたように、洗浄力の高いヘアケア用品を使わないようにも気を付けて。

②:スタイリングを見直す

美容室のようなきれいなパーマスタイルを出すには、日々のスタイリングも重要。
もしかしたら間違ったスタイリングをしていませんか?

コールドパーマは、夜はしっかりと髪を乾かし、朝のスタイリング時に濡らしてセットします。
濡らしてカールが出たら、自然乾燥すると最もキレイにカールが出ます。

デジタルパーマは、半乾きの状態でスタイリング剤を使用し、カールをつけながらドライヤーで乾かします。

③:美容室に問い合わせる

正しくヘアケアし、正しくスタイリングしてもダメ、という場合は美容室に問い合わせてみましょう。
美容室サイドのミスの可能性もあります。

施術後、短期間であれば無料でやり直してもらえるケースが多いので、まずは相談してみるのがおすすめ。

④:違う美容室に行く

なりたいヘアスタイルを伝えて、それを正しく理解し施術してくれるのは美容師さんの腕はもちろん、お互いの相性もあります。
イメージと違う、オーダーを伝えにくいなどの不満がある場合は、思い切って美容室を変えてみるのも1つの手です。

パーマがかかりやすい髪質はこちら!

パーマがかかりやすい髪質の女性

これまでパーマがかからない髪質や原因をまとめてきました。
それでは、パーマがかかりやすいおすすめの髪質はどのようなタイプなのでしょうか。

まず、ブリーチやヘアマニュキュアはしていないこと。
縮毛矯正していない髪の方がパーマには向いています。

また、パーマとカラーを同時に施術するのはおすすめしません。
ダメージヘアではなく、パーマ経験がある髪だとかかりやすくなります。

髪質はやや太く、適度にハリとクセのある髪質。
以上がパーマがかかりやすい髪質と言えます。

パーマがかからないのはなぜ!?パーマの種類や髪質別の原因&対処法のまとめ

自分の髪質に合ったパーマスタイルの女性

パーマがかからない、すぐとれると感じたことのある方、原因に心当たりはありましたか?
パーマがかからないのは個人の髪質や状態はもちろん、ヘアケアも大きな要因になっていました。

今回ご紹介したパーマの種類や、かからないときの対処法を参考に、自分の髪質に合ったパーマスタイルを手に入れてくださいね。

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ライター
noel編集部

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