サイクリングに最適な服装はコレ!春夏秋冬の快適コーデ&必須アイテム
自転車で通勤する人、サイクリングを目的として出かける人、自転車で旅行に行く人など、移動手段としてだけでなく趣味でサイクリングを楽しむ人が増えてきています。 サイクリングを楽しむためには、乗りやすい服装やその日の天気や気温に合った服装をすることが大切です。 それでは、サイクリングに最適な服装や必須アイテムをご紹介していきます。
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サイクリングに最適な2パターンの服装&ポイント
走る速さや時間、季節によってサイクリングに適した服装は変わってきます。
長時間走るときや早い速度で走るなら専用のサイクルジャージを着用しましょう。
のんびり走るときや旅行先や街中で乗るなら、おしゃれカジュアルな動きやすい普段着のような服装でもOKです。
それぞれの服装のポイントを詳しく見ていきましょう。
サイクルジャージ
ランニングのときに着るようなトレーニング用の服装でもOKですが、レーシングパンツなどのサイクリング専用の服装を用意しましょう。
サイクルジャージは体にフィットして空気抵抗が少なくて済みます。
特に早い速度で走るなら、体にフィットした服装でないとウェアが風をはらんでしまったり、抵抗を受けて走りづらくなってしまいます。
専用ウェアは吸湿性や速乾性などの機能性も高く、動きやすさだけでなく着心地もいいものです。
最近ではおしゃれに見えるウェアも増えてきていますがやはり普段の服装よりはラフなので、おしゃれなカフェやレストランに立ち寄ったりするのは難しいかもしれません。
着替えなど含めて何着か揃えるとコストもかかりますが、サイクリング以外にはあまり着られる機会もないので、必要なものから少しずつ買い揃えていくほうがいいでしょう。
おしゃれカジュアル
サイクルジャージより動きにくく疲労感も感じやすくなってしまいますが、長時間や長距離のサイクリングでないなら、普段着の延長線にあるようなカジュアルな服装でもOKです。
ボトムスは足さばきのよいパンツやショートパンツにレギンス、ストレッチ素材の服装などにするとよいでしょう。
肌寒い季節は始めは風を切って寒く感じますが、自転車を漕いでいるうちに暑くなってくるので、着脱しやすい上着を羽織るといいです。
ほぼ普段着に近いので服装を選ぶときの選択肢も多く、サイクリングのとき以外でも着ることができます。
季節別!サイクリングにおすすめの服装
サイクリングは体を動かすので、普段着ているよりは薄手のものや一枚少ない服装にしましょう。
季節によって体感温度はまったく違ってくるので、季節ごとのおすすめの服装をご紹介していきます。
春の服装
春はサイクリングのベストシーズンと言えるかもしれません。
少し肌寒くても、自転車を漕いでいるうちにポカポカ暖かくなってくるので、それを考慮した服装を意識しましょう。
サイクルジャージ
ポカポカと暖かい日差しを感じる春のサイクリングでは、上は長袖、下は短い丈のウェアで気持ち良い風を感じましょう。
足を出すのに抵抗がある人は、スカートにスポーツレギンスの重ね着コーデの服装も女性にはおすすめです。
おしゃれカジュアル
長時間のサイクリングでなければ、体にフィットしたウェアでなくても大丈夫です。
ジャージでもあまりスポーツテイストが強すぎないものやゆるめシルエットの服装にしたり、ニット帽などを合わせることで、「運動している人」を感じさせないようにしましょう。
カジュアルな街やお店なら、このままの服装でも浮くことなく楽しむことができます。
夏の服装
夏はとにかく暑いので、汗をかいてもすぐに乾くような素材の服装がおすすめです。
日焼けも気になるので、UVカット効果のある上着を羽織ったり帽子をかぶったりするか、半袖や短パンなら日焼け止めなどでしっかり肌をガードするようにしましょう。
サイクルジャージ
夏は、青い空や海に似合うビビッドなカラーのサイクルジャージがおすすめです。
いつもは黒やグレーなどを着てしまう人も、夏の開放的な気分なら明るい色の服装にチャレンジしやすいでしょう。
半袖や短パンで肌が露出している部分は、特に念入りに日焼け止めを塗るようにしましょう。
おしゃれカジュアル
おしゃれカジュアルな服装の夏のサイクリングは、Tシャツがおすすめです。
Tシャツなら私服でもたくさん持っている人もいますし、もちろん自転車を降りて街中でも浮くことはありません。
スポーツブランドのものや好きなデザインなど好みで選べるほか、個性も出しやすいのでおすすめです。
秋の服装
9~10月ごろならまだ暑い日も多いので薄手の服装でもOKですが、朝晩や高所では冷えることがあるので注意しましょう。
サイクルジャージ
秋とは言っても本格的な冬になるまではサイクリングを始めるとすぐに暑くなってしまいます。
基本は半袖や短パンで、上に羽織ったりするものがあると便利です。
ダウンベストは腕まわりが動かしやすく、体に当たる風は防げるので秋のサイクリングにはおすすめの服装です。
おしゃれカジュアル
パーカーやオーバーオールなどの私服アイテムの中でもカジュアルなものも、郊外のサイクリングロードを走ったりするサイクリングならおすすめの服装です。
このまま公園でピクニックしたり、体を動かす系のアクティビティで遊んだりすることもできます。
冬の服装
真冬だからと厚着をして途中で脱げばいいと思っても、脱いだら荷物になってしまいますし、サイクリングは意外と冬でも汗をかくくらいの運動になります。
また、汗をかいたそのままで観光したりすると汗が冷えて風邪を引いてしまうので、冬でもできれば着替えたり、吸湿速乾の肌着やウェアを着用するようにしましょう。
サイクルジャージ
冬のサイクリングでは、上に羽織るジャケットが必須です。
自転車に乗ると、始めのうちは気温よりも体感温度はかなり低く感じます。
でもベンチコートのような裏までモコモコのジャケットは風を通しにくく、走っている間に暑くなって汗をかいてしまいます。
防寒性があってストレッチ性のある冬用ジャケットがおすすめです。
おしゃれカジュアル
おしゃれカジュアル派の冬のサイクリングの服装は、寒冷地でなければ、街中でも浮かないしゃれ感のあるジャケットに履き慣れた動きやすい長ズボンでOKです。
スポーツ用でなくても、普段使っているジャケットで十分です。
あまり厚手のコートやジャケットを着ると動きづらくなってしまうので、保温性の高いインナーにするなど、できれば中に着込んで防寒するといいしょう。
大人女性に人気♡サイクリングウェアブランド3選
サイクリングウェアのブランドには、それぞれデザインの特徴やサイズ感、価格帯の違いなどがあります。
サイクリング初心者だと聞いたことがないブランドもたくさんあり、どれにしたらいいか迷ってしまうかもしれませんね。
おすすめのサイクリングウェアのブランド3つをご紹介していきます。
①PEARL IZUMI
日本のサイクリングウェアブランドで、サイクルウェアを売っている店ならだいたいどこでも売られているほどメジャーなブランドです。
国内で約60年、サイクリングウェアのトップブランドとして存続しています。
日本のメーカーなので、日本人の体型や日本の気候を意識して作られています。
レディースのラインナップもたくさんあり、初心者向けのものから高性能な本格的ウェアまであります。
価格帯もリーズナブルなので、まず一枚という人にはおすすめのブランドです。
②KAPELMUUR(カペルミュール)
カペルミュールとは、伝統的なロードレースの最大の難所とされている石畳の急な坂の名前からブランド名が付けられました。
パールイズミよりも少しカジュアル寄りのデザインで、クラシックなブランドですがレーシー過ぎず、街並みでも映えるおしゃれ感があります。
UVカットや吸湿速乾などの機能性も高く、サイクリングウェアとしての機能は搭載しつつゆったりとしたシルエットで、普段着にも使えるデザインです。
女性受けするようなかわいいデザインが多く、多くの女性ライダーが着用しています。
③Rapha(ラファ)
2004年にロンドンで開業したサイクリングウェアブランドです。
ラファはシンプルかつ上品なデザインとピンクの差し色が特徴で、おしゃれに敏感な大人女性ライダーに人気です。
もちろん快適性やパフォーマンス性にも優れており、海外のトッププロチームでも取り入れられています。
世界中に直営店があり、原宿にある「ラファ東京」もその一つです。
店内はおしゃれなセレクトショップのようで、カフェも併設されています。
少し高額な価格帯のブランドですが、中には10,000円ほどのものもあるので探してみるといいかもしれません。
服装と合わせてチェック!サイクリングの必須アイテム10選
それでは、サイクリングに必要なものやあると便利なアイテムについてご紹介していきます。
①サイクリングシューズ
ロードバイクに乗ってビンディングシューズ(足とペダルを固定するシューズ)として使える多用途シューズです。
普通のスニーカーと見た目があまり変わらないデザインなので、自転車を降りて歩いたりすることも多い人におすすめです。
②サイクリンググローブ
サイクリング中は、常にハンドルを握って衝撃を受ける手を守るためにグローブを付けます。
手のひら側には厚手のパッドが入っていて衝撃を吸収します。
グローブをしたままでスマホやタブレットを使えたり、防風・防寒のオールシーズン対応で手のひらと指の部分には小さな穴が開いていて手の蒸れを軽減します。
③ヘルメット
転倒や衝突の危険もあるサイクリングでは、頭部を守るためにヘルメットを着用するようにしましょう。
衝撃を吸収し、衝突時の衝撃を効果的に軽減して頭部を保護します。
着脱式のゴーグルと後頭部にLEDライトが付いており、安全性も高くなっています。
スケートボードやBMXなどより危険度の高い競技でも使われているものです。
④ドリンクボトル
サイクリング中は適度に水分補給をするために、ドリンクボトルを用意しましょう。
自転車に乗りながら気軽に給水できるよう、片手でも開け閉めができるワンタッチオープンになっており、耐久性や耐衝撃性にも優れています。
容量やカラーも選べるので、好みや必要に応じて選ぶことができます。
ボトルが透明で目盛りがついているので、残量が一目でわかります。
⑤サングラス
偏光レンズを使用したスポーツ用のサングラスです。
専用の交換レンズと交換フレーム、ストラップ、専用ケース、クロスなど一式がセットになっています。
天候やシーンによってレンズを交換できるので、常に快適な視界で使えます。
紫外線の強い季節は目も日焼けするので、長時間のサイクリングではUVカットできるサングラスは必須です。
⑥バックミラー
ロードバイクなどで走行中は後方を確認しようとするとよろけたりして危険なので、バックミラーがあると便利です。
工具を使わずにゴムバンドでハンドル部分に取り付けることができて、360度どんな角度にも調整して固定することができます。
バックミラーにはハンドルに固定するもの以外にも、手首に固定するリストバンドのようなものもあります。
⑦裾留めバンド
ズボンの裾が自転車に巻き込まれるのを防いだり、漕ぐときに邪魔なのを抑えるためのバンドです。
マジックテープで着脱するもので、伸縮性もあって長時間でもずれずに快適にサイクリングできます。
反射材も付いているので夜間の走行でも安心です。
こちらの商品は一個売りなので、両足に付けるなら二個購入する必要があります。
⑧骨伝導ヘッドフォン
サイクリング中は車のクラクションなど周りからの音の情報も大事なので、耳に付けるタイプのイヤホンをして走るのは危険です。
それでも音楽を聴きながらサイクリングしたいという人は、骨伝導のヘッドフォンがおすすめです。
骨伝導なら耳をふさがないので、音楽だけでなく周りからの音も聞こえてくるので安全にサイクリングを楽しむことができます。
⑨スマホホルダー
スマホのナビを利用したり、スマホのアプリで速度や走行距離の管理をしたりなど、サイクリング中もスマホを見たいという人のための、自転車にスマホを固定するためのグッズです。
走行中の振動で落としたりすることがないようにしっかりホールドできて、ブレない滑り止めクッションパット付きです。
走行中は画面を直視せず、操作するときは停車中にするようにしましょう。
⑩チェーンロック
サイクリングで使う自転車は簡単に買えるほど安価なものではなく、いろいろなところを旅した思い出が詰まっていたり、自分の分身のようなものでとても大切なものでしょう。
その愛車が盗難されてしまうリスクを少しでも下げるために、厳重にロックをかけておきましょう。
チェーンロックなら、停める際にフェンスなど動かないものに固定することもできて、簡単に切られたりすることも難しいので安心です。
服装と合わせて◎サイクリングに適したバッグもチェック
荷物が多いか少ないかはサイクリングの目的などによって違ってきますが、少なからず持ち運ぶものがあるでしょう。
その荷物を持ち運ぶためのバッグをご紹介していきます。
①バッグパック
荷物がたくさん入って機能性もバツグン、邪魔にならない、自転車を降りてもサマになるバッグならバッグパックです。
防水やポケットなど収納がたくさんあるような機能性の高いものから、シンプルで街中でも浮かない普段使いできるものまで、デザインも用途もたくさんあるので使い方や好みで選ぶことができます。
おしゃれカジュアルな服装に合わせたいなら普段使いできるようなデザインで決めてもいいですが、サイクリングに特化したものなら体にきっちりホールドされるように腰の部分でも留められるような体にフィットするタイプのものにしましょう。
②ウエストポーチ
大きな荷物は持たず貴重品など少しのものしか持たないのであれば、ウエストポーチのような小ぶりなバッグでOKです。
最近はウエストポーチを普段使いでおしゃれに持つ人も増えていて、デザインや機能性が高いものもたくさんあります。
腰の位置で持つだけでなく、肩がけして斜めにしてショルダーバッグのように持つこともできます。
スマホと小銭入れなどしか持たないのであれば、他にはサコッシュなどもおすすめです。
③サドルバッグ
自転車のサドル部分に取り付けられるようになっている「サドルバッグ」があります。
自転車本体に取り付けるので漕ぐときに邪魔にならず、快適にサイクリングができます。
貴重品を入れるだけの小さなものから、パンクの修理キットなども収納できるような大きなもの、容量に応じて大きさを変えられるものまであるので、必要に応じてサイズを決めるといいでしょう。
雨でも走るつもりならしっかりした防水性があるものがマストです。
④フロントバッグ
自転車のハンドル部分に取り付けられるようになっている「フロントバッグ」があります。
荷物を自転車の前方に取り付けられるので、自転車から降りなくても荷物を出し入れすることができます。
しかし、あまり大きいものだとハンドル操作がしづらくなってしまうので、そこまで荷物が多くない時か、荷物が多いなら他のバッグの補助的な役割で使うことをおすすめします。
また、ハンドルの形状によって取り付けられないものもあるので、取り付ける予定の自転車のハンドルの形状を確認するようにしましょう。
⑤サイドバッグ
サイクリング旅行などで持ち運ぶ荷物が特に多い人は、自転車の後方に取り付ける「サイドバッグ」があります。
自転車で日本一周など長期に渡ってサイクリングをする人が、たくさんの荷物を持ち運ぶためのものなので容量も大きく、小型でも10L、大型のものだと30L程度まで収納できるものもあります。
風雨にさらされることもあり防水性や耐久性に優れているものが必要になるので、多少値段が張るかもしれませんがしっかりしたものを購入したほうがいいでしょう。
サイクリングを快適に行うポイント3つ
サイクリングに適した服装やグッズを揃えたら、いよいよ実際に走ってみることになるでしょう。
この場合の自転車は単なる交通手段ではないので、快適に乗ることができないと楽しさも半減してしまいます。
サイクリングを快適に行うためのポイントには以下のものがあります。
- 交通ルールを守って気持ちにゆとりを持つ
- 目的に合った自転車を選ぶ
- 道中のおすすめスポットをチェックしておく
以上3つのサイクリングを快適に行うためのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
①交通ルールを守って気持ちにゆとりを持つ
自転車は「軽車両」です。
車道は左側を走る、並走はNG、夜間はライト点灯などの交通法規を遵守しましょう。
交通量の多い道路や細い道路を走ることもあるかもしれません。
譲り合いの気持ちを持ち、無理な走行やハンドル操作などはしないようにしましょう。
また、目的地に着かなそうだったり、想定外のことが起こって予定通りにいかないことも出てきます。
無理なペースアップは体力を消耗させてしまい、疲れて正常な判断ができなくなってしまうこともあります。
時間配分やコース選定には余裕を持ち、気持ちにもゆとりを持ってサイクリングを楽しむようにしましょう。
②目的に合った自転車を選ぶ
スポーツ用の自転車には、大きく分けて「ロードバイク」「マウンテンバイク」「クロスバイク」の3つの種類に分けられます。
「ロードバイク」はスピードを出すことに長けていてますが、タイヤが細く、ハンドル操作も慣れが必要です。
「マウンテンバイク」は凹凸のある道を走るためのもので、衝撃を吸収するサスペンションが付いています。
タイヤは太くペダルを扱ぐ感覚も重めなので、長距離を走るのには向いていません。
二つの中間のようなものが「クロスバイク」です。
街中を走ったり、少しくらいの遠出をする人に向いています。
サイクリングの目的に合わせて自転車を選ぶことで、快適なサイクリングができるのです。
③道中のおすすめスポットをチェックしておく
サイクリングは目的地を決めるだけでなく、道中のおすすめスポットをチェックしておきましょう。
景色がいいところ、美味しいものが食べられる飲食店、道の駅や休憩スポットなどを事前に調べていくつかピックアップしておきます。
「見つけたら入る」だといつまでたっても止まることができなかったり、見落としたり通り過ぎてしまうこともあります。
途中にも何か楽しみがあるサイクリングのほうが楽しめますし、多少辛くなっても「次の目的地まで頑張ろう」という気持ちにもなるものです。
サイクリングに最適な服装とグッズを揃えてサイクリングを楽しもう!
サイクリングは風を感じたり景色を楽しんだり、車や電車に乗るよりも自然や空気をダイレクトに楽しむことができるのが魅力です。
そのぶん天気や気温の影響も受けやすいので、その日その時に適した服装やグッズでうまく調節するようにしましょう。
最初から全て揃えるのは大変なので、必要なものから揃えていって快適なサイクリングを楽しみましょう!
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